スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月, 2020の投稿を表示しています

このコンビを超える演奏は何時現れるのか◉アンダ、フリッチャイ指揮ベルリン放送響 バルトーク・ピアノ協奏曲2番/3番

通販レコードのご案内  腕に覚えのあるピアニストにとって格好の自己表現の場。 《ブルーライン盤》DE DGG 138 111 ゲザ・アンダ バルトーク・ピアノ協奏曲2・3番  ゲザ・アンダはハンガリー出身のピアニストで、美しい音と自然で滑らかな演奏技巧が特徴だと思う。その素晴らし演奏の一端を、この盤で聴くことが出来ます。この盤に収録されているバルトークのふたつのピアノ協奏曲は、1960年にフェレンツ・フリッチャイ指揮のベルリン放送交響楽団と共演した一連の録音。この両曲の最右翼の名演と言える一枚で、フランスでグランプリ・ディスクの栄誉に輝いています。その素晴らしさは現在でも評価の高い歴史的名盤。  バルトークは、作曲家としてよりも、むしろピアニストとしての才能に強い自負があったそうですが、それだけに彼のピアノ曲は超絶的な技巧を要求される難曲として知られています。特に第2番の第2楽章は両手の指10本に余る和音が出現したり、複雑なフーガなどの対位法的表現が駆使され、かつ、同音の高速打鍵が続くなど、一体どうやって演奏しているのだろうと驚かされるくらいです。ピアノを打楽器のように表現する、というバルトークの表現は極めて鮮烈な印象を与えます。  強烈な音楽、演奏。その録音。ピアノは大変にヌケの良い音で鮮明 ― “アンダってこんなに凄いピアニストだったんだ” ― です。オーケストラ ― “フリッチャイってこんなに凄い指揮者だったんだ” ― もキレのある音。当時のドイツ・グラモフォンの音盤の中でも記憶に残るほど独特です。ステレオ録音。 品番 34-13790 レコード番号 138 111 作曲家 バルトーク・ベーラ 演奏者 ゲーザ・アンダ オーケストラ ベルリン放送交響楽団 指揮者 フェレンツ・フリッチャイ 録音種別 STEREO http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-13790.jpg January 31, 2020 at 08:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e943748.html via Amadeusclassics

名曲名盤縁起 楽天的に生きた天才が綴った乙女の祈りの歌◉シューベルト〜歌曲《アヴェ・マリア》

歌曲王シューベルト生まれる ― 1797年1月31日  クラシック音楽史上1番の作曲家は誰か? 多くの専門家はモーツァルトを挙げるが、フランツ・シューベルトとする人も稀にいる。モーツァルトよりも短い生涯に600を超すリート(ドイツ語歌曲)に加えて、交響曲や室内楽曲、ピアノ曲にも多くの名曲を残したのだから、というのが理由だ。  14人も子供がいた教育者の12人目に生まれたシューベルトは存命中は、いつも貧乏で畏敬したベートーヴェンの陰に隠れ、ただ彼を応援する人々だけのために音楽を書き綴った。薄幸の天才だが、本人は名声に無頓着で、「僕は作曲するためだけに生まれたんだ」と言い続けたという。  シューベルトの誕生日に聴きたい作品はあまりに多いが、亡くなる3年前に、イギリスの詩人ウォルター・スコットの作品を歌詞に用いた《エレンの歌第3》、通称《アヴェ・マリア》にしたい。乙女エレンが湖畔の岩の上にある聖母像の前にぬかづいて、父の罪が許されることを祈る、敬虔で美しい歌だ。 乙女の祈りの歌  イギリスの作家ウォルター・スコットによるスコットランド叙事詩「湖上の美人」を基にして、シューベルトは7曲の歌曲集「湖上の美人」を1825年に発表します。ウォルター・スコットの詩をシュトルクがドイツ語翻訳した詩にシューベルトは曲を付けている。 「アヴェ・マリア (エレンの歌第3番)」 Ave Maria! Jungfrau mild, Erhore einer Jungfrau Flehen, Aus diesem Felsen starr und wild Soll mein Gebet zu dir hinwehen. アヴェマリア 慈悲深き乙女よ おお 聞き給え 乙女の祈り 荒んだ者にも汝は耳を傾け 絶望の底からも救い給う Wir schlafen sicher bis zum Morgen, Ob Menschen noch so grausam sind. O Jungfrau, sieh der Jungfrau Sorgen, O Mutter, hor ein bittend Kind!Ave Maria! 汝の慈悲の下で安らかに眠らん 世間から見捨てられ罵られようとも おお 聞き給え 乙女の祈り おお 母よ聞き給え 懇願す

DE EMI ASD4059 イツァーク・パールマン カルロ・マリア・ジュリーニ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

《通販レコードのご案内》 不自由な体に反発するような、瑞々しく豊潤な演奏。 品番 34-17152 商品名 DE EMI ASD4059 カルロ・マリア・ジュリーニ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 レコード番号 ASD4059 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 イツァーク・パールマン オーケストラ フィルハーモニア管弦楽団 指揮者 カルロ・マリア・ジュリーニ 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 DE(ドイツ)盤 グレード(協奏曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 GERMAN COLOR DOG 》1980年代中ごろからの、主にデジタル録音主体の時代のレーベルは、ステレオ初期の「セミサークル」に似たデザインのものになり、これを「新ニッパー」と呼んだり、わたしは「後期セミサークル」としてもいます。この時代以降からイギリス以外の国で使用されたのが、オレンジに近い赤地にラウンドカーブで太めに黒色で縁取られた「EMI」の文字と「ニッパー」をコンパクトにまとめたロゴを配した「COLOR DOG」と呼ばれるデザインです。 Record Label GERMAN COLOR STAMP DOG Recording & Weight STEREO DIGITAL 1枚組 (130g) Release & Stamper 8109 通販レコード オーダー番号 34-17152 販売価格 3,500円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/37KTMvz http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsound/34-17152.jpg January 31, 2020 at 03:55PM from RecordSound http://recordsound.otemo-yan.net/e1114438.html via IFT

午前と午後の二回、地震がありました。 ― 震度3というのに驚いた。

令和2年1月30日19時55分頃地震がありました。  震源地は、熊本県天草・芦北地方(北緯32.6度、東経130.6度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は4.0と推定されます。 この地震により観測された最大震度は3です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度3 八代市平山新町 八代市千丁町 八代市鏡町 八代市坂本町 熊本県 震度2 熊本南区富合町 八代市泉町 八代市東陽町 八代市泉支所 宇土市浦田町 上天草市龍ヶ岳町 上天草市松島町 上天草市姫戸町 宇城市松橋町 宇城市不知火町 宇城市豊野町 宇城市小川町 熊本美里町永富 氷川町島地 氷川町宮原 五木村甲 球磨村渡 熊本県 震度1 熊本西区春日 熊本南区城南町 人吉市西間下町 人吉市蟹作町 水俣市牧ノ内 水俣市陣内 上天草市大矢野町 宇城市三角町 天草市牛深町 天草市天草町 天草市倉岳町 天草市河浦町 天草市有明町 天草市御所浦町 天草市栖本町 天草市五和町 熊本美里町馬場 西原村小森 御船町御船 嘉島町上島 甲佐町豊内 芦北町芦北 芦北町田浦町 錦町一武 多良木町多良木 多良木町上球磨消防署 湯前町役場 水上村岩野 山江村山田 あさぎり町免田東 あさぎり町岡原 あさぎり町須惠 あさぎり町深田 長崎県 震度2 雲仙市小浜町雲仙 長崎県 震度1 長崎市元町 島原市有明町 諫早市多良見町 雲仙市雲仙出張所 雲仙市小浜町北本町 南島原市口之津町 南島原市北有馬町 南島原市西有家町 南島原市布津町 南島原市深江町 鹿児島県 震度2 長島町鷹巣 長島町獅子島 長島町伊唐島 鹿児島県 震度1 阿久根市赤瀬川 阿久根市鶴見町 鹿児島出水市緑町 鹿児島出水市野田町 鹿児島出水市高尾野町 薩摩川内市中郷 薩摩川内市神田町 薩摩川内市東郷町 霧島市横川町中ノ 伊佐市大口山野 伊佐市大口鳥巣 さつま町宮之城保健センタ 長島町指江 宮崎県 震度1 宮崎市霧島 小林市真方 小林市中原 小林市野尻町東麓 西都市上の宮 国富町本庄 椎葉村総合運動公園 椎葉村下福良 宮崎美郷町田代 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-

オペラのイメージを造ったポップスター◆マリア・カラス、セラフィン指揮ロンドン・フィル オペラティック・アリア集

通販レコードのご案内  彼女はクラシックの世界に生きた人だが、その記憶のされかたは、ポップ・スターに近いところがある。クラシック通以外にも名前を知られ、広く聴かれた点では、ポピュラーな歌手だったのだ。 《英ダーク・ブルー金文字盤》GB COLUMBIA CX1231 マリア・カラス オペラ・アリア集  波瀾万丈な歴史的歌姫マリア・カラス。肥満児だった少女時代、母親に励まされ、ラジオのアマチュア・コンテストで幾つも賞を取り、音楽界での栄光を夢みながらその賞金をオペラの台本や歌のレッスンにまわしていた。オードリー・ヘプバーンのようなポートレイトで、スタイルの良い美貌のディーヴァとしてマリア・カラスを記憶している方には驚きでしょう。  デビュー当時は一般的なオペラ歌手のイメージと同じく、巨体のまま卓越したテクニックを生かし華々しくデビューしたマリア・カラスでしたが、そこから猛烈なダイエットを開始。スリムなスタイルを手に入れましたが、それと引き換えにしたものは大きい。  過度なダイエットや、数々のスキャンダルにより疲労困憊、歌手活動のほうに支障がでてしまい、華々しいキャリアはわずか10年足らずで終わってしまった。艶のある美声を失った彼女は、激情的な歌唱に転進。マリア・カラスを聴く時は、そのどちらもの時代を楽しめるのですが短いキャリアは音質的に恵まれず、鮮烈的な歌唱はモノラル録音で聴くしか無い。 1954年9月17,18,20,21日、ロンドン録音。 ■モノラル録音、優秀録音、名演。 「Maria Meneghini Callas ‎– Sings Operatic Arias」 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19215.jpg January 31, 2020 at 08:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1037609.html via Amadeusclassics

寂寥と結晶化した★フルトヴェングラー ウィーン・フィル モーツァルト 交響曲40番&アイネ・クライネ・ナハトムジーク

フルトヴェングラーの魂の告白 ― 涙の追いつけないテンポこそが壊滅を目前にしたドイツにふさわしい挽歌だ。 《東芝音楽工業株式会社盤》JP 東芝(赤盤)HA5061 フルトヴェングラー・ウィーンフィル モーツァルト 40番&小夜曲(輸入メタル使用盤)  第2次世界大戦時中もドイツに残り、ひとり指揮をし続けたという大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1986〜1954年)。戦時中の1944年1月のベルリン大空襲の際、ベルリン・フィルの当時の本拠地だった旧ベルリン・フィルハーモニーホールは炎上し焼け落ちてしまった。そのため以降の演奏会は、アドミラル・パラストで行われていた。ここは戦禍を逃れ、大戦前の建物としてベルリンでは数少ない貴重な建物として残っている。戦後は、同じく建物を失ったベルリン国立歌劇場管弦楽団が、本拠地再建後の1955年に再開するまで、ここで演奏会とオペラの上演を行った。戦後まもなくメニューインを迎えて、ユダヤ人コミュニティーを支援するチャリティーコンサートを開いている。  1945年1月23日、フルトヴェングラーのベルリンでの戦中最後の演奏会がアドミラル・パラストで開かれた。連合軍の激しい空襲がいつやってくるか分からない、そんな状況でのコンサート。プログラムは、モーツァルトの「魔笛」序曲、交響曲第40番。そして、ブラームスの交響曲第1番であった。 「魔笛」序曲の次に控える曲は、フルトヴェングラーにとって例外的に厄介な交響曲第40番だった。巨匠は背筋を伸ばし、ステージに向かって力強く歩みを進めた。会場は割れんばかりの拍手で満ちた。顔の前に構えた指揮棒が暫時ためらうように震えていたが、やがて空を斬り、冒頭の分散和音の緊迫した、さざ波をヴィオラ群が奏で、すぐにヴァイオリン群がモーツァルトが書いた旋律の中でも白眉な名旋律を歌い出した。  それはスタンダールの言う“甘美な憂愁”ではなく、寂寥と結晶化した悲哀をフルトヴェングラーは表出させる。この誰よりも速く疾走する、涙の追いつけないテンポこそが壊滅を目前にしたドイツにふさわしい挽歌だと、この時の巨匠にとって、この曲の本質であるべきだった。  交響曲第40番は第1楽章を終え、第2楽章が演奏され始めたところで空襲警報が鳴り突如ホールの照明が消える。薄暗い非常灯の中で演奏は、しばらく続いたが、やが

木陰のアイドル ムーミンはどんな姿をしているのか〜グリーグの叙情小品集 - 111 The Piano

木陰のアイドルのしぐさを眺めるように  北欧ノルウェーの作曲家、グリーグの叙情小品集の中には『ゴブリンの行進』や、『ムーミントロルの結婚の日』と名付けられた曲があります。  北欧のショパンとも絶賛されたグリーグの叙情小品集は、彼の作曲生活の全生涯の折々に作曲され出版された愛らしい小品が詰まっています。小さい子供さんたちがピアノに親しんでくれるようにという思いで作曲されたといいます。  最初にムーミントロルがトーベ・ヤンソンの本の中に現れた時は真っ黒い存在でした。日本のアニメーションではカバのような姿に描かれて、フィンランドから苦言があったこともあったようですが今では原作者のトーベ・ヤンソンも認める姿だということですね。 そもそもムーミントロルというお化けには姿はありません。カッパ、鬼、天狗のように日本の妖怪とは感じ方が違うようです。国民性の違いでしょうかね。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/woodland-idyll.jpg January 31, 2020 at 01:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1023019.html via Amadeusclassics

次回の昭和の名演奏の鑑賞会は、2月26日に開催します。◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

(ご案内) 期日 令和2年2月26日(第4日曜) P.M. 1:30〜 場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F 平成版・名曲新百選選定中  五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。 熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%96%B0%E7%99%BE%E9%81%B8.jpg January 30, 2020 at 09:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114189.html via Amadeusclassics

名曲名盤縁起 大人の恋をしみじみと綴った愛のシャンソン◉プーランク〜歌曲《愛の小径》

パリジャン、プーランク没 ― 1963年1月30日  生粋のパリジャンとして生きたフランシス・プーランクの命日である。19世紀まで音楽の背骨だったロマン派音楽が急激に解体されていく20世紀前半、特に新しい芸術がせめぎあうように生まれては消えていったパリには、世界各地から押し寄せた異能が混在していた。そういう状況の中、プーランクは若く意欲的な音楽家集団だった『フランス6人組』のひとりとして、汎ゆるジャンルに多くの作品を描いた。  敬虔なカソリック教徒として宗教的題材を用いたオペラや合唱曲を書く一方で、それとは矛盾する軽妙で洒脱な世俗的な作品を書いた。特に芸術家は二律背反性が強いということだろうか。歌曲では、親しみやすい《動物詩集》や朗読とピアノのための《子象のババール》が子供向けの名作、大人にはシャンソンふうの歌曲《愛の小径》がお勧めだ。「海辺へと続く小径には、私たちの思い出が残っている」と歌われる悲しみのワルツだ。(1940年作曲、ジャン・アヌイの詩) (歌詞大意) 海へ続く小径には 私たちの通り過ぎたその後に 恋占いのためにちぎった花びらと 私たちの二つの明るい笑いのこだまが残っているのに ああ!幸せな日々も 輝きに満ちた喜びも飛び去り その後を心に見出せぬまま 私はこの小径をたどる 愛の小径よ 私はお前を探し求める 失われた小径よ、お前はもういない お前たちのこだまは聞こえない 絶望の小径 思い出の小径 初めての日の小径 愛の神々しい小径 人生はすべてを消し去るものだから ある日、私がその小径を忘れてしまったとしても 私の心には かつての愛よりももっと強い 一つの小径の思い出が残って欲しい そこでは、おののき心乱れた私の上で あなたの手は熱く燃えていた  10歳代のころから様々な文学作品に親しんでいたプーランクは、特に第二次世界大戦中に、舞台音楽の作曲を手掛けている。1940年夏、プーランクは、歌手で女優のイヴォンヌ・プランタンと、俳優のピエール・フレネーと昼食会をする機会があった。二人の役者はパリ2区にあるミショディエール劇場の監督を務めており、劇場で上演する予定の演劇作品の舞台音楽の作曲をプーランクに依頼した。作品は、20世紀フランスを代表する劇作家、ジャン・アヌイの『レオカディア』。  ミショディエール劇場

女王のピアノのスペイン特有の凄い情熱◉アリシア・デ・ラローチャ アルベニス・イベリア

通販レコードのご案内  ピアニスティックな妙技とスペイン的な情感の渾然一体となった決定盤。 《英ナローバンド ED4 オリジナル盤》GB DECCA SXL6586-7 アリシア・デ・ラローチャ アルベニス・イベリア  彼女の音楽は躍動感に満ちあふれたダイナミズムと親しみやすさ多彩な表現と優れた感性を兼ね備え、常に世界を魅了し聴衆を陶酔した。超絶技巧でも平易技巧に聴こえる位上手いし、録音の素晴らしさが花を添えている。 ピアニスティックな妙技とスペイン的な情感の渾然一体となったこうした名演でスペイン音楽におけるアルペニスの偉大さを浮き彫りにしてくれるのは、後にも先にもラローチャしかいないと頷くことしきり。女王のピアノはいつも、高貴で深く、温かいがスペイン特有の情熱も凄い。しかし同時に、モーツァルト、ベートーヴェンなどスタンダードなレパートリーにおいても、純粋な美や真実を語ることのできる希有のピアニストである。超絶技巧でも平易技巧に聴こえる位上手いし、録音の素晴らしさが花を添えている。幸いにも英デッカの優秀な録音により数多くの名盤が残されている事は本当に感謝の気持ちで一杯です。  本盤は彼女の原点とも云えるアルベニス。ピアニスティックな妙技とスペイン的な情感の渾然一体となったこうした名演でスペイン音楽におけるアルペニスの偉大さを浮き彫りにしてくれるのは、後にも先にもラローチャしかいないと頷く盤です。非の打ちどころのないれ決定盤とはこういう盤を云うのだと思います。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-18314.jpg January 30, 2020 at 02:30PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1077347.html via Amadeusclassics

オペラのイメージを造ったポップスター★マリア・カラス、セラフィン指揮ロンドン・フィル コロラトゥーラ・オペラ・アリア集

通販レコードのご案内  彼女はクラシックの世界に生きた人だが、その記憶のされかたは、ポップ・スターに近いところがある。クラシック通以外にも名前を知られ、広く聴かれた点では、ポピュラーな歌手だったのだ。 《カラー・ドッグ・セミサークル盤》FR EMI C053-1010131 トゥリオ・セラフィン オペラアリア集  波瀾万丈な歴史的歌姫マリア・カラス。肥満児だった少女時代、母親に励まされ、ラジオのアマチュア・コンテストで幾つも賞を取り、音楽界での栄光を夢みながらその賞金をオペラの台本や歌のレッスンにまわしていた。オードリー・ヘプバーンのようなポートレイトで、スタイルの良い美貌のディーヴァとしてマリア・カラスを記憶している方には驚きでしょう。  デビュー当時は一般的なオペラ歌手のイメージと同じく、巨体のまま卓越したテクニックを生かし華々しくデビューしたマリア・カラスでしたが、そこから猛烈なダイエットを開始。スリムなスタイルを手に入れましたが、それと引き換えにしたものは大きい。  過度なダイエットや、数々のスキャンダルにより疲労困憊、歌手活動のほうに支障がでてしまい、華々しいキャリアはわずか10年足らずで終わってしまった。艶のある美声を失った彼女は、激情的な歌唱に転進。マリア・カラスを聴く時は、そのどちらもの時代を楽しめるのですが短いキャリアは音質的に恵まれず、鮮烈的な歌唱はモノラル録音で聴くしか無い。 1954年9月17,18,20,21日、ロンドン録音。 ■モノラル録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-17141.jpg January 30, 2020 at 11:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1011413.html via Amadeusclassics

FR COLUMBIA FCX145 ヘルベルト・フォン・カラヤン モーツァルト・交響曲39・33番

《通販レコードのご案内》 カラヤンのモーツァルト演奏のスタイルは変化することはなかった。 品番 34-17983 商品名 FR COLUMBIA FCX145 ヘルベルト・フォン・カラヤン モーツァルト・交響曲39・33番 レコード番号 FCX145 作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト オーケストラ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮者 ヘルベルト・フォン・カラヤン 録音種別 MONO ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 FR(フランス)盤 グレード(交響曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 Magic Notes Dark Blue Silver Lettering 》は濃い青色地に金文字、あるいは銀文字がベースとなっており、中央に大きく COLUMBIA の文字が描かれ、上部にトレードマークの音符がある。 Record Label DARK BLUE WITH SILVER LETTERING Recording & Weight MONO (200g) Release & Stamper 5N/5 通販レコード オーダー番号 34-17983 販売価格 4,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2U6CSDD http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsound/34-17983.jpg January 30, 2020 at 09:55AM from RecordSound http://recordsound.otemo-yan.net/e1114264.html via IFTTT

表情も見えるほどの優秀録音☆トルトゥリエ、ボールト指揮ロンドン・フィルハーモニア管 エルガー・チェロ協奏曲

通販レコードのご案内 冒頭より太く、重々しく、深く男性的パワフルな演奏です。そして、より繊細な音楽表現で魅了しております。 GB EMI ASD2906 (演奏者)エイドリアン・ボールト指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 ポール・トルトゥリエ (曲目) エルガー・チェロ協奏曲、弦楽のためのセレナーデ 録音は素晴らしくチェロがスピーカーの中心に定位し、トルトゥリエがあなたのお部屋で親密な演奏会を開いてくれているようです。ボールトが、1936年から70年の間に、英国の国民的作曲家エドワード・エルガーの全作品をEMIに録音。EMIに同曲はデュプレの名盤ある中でボールトはフランスの重鎮トルトリエに白羽の矢を立てたか本盤試聴して分かりました。デュプレはトルトゥリエの弟子でした・・・これを機会に高名な弟子のデュプレ盤と比較試聴するのも一興かと思いますよ。 詳細掲載ページ 1990年にチェロにもたれかかったまま逝去したという孤高のチェリスト、ポール・トルトゥリエ。彼は、あのジャクリーヌ・デュプレの師としても知られている。本盤は、50歳代後半の録音のはずながら芯の太い音色で、それに伴う音色、表現の微妙な変化に自然とトルトゥリエの世界に誘われます。チェロが水平に傾くエンドピンを考案するなど一般的なチェリストとは一線を画する存在だった彼。 チェロをアップで録るのではなく、自然な音場感を提示した中にチェロをそれらしいサイズに定位させる好録音。トルトゥリエの演奏は音楽に没頭するのではなく、その力みのないさりげない演奏は作曲者の意図を冷静に客観的に楽しみたい時に、まさにピッタリだし、よりエルガーらしいともいえる。 1972年10月29,30日、ロンドン録音。プロデュース:クリストファー・ビショップ。録音エンジニア:クリストファー・パーカー。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23637.jpg January 30, 2020 at 08:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114316.html via Amadeusclassics

チューリップ*最高峰の名盤 ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル チャイコフスキー・交響曲第5番

通販レコードのご案内 鉄の意志を持ったクールな音楽が隙のない一定の鼓動を保ちながら聴き手に迫ります。 《独チューリップ盤》DE DGG SLPM138 658 ムラヴィンスキー チャイコフスキー・交響曲5番  1938年の常任指揮者就任以来、およそ50年間レニングラード・フィルの常任指揮者として君臨したムラヴィンスキーは絶大なカリスマ性と鋭いセンスで聴衆を虜にしました。このチャイコフスキーの第5番は、1960年に行われたイギリス公演の後、オーストリアの楽友協会ホールで録音された同録音最高峰の名盤です。  1960年の秋、ムラヴィンスキーはレニングラード・フィルを率いてイギリス、フランスをはじめとした7カ国を巡り34回の公演を持ちました。この時、ドイツ・グラモフォン社は、ロンドンとウィーンでチャイコフスキーの後期の交響曲3曲の録音を行っています。  レニングラード・フィルは一糸乱れぬ、まるで 軍隊 のように感ずるでしょう。演奏にはロシア的な泥臭さはなく、冷酷なようでいて19世紀的なロマンティシズムと都会的な洗練さも感じられます。弦楽器、管楽器がユニゾンで動く、チャイコフスキーの悪癖とも言えるところでの、同じ旋律に微妙な違いをつけるなど、楽譜の一音一音に至るまでの細心の配慮は見事です。  しかし、ソ連軍隊と西側先進録音技術の融合の成果は大きい。英DECCAの技術は第二次大戦中に潜水艦ソナー開発の一翼を担った賜物。戦後の動乱でフルトヴェングラーの録音テープをソ連軍隊が持ち帰ったことなどあれども、営利拡大の目標を同じに持てばかの名盤を作り出した。東西、それぞれの秀でたところを活かすと全地球的な平和の象徴になるのですよ。 1960年11月オーストリア、楽友協会ホール、優秀録音、名演、名盤。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23625.jpg January 30, 2020 at 05:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114287.html via Amadeusclassics

オペラ入門の第一歩に◆ショルティ指揮ウィーン・フィル コロ、デルネシュ、ルートヴィヒ ワーグナー・タンホイザー(全曲)

通販レコードのご案内 ウィーン・フィルの色彩美に陶酔。 GB DECCA SET506-9 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニア管弦楽団 ルネ・コロ ヘルガ・デルネシュ クリスタ・ルートヴィヒ ハンス・ゾーティン ヴィクター・ブラウン (曲目) ワーグナー・歌劇「タンホイザー」全曲 英ナローバンド ED4英国初出盤。録音年代からするとCDで聞くよりも、LP盤の方が合うかも。ワーグナー作品では長時間ではないのですが録音が素晴らしく、各楽器の音色、迫力など申し分ないのでわりとすんなりと聴き通すことができた。ワーグナーがこの作品が完成させた時はまだ30歳代前半とは信じ難い。「耳で見るような臨場感」がオーディオルームに展開されます。 詳細掲載ページ ショルティの指揮は単調気味ではあるけど、ショルティらしい烈しいダイナミズムによってワーグナーの音楽のエッセンスを描き出そうとしています。1970年代の錚々たるキャストによるレコーディングで、完璧な名唱を聴かせています。しかしオペラを耳で観るとはこの盤のことを言うのでは・・・当時のDECCAがオペラ録音にかけた情熱がひしひしと伝わってきます。英DECCA社が耳マークをロゴに使ったのがよく理解出来ます。 ワーグナー・歌劇「タンホイザー」全曲はパリ版による初の全曲録音である。1970年10月に場所はゾフィエンザール、ゴードン・パリー&レイ・ミンシャルによるDECCA録音チームが録音で優秀録音です。演奏は「パリ版」の特色である色彩美を活かし大変華麗なもので、ショルティの指揮は単調気味ではあるけどウィーン・フィルの艶やかな音色も素晴らしい魅力となっている。合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツも功績も見逃せない。 1970年10月ウィーン、ゾフィエンザールでのゴードン・パリー&レイ・ミンシャルによる録音。ステレオ録音、優秀録音、名演。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23627.jpg January 30, 2020 at 01:50AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1

一級のオーディオファイル盤◆ウェラー指揮ロンドン・フィル デュカス 交響曲ハ調、魔法使いの弟子

通販レコードのご案内 キングズウェイホール&レイバン&ジェームス・ロックと当時の最高の会場・制作陣投入した会心作。 《英ナローバンドED4盤》GB DECCA SXL6770 ウェラー デュカス・魔法使いの弟子  ウィーン国立歌劇場はドイツ敗戦直前の1945年3月12日に空襲で消失した。  戦中にナチス・ドイツから逃れて、ブルーノ・ワルターがいなくなった穴はクレメンス・クラウスやクナッパーツブッシュ、そしてフルトヴェングラーが埋めた。ときにヴォルフガング・シュナイダーハン、ボスコフスキー、ワルター・バリリが、ウィーン・フィルハーモニー史上最強のコンサートマスターのトリオだった。  オーストリアは1955年に占領下から独立するが、それと国立歌劇場の再建は同時だった。  ナチス・ドイツがポーランド侵攻した1939年に、ウィーンに生まれたワルター・ヴェラーは、17歳でウィーン・フィルに入団。わずか22歳でコンサートマスターに抜擢されると、11年にわたってその任務に就き、その間にヴェラー弦楽四重奏団を結成していた。  幸松肇は、ヴェラーを「ウィーン・フィル歴代のコンサート・マスターの中で、彼がいちばん腕達者だったのではないか」と評価する。しかし1969年、突如ウィーン・フィルのコンサートマスターの地位を捨てて指揮者としての道を歩むことになる。と同時に、ウィーン最高の弦楽四重奏団と呼ばれたヴェラー弦楽四重奏団も1971年に解散。おそらくウィーン・フィルのメンバーにとっても、そしていっしょに室内楽を奏でていた人にとっても、この転向は青天の霹靂。ひとりのヴァイオリニストの人生の選択が、ウィーンの音楽界にとってどれほど重い意味を持つものであったか。ヴェラーが指揮者となり室内楽を見捨てた悲劇は、ウィーンが本来持っていた室内楽の魅力を変質させ、ウィーンの室内楽全体の悲劇に直結してしまった。  ソリストの指揮者転向はよく聞く話である。しかしここまで音楽界に大きな影響を与えた「転向」は歴史として記憶にとどめておきたいトリビア向きの出来事だ。ウィーン音楽の伝統を生まれつき持ち合わせ、その未来をも託されていた歴史的な天才。周囲の期待を拒否してまで、それまでの生き方を彼はなぜに捨てたのか。 1974年10月ロンドン、キングズウェイ・ホールでのステレオ録音。 http:/

催眠療法から作られたピアノ協奏曲第2番 ラフマニノフ〜100人の大作曲家たち[90]

Sergei Vasiliévich Rakhmaninov (1873.4.1 〜 1943.3.28、ロシア) 私はただ、自分の中で聴こえている音楽をできるだけ自然に紙の上に書きつけるだけです。 チャイコフスキーの流れをくむ作曲家。19世紀後期ロマン派の様式と、ピアノ演奏の巨匠としての筆致を随所に感じさせる作風によって、一部の作品は絶大な人気を博している。1895年「交響曲第1番」を完成、不評のために神経衰弱が高じ、一次創作を中止したが、有名な「ピアノ協奏曲第2番」(1901年)でグリンカ賞を獲得してから自信を回復した。 1906年ドレスデンに移り、翌年「交響曲第2番」を完成、1909年アメリカに渡ってピアノ演奏で好評を博した。この年「ピアノ協奏曲第3番」を完成し、いったん帰国したが、1917年の革命を避けて再びアメリカに渡り、「ピアノ協奏曲第4番」(1927年)、「パガニーニの主題による狂詩曲」(1934年),「交響曲第3番」(1936年)などの名作を完成した。スターリンが再び帰国を勧誘したが、応じようとはせず、カリフォルニアで没した。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/srachmaninov.jpg January 29, 2020 at 07:50PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e921648.html via Amadeusclassics

イメージから程遠くドラマティック過ぎる◉フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル◯ベートーヴェン・交響曲6番「田園」

そこがフルトヴェングラーの悪い癖、いや、超スローテンポが次第に加速していく意思的な表現になっているところがフルトヴェングラーらしい。  ピリオド楽器演奏や、ベートーヴェン時代の音楽習慣が研究されて、それを反映した現代の演奏に慣れきると、巨大なスケールに驚かされる。この曲の持つ一般的イメージからはほど遠い・深刻かつ重い表現です。  極めて遅いテンポで、じっくりと始まって徐々に巨大に高揚していく。特に第1楽章と第2楽章は異様に思えるほどにテンポが遅い表現で、一部評論家からはフルトヴェングラーの「田園」はドラマティック過ぎるという評が昔出ていたほどだが、それも頷ける。しかし、音楽が停滞したりもたれると感じることは全く有りません。  先輩格のニキッシュから習得したという指揮棒の動きによっていかにオーケストラの響きや音色が変わるかという明確な確信の元、自分の理想の響きをオーケストラから引き出すことに成功していったフルトヴェングラーは、次第にそのデモーニッシュな表現が聴衆を圧倒する。当然、彼の指揮するオペラや協奏曲もあたかも一大交響曲の様であることや、テンポが大きく変動することを疑問に思う聴衆もいたが、所詮、こうした指揮法はフルトヴェングラーの長所、特徴の裏返しみたいなもので一般的な凡庸指揮者とカテゴリーを異にするフルトヴェングラーのキャラクタとして不動のものとなっている。  全く機械的ではない指揮振りからも推測されるように、楽曲のテンポの緩急が他の指揮者に比べて非常に多いと感じます。しかし移り変わりがスムーズなため我々聴き手は否応なくその音楽の波に揺さぶられてしまうのである。  フルトヴェングラーはブラームスを評して「非常に客観的な音楽家」といい、「音楽における客観とは、音楽と精神、精神と音楽が結び付いてひとつになった時に起こるのである」といっています。この偉大な指揮者はブラームスの音楽は彼の哲学そのものであると喝破したのです。それは、そのままベートーヴェンにも当てはまり。それがドイツの交響曲に対する彼の表現方法なのだろう。  ここでは弦楽器の美しいウィーン・フィルの特質が活き、十分に歌わせ柔らかく艶やかな音色が音楽に寄り添って、かつての田園風景に誘います。超スローテンポで始まる前半。第2楽章が特に遅い。一方、第5楽章は次第に少しずつ速くなっていってしまう。しか

第20回 お花見コンサート〜東日本大震災・熊本地震復興チャリティコンサート ご案内

第20回 お花見コンサート(東日本大震災・熊本地震復興チャリティコンサート) 開催日 2020年3月08日(日) 開催時間 開場 13:30、開演 14:00〜終演 16:20 会場 熊本県立劇場コンサートホール 入場料 入場無料※チケットがなくても入場できます http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/20ohanami.jpg January 29, 2020 at 01:20PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114191.html via Amadeusclassics

DE EMI 1C 047-01 404 エトヴィン・フィッシャー ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番

《通販レコードのご案内》 音楽を愛する友へ ― どんなタイプの音楽を扱うにせよ、作曲家や作品の世界を受け入れ、自分の魂と呼び合う何かを見出さなければ感動は生まれない。正確無比の技巧を備えた演奏家を「精神性がない」と批判したがるのは悪しき風習だが、われわれは不感症になっている。演奏家の心得は楽譜に寄り添うことではなく、作品にわが身を置くことだ。 品番 34-22328 商品名 DE EMI C047-01404 エトヴィン・フィッシャー ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番 レコード番号 C047-01404 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 エドウィン・フィッシャー オーケストラ フィルハーモニア管弦楽団 指揮者 エドウィン・フィッシャー 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 DE(ドイツ)盤 グレード(協奏曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 Dacapo 》はドイツ EMI Electrolaのレーベル。ダ・カーポは音楽用語で、始めからを意味する。フルトヴェングラー、リパッティ、コルトー、フィッシャー、ギーゼキング、メニューインなどモノラル期の人気盤から選ばれている充実したカタログ内容は、コレクション向き。デンマークのDacapo RecordsやポルトガルのDacapoと同じではありません。 Record Label "DACAPO" PINK WITH BLACK LETTERING Recording & Weight STEREO (120g) Release & Stamper - 通販レコード オーダー番号 34-22328 販売価格 3,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2uFZm3I http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsound/34-22328.jpg J

豊満で悠然◆飽きることなく時間を忘れさせる オイストラフ&バドゥラ=スコダ モーツァルト・ヴァイオリンソナタ選集

通販レコードのご案内 ピアノの透明な響とよく歌うヴァイオリン。思わず微笑んでしまう、オイストラフらしい余裕、豊かさ、品格を感じさせる格別のレコード。 《輸入スタンパー使用盤》JP COLUMBIA OQ7180-81 オイストラフ・バドゥラ=スコダ モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ集  オイストラフ最晩年の遺産で、彼が傑出したヴィルトゥオーゾとしてだけでなく室内楽奏者の鑑として仰ぎみられていたことを雄弁に物語る演奏。一聴すると全盛期の彼の芸風は、より感情の起伏を織り込んでいるようで、かなり感情的な演奏になっています。1970年代後半のオイストラッフの巧さ・重厚さは、ウィーン三羽烏の一人バドゥラ=スコダの好サポートを得て、オイストラフらしい余裕、豊かさ、品格を感じさせる。  テンポも速からず、ゆったりと歌い上げる。多少速めに弾いてる曲でも、レコードの音が広がっている空間の時間経過は、なぜかゆったりしてる。室内の調度品といったものまでが、彼の語り方一つ一つに感動させられているよう。思わず微笑んでしまうだろう。このような音楽は聞いていて時間を感じさせません。  おそらく、彼独特の線の太さも貢献してると思う。ただこれがモーツァルトの演奏として成功しているかは別の話。ウィーン古典派、とりわけモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの専門家であったバドゥラ=スコダの伴奏なのにと思ってしまうところも無きにしも非ず。そう考えるものではなく、この撰集が録音された当時、なかなかオイストラフのように微笑み一杯のモーツァルトを聴かせるヴァイオリニストは一握りになっていました。  何れにしても豊満な美音で悠然と歌う、しかし時には威嚇するとでも表現した方が相応しいフレーズも散見されるオイストラフの真骨頂、本来モーツァルトのヴァイオリン・ソナタはヴァイオリン伴奏つきのピアノ・ソナタであったこと忘れることしばしば。学者としても名高いパウル・バドゥラ=スコダの演奏は古雅な響きで、ピアノの透明な響きとよく歌うヴァイオリン。オイストラフの至芸を愛でる者にとっては格別のレコードです。 1972年6月、ウィーン録音 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-22851.jpg January 29, 2020

ただ美しい“イタリアのバッハ”がここにある◉イ・ムジチ&アーヨ、ミケルッチ J.S.バッハ・ヴァイオリン協奏曲1番/2番

NL PHIL 835007 AY イ・ムジチ&アーヨ バッハ・ヴァイオリン協奏曲1番BWV1041/2番BWV1042 ◎バロック音楽ブームの原動力は“イ・ムジチの四季”の大ヒットの影響が大きい。奏者それぞれの個人プレーを重視した。ポピュラーなアプローチが大衆ウケした。クロスオーバーの魁である。 NL PHIL 835007 AY イ・ムジチ&アーヨ バッハ・ヴァイオリン協奏曲1番BWV1041/2番BWV1042の商品詳細: アナログ・レコード 通販 RECORD SOUND . http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-18888.jpg January 29, 2020 at 05:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e912943.html via Amadeusclassics

響きは理知的で悠揚迫らざる★指環組曲風の《第3集》 クレンペラー指揮フィルハーモニア管 ワーグナー・管弦楽曲集 第3集

通販レコードのご案内  迫力満点で極限的なスケールが終始維持されている上に、透明で深い静謐感を持った弱音も意味深く、ここで繰り広げられている音楽世界に陶然とすることしか出来ないワーグナーの序曲、前奏曲集の極めて素晴らしいレコードだ。 《英マジックノーツ・セミサークル盤》GB EMI SAX2464 オットー・クレンペラー ワーグナー・管弦楽曲集 第3集  全ての音に漲るエネルギーが尋常ではない。迫力満点で極限的なスケールが終始維持されている上に、透明で深い静謐感を持った弱音も意味深く、ここで繰り広げられている音楽世界に陶然とすることしかできない。迫力満点で極限的なスケールが終始維持されている上に、透明で深い静謐感を持った弱音も意味深く、聴き終えた時には放心状態。  四部作《ニーベルングの指環から》の4曲、楽劇「ラインの黄金」より「神々のワルハラへの入城」、楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」、楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」、楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートのラインへの旅」の Side 1 は、交響楽章の趣きのある、およそ30分の手頃なプログラムだ。Side 2 には、歌劇「タンホイザー」より第3幕への前奏曲と舞台神聖祝典劇「パルジファル」より第1幕への前奏曲を並べることで、ワーグナーの中期と晩年を聴き比べると共に、中世ドイツの神聖な雰囲気を押し出すことが出来る。  クレンペラーはオペラ劇場の指揮者であったから、こうしたアイデアは手練れていただろう。ワーグナーの序曲、前奏曲集の極めて素晴らしいレコードだ。各面の取り合わせは EMI のレコードセールス面での要望もあっただろうが、第1集から第3集まで、曲の並びにまでクレンペラーの意思が貫かれている。CDでは、LP3枚分を2枚に、曲順を変えている。他の盤で発表された、《ジークフリート牧歌》と《ジークフリートの葬送行進曲》を、この4曲の流れに挟んでいるのは勢いを削いでしまって残念だ。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21862.jpg January 29, 2020 at 01:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclass

午前につづいて今日二度目の地震の規模は震度は2 ― 午後4時21分頃

令和2年1月28日16時21分頃地震がありました。  震源地は、熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.7度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は2.5と推定されます。 この地震により観測された最大震度は2です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度2 宇城市豊野町 熊本県 震度1 熊本西区春日 熊本美里町馬場 嘉島町上島 甲佐町豊内 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/202001-28162141local.png January 28, 2020 at 09:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114281.html via Amadeusclassics

最初に聴く名盤★その神業はクァルテットの理想郷 ジュリアード四重奏団◆モーツァルト・弦楽四重奏曲「ハイドン・セット」

通販レコードのご案内 ドライかつ正確無比に4つの弦が対等に絡み合う演奏が世界に衝撃を与えた歴史的名演奏。 《英マジック・ノーツ・セミサークル盤》GB COLUMBIA CX1826 ジュリアードSQ モーツァルト 「ハイドン・セット」Vol.1  ジュリアード音楽院の校長であった作曲家ウィリアム・シューマンの提唱によりジュリアード弦楽四重奏団は、同校の教授たちによる4人のメンバー(ロバート・マン ロバート・コフ ラファエル・ヒリヤー アーサー・ウィノグラード)の高い技量を背景とした、感情をそぎ落としたドライで直線的な表現で世界の好楽家に衝撃を与えました。彼らの出現はまさに戦前のヨーロッパの演奏伝統を打ち破るように、当時の聴き手を驚かせるエポックメーキングな出来事でした。  戦前の弦楽四重奏と言えば、カペー弦楽四重奏団やレナー弦楽四重奏団のように第1ヴァイオリンが技術的にも音楽的にも抜きん出ていて、アンサンブルを主導しチームの音楽性を支配することによって演奏を作り上げていました。また演奏解釈上も旋律を曲線的に捉え、テンポの緩急を多用した情緒あふれる演奏スタイルが主流でした。  そうした嗜好の中で、ジュリアードの演奏は4つの弦の技術的、音楽的均質性と感傷を削ぎ落としたドライで直線的な表現で、世界の好楽家に衝撃を与えました。安定しきった技巧と精妙な合奏、鋭い感覚の冴え、そして格調高い音楽は、およそ余分な肉づけを見せない表現法で端的に弦楽四重奏という音楽の本質を明らかにし、まさにクァルテットの理想郷ともいうべき神業が実現されていた、と云わしめた。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23417.jpg January 28, 2020 at 06:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1111964.html via Amadeusclassics

宇城市方面で地震 ― 午前10時15分頃

令和2年1月28日10時15分頃地震がありました。  震源地は、熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.7度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は2.8と推定されます。 この地震により観測された最大震度は1です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度1 熊本西区春日 宇土市浦田町 宇城市松橋町 宇城市不知火町 長洲町長洲 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/202001-28101509local.png January 28, 2020 at 03:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114250.html via Amadeusclassics

FR VSM FALP381-382 フルトヴェングラー バイロイト祝祭管弦楽団 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」

《通販レコードのご案内》 20世紀の人類の文化遺産といえるレコードです。 品番 34-15980 商品名 FR VSM FALP381-382 フルトヴェングラー ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」 レコード番号 FALP381-2 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 エリーザベト・シュヴァルツコップ エリーザベト・ヘンゲン ハンス・ホップ オットー・エーデルマン オーケストラ バイロイト祝祭管弦楽団 指揮者 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 録音種別 MONO ジャケット状態 EX レコード状態 EX 製盤国 FR(フランス)盤 グレード(交響曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 セミサークル 》は基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOIX DE SON MAITRE(VSM)となる。 HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。 Record Label "LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH SILVER LETTERING Recording & Weight MONO 2枚組 (150g/ 150g) Release & Stamper - 通販レコード オーダー番号 34-15980 販売価格 15,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/3aRLbtc http:

名曲名盤縁起 笑顔で奏でられたルービンシュタインの『英雄』◉ショパンのポロネーズ第6番

大名人ルービンシュタイン誕生 ― 1887年1月28日  この日が誕生日のアルトゥール・ルービンシュタイン(1887〜1982)は、誰からも愛される“アイドル”であり続けたヴィルトゥオーゾだ。デビューは7歳だったから、82年の演奏歴は最長記録ではあるまいか。華やかで親しみやすい演奏同様、いつもダンディで愛想が良く、コンサートホールの聴衆から拍手喝采を浴び続け、女性にもてまくった。稀に見る幸せな巨匠と言うしかない。  ルービンシュタインは非常に幅広いレパートリーを持っていた。老齢を迎えてもテクニックは衰えることを知らず、ベートーヴェンからスペインの民族風の音楽まで、華麗で堂々とした芸風を披露し、豊かな詩情と優しい情感溢れる演奏で聴き手を包み込んだ。彼の名演を代表するショパンのポロネーズ第6番《英雄》にしても、「どう? 素敵な音楽でしょ」と、音楽の喜びを惜しげもなく人々に分かつ与えてくれた大名人の温かい笑顔を思い起こさせる。 聴衆はショパンの音楽の本質に「ポーランドらしさ」を求めた  ポロネーズは古い宮廷用のダンスであったが、このリズムの寿命はショパン以前に終わってしまっていた。それを再びとりあげたのはウェーバー。それに更に輝きを与えたのがショパン。彼のポロネーズの中にはポーランドの悲哀と栄光とが流れている。  ショパンは全生涯に、協奏曲を除いてピアノ独奏曲しか書きませんでしたが、ソナタ、バラード、スケルツォ、前奏曲、夜想曲、マズルカ、ワルツ、ポロネーズ、即興曲など非常な多作です。この《英雄》は《軍隊ポロネーズ》と並んで、ポロネーズ曲集中の双璧である。ショパンは、よく祖国愛に燃えた作曲家と言われますが、ロシアに占領された祖国ポーランドに思いを馳せながら作曲したと見て良さそうです。 次々と銃弾に倒れていく革命の労働者たち  ショパンが亡くなる1年前の1848年、フランスでは2月革命が勃発していた。かつてショパンと深い関係を持ったフランスの女流作家ジョルジュ・サンドは、当時小規模な新聞を発行しており、エッセイ等で政治的なメッセージを精力的に発信していた。次々と銃弾に倒れていく革命の労働者たち。彼女はショパン『ポロネーズ第6番変イ長調』を聴きながら、ショパンへの手紙の中で次のように書き記したという。 L'inspiration! La force

熱愛を注がれた問題作★本気で聴く クレンペラー指揮フィルハーモニア管 モーツァルト・交響曲40番/41番「ジュピター」

通販レコードのご案内  モーツァルトのテーマには、しばしば死や暗闇が取り上げられている。彼は単なる快活な天才ではなく、それ以上のものなのだ。 《SAX規格の初版、マジック・ノーツ、セミ・サークル盤》GB COLUMBIA SAX2486 オットー・クレンペラー モーツァルト・交響曲40&41番   モーツァルトは貧困のうちに死んだのだ。 そう断言する、クレンペラーのモーツァルトは生半可な姿勢で聴くわけにはいかない。   彼はコンスタンツェ・ヴェーバーを愛し妻としたが、彼女は一緒に暮らす夫の真の価値を理解していなかった。彼は36歳という若さで死んだ。その短い生涯において、安らぐ時間はほとんどなかったと言えよう。 と熱い眼差しを向けていることをクレンペラーの言葉から感じる。  偏愛と、これを言ってはいけないだろうか。クレンペラーのベートーヴェンに対する揺るぎない敬意は、モーツァルトを同軸線上に鑑賞するわけにはいかない。しかし、数多の指揮者が録音したモーツァルトの交響曲と比べても、フィルハーモニア管弦楽団の合奏力、ナチュラルなサウンドステージを目指した EMI 録音、そして何よりも骨太で微動だにしない解釈・指揮という点において、クレンペラーのモーツァルトは無類の演奏で、評価が綺麗に二分され中間派の無い極めて個性的で、収録から半世紀近くが経った今でも、“問題作”として伯仲する珍しい存在です。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19759.jpg January 28, 2020 at 08:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1004822.html via Amadeusclassics

地鳴りがするようなオーディオ的快感を覚える◉ロンドン、クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・名場面集

通販レコードのご案内 いつもながら滔々とテンポが遅くドイツの幽遠たる森に足を踏み入れるような深き響き。而してパワフルで録音も素晴らしく、ウィーン・フィルの魅力を最高に引き出しているのは当盤であろう。 《蘭GRANDI VOCI盤》NL DECCA 414 610-1 ジョージ・ロンドン ワーグナー・オペラ・アリア集  地鳴りがするような録音で音は素晴らしい。曲はワーグナー作曲、「さまよえるオランダ人」のモノローグ、ニュルンベルクのマイスタージンガー「ニワトコの独白」「迷いだみんな迷いだ」、ワルキューレ「さらばだ、勇ましい素晴らしい娘よ」とオーディオ的快感を覚えるに良いプログラム。  ジョージ・ロンドンの歌唱の素晴らしいが、それ以上に圧巻なのがオーケストラだ。弱奏部での文字通り「身の毛もよだつような」恐ろしい緊張感。それが強烈なクレシェンドで激しい苦悩の叫びとなる劇的迫力。その後の感情の大波が揺れるような旋律の表出、生々しい金管のアクセント、金切り声のような高弦のトレモロ、地獄の沙汰が下されたようなティンパニの最強打。と、繊細さとド迫力。クナッパーツブッシュは迫真の演奏で作品のドラマを活かしきってゆく。これが他の指揮者ではなかなか見られない、自分の信じる流儀を貫くクナッパーツブッシュ流の美学だ。いずれもウィーン・フィルの豊潤な響きが魅力。お薦めできる一枚です。  一人でも多くの方に聴いていただきたい名盤です。パワフルで録音も素晴らしく、オーディオ的観点からも胸のすく音の洪水。重厚感がたまらなく良いし、この頃の豪華絢爛なウィーン・フィルを堪能しました。半世紀以上前の録音も実に鮮明だ。ステレオ録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23375.jpg January 28, 2020 at 04:45AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1112473.html via Amadeusclassics

涙なしには聴くことができない〜ジャクリーヌ・デュ・プレ バルビローリ ロンドン響 ハイドン モン チェロ協奏曲

通販レコードのご案内 落ち着きのある気品に満ちた美しさはバルビローリの影響でしょうか。彼女の違った一面がうかがえます。 US ANGEL S36580 (演奏者)ジャクリーヌ・デュ・プレ ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団 (曲目) ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2、モン:チェロ協奏曲ト短調 言わずと知れた悲劇のチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏。バックはバルビローリ&ロンドン響。ハイドン・ハ長調は当時の夫バレンボイム・イギリス室内管でしたが、本盤はエルガーと同じバルビローリとのコラボレーション。 詳細掲載ページ 本演奏の数年後には多発性硬化症という不治の難病を患い、二度とチェロを弾くことがかなわなくなる、決して長いとは言えなかった演奏家人生、その活動の中で彼女が残した録音は、得意のエルガーのチェロ協奏曲やドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏する時のみならず、そのどれもが飛び抜けた名演奏として残されていますが、どのような楽曲の演奏に臨むに際しても全力投球で、体当たりとも言うべき渾身の演奏を行ったと言えるところであるが、落ち着きのある気品に満ちた美しさはバルビローリの万全なサポートに支えられての影響でしょうか。両曲の魅力的な数々の旋律を歌い抜いた情感豊かな演奏を繰り広げているのが素晴らしい。彼女の違った一面がうかがえます。 本演奏におけるデュ・プレによる渾身の気迫溢れる演奏の力強さについても、とても女流チェリストなどとは思えないような圧巻の凄まじさであると言える。演奏のどこをとっても切れば血が出てくるような圧倒的な生命力に満ち溢れるとともに、女流チェリスト離れした強靭な力感に満ち、そして雄渾なスケールを伴った圧倒的な豪演は、我々聴き手の肺腑を打つのに十分である。それでいて、両曲の緩徐楽章などにおける繊細にして情感の豊かな表現おいてもいささかの不足はないと言えるところであり、その奥深い情感がこもった美しさの極みとも言える演奏は、これからデュ・プレを襲うことになる悲劇が重ね合わせになり、涙なしには聴くことができないほどのもの。 ハイドンのチェロ協奏曲第2番と、世に知られているとは言い難いシェーンベルクが編曲したモンのチェロ協奏曲。あたかも自らをこれから襲うことになる悲劇的な運命を予見している

大スペクタクルを味わうレコード*テバルディ、ベルゴンツィ、カラヤン指揮ウィーン・フィル ヴェルディ アイーダ・ハイライト

通販レコードのご案内 ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。 《英ワイドバンド ED2 盤》GB DECCA SXL2242 カラヤン&テバルディ ヴェルディ・歌劇「アイーダ」(ハイライト)  第2幕の凱旋行進曲は聴くもの誰もが心高ぶる。オペラの舞台で見る迫力よりも大スクリーンの映画で古代エジプトのスペクタクルを味わうようなレコード。  制作は英 Decca のジョン・カルーショー、エンジニアはジェームス・ブラウン&ゴードン・パリーの二頭立てという《ショルティの指環》制作陣がそのまま担当するという力の入れよう。英デッカ社のオペラ第1黄金期を象徴する傑作と言えると思います。  魅力を列挙しますと、カラヤンと当時関係良好だったウィーン・フィルとの録音。カルーショーお気に入りだったリング収録場所、ウィーンのソフィエンザールでの録音セッション。ウィーン・フィルの奏でる美音はこのオペラの他の録音とは全く別次元の高みに達しています。豊麗にして精妙無比、まさに耽美の極みです。 1959年カラヤン51歳、ウィーン国立歌劇場音楽監督就任直後の録音。英デッカ社のオペラ第一黄金期を象徴する傑作のハイライト盤です。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23622.jpg January 27, 2020 at 09:20PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114201.html via Amadeusclassics

次回の昭和の名演奏の鑑賞会は、2月26日に開催します。◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

(ご案内) 期日 令和2年2月26日(第4日曜) P.M. 1:30〜 場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F 平成版・名曲新百選選定中  五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。 熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%96%B0%E7%99%BE%E9%81%B8.jpg January 27, 2020 at 06:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1113598.html via Amadeusclassics

第20回 お花見コンサート〜東日本大震災・熊本地震復興チャリティコンサート ご案内

第20回 お花見コンサート(東日本大震災・熊本地震復興チャリティコンサート) 開催日 2020年3月08日(日) 開催時間 開場 13:30、開演 14:00〜終演 16:20 会場 熊本県立劇場コンサートホール 入場料 入場無料※チケットがなくても入場できます http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/20ohanami.jpg January 27, 2020 at 02:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114178.html via Amadeusclassics

響きは理知的で陶然とすることしか出来ない クレンペラー指揮フィルハーモニア管 ワーグナー・序曲、前奏曲集

通販レコードのご案内 迫力満点で極限的なスケールが終始維持されている上に、透明で深い静謐感を持った弱音も意味深く、この気迫の籠った快演は何度聴いても飽きません。ワーグナーの序曲、前奏曲集の極めて素晴らしいレコードだ。 《英マジックノーツ・セミサークル盤》GB EMI SAX2464 オットー・クレンペラー ワーグナー・管弦楽曲集 第3集  迫力満点で極限的なスケールが終始維持されている上に、透明で深い静謐感を持った弱音も意味深く、ここで繰り広げられている音楽世界に陶然とすることしか出来ないワーグナーの序曲、前奏曲集の極めて素晴らしいレコードだ。  ヴィーラント・ワーグナーを感激させたエピソードでも知られる管弦楽曲録音。強烈な高揚感で有名な『ジークフリートの葬送行進曲』はじめ、どれも強い表現意欲に突き動かされたような名演ばかりです。  アナログ的で引き締まった密度のある音と音色で、楽音も豊か。情報量が多く、対旋律の細部に至るまで明瞭に浮かび上がってくる。高域は空間が広く、光彩ある音色。低域は重厚で厚みがある。オーケストレーションが立体的に浮かび上がる。 オーダーはリンク先の詳細掲載ページで http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21862.jpg January 27, 2020 at 10:45AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114172.html via Amadeusclassics

FR COLUMBIA SAXF817 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

《通販レコードのご案内》 現在の演奏では聴くことが出来ないドイツ音楽らしいゴツゴツ感があり、素晴らしいの一言に尽きます。 品番 34-20655 商品名 FR COLUMBIA SAXF817 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 レコード番号 SAXF817 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 ダビット・オイストラフ オーケストラ フランス国立放送管弦楽団 指揮者 アンドレ・クリュイタンス 録音種別 STEREO ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 FR(フランス)盤 グレード(協奏曲) プレミアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 Magic Notes Dark Blue Silver Lettering 》は濃い青色地に金文字、あるいは銀文字がベースとなっており、中央に大きく COLUMBIA の文字が描かれ、上部にトレードマークの音符がある。フランス・コロンビアのレーベル。 Record Label DARK BLUE WITH SILVER LETTERING Recording & Weight STEREO (110g) Release & Stamper - 通販レコード オーダー番号 34-20655 販売価格 40,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/30WxOTH http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsound/34-20655.jpg January 27, 2020 at 09:30AM from RecordSound http://recordsound.otemo-yan.net/e1113901.html via IFTTT

ピアノは新鮮でトキメキがある◆ヴァン・クライバーン オーマンディ グリーグ ピアノ協奏曲、リスト ピアノ協奏曲1番

通販レコードのご案内 独特のリリシズム、そして若々しいパッション。 《豪レッド黒文字盤》AU RCA LSC-3065 ヴァン・クライバーン グリーグ・ピアノ協奏曲/リスト・ピアノ協奏曲1番  ソ連時代にロシア人の耳は冷戦とは無関係に確かだった。1958年、23歳で第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したクライバーンは、一躍アメリカのヒーローとなりました。最初にRCAに録音した「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲」は、ビルボード・ポップ・アルバム・チャート7週間週間連続1位を獲得しました。彼はその後もRCAに多くのアルバムを録音し、名指揮者らと協奏曲の名演を残してきました。  米国のアイドルになった時代の寵児でもあったことから「抜群のテクニックを駆使してバリバリ弾きまくる」というイメージを持ちがちだろうが、良い意味で期待を裏切り、結構誠実に弾いているという印象を受けます。まずは、本人も意欲をもって挑んだベートーヴェンやブラームスの独奏曲を聴いて欲しい。小品集はとくにお薦めだ。話題先行だったろう協奏曲のバックも“何でもやってあげられる”ライナーやオーマンディがつとめたが、この“好いピアニスト”の持ち味を十分に活かし切れなかったのだろうか、陰影に乏しく突出した魅力を持っているものとは言い難いのが残念です。  1968年にユージン・オーマンディ指揮によるフィラデルフィア管弦楽団がRCAに復帰した後の録音。そして、ヴァン・クライバーンとユージン・オーマンディによる録音はこれが最初だった。 1972年、フィラデルフィア録音。Engineer – Edwin Begley、Producer – John Pfeiffer http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-22731.jpg January 27, 2020 at 07:45AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1096569.html via Amadeusclassics

優美なスタイル☆得がたい感動 カサドシュ、セル指揮コロンビア響 モーツァルト・ピアノ協奏曲22、23番

音のきれいなピアニストでモーツァルトをきくと  カサドシュといえば、極めつきの美徳として知られていた、あの円くて、しっとりとした輝きがあって、粘っこさというものがなくて、しかもかさかさの無機的な感じを少しも与えない、軽くて、決して、軽っぽくないいわゆる真珠の玉をつらねたようなレガートの美しさというものが、あるにはあっても、少し重くなり、音の表面にも、真珠の比喩を続ければ、少し「病気になったような」淡い曇りがうっすらとかかったような気味があって、おやっと思ったものだった。  カサドシュといえば、私など ― いや私に限るまい、彼の少なくとも壮年期のあのピアノをきいたことのある人たちだったら、ラヴェルやドビュッシーといったフランス近代音楽のピアノの名作はいうまでもないが、恐らく、それにもまして、彼のモーツァルトを高く評価していた。  ロベール・カサドシュは仏ピアノ界の重鎮的存在。1899年パリに生れたカサドシュ( Robert Casadesus, 1899年4月7日 - 1972年9月19日 )は1922年からラヴェルと共同でピアノロールの録音を行い、欧州各地でラヴェルと共演した経歴を持つ。大戦中アメリカへ亡命した事もあって、米 Columbia に多くの録音を残した、これも米録音。モーツァルトのピアノ協奏曲第15番変ロ長調、同じく第17番ト長調、それに第26番ニ長調「戴冠式」と最後の協奏曲第27番変ロ長調の4曲をジョージ・セルの指揮で、クリーヴランド管弦楽団とコロンビア交響楽団に発売されたレコードの名義上録音している。が、どちらも実態はクリーヴランド管弦楽団だ。  冒頭に引用したのは、音楽評論家・吉田秀和氏の著作『レコードのモーツァルト』(中公文庫)から「音のきれいなピアニストでモーツァルトをきくと」と題した章から、カサドシュのことが語られている部分の妙出。吉田氏も奨めているが、もしまだカサドシュのモーツァルトを聞いていないとしたら《戴冠式》から聞いてみるのも悪くないだろう。カサドシュのレパートリーは決して広くなく、むしろ適した曲目はきわめて限られたものでした。彼はラヴェルと大変親しく、彼の曲目を重要なレパートリーとしたが、そのレパートリーにはドイツ音楽も多く、ベートーヴェンやモーツァルトも得意とした。それは、あまりにも整いすぎた音楽に感じられるほど楽曲の演

クリスマスから新年にかけての明るく朗らかな気持ちとベスト・マッチする◆ミシェル・コルボ バッハ・クリスマス・オラトリオ

通販レコードのご案内 コラールの出来が独特の素晴らしさ。これを聴けば例外なく感動があります。心が洗われると言うは手前味噌的ながら、日常の鬱屈が暫時吹き消される心地です。 《仏グリーン・アンド・ホワイト黒文字盤》FR ERATO NUM751373 ミシェル・コルボ バッハ・クリスマス・オラトリオ BWV248  クリスマス・オラトリオは、幼時に初めて聴いたヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽です。  平成最後になる昨年の天皇誕生日に放送された、『天皇 運命の物語 第1話 敗戦国の皇太子』に先駆けて前日にもNHKで天皇誕生日を前にしての天皇陛下のインタビューが取り上げられて、その番組内で使われていた音楽で発見したことでした。幼時のクラシック音楽体験で母の子守歌以後で、原点になる記憶はバッハか、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」かとおりある毎に振り返ってきましたが、わたしが通っていたのがミッション系の幼稚園だったので、近所の教会のクリスマス会でキリストの誕生の芝居ででも聴かせてもらって印象に残っていたのかもしれません。  長じて、古楽器に興味を強く抱いた時期に聴いたトン・コープマンのエラート盤、ジョン・エリオット・ガーディナーのアルヒーフ盤の古楽器或はそのレプリカを使った古楽器奏法を採った録音と違い、これはスイスのカジノでデジタル録音されたモダン楽器演奏です。  この曲は聖書の記述部分を朗唱するエヴァンゲリスト、福音史家の進行で歌い描かれるクリスマスと降誕節の6日分のカンタータ集です。本盤は3枚組、LPレコード片面が一日分としてクリスマスの日から、教会では6日間に分けて聴かれる音楽です。 ミシェル・コルボのクリスマス・オラトリオで目立つ特徴は通奏低音で、ここではチェロ、コントラバス、ファゴットとオルガンという編成により慎ましくて霊感溢れるものです。 モダン楽器の金管が甲高く響いているので、オルガンとの相性が好印象。コーラスが独特の素晴らしさで、これを聴けば例外なく感動があります。心が洗われると言うは手前味噌的ながら、日常の鬱屈が暫時吹き消される心地です。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-12561.jpg January 27, 2020 from アナログサウン

オペラ入門の第一歩に◉ヴィントガッセン、ニルソン、ホッター、ショルティ指揮ウィーン・フィル◯ワーグナー・ジークフリート

通販レコードのご案内 録音、臨場感、演奏全てが、満足できる域に達している。 《SONIC STAGE ワイドバンド ED2盤》GB DECCA SET242-6 ショルティ・ウィーンフィル ワーグナー・ジークフリート全曲  指環は人類史の一時代が没落してゆく、その発端、その過程、その結末を描いた物語だと観ることが出来ます。第3夜の《神々の黄昏》クライマックスはワルハラ城も炎上してしまうという何とも云えない壮絶なストーリーだが、神話の世界のことだと片付けられないような現実感。現代の世界情勢は『指環』の呪いにかかっていたのか。ワーグナーは指環によって、愛を失い、権力と富のみを追い求める19世紀の資本主義社会を批判したわけですが、その批判は21世紀の現代にもピッタリ当てはまります。  稲妻を司る、神々の長ヴォータンは世界中の出来事を見聞きできる能力を得たい ― 現代のインターネットがこれか、はたまたスパイ衛星か ― ために槍の柄を削り出して世界樹を枯らしてしまい、アルベリヒはラインの河底に潜在していた黄金を強奪し、愛を呪って指環を作り上げます。  つまり指環には、世界没落の発端は自然収奪・破壊にあるという、毎日紙上を賑せているテーマをワーグナーは19世紀に警笛を鳴らし、そこには贈収賄・企業不祥事・偽造・捏造等々が背景にあり、最近では公約違反で話題沸騰の代表選挙で忙しい権力闘争中の某政党は、この指輪のストーリーを自らのシナリオとして描いているようです。しかし、ワルハラ城が最近紙上を賑せている某政党や捏造&偽造大手企業等々にピッタリ当てはまるとは、ワーグナーの洞察力には頭が下がりっぱなしです。“人間の欲望は何時の世も変らない”、とワーグナーがワルハラ城から見下ろしているかもしれない。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23505.jpg January 26, 2020 at 08:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1111605.html via Amadeusclassics