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12月, 2019の投稿を表示しています

所有する喜び一入☆アナログ美 シッパーズ指揮ニューヨーク・フィル プロコフィエフ・アレクサンドル・ネフスキー

通販レコードのご案内  オーケストラの豪壮なソノリティと見事なヴィルトゥオジティを生かし、バーンスタイン時代のニューヨーク・フィルを指揮した、若武者らしくやりたいことをやり尽くした徹底ぶりが見事な一枚。 《英ブルーラベル盤》GB CBS SBRG72018 シッパーズ プロコフィエフ・アレキサンダーネフスキー  トーマス・シッパーズは、マゼール、カルロス・クライバーらと同年の1930年生まれのアメリカの指揮者。1960年代〜70年代を通じて、バーンスタインの後継者的存在として、アメリカを中心に世界的に活躍した。ところが彼も1977年に肺癌で急逝する、47歳で早世した音楽家。  本作は、プロコフィエフにはよくある、エイゼンシュタインの映画音楽を元に再構成した作品。表現の振幅が大きく、重厚な悲劇的色彩から、美しくもロシア的な旋律、シニカルで軽妙なパッセージなど、プロコフィエフのあらゆる魅力が詰まった作品。あまり馴染みのない方は、ぜひ色々なディスクを聴いてみて欲しいと思います。  本盤は一連のワルター録音で名を成したジョン・マックルーアが担当。クラシック音楽の中でもトップクラスの録音ノウハウ必至の曲ですから、当然録音演奏とも秀逸です。  1960年代〜70年代の欧米の音楽界を席巻した若武者トーマス・シッパーズの名演。とはいえ、記憶が薄れていく一方。彼のオペラでの実績は素晴らしいものがある。21歳でニューヨーク・シティ・オペラを指揮してデビュー、23歳でメトロポリタン歌劇場を指揮する。その後、欧米の主要な歌劇場を指揮し、オペラ指揮者としての地位を不動のものにした。一方で、ニューヨーク・フィルやシカゴ交響楽団といった米国の超一流オーケストラの定期演奏会を振り、傍らには発展途上のオーケストラ、シンシナティ交響楽団の常任指揮者に着任するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いにあった。ところが思わぬことに47歳の若さで突如の病魔に襲われこの世を去る。1年上に、ベルナルド・ハイティンク、アンドレ・プレヴィン、2012年に亡くなったパーヴォ・ベルグルンド、若くして亡くなったイシュトヴァン・ケルテス、さらにはクリストフ・フォン・ドホナーニ、そしてニコラウス・アーノンクール、同年にはロリン・マゼールと、存命なれば彼らに比肩する大巨匠になっていたのは確か。しかし、録音を残したレーベルが多岐

聴いていて空恐ろしい凄さ*カッチェン、モントゥー指揮ロンドン響 ブラームス・ピアノ協奏曲第1番

カッチェンはひとりはるかにブラームスの才能の上を行く。作曲家が想像した以上の域にまで高めていく。 《英 Ace of Diamonds EW2盤》GB DECCA SDD137 カッチェン・モントゥー ブラームス・ピアノ協奏曲1番  驚異的な技巧と深い教養に裏打ちされた音楽的な表現が印象深いカッチェンの演奏は、抒情的な感情に溺れることなく理知的で、現代人の感覚にもストレートに訴えかけてきます。レパートリーは古典から現代曲まで、またスラヴものからドイツ、フランス、アメリカものまで幅広く、デッカには40数枚のLP録音を残しました。  洗練されたカッチェンの美しきピアニズムは本盤でも遺憾なく発揮され、淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。数々の英デッカのオーディオファイルレコードで、カッチェンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。  DECCA レーベルでは早くから録音を開始し、ブラームスのみならずレパートリーの広いカッチェンは、まさに破竹の勢いで演奏活動を行っていた時期に当たります。英 DECCA 社は、この米国の逸材から利益を計上したと関係者から聞いた事が有ります。一頃の DECCA のピアノ部門はカッチェンが背負っていたと云っても過言でないことを証明する名盤。更に付け加えておきますが、モントゥーの躍動感溢れる指揮、交響曲第5番を聞いているようです。収録時カッチェン32歳、モントゥーは83歳の時の演奏です。この後、ちょうど10年後に急逝したことで活動が途切れたことは非常に残念です。ステレオ盤は、SXL2112。 1959年3月24-25日、ウォルサムストウ・アッセンブリーホールでの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-20096.jpg December 31, 2019 at 04:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1030303.html via Amadeusclassics

FR VSM FALP381-2 フルトヴェングラー バイロイト祝祭管弦楽団 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」

《通販レコードのご案内》 20世紀の人類の文化遺産といえるレコードです。 品番 34-20713 商品名 FR VSM FALP381-2 フルトヴェングラー ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」 レコード番号 FALP381-2 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 エリーザベト・シュヴァルツコップ エリーザベト・ヘンゲン ハンス・ホップ オットー・エーデルマン オーケストラ バイロイト祝祭管弦楽団 指揮者 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 録音種別 MONO ジャケット状態 EX- レコード状態 EX- 製盤国 FR(フランス)盤 グレード(交響曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 セミサークル 》は基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOIX DE SON MAITRE(VSM)となる。 HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。 Record Label "LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH SILVER LETTERING Recording & Weight MONO 2枚組 (150g/ 150g) Release & Stamper 2N/2N 2N/3N 通販レコード オーダー番号 34-20713 販売価格 10,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2rGMARn

超一流の音オーディオファイル必聴*クレスパン、アンセルメ指揮 ラヴェル: シェエラザード、ベルリオーズ・夏の夜

通販レコードのご案内  フランス盤ですが英 ED1 初期盤相当。 《仏オレンジ、ED1盤相当 オリジナル》FR DECCA SXL6081クレスパン&アンセルメ ラヴェル・シェーラザード  フランスの往年の名ソプラノ、レジーヌ・クレスパンは数年前80歳で逝去。当時不人気真っ只中のサルコジ大統領も「フランスの偉大な歌声が失われた」と死を悼む声明を出したというから、やはりフランスを代表する名花であったのは実証される。  かつてハリウッドボウルの野外リサイタルでは上空を飛び交ったジェット機の轟音にも負けなかったという伝説的エピソードでも知られています。  彼女は、その迫力ある声でワーグナーを得意としていたドラマティック・ソプラノでしたが、LPレコード時代のワーグナー・ソプラノといえば、フラグスタートの位牌を継いだビルギット・ニルソンの存在が大きく立ちはだかっていた。逝去するのも相前後した時期なので気の毒に思う。  ニルソンと比べるのが酷なのだろうが、高音域の線の細さで見劣りするが、その艶やかで美しい声は聴くものを魅了しただけではなく、細やかなディクテーションで人物の感情や思いを伝える表現力の幅広さはかなりのもので、オペラや得意のフランス歌曲ではエレガントで繊細な歌も披露してくれていました。  伴奏指揮者アンセルメも冴え渡っています。 "RECORDING FIRST PUBLISHED 1963", Producer – Michael Bremner, Engineer – James Lock http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-12566.jpg December 31, 2019 at 12:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1054496.html via Amadeusclassics

快感すら覚える☆ケルテス指揮ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲第9番《新世界より》、序曲《オテロ》

通販レコードのご案内  英デッカの優秀な録音技術もあって、この作品本来のロマンティックな味わいを満喫することができます。 《ED2 英プレス盤》GB DECCA SXL6291 ケルテス&lso ドヴォルザーク 新世界&オテロ序曲(ED2)  テルアビブの海岸で散ったケルテスがベスト・パートナーだったロンドン交響楽団と残してくれた逸品。このドボルザーク交響曲シリーズの表紙は、フランドル画家の巨匠ブリューゲルの名画が採用。何故、一連のケルテス・ドボルザークのジャケット・デザインにブリューゲルが使われたか詳細は解りませんが、表紙のブリューケルの絵のように見通しの良い演奏です。演奏家のポートレートや演奏風景写真で無くても、この様に昔の名画が見事に、レコードで聞く演奏をうまく伝える例があるから面白いものです。  ホルンの名手、バリー・タックウェルも在籍していた当時のロンドン交響楽団は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、重厚にしてややブラームス寄りのシンフォニックで構築力の勝った豪快なドボルザークで、若々しさを感じさせるケルテス指揮下、ロンドン響がよく鳴っている。快感すら覚えます。  ケルテスには1961年収録のウィーン・フィルを振っての周知の通りの「新世界」交響曲で鮮烈なデビュー的な印象を持っているのですが、本盤、今度はロンドン響を振っての「新世界」交響曲。とにかくケルテスにとってそんなに期間をおかずの再録なので二番煎じには当然したくなく、あちこち前回盤との違いが聴きとれます。  同じケルテスによる、あまり時を隔てていない録音で、テンポの設定等、指揮者の基本的な解釈はほぼ同一であるにもにもかかわらず、ウィーン・フィル盤の方が世間一般では好感を受け入れられているのも本盤聴くと分かります。最初はケルテス特有の弾力性のある表現が、何故か影を潜めているが、3楽章あたりからいつものケルテスらしさを取り戻していて、ティンパニのフォルティッシモが有効なアクセントになっている。最後はケルテスらしさ全開。 1966年11月録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21515.jpg December 31, 2019 at 09:15AM from アナログサウンド

新約聖書*瑞々しく気品がある イヴ・ナット ベートーヴェン・ピアノソナタ8番「悲愴」/14番「月光」/23番「熱情」

通販レコードのご案内  新約聖書と言われている極めて洗練された優美なベートーヴェンです。 《仏ホワイト・アンド・ブルー青文字盤 仏製棒付きジャケ》FR Discophiles Français DF730.006 イブ・ナット ベートーヴェン・ピアノソナタ8番「悲愴」/14番「月光」/23番「熱情」  ピアニストとしては、明晰なタッチと透徹した造形美を誇るイーヴ・ナットがその最晩年の1953年〜55年に残した名演として世界的に評価の高いベートーヴェン全集は秀逸。演奏の素晴らしさは万人が認める通り。中期~後期は勿論、ベートーヴェンの初期のソナタ群がこれほどまでの名曲だったことに改めて気づくと思います。イヴ・ナットはフランス人でありながら、ベートーヴェンやシューマンの曲を得意としていた。ドイツ出身の演奏家がベートーヴェンを演奏すると、どことなく力み過ぎているような印象が残るがイヴ・ナットは、優美な演奏で安定感を感じることができる。  イヴ・ナットはソロだけでなく室内楽の世界にも熱中し、ティボーやエネスコ、イザイといった巨匠たちと各地で共演を繰り広げ、作曲家の意図する核心に迫り続けていました。ナットのベートーヴェンはこうした室内楽で培った経験の集大成。とても思索的、内省的なベートーヴェンですが、ドイツ系の奏者シュナーベルやバックハウスと違ってギリギリで抑制の利いた造形感覚が素晴らしいと思います。極めて洗練された優美なベートーヴェンです。  音質もほとんどがモノラル後期のものだけに聴きやすい水準にあり、幸いな事は録音技師にアンドレ・シャルランを迎えた事でモノーラルでありながら、そのピアノの音は瑞々しく気品があり現在聴いても全く古臭さを感じさせないどころか優秀録音です。 第8番は初期のピアノ・ソナタの頂点をなす傑作であり、そのドラマティックな楽想によって今なお世界中で演奏される『悲愴』。作曲家自身が標題を付けた最初のソナタです。冒頭から悲痛な表情を持つ第1楽章、ビリー・ジョエルもカバーした美しい第2楽章、そして疾走する悲しみをたたえる第3楽章など聴きどころが満載。 第14番は、“幻想曲風ソナタ”と題されたOp.27の2曲の一つで、ベートーヴェン三大ピアノ・ソナタといわれる『月光』。標題は、第1楽章を聴いた詩人レルシュタープが「月光の中で湖に揺らぐ小舟のよう」と表

予期せぬモーツァルト*ギレリス父娘、ベーム指揮ウィーン・フィル モーツァルト・ピアノ協奏曲27番、10番

通販レコードのご案内  ふたりの偉大な音楽家がそのキャリアの頂点で出会った当時、最高峰のモーツァルト演奏 ― ギレリスがソロとしての支配的な部分とオーケストラを補う部分を交互に演じることによって、演奏に寄与した。(Linzer Volksblatt 紙評) 《独ブルーライン盤》DE DGG 2530 456 ギレリス父娘 モーツァルト・2台のピアノのための協奏曲/ピアノ協奏曲27番  ギレリスのピアノ演奏は、その内面からくる音楽解釈の深さと卓越した技巧により常に私たちを魅了し続けており、現在でも多くの音楽ファンは楽曲の本質的な演奏をギレリスに求めています。米ロの冷戦の最中、西側登場以前、以後ともに豊富な録音が残されていますが、ギレリス50歳前後、まさに脂の乗り切った絶頂期の録音で若い時から比類ないと云われてきた完璧なテクニック、ピアノを豪快に鳴らしきった明快な音はそのままに、表現は一層深みを増している感じ。  モーツァルトを中心に据えたプログラムで構成されたザルツブルク音楽祭50周年の記念の1970年8月に、カール・ベーム指揮ベルリン・フィルとエミール・ギレリスのモーツァルトのピアノ協奏曲第27番は「予期せぬモーツァルト・フェスティヴァル」に最大の貢献をした(Die Wochenpresse 紙のゲルハルト・マイヤー評)。「世界最高のモーツァルト弾き」であることが求められたギレリスであったが、その演奏は完璧であった。テンポやフレージングの選択は、細部としても全体としても齟齬がなく、ピアノとオーケストラの掛け合いも絶妙に構成されていた ― ギレリスが前面に出て来なかったわけでは決してないが良い意味で「協奏曲的」であった ― 全体として伝統的なモーツァルト解釈を尊重しつつも非常に自然で、それでいて説得力のある演奏だった。  ふたりの偉大な音楽家がそのキャリアの頂点で出会ったのが、このザルツブルク音楽祭でのコンサートだった。この最高峰の音楽イヴェントは、ギレリスが当時最高のモーツァルト・ピアニストであったことを証明している。そしてまた、円熟期のベームはオーケストラを鼓舞し聴衆に感動を与える方法を知り尽くしており、彼らの期待以上の音楽を創造していたことを今に伝えている。  その3年後にオーケストラはウィーン・フィルに代わりムジークフェラインザールでのセッションが行

超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内 オイストラフと双璧を成す名盤であり、歯切れのよさやアグレッシヴなテンションの高さは、オイストラフもかくやと言える出来だ。 《英ラージドッグ・セミサークル金文字盤》GB EMI ALP1334 ハイフェッツ&ライナー ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。  ハイフェッツとライナー=シカゴ響の火花散る協奏曲。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。ブラームスはハイフェッツにとって2度目の録音にあたる。そして、このブラームスはコントラバスを右側に置く変則的なオーケストラ配置によっているのも特色です。  ステレオ最初期にハイフェッツが残したブラームス。ハイフェッツらしく快速・明快なヴィルトゥオーゾぶりを見せつける名演奏。ライナー&シカゴ響もハイフェッツに合わせてか、重くなりすぎない爽やかな伴奏で見事なアンサンブル。「泣き」のあまり入らない、ブラームスとしてはやや異色の名演奏です。  シカゴ交響楽団と言えば、ゲオルク・ショルティの時代におけるスーパー軍団ぶりが記憶に新しいところだ。ただ、ショルティがかかるスーパー軍団を一から作り上げたというわけでなく、シカゴ響に既にそのような素地が出来上がっていたと言うべきであろう。そして、その素地を作って

オーディオの拘り甲斐を感じる*ミルシテイン スタインバーグ指揮ピッツバーグ響 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内  ヴァイオリンの貴公子と呼ばれたミルシテインの、この気品はオーディオにこだわって再生して楽しみたいものだ 《英レインボーFull Dimensional Soundロゴ盤》GB CAPITOL P8313 ナタン・ミルシテイン スタインバーグ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲  英初期盤を聴いてしまうと、その香気があるような美しい品性のある音質に魅了されてしまう。演奏家としては同門のハイフェッツと同じく傑出した超絶技巧の持ち主ではあったが、それを前面に押し出す演奏には消極的だった。むしろイザイを通じて身につけた、歌心と美音を尊重するベルギー楽派の優美な演奏スタイルが際立っている。そのためしばしばミルシテンはヴァイオリンの貴公子と称される。同門のハイフェッツやエルマン比してアクは少ない。しかしその音楽は決して退屈なものではなく、時にはフランス流エスプリ色の強い堅固に構築された音楽の中からほとばしる情熱を垣間見せる。 「彼は古今東西最も音が明瞭・透明なヴァイオリニストだ」とイツァーク・パールマン(Itzhak Perlman)は評していたようです。そのミルシテインは練習の虫で「もっと明瞭なフレージングができる指使いを発見したぞ」と友人に話し聴かせる事も多々あったようですが、演奏スタイルは「超絶技巧」を前面に出さず音色もフレージングも非常に明瞭で独特の気品があり、艶やかで匂い立つ様な色気に満ちた素晴らしいものです。録音は大きくCAPITOLモノラル期録音と、英COLUMBIAに分けられる。どちらも良いが、CAPITOLは入手しやすい、これもレアではないが、何時聴いても惚れ惚れするソロ。時代の波に決して風化する事のない揺るぎの無いヴァイオリンだ。  当時勢いを伸ばしていた新興レーベルの米キャピトルと組んだ数多くのレコーディングでも抜きんでた名盤、メジャーレーベル慌てふためいたと言われています。この演奏を聞くとまず、これがスタジオ録音であるが、あたかもライヴのように生々しく、びりびり伝わってくるものがあります。そんな目の前で弾かれているかのような実在感と緊張感があるのは、ミルシテンの感情が深いところから完全に音にのって現れてくるからでしょう。汗が散る様子すら容易に目に浮かぶ物凄い熱演です。このような英国初期LPレコードを入手すると、再生装置にこ

情動的でロマンティックでおセンチ★個性的だから面白い サー・ジョン・バルビローリ ハレ管 ベルリオーズ・幻想交響曲

通販レコードのご案内 〝ワタシ、この旋律が好きなんです〟という思いが伝わってくる。かなり個性的な演奏。 《黒地金文字英国初出, 170g重量盤》GB PYE GSGC14005 バルビローリ ハレ管 ベルリオーズ・幻想交響曲   これほどまでに個性的にロマン色あふれた演奏は、作品解釈とは別腹に好きです。  この春先に、蓄音機の会で、先輩メンバーからどのくらいレコードを持ってらっしゃるか、と問われた。1年365日、理想としているのは300枚、セカンド・チョイスを加えて600枚にしたいけど、あれこれ、3000枚以上はあるだろうか。となるのもこの作品、ベルリオーズの《幻想交響曲》だけでも、たくさん手許に存在することが判って戸惑う。小澤征爾のライヴが最初となったものだった。  第4楽章「断頭台への行進」をSKYがロック・アレンジした、12インチ盤を聴いて以来機会あるごとに増えてきたものだ。その演奏では、早くからお気に入りは定まっているのですが、第5楽章で鳴らされる弔鐘に翻弄されている。オーディオ的にコレクションしておきたいもの、アカデミックの関心。「レリオ、あるいは生への復帰」と対になっているもので溢れている。「断頭台への行進」「ワルプルギス夜の夢」辺りがこの曲のクライマックス。チューブラー・ベルズを基本と聴いていたら、県立劇場での生演奏で、舞台上に鐘がないのに気がついた。キーボードを使って鐘の音を再生するというものだった。  実在する教会の鐘の音の録音を演奏に重ねたレコード、演奏をモニターしながら実際の教会で鐘をついたレコードなど、録音技術のアイデアの対象になる話題が尽きない《幻想交響曲》です。スコアを紐解いてみると、このパートは「2 Campane in C.G. o Pianoforte」と記されており、ベルリオーズは「もしも、十分に低い音の2つの鐘を見つけることが出来なければ、舞台前面に置かれた複数のピアノを用いる方が良い。その場合は、鐘のパートを記譜のまま、1オクターブ下と2オクターブ下で演奏せよ」と脚注していて、チューブラー・ベルズは指定されていないが、演奏会場で鐘を使うことは容易ではなく、チューブラー・ベルズで代用されることが多い。  十分に低い音を鳴らせない鐘よりはピアノの方が望ましいのであって、こんにち普通に使われているチューブラー・ベ

盤の状態は優秀◉グリュミオー・トリオ、ベネット モーツァルト:フルート四重奏曲全曲

フランコ=ベルギー楽派の偉大な伝統の担い手グリュミオー。フィリップスの弦楽部門を一人で背負っていたといっても過言でありません。本盤を聴けば作品の高貴で典雅な情趣をあますところなく歌い上げたことがよく判ります。 レーベル: PHILIPS レコード番号: 412 058-1 曲目: 4つのフルート四重奏曲 作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 演奏: ウィリアム・ベネット 演奏: ザ・グリュミオー・トリオ 録音種別 STEREO 枚数 1 LP http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-11101.jpg December 30, 2019 at 12:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e900694.html via Amadeusclassics

GB EMI SAX2315 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

《通販レコードのご案内》 現在の演奏では聴くことが出来ないドイツ音楽らしいゴツゴツ感があり、素晴らしいの一言に尽きます。 品番 34-22343 商品名 GB EMI SAX2315 オイストラフ&クリュイタンス ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 レコード番号 SAX2315 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 ダビット・オイストラフ オーケストラ フランス国立放送管弦楽団 指揮者 アンドレ・クリュイタンス 録音種別 STEREO ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(協奏曲) プレミアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 ターコイズ・ラベル 》はブルー・シルヴァーと呼ばれもするステレオ録音レコードのオリジナル・ラベル。薄い水色(ターコイズブルー)に銀の網掛けがベースとなり、黒色でレコード詳細が記述されている。中央上部に音符のマーク、その下にCOLUMBIAの文字、中央に「stereo phonic」と描かれている。 華やかで重厚なレーベルデザインは中古レコードコレクターの人気を集めており、 ほとんどのブルー・シルバー・レーベルは高価で取引されている。SAX 2307 (コーガン ブラームス・ヴァイオリン協奏曲)、SAX 2263 (シュタルケル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲)は1万円を超える。SAX 2252 から 2539 まで(除 2526、2532)の初版ラベルとして利用された。 Record Label WHITE & SILVER WITH BLACK LETTERING Recording & Weight STEREO (170g) Release & Stamper 1/1 通販レコード オーダー番号 34-22343 販売価格 20,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2tcvbjV http://img01.

器楽合奏の楽しみ*協奏曲仕立てでフルートを際立たせた ミュンヒンガー シュトゥットガルト室内管 バッハ・管弦楽組曲

通販レコードのご案内  ミュンヒンガーのバッハも現代においては『色あせて』聞こえる 《仏オレンジ・レーベル金文字 10inch盤》FR DECCA LX3043 ミュンヒンガー バッハ・管弦楽組曲  バロック時代の「組曲」とは、ヨーロッパ各地に起源を持つ舞曲を組み合わせた器楽合奏曲の1ジャンル。その中でも現在最も親しまれているのが大バッハの管弦楽組曲。ミュンヒンガーの指揮で、独奏フルートが華やかに活躍する第2番。ゆったり目のテンポで、身をゆだねていると落ち着いた気持ちにさせる演奏です。  ミュンヒンガーは第1ヴァイオリンとフルートを重ねて書いてある部分を、協奏曲仕立てでフルートを際立たせたり合奏で盛り上げたりと工夫しているようで、器楽合奏の楽しみ、躍動美、そんな雰囲気をミュンヒンガーの演奏からは感じます。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-6642.jpg December 30, 2019 at 08:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1067928.html via Amadeusclassics

聴き終わったあとの気分の良さは相当のものだ◉ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響 マーラー・交響曲2番「復活」

通販レコードのご案内 純粋音響美を追究した完成度を誇る演奏。 NL DECCA D229D2 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団 イゾベル・ブキャナン(ソプラノ) ミラ・ザカイ(コントラルト) (曲目) マーラー・交響曲2番「復活」 DIGITAL DECORDING 英国初出盤。シカゴ交響楽団との交響曲全集の一枚で、ショルティによる2度目の録音。マーラーが第2番に託したさまざまな思いや哲学はスパッと切り捨て、音符を唯一の足がかりとして純粋音響美を追究した、演奏・録音ともに高い完成度を誇るショルティならではの名演。1980年5月ウィーン、メダイナ寺院でのジェームズ・マリンソン、ジェームズ・ロック、ジョン・ダンケリーによるセッション・デジタル、ステレオ録音。英国プレス存在しないオランダ・プレス初版、リーフレット付属。 詳細掲載ページ ショルティの音楽の特性は硬派、豪快、ダイナミックで、甘えのない厳格かつ躍動感にあふれる演奏。その反面 、比類なき生彩に満ち満ちた輝きを放つ。早いテンポでオーケストラを煽り、楽器を鳴らしまくるため聞き逃されてしまうが、対位法などのオーケストレーションを含む曲の構造に留意し精緻なアンサンブルを要求するといった論理的なアプローチも特色の一つで、完全主義者といわれる所以でもある。バーンスタインがマーラーの歌謡性に重きを置いたのに対し、ショルティはポリフォニーの表出とオーケストレーションの再現が主眼となっている。マーラーの書いた音符すべてを明確に鳴らしきった結果、マーラーのグロテスクさが全面に現れており現代のマーラー演奏が規範にしていると思われる。 知名度という点ではヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタインと並ぶ、20世紀、特に戦後を代表する指揮者。なによりもゲオルグ・ショルティと関係良好だったウィーン・フィルと後世に語り継がれるオペラをウィーンのソフィエンザールで次々と録音している。すでに定評があるショルティならでは、半世紀にわたり一貫してDECCAに録音し数々の名盤を遺した重要なアーティストであり続けた。そのレパートリーは多岐にわたり、バッハからショスタコーヴィチまで幅広く網羅。おそらく有名交響曲作家で一曲もやっていないのはシベリウスぐらいではないか。 意外なことに現在、ワーグナーの

フルスロットルの開放感◉ムーティ指揮フィラデルフィア管◯マーラー・巨人

アンサンブル美に魅力を加えた、その腕前に感服。 DE EMI 27 0007 ムーティ マーラー・巨人 ◎アルマーニ男ムーティのセンスが光を放っている。オーマンディが構築したフィラデルフィア管が若々しい感性に応えて良く歌っている。イケメン指揮者が名門を豪快にドライブして突き進むその表現は実に爽快で聴き応えがあります。 DE EMI 27 0007 ムーティ マーラー・巨人の商品詳細 . http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-15046.jpg December 30, 2019 at 02:20AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e917208.html via Amadeusclassics

美肌になれる音楽●イエペス、アロンソ指揮スペイン放送響 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、ある紳士のための幻想曲

通販レコードのご案内  イエペスが技量的に最盛期だった頃の演奏で、一番聴き応えがある。 《独ブルーライン盤》DE DGG 139 440 ナルシソ・イエペス ロドリーゴ・アランフエス協奏曲/ある貴紳のための幻想曲  スペインの伝説的ギタリスト、ナルシソ・イエペスは、1969年から1979年まで20年以上にわたりドイツ・グラモフォンへの録音を行いました。  マドリード近郊のアランフエスにある歴代の王室の美しい離宮と庭園に思いを寄せ、スペインの過ぎし日の栄華と郷愁を偲ばせる《アランフェス協奏曲》はなかでも特に、普及に尽力して多く再録音していますが、それらそれぞれに随分オーケストラとギターの音の位置付けが異なっている言を聴いて感じる。指揮者が異なれば要求されることも違うのは当然でしょうが、録音を重ねる度に、この20世紀のギターの名作から新たな魅力を引き出しています。  結果、20世紀に作曲されたレコード時代のクラシック音楽だということを見誤りそうな存在感を根付かせた。東京オリンピックの年に生誕250年に当たるベートーヴェンの交響曲演奏スタイルが、250年間かけて変化してきたことを楽曲が発表されて、四半世紀で成した。  ナルシソ・イエペスは1927年スペイン生まれ。生活のために弾いていたカフェで、映画監督ルネ・クレマンに見出され、『禁じられた遊び』の音楽担当に抜擢。主題曲「愛のロマンス」が大ヒットして、国際的な知名度を得る。それが機会となり、1947年ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を弾いて評価され、50年のパリ公演で同曲を弾き名声を高めた。この曲を国際的に広めた最大の功労者。のちに特製の10弦ギターを愛用する。ふくよかな演奏が特徴。盛りだくさんで、イエペスの魅力の一端はとにかく堪能できる。それ以上に堪能できるのがギターの魅力だろう。ていねいな音作り、何度でも聴きたい。小さなオーケストラと言われるように、一本のギターから実に豊かな音楽が紡ぎ出されるさまは十分に楽しめる。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19425.jpg December 29, 2019 at 11:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amade

天草で地震が連日起こっています ― 震源は毎回同一の緯度経度。

令和元年12月29日06時59分頃地震がありました。  震源地は、鹿児島県薩摩地方(北緯32.1度、東経130.1度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は2.6と推定されます。 この地震により観測された最大震度は1です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度1 天草市牛深町 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/201912-29065952.png December 29, 2019 at 07:30PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1112561.html via Amadeusclassics

オイストラフ追悼記念限定盤◉ビクター・EMI共同企画2枚組 ベートーヴェン・トリプル協奏曲、ブラームス・ダブル協奏曲

通販レコードのご案内 偉大な個性の白熱の共演が生んだ人類の遺産。 JP Victor SMK9014-5 (演奏者)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 ジョージ・セル指揮 クリーブランド管弦楽団 ダビット・オイストラフ ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ スヴェストラフ・リヒテル (曲目) ベートーヴェン・トリプル協奏曲、ブラームス・ダブル協奏曲 オイストラフ追悼記念限定盤、日本ビクター・東芝EMI共同企画盤2枚組。オイストラフ、ロストロポーヴィチ、リヒテル、カラヤン、セル、もはや望み得ないこの顔合わせによる超豪華企画。 詳細掲載ページ 三重協奏曲はベートーヴェン生誕200年に際して実現した「夢の顔合わせ」による録音(1969年)。指揮者、ソリストの顔ぶれもさることながら、曲の魅力を初めて世に知らしめたことでも重要な意味を持つ演奏・録音。1974年10月24日死去したオイストラフ追悼盤でブラームスが追加され2枚組。前者ではリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチという旧ソ連を代表する大家三人がカラヤン~ベルリン・フィルの豪華な音の世界をバックに、それにひけを取らない位各々の魅力を存分に発揮し、後者ではオイストラフ、ロストロポーヴィチがセル~クリーヴランド管の精緻な響きをバックに、力強く、スケールの大きな演奏を繰り広げているのは聴けばよく分かります。 ベートーヴェンの《三重協奏曲》は1969年9月15~17日、ベルリン、イエス・キリスト教会での収録。ベートーヴェンの作品としては駄作とされ、演奏機会の少なかったこの曲の評価を一変させた名演。高名な作品56の「英雄」のすぐ次の作品番号で、ベートーヴェンのデュアリズムを当てはめてカラヤンが目指した、この曲は隠れた名曲だとセンセーション巻き起こしたのは事実。全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルの厚みのある力強い管弦楽に乗って、旧ソ連からやって来た三大家がスリリングな熱演を繰り広げている。指揮者の力量、ソリストの顔ぶれもさることながら、個性がそれぞれに強かったから「夢の顔合わせ」による録音は、話題だけに終わらなかった。 高名な三人の独奏者もここでは楽団員です・・・、カラヤン/ベルリン・フィルの録音は星の数くらい沢山あるが、ベルリン・フィルの実力を最高に引き出して

凛々しいワーグナーを彫琢してみせた◆ヴィッカーズ、ニルソン、ロンドン、ラインスドルフ ワーグナー・ワルキューレ全曲

通販レコードのご案内 物語と音楽の完全な把握、そしてその流れを明快かつ感動的につなげる手法は、職人的オペラ指揮者として経験を積んだラインスドルフらしい技といえるでしょう。 《英RCAレッド・レーベル銀文字盤》GB RCA 6706-C/1-5 エーリヒ・ラインスドルフ ワーグナー・ワルキューレ  ウィーン出身のエーリヒ・ラインスドルフは、ナチスを逃れてアメリカに渡り、当地で成功を勝ち取った名指揮者です。彼はアメリカでボストン交響楽団との活躍が長かったせいかアメリカの指揮者のようなイメージを持たれるほどです。ヨーロッパ時代には若くしてアルトゥーロ・トスカニーニやブルーノ・ワルターの助手を務めてオペラ指揮でキャリアを積み、1937年の渡米後も、まずメトロポリタン歌劇場でのキルステン・フラグスタートやラウリッツ・メルヒオールといった大歌手たちと共演したワーグナー指揮でその名声を轟かせました。  切れ味鋭い名演の数々に、ラインスドルフのオーケストラ・ビルダーとしての巧みな手腕が100%発揮された。彼の暗譜で行われるリハーサルは、奏者の僅かなピッチの狂いもたちどころに指摘するほど厳格を極めたと伝えられていますが、本番では「音楽は自由であるべきだ」との信念からリハーサルよりもずっと手綱を緩めて素晴らしい名演を聴かせることで知られていました。その成果、ロンドン交響楽団の圧倒的でスリリングなエネルギッシュ感も感じ取れる演奏です。ビルギット・ニルソン、ジョージ・ロンドン、ジョン・ヴィッカーズら豪華歌手陣を起用。どの歌手も最高の時期の歌声と歌唱を聴かせてくれます。 特別、第2幕のブリュンヒルデの登場から、ニルソンのクリスタルな声の魅力に引き付けられる。ラインスドルフは1937年にメトロポリタン歌劇場で楽劇《ワルキューレ》を指揮して以来、職人的オペラ指揮者として経験を積みました。本盤に聴ける物語と音楽の完全な把握、そしてその流れを明快かつ感動的につなげる手法は、ラインスドルフらしい技といえるでしょう。  しかし同時期に録音されたハンス・クナッパーツブッシュの「ワルキューレ第1幕」と、ゲオルグ・ショルティの「ニーベルングの指環」全曲録音の影に隠れてしまって、脚光を浴びることの少ない不遇の録音ですが、プロデューサーにエリック・スミス、エンジニアにケネス・ウィルキンソンといえば泣

AU EMI OASD3198 ユーディ・メニューイン モーツァルト・アデライード協奏曲

《通販レコードのご案内》 現代のモーツァルト演奏の原点は「60年代」に始まった。 品番 34-15527 商品名 AU EMI OASD3198 ユーディ・メニューイン モーツァルト・アデライード協奏曲 レコード番号 OASD3198 作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 演奏者 ユーディ・メニューイン オーケストラ メニューイン祝祭管弦楽団 指揮者 ユーディ・メニューイン 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 AU(オーストラリア)盤 グレード(協奏曲) レギュラー 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 カラー切手 》は、セミサークルレーベルのニッパーが、四角い縁取りで囲まれ、ちょうど切手(スタンプ)のように見えます。これにも、二つのヴァリエーションがあり、ASD2470あたりから2750あたりまではニッパーの絵がカラーのデザインがオリジナルで、これ以降は、ニッパーの絵がモノクロが初版ということになるようです。この、ASDシリーズの半円ニッパーとスタンプ(カラー、モノクロ両方とも)ニッパーのLPは盤自体のクオリティがとても高く、ばらつきも少なく、優秀なプレス技術といえます。 Record Label AUSTRALIA COLOR STAMP DOG Recording & Weight STEREO (130g) Release & Stamper 1976 通販レコード オーダー番号 34-15527 販売価格 1,800円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/33zH1Bk http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsound/34-15527.jpg December 29, 2019 at 09:00AM from RecordSound http://recordsound.otemo-yan.net/e1111076.h

聴き終わったあとの気分の良さは相当のものだ◉ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響 マーラー・交響曲2番「復活」

通販レコードのご案内 純粋音響美を追究した完成度を誇る演奏。 NL DECCA D229D2 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団 イゾベル・ブキャナン(ソプラノ) ミラ・ザカイ(コントラルト) (曲目) マーラー・交響曲2番「復活」 DIGITAL DECORDING 英国初出盤。シカゴ交響楽団との交響曲全集の一枚で、ショルティによる2度目の録音。マーラーが第2番に託したさまざまな思いや哲学はスパッと切り捨て、音符を唯一の足がかりとして純粋音響美を追究した、演奏・録音ともに高い完成度を誇るショルティならではの名演。1980年5月ウィーン、メダイナ寺院でのジェームズ・マリンソン、ジェームズ・ロック、ジョン・ダンケリーによるセッション・デジタル、ステレオ録音。英国プレス存在しないオランダ・プレス初版、リーフレット付属。 詳細掲載ページ ショルティの音楽の特性は硬派、豪快、ダイナミックで、甘えのない厳格かつ躍動感にあふれる演奏。その反面 、比類なき生彩に満ち満ちた輝きを放つ。早いテンポでオーケストラを煽り、楽器を鳴らしまくるため聞き逃されてしまうが、対位法などのオーケストレーションを含む曲の構造に留意し精緻なアンサンブルを要求するといった論理的なアプローチも特色の一つで、完全主義者といわれる所以でもある。バーンスタインがマーラーの歌謡性に重きを置いたのに対し、ショルティはポリフォニーの表出とオーケストレーションの再現が主眼となっている。マーラーの書いた音符すべてを明確に鳴らしきった結果、マーラーのグロテスクさが全面に現れており現代のマーラー演奏が規範にしていると思われる。 知名度という点ではヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタインと並ぶ、20世紀、特に戦後を代表する指揮者。なによりもゲオルグ・ショルティと関係良好だったウィーン・フィルと後世に語り継がれるオペラをウィーンのソフィエンザールで次々と録音している。すでに定評があるショルティならでは、半世紀にわたり一貫してDECCAに録音し数々の名盤を遺した重要なアーティストであり続けた。そのレパートリーは多岐にわたり、バッハからショスタコーヴィチまで幅広く網羅。おそらく有名交響曲作家で一曲もやっていないのはシベリウスぐらいではないか。 意外なことに現在、ワーグナーの

夢幻的な名演◉リパッティ、カラヤン指揮フィルハーモニア管 シューマン・ピアノ協奏曲

通販レコードのご案内  身体の状況などは微塵も感じさせず、集中力の高いピアノ演奏には驚かされるばかりである。 《名演、フラット10インチ盤》FR COLUMBIA FC1016 ディヌ・リパッティ シューマン・ピアノ協奏曲  このレコードは、ルーマニアが生んだ天才ピアニストが弾いた、シューマンの協奏曲が1枚に収められた貴重な遺産である。  これほど、ロマンの香りが高いシューマン:ピアノ協奏曲は滅多に聴けるものではない。何か、リパッティがシューマンに乗り移って、幻想的な森の奥深く分け入って、平穏な一時に身を委ねているかのようでもある。夢幻的な名演とでも言ったらよいのであろう。 品番 34-13230 レコード番号 FC1016 作曲家 ロベルト・シューマン 演奏者 ディヌ・リパッティ オーケストラ フィルハーモニア管弦楽団 指揮者 ヘルベルト・フォン・カラヤン 録音種別 MONO http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-13230.jpg December 29, 2019 at 02:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e926282.html via Amadeusclassics

高名な三人も楽団員★オイストラフ、リヒテル、ロストロポーヴィチ、カラヤン指揮ベルリン・フィル☆ベートーヴェン・三重協奏曲

通販レコードのご案内 当時の人気はものすごく。メーカーの営業マンの話しによれば毎日歌謡曲並みに売れていたとか。兎も角このメンバー以上による、この曲の録音は考えられなく、まさに空前絶後とはこのこと。 《英カラー切手ドッグ初出盤 ジャケット見開き豪華バージョン》GB EMI ASD2582 オイストラフ&ロストロポーヴィチ&リヒテル カラヤン、ベルリン・フィル ベートーヴェン・トリプル協奏曲  熊本のクラシック音楽専門の中古盤店の店主が定番にしている思い出話だが、それほど発売前から大きな話題になりました。大きな販促用のポスターが記憶に残るほどでした。まだまだレコードの売上としては若者中心のロックやジャズより、クラシック音楽のレコード購入者が確かな買い手だったのでしょう。  ロシアの三大巨匠、ダヴィッド・オイストラフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、スヴャトスラフ・リヒテルとカラヤン率いるベルリン・フィルという、大手レーベルでなければ、決して実現しない様なオールスターによる《ベートーヴェン・三重協奏曲》。ヴァイオリン協奏曲や、ピアノ協奏曲と比べて、ベートーヴェンといえども馴染みの薄い《トリプル協奏曲》。当時の日本人の中には初めて手に取ったクラシック・ファンもあったかもしれませんね。 「この三人のソロで、カラヤン指揮ベルリン・フィル」だから、いっちょ聴いてみよかい、って。今でも興味惹かれることは変わらないでしょう。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23555.jpg December 28, 2019 at 10:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1112545.html via Amadeusclassics

胸のすく音の洪水*カラヤン美学の徹底した カラヤン指揮ベルリン・フィル モーツァルト・後期6大交響曲集

カラヤンのモーツァルト演奏のスタイルは変化することはなかった。  カラヤンとベルリン・フィルのモーツァルトで、《ハフナー》、《リンツ》、《プラハ》、39番、40番と《ジュピター》は二種類あるが、引き締まったモーツァルトを聞きたいか、ゴージャスで華やかなサウンドを楽しみたいか。好みで選んで聞くのが良いが、名手の揃ったベルリン・フィルの木管楽器を楽しむにはEMI盤が勝る。優美に磨かれた、華麗なモーツァルト。カラヤン美学の徹底した演奏です。スケールの大きな中にも美しさがちりばめられ、この上なく心地の良い響き。ベルリン・フィルとカラヤンの見事なコラボレーションが生み出した、不朽不滅のモーツァルト後期交響曲集をここに聴くことができます。  録音場所はイエス・キリスト教会で、1970年9月に行なわれた。この時期、カラヤンとベルリン・フィルのコンビはEMIと、ドイツ・グラモフォンで旺盛に録音を行った。よく知られているように、ダーレム地区の騒音問題などもあって、カラヤンのベルリンでの録音拠点は、1973年からベルリン・フィルハーモニーに移りますが、このモーツァルト後期交響曲集と、ブルックナーの第4番&第7番、チャイコフスキーの後期交響曲集に関しては非常に短い期間で録音場所を違えて再録音をおこなっているのです。  1970年当時のカラヤンは、イエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗なサウンドを志向していましたが、5年後の録音場所は、ベルリン・フィルハーモニーに移って精悍なモーツァルトを聞かせている。単なる再録音ということになりますので、5年という短い期間にカラヤンの嗜好が変化したことを十分に窺わせます。こちらが一般的にはカラヤンのモーツァルトだろう。 通販レコードのご案内 他のスタジオ録音からはなかなか聴くことのできない仕上がり 《英モノクロ切手盤、初発》GB EMI SLS809 カラヤン ベルリン・フィル モーツァルト後期6大交響曲集 THE LAST SIX SYMPHONIES Karajan WITH REHEARSAL LP  カラヤン&ベルリン・フィルによるモーツァルト:後期6大交響曲集。同コンビで1975~1977年にはDGGからもリリースされたときは驚きをもって迎えられたとのことですが、EMI盤がダーレムのイエス・キリスト教会での録

オーケストレーションの魔術師 ラヴェル、パリで苦悩の病死〜100人の大作曲家たち[89]

 ラヴェルはドビュッシーと共に印象派(印象主義)の作曲家に分類されることが多い。しかし、ラヴェルの作品はより強く古典的な曲形式に立脚しており、ドビュッシーとは一線を画すと同時にラヴェル本人も印象派か否かという問題は意に介さなかった。  ラヴェル自身はモーツァルト及びフランソワ・クープランからはるかに強く影響を受けていると主張した。また彼はエマニュエル・シャブリエ、エリック・サティの影響を自ら挙げており、「エドヴァルド・グリーグの影響を受けてない音符を書いたことがありません」とも述べている。 ラヴェルは、また、リヒャルト・ワーグナーの楽曲に代表されるような宗教的テーマを表現することを好まず、その代わりにインスピレーション重視の古典的神話に題を取ることをより好んだ。  母方の血筋であるスペインへの関心は様々な楽曲に見出だされ、『ヴァイオリン・ソナタ』、『左手のためのピアノ協奏曲』、『ピアノ協奏曲 ト長調』などにはジャズの語法の影響も見られる。  12月28日は“管弦楽の魔術師”と謳われたモーリス・ラヴェルが、交通事故の後遺症によって5年にも及ぶ闘病生活の末に、パリの病院でひっそりと世を去った日である。 『スイスの時計職人』が書いた最も美しい音楽  精密機械のような音楽を書いたラヴェルに、「スイスの時計職人」と悪態をついたのはストラヴィンスキーだったが、それは嫉妬のせいでもあったろう。それほど、ラヴェルの音楽は精緻な構造の中に美しい抒情が散りばめられていた。 GB DEC SDDF337-9 アンセルメ ラヴェル・管弦楽曲集  ラヴェルの“美しい音楽”を象徴するのが《亡き王女のためのパヴァーヌ》。5、6分ですんでしまう短い曲ですが、感傷的で優しさに満ちたフランス製の名品です。この曲は敬愛していたフランスの先輩シャブリエの影響を受けて、優美な宮廷舞曲パヴァーヌを効果的に用いた作品で、最初はピアノ曲として書かれ、後に管弦楽用に編曲された。原曲のピアノ曲は24歳の時に作られ、たちまちいたるところのサロンで盛んに演奏されたそうです。特に若い娘たちに人気があったらしく、これがラヴェルを逆にがっかりさせ、さかんに〈フォルムが貧弱〉、〈シャブリエの影響が強すぎる〉、〈不完全な作品〉などと自らこき下ろすのです。もっとも、そのおかげで、この曲は更に素晴らしいオーケストラ

マーラー解釈の神髄*クンダリ、フォレスター、ワルター指揮ニューヨーク・フィル マーラー・交響曲2番「復活」

通販レコードのご案内  マーラーの直弟子でもあり、同じユダヤ人として時代を共有したものでなければなし得ない強い共感に満ちあふれた演奏を聴かせている。 《米2EYE グレイ黒文字盤》US COLUMBIA M2S 601 ワルター マーラー・交響曲2番「復活」  一時は引退を表明して80歳を越えた晩年のワルターは米国は西海岸で隠遁生活送っていたが、米コロンビア社の若き俊英プロデューサー・ジョン・マックルーアに説得されドイツ物中心にステレオ録音開始。日本の北斎に譬えられたように、まさに80歳にして立つと言った感じ。  引退していたワルターを引っ張り出し、『マーラー直弟子のワルターが伝えるマーラー解釈の神髄。』とコピーが常套句になっていますがワルターの心情はどうだったのか、と考えます。この『復活』は、その彼のステレオ録音の最初の1枚となったものです。マーラーの弟子であったワルターが、それまでの手兵ニューヨーク・フィルを指揮してステレオで最初にとりあげたのが『復活』だったというのはまさに僥倖であったといえるでしょう。  この録音はニューヨーク・フィルとウェストミンスター合唱団。あとに続くレコードのためのオーケストラのとは違ったんじゃないか。ドイツものとしてマーラーを録音できることに特別な思いを強くしたのではないか。録音は穏和な表情の中にどことなく哀感が漂うような、独特の味わいがあります。低音域を充実させたドイツ的なスタイルで、ロマンティックな情感を適度に盛り込みながら柔らかくたっぷりと歌わせたスケール感豊かな名演。  マーラーも、巨匠ワルターの芸風に最もしっくりと馴染む作曲家の一人だったように思う。マーラー直系の愛弟子ですから、当然と言えば当然ですが、同じユダヤ人として時代を共有したものでなければなし得ない強い共感に満ちあふれた演奏を聴かせている。歴史的名盤といえる録音だ。ワルターのステレオ録音が聴けるとは、米コロンビア社の英断に感謝せずにはいられません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21466.jpg December 28, 2019 at 11:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassi

GB COLUMBIA SAX2514 オットー・クレンペラー シューベルト・交響曲5番、8番「未完成」

《通販レコードのご案内》 クレンペラーならではのがっしりとした構成感のゆるぎないシューベルト。英グラモフォン誌はこれらの演奏を"lovely Schubert playing"と評しました。 品番 34-20540 商品名 GB COLUMBIA SAX2514 クレンペラー シューベルト・交響曲5番/8番「未完成」 レコード番号 SAX2514 作曲家 フランツ・シューベルト オーケストラ フィルハーモニア管弦楽団 指揮者 オットー・クレンペラー 録音種別 STEREO ジャケット状態 M- レコード状態 EX++ 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(交響曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド コロムビア(Columbia)社のレコードで、最もオーディオファイルに人気があるのは、オットー・クレンペラーやアンドレ・クリュイタンス、ダヴィッド・オイストラフそしてレオニード・コーガンなどの名録音で非常に有名な、SAX(サックス)シリーズである。 《 マジック・ノーツ・セミサークル 》は、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパー君の絵が入るかわりに、半円の上部には「COLUMBIA」の文字が入っているため、簡単に見分けが付く。蓄音機とニッパー君の絵が入るデザインを、「半円(セミサークル)ニッパー( "LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" )」と呼びます。レコード番号では、SAX2252と2532、そして2540以降のまでは、これがオリジナルであると考えられています。それ以降のレーベル・デザインは、EMIの「スタンプニッパー」とほぼ同じであるが、ニッパー犬の代わりに、音符が印刷されている後期のレーベルになる。番号後期になるとレコード盤のプレス精度も高品質化していますために、このレーベルの音質上の特色は、デッカの鮮烈なサウンドに比べ、聴く者を包み込むような、音場感豊かな上品なサウンドにあります。 Record Label "MAGIC NOTES SEMI-CIRCLE"WITH BLACK LETT

新鮮で精密なマーラーとして◆演奏史に決定的な影響を与えた アバド シカゴ響 マーラー・交響曲2番《復活》

通販レコードのご案内 〝アバドのマーラー〟の特徴が、最良の形で表現されているレコードのひとつだ。 《独ブルーライン盤》DE DGG 2530 775 アバド・シカゴ響 マーラー・交響曲2番「復活」  3つのオーケストラを使い分けて、16年かけて完成させたアバド第1回目のマーラー交響曲全集へとなる、その第1弾だった。この『復活』は、その解釈において、ワルター、バーンスタインに次いで、マーラーの演奏史に決定的な影響を与えた ― という有様でも名盤だ。1972年のザルツブルク音楽祭での同曲の大成功踏まえてドイツ・グラモフォンがオファー。アバドとシカゴ響の「復活」といえば、当時メータ指揮ウィーン・フィル盤と人気を二分した。ソプラノ歌手ネブレットらの見事な歌唱と、アバドならではの新鮮で精密な演奏を堪能できる。  私をクラシック音楽のレコードを、本格的に聴き入らせるスタートとなった記念碑的存在でもある。それは〝アバドの特徴の出たマーラー〟であって「マーラー作品の特徴」ではなかったからだ。ショルティ時代のシカゴ交響楽団の絶対的合奏力とパワーをフルに発揮、若きアバドの新鮮な解釈により速いテンプでぐいぐい進んでいく。シカゴ交響楽団を聴いて気がついていなかった、流れるような美しさ、繊細な表情付けに新鮮な思いを受け、誇張や感情的な思い入れは少ないところに納得したり。不自然さを感じないテンポ設定に曲そのものの美しさを感じた。極めて客観的に捉えているアバドの演奏に接したことで、ワルターやバーンスタインが、音楽と同化して、歌い、のたうち回っているのが理解できた。  アバドはこの後にウィーン・フィルと同曲をデジタル録音し、同じアプローチで、より理想を求めたせいか、ここではシカゴ交響楽団のハイパー高性能ぶりが最高度に発揮されています。ウィーン・フィルもシカゴ盤を聞いていて応えたからだろうが、根本から既成概念を払拭していく本盤がワクワクする。金管群のパワーと輝き、弦楽器のあらゆる音域での豊かな表現力、名人芸の光る木管、決め所をわきまえた打楽器、あらゆるパートが最高度の技を見せ、しかもアバドの目指す音楽のために注ぐ姿が、すばらしい。コーラスも実に充実。ソリスト2人も気力あふれるいい歌声で、深みのある歌を聴かせます。  録音はアナログ末期ですが、マーラーがスコアに書き込んだものをしっかりと

理想的名盤◉ヘンリク・シェリング◯J.S.バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集

通販レコードのご案内  何百組以上の録音がありますが高貴さと言う事でこの高みにまでたどり着いた演奏って古楽器全盛の現代でも結局ベストを争うのがこの録音でしょうか。何の不満もない演奏に浸るだけ。 《ブルーライン&チューリップ混合盤》DE DGG 2709 028 ヘンリク・シェリング バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集  シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。  美音の持ち主は、往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて、純粋・明瞭かつ客観的であり耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。  シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである  音それ自体の美しさは、美しい音楽を構築するためのひとつの要素にすぎない。  超美品に違いない整いすぎた演奏。整然とした音が集まると音楽としての力や迫力になります。この演奏はおそらく1734年製のストラディヴァリを使っていますが、素晴らしく良い状態で、更に丁寧に調整されたストラドと思います。音色も大変に豊かでリッチです。そこも聴き所です。 ゆったりとしたテンポ、どの音も整った音、和音は同時に聞こえるように弾いていること、が特徴です。 典型的なクラシック音楽と言えるたっぷりとした豊かな演奏です。こういった表現方法は、ある意味、音楽家にとっての理想的な表現です。ステレオ録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-14278.jpg December 28, 2019 at 03:35AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e941032.html via Amadeusclassics

端正と明朗☆素直に良さを カサドシュ、セル指揮クリーヴランド管 モーツァルト・ピアノ協奏曲26番「戴冠式」、27番

音のきれいなピアニストでモーツァルトをきくと  カサドシュといえば、極めつきの美徳として知られていた、あの円くて、しっとりとした輝きがあって、粘っこさというものがなくて、しかもかさかさの無機的な感じを少しも与えない、軽くて、決して、軽っぽくないいわゆる真珠の玉をつらねたようなレガートの美しさというものが、あるにはあっても、少し重くなり、音の表面にも、真珠の比喩を続ければ、少し「病気になったような」淡い曇りがうっすらとかかったような気味があって、おやっと思ったものだった。  カサドシュといえば、私など ― いや私に限るまい、彼の少なくとも壮年期のあのピアノをきいたことのある人たちだったら、ラヴェルやドビュッシーといったフランス近代音楽のピアノの名作はいうまでもないが、恐らく、それにもまして、彼のモーツァルトを高く評価していた。  ロベール・カサドシュは仏ピアノ界の重鎮的存在。1899年パリに生れたカサドシュ( Robert Casadesus, 1899年4月7日 - 1972年9月19日 )は1922年からラヴェルと共同でピアノロールの録音を行い、欧州各地でラヴェルと共演した経歴を持つ。大戦中アメリカへ亡命した事もあって、米 Columbia に多くの録音を残した、これも米録音。モーツァルトのピアノ協奏曲第15番変ロ長調、同じく第17番ト長調、それに第26番ニ長調「戴冠式」と最後の協奏曲第27番変ロ長調の4曲をジョージ・セルの指揮で、クリーヴランド管弦楽団とコロンビア交響楽団に発売されたレコードの名義上録音している。が、どちらも実態はクリーヴランド管弦楽団だ。  冒頭に引用したのは、音楽評論家・吉田秀和氏の著作『レコードのモーツァルト』(中公文庫)から「音のきれいなピアニストでモーツァルトをきくと」と題した章から、カサドシュのことが語られている部分の妙出。吉田氏も奨めているが、もしまだカサドシュのモーツァルトを聞いていないとしたら《戴冠式》から聞いてみるのも悪くないだろう。カサドシュのレパートリーは決して広くなく、むしろ適した曲目はきわめて限られたものでした。彼はラヴェルと大変親しく、彼の曲目を重要なレパートリーとしたが、そのレパートリーにはドイツ音楽も多く、ベートーヴェンやモーツァルトも得意とした。それは、あまりにも整いすぎた音楽に感じられるほど楽曲の演

誰にでも勧められるオーディオファイル*カッチェン&マルティ ブラームス・ピアノ名曲選第5集〜ハンガリー舞曲集

カッチェンによるブラームスの演奏は高度な技巧と確かな様式感を軸とした充実した名演。カッチェンのブラームスの中で最も入手難盤。 《英 ワイドバンド ED2盤オリジナル》GB DECCA SXL6217 カッチェン&マルティ ブラームス・ハンガリー舞曲1,2集  カッチェンのブラームスの中で最も入手難盤。作曲家自身によるオーケストラ編曲版で最も親しまれている2台ピアノのための“ハンガリー舞曲集”。驚異的な技巧と深い教養に裏打ちされた音楽的な表現が印象深いカッチェンの演奏は、抒情的な感情に溺れることなく理知的で、現代人の感覚にもストレートに訴えかけてきます。レパートリーは古典から現代曲まで、またスラヴものからドイツ、フランス、アメリカものまで幅広く、DECCAには40数枚のLP録音を残しました。洗練されたカッチェンの美しきピアニズムは本盤でも遺憾なく発揮され、淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。数々の英DECCAのオーディオファイル・レコードで、カッチェンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。速めのテンポで力感・量感のあるタッチで弾ききる演奏に、冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。  英DECCA社は、この米国から来たピアノ演奏の逸材を起用したレコードの売上から利益を計上したと関係者から聞いた事が有ります。ちなみに、このブラームスはピアノ作品完全全集として後に集大成され10枚組(narrow band ED4)でリリースされていることから、裏付けているようなものです。1969年、わずか42歳で帰らぬ人となったことは残念で仕方ないですが、DECCA録音のブラームス・ピアノ部門はカッチェンが背負っていたと云っても過言でない。その短い生涯の間に、ブラームスのピアノ独奏曲とピアノ協奏曲のすべてを録音した。これはブラームスを愛好するものには大切な記念です。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-22897.jpg December 27, 2019 at 08:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-y

筋のよいテクニックを以って協奏曲の最高峰に挑む アシュケナージ メータ指揮ロンドン響 ブラームス・ピアノ協奏曲2番

通販レコードのご案内  イタリアの陽光への憧れ ― 若く気迫に満ちた盟友メータとの若き日の磨き抜かれた音色が冴えわたっている。 《豪オレンジ銀文字盤》AU DECCA SXLA6309 アシュケナージ&メータ ブラームス・ピアノ協奏曲2番  1つ1つの作品に全精力を注いで、それらの作品からその魅力を最大限に引き出そうとする姿勢がデッカ経営陣の心を打ったと聞いているピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージ。アシュケナージは圧倒的に広いレパートリーを持ち、英デッカ社の財力を背景に完結させた全集企画の数では古今東西のピアニストの中では群を抜いている。そのアシュケナージが得意としている作曲家の1人がブラームスであり、細部まで丁寧に演奏していること、そしてその結果として、演奏の水準にほとんどムラがないことは特筆すべきことです。  実に細部まで美しく彫琢された、現代的なすこぶる明快な演奏です。磨きぬかれた輝かしい音色、ニュアンスに富んだ表現力、優れた音楽性、筋のよい安定したテクニックと、あらゆる面において現代のピアニストの水準を上を行く演奏を聴かせています。DECCAレーベルの入れ込みようは並々ならず。当時のロンドン交響楽団は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、また、英デッカの優秀な録音技術もあって、この作品本来の味わいを満喫することができます。 1967年1月、エリック・スミス&ケネス・ウィルキンソンによる優秀録音、名演奏 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-15987.jpg December 27, 2019 at 05:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1071607.html via Amadeusclassics

憑依が払われた禊 シュヴァルツコップ、フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱」/1番

“バイロイトの第9”は、演奏の記録ではなく、記録のための演奏でもなかった。  世界一有名なバイロイトの第九です。宇宙のずっと遠くへ放たれた観測衛星ヴォイジャーに載せられたディスクに人類の音楽芸術の最高の演奏として選ばれた録音。1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」この録音に関しては賛否ありますが、個人的には大好きな演奏です。フルトヴェングラーが振ったから…、大戦後初のバイロイト音楽祭だから…、いろいろを考えさせられる演奏ですが、どうであれ芸術ってこういう事を言うんではないでしょうか?  まるで、夏空の花火の様 ― 大輪の花を咲かせて一瞬にして消えてしまう ― この時代の、この演奏者の、この会場がそういう素晴らしい演奏を花開かせ一瞬にして消える。これが、この第九の素晴らしだと考え至りつつあります。夏空の花火が大輪の花を咲かせて、一瞬にして消えてしまう。聴き手も息を詰めて、そのタイミングを見つめている。バイロイトの第九はそういうものに思う。リハーサルを含めて三回の録音が残っているというから、それでも崩壊寸前のクライマックスを選んだのは、ライヴの緊迫を際立たせる演出だったのではないだろうか。  録音こそ誰もが知っている1951年のバイロイト音楽祭の前夜祭でのライヴですが、発売されるまで何年も後です。本来はカラヤン指揮のワルキューレのライヴ録音プロジェクトでマイクセッティングのテストにテープを回していたものでした。それが結果、地球の宝になったのは、発売予定だったカラヤン指揮のワルキューレが第3幕だけの発売で終わったことで実現したものです。レコードは最初、演奏後の拍手もそのままに発売。擬似ステレオ盤が発売された時には最後の拍手はなかった。その後、日本での発売では《足音付き》のコピーが踊った。フルトヴェングラーが指揮台に立つ時の音だと言われた。が、演奏前の挨拶の後の音であるらしい。録音セッションは正式に行われたものでなかったし、実際本番の録音でなく、観客を入れてのリハーサルの演奏も使われている。その音は彫りが深く、各楽器の詳細な音の動きも聞き取れ、独唱は輪郭のしっかりした明瞭さで合唱も歪み感を感じません。レコード発売を目的に録音されるために演奏されたものだったらば、その時点で整音がされていたでしょう。スタジオで録音された演奏で有

GB COLUMBIA CX1491 デニス・ブレイン リヒャルト・シュトラウス・ホルン協奏曲

《通販レコードのご案内》 モーツァルトと並ぶ名作と言われているリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲集、稀代のホルン奏者デニス・ブレインの不世出の才能を伝える不滅の名盤です。 品番 34-18029 商品名 GB COLUMBIA CX1491 デニス・ブレイン R.シュトラウス・ホルン協奏曲 レコード番号 CX1491 作曲家 リヒャルト・シュトラウス 演奏者 デニス・ブレイン オーケストラ フィルハーモニア管弦楽団 指揮者 ヴォルフガング・サヴァリッシュ 録音種別 MONO ジャケット状態 EX レコード状態 EX- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(協奏曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 マジック・ノーツ・セミサークル 》は、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパー君の絵が入るかわりに、半円の上部には「COLUMBIA」の文字が入っているため、簡単に見分けが付く。蓄音機とニッパー君の絵が入るデザインを、「半円(セミサークル)ニッパー( "LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" )」と呼びます。レコード番号では、SAX2252と2532、そして2540以降のまでは、これがオリジナルであると考えられています。それ以降のレーベル・デザインは、EMIの「スタンプニッパー」とほぼ同じであるが、ニッパー犬の代わりに、音符が印刷されている後期のレーベルになる。番号後期になるとレコード盤のプレス精度も高品質化していますために、このレーベルの音質上の特色は、デッカの鮮烈なサウンドに比べ、聴く者を包み込むような、音場感豊かな上品なサウンドにあります。 Record Label "MAGIC NOTES IN SEMI CIRCLE"WITH BLACK LETTERING Recording & Weight MONO 1枚組 (160g) Release & Stamper 4V/1N 通販レコード オーダー番号 34-18029 販売価格 3,000円 (税

官能的な美観と情熱★時代を超えた優秀録音 フェラス カラヤン指揮ベルリン・フィル ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内  ため息が出るほど巧く、誠実な官能美に酔いしれる! 優れた資質を持ちながら49歳で亡くなったフェラスの全盛期の代表的録音。カラヤンとベルリン・フィルハーモニーの重厚な演奏も聴きものです。 《ブルーライン盤》GB DGG 138 930 フェラス&カラヤン ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  ブラームスの他の協奏曲と同様に、技巧的に至難で内容的にも渋いにもかかわらず、精神的に極めて充実した作品として親しまれている、ロマン派の屈指の名曲であるヴァイオリン協奏曲。  この協奏曲を聴くときの基準の一枚として申し分ない、カラヤンの録音史の中でも白眉の傑作。カラヤンがベルリン・フィルの常任に就いて約10年であり、彼の録音は気合と覇気に溢れた構えの大きい緊張感を漲らせたオーケストラと一体になり、フェラスは繊細な美音でブラームスの情感豊かな世界を紡ぎ出している。1964年の録音で、これがフェラスとカラヤン指揮ベルリン・フィルによる録音のスタートとなったものです。フランスの往年の名匠の一人がクリスチャン・フェラスは、一時期カラヤンのお気に入りとして数々の録音を行った事で知られている。清楚で良く歌って、しかも過剰なヴィヴラートに陥らない抑制された情熱と官能さえ感じさせて、瑞々しいテクニックがどこまでも爽やか、ヴァイオリンの鳴りは繊細ながらも高い精神性に支えられた秀演で、カラヤンが万全のサポートをこなしている。カラヤンのバックは雰囲気タップリ、ソロを包み込む豊満さ。やや濃厚で暗めですが、冷涼な味わいにも不足しません。この味わいの濃さは、カラヤンの個性に間違いありません。  本盤の存在価値はフェラスの、とにかく美しいヴァイオリンの音色だけが魅力ではなく、実は一番耳を奪われるのは第2楽章冒頭のオーボエ・ソロの天国的な美しい響きです。ローター・コッホのオーボエの美しさはやはり格別。そこにフルートが入り、そしてヴァイオリン独奏が始まる ― ピアノ協奏曲でチェロを引き合いに出したように、ヴァイオリンに木管を絡める ― という、実にブラームスらしい凝りに凝った音楽です。そしてまた、この楽章のヴァイオリンの甘美さは例えようのないもので、フェラスの切ないまでの美音を聞いていますとカラヤンが、この時のブラームスの録音集にピアノ協奏曲を含まず、なおかつフェラスを起用した意

レコード業界に与えた史上最大の衝撃★グレン・グールド バッハ・ゴールドベルク変奏曲

通販レコードのご案内  この曲集にふさわしい名技性にあふれスリリング。 《名盤》JP SONY 20AC1522 グールド バッハ ゴールドベルク変奏曲  グレン・グールドは、皆さんもよくご存知でしょうし、人気のあるピアニストだと思う。私個人的には、彼の音楽は大好きなのです。CD での全集も評判が良いですが、だからこそ、アナログ盤で聞くことに楽しみを持っています。CD で聞いただけというのなら、おすすめしたいことです。  演奏会を嫌い、スタジオを好んだ彼の録音は、ある意味強烈な個性として訴えかけてくるものがあると思う。極度の潔癖症でストイックな演奏スタイルの彼が晩年 YAMAHA 製 CF#1983300 に魅せられていた事も、何となく理解できますね。  グレン・グールドのデビュー盤「ゴルトベルク変奏曲」は、1955年6月の録音でオリジナルはモノラルでした。つまり、本盤がそうなのですが、CDで聴ける初回録音版は、1968年にリリースされた擬似ステレオ版のマスターテープを採用しています。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-22205.jpg December 27, 2019 at 07:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1086780.html via Amadeusclassics

聴き終わったあとの気分の良さは相当のものだ◉ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響 マーラー・交響曲2番「復活」

通販レコードのご案内 純粋音響美を追究した完成度を誇る演奏。 NL DECCA D229D2 (演奏者)ゲオルグ・ショルティ指揮 シカゴ交響楽団 イゾベル・ブキャナン(ソプラノ) ミラ・ザカイ(コントラルト) (曲目) マーラー・交響曲2番「復活」 DIGITAL DECORDING 英国初出盤。シカゴ交響楽団との交響曲全集の一枚で、ショルティによる2度目の録音。マーラーが第2番に託したさまざまな思いや哲学はスパッと切り捨て、音符を唯一の足がかりとして純粋音響美を追究した、演奏・録音ともに高い完成度を誇るショルティならではの名演。1980年5月ウィーン、メダイナ寺院でのジェームズ・マリンソン、ジェームズ・ロック、ジョン・ダンケリーによるセッション・デジタル、ステレオ録音。英国プレス存在しないオランダ・プレス初版、リーフレット付属。 詳細掲載ページ ショルティの音楽の特性は硬派、豪快、ダイナミックで、甘えのない厳格かつ躍動感にあふれる演奏。その反面 、比類なき生彩に満ち満ちた輝きを放つ。早いテンポでオーケストラを煽り、楽器を鳴らしまくるため聞き逃されてしまうが、対位法などのオーケストレーションを含む曲の構造に留意し精緻なアンサンブルを要求するといった論理的なアプローチも特色の一つで、完全主義者といわれる所以でもある。バーンスタインがマーラーの歌謡性に重きを置いたのに対し、ショルティはポリフォニーの表出とオーケストレーションの再現が主眼となっている。マーラーの書いた音符すべてを明確に鳴らしきった結果、マーラーのグロテスクさが全面に現れており現代のマーラー演奏が規範にしていると思われる。 知名度という点ではヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタインと並ぶ、20世紀、特に戦後を代表する指揮者。なによりもゲオルグ・ショルティと関係良好だったウィーン・フィルと後世に語り継がれるオペラをウィーンのソフィエンザールで次々と録音している。すでに定評があるショルティならでは、半世紀にわたり一貫してDECCAに録音し数々の名盤を遺した重要なアーティストであり続けた。そのレパートリーは多岐にわたり、バッハからショスタコーヴィチまで幅広く網羅。おそらく有名交響曲作家で一曲もやっていないのはシベリウスぐらいではないか。 意外なことに現在、ワーグナーの

天草で震度3の地震(午後19時54分と59分) ― 連続して同じ震源位置で地震が起こりました。

令和元年12月26日21時26分頃地震がありました。  震源地は、熊本県熊本地方(北緯32.9度、東経130.7度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は2.0と推定されます。 この地震により観測された最大震度は1です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度1 熊本北区植木町  この地震による津波の心配はありません。 令和元年12月26日19時59分頃地震がありました。  震源地は、鹿児島県薩摩地方(北緯32.1度、東経130.1度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は2.9と推定されます。 この地震により観測された最大震度は2です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度2 天草市牛深町 鹿児島県 震度1 長島町鷹巣 長島町獅子島 長島町指江 長島町伊唐島  この地震による津波の心配はありません。 令和元年12月26日19時54分頃地震がありました。  震源地は、鹿児島県薩摩地方(北緯32.1度、東経130.1度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は3.7と推定されます。 この地震により観測された最大震度は3です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度3 天草市牛深町 熊本県 震度1 天草市天草町 鹿児島県 震度2 鹿児島出水市野田町 薩摩川内市上甑町 長島町鷹巣 長島町獅子島 長島町指江 長島町伊唐島 鹿児島県 震度1 阿久根市赤瀬川 阿久根市鶴見町 鹿児島出水市緑町 鹿児島出水市高尾野町 薩摩川内市中郷 薩摩川内市祁答院町 薩摩川内市里町 薩摩川内市鹿島町 薩摩川内市入来町 薩摩川内市東郷町 伊佐市大口鳥巣 さつま町宮之城保健センタ さつま町神子 長崎県 震度1 雲仙市小浜町雲仙 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/201912-26195403.png Decemb

オーディオの拘り甲斐を感じる*ミルシテイン スタインバーグ指揮ピッツバーグ響 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内  ヴァイオリンの貴公子と呼ばれたミルシテインの、この気品はオーディオにこだわって再生して楽しみたいものだ 《米Full Dimensional Soundロゴ盤》US CAPITOL P8313 ナタン・ミルシテイン ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲  演奏家としては同門のハイフェッツと同じく傑出した超絶技巧の持ち主ではあったが、それを前面に押し出す演奏には消極的だった。むしろイザイを通じて身につけた、歌心と美音を尊重するベルギー楽派の優美な演奏スタイルが際立っている。そのためしばしばミルシテンはヴァイオリンの貴公子と称される。同門のハイフェッツやエルマン比してアクは少ない。しかしその音楽は決して退屈なものではなく、時にはフランス流エスプリ色の強い堅固に構築された音楽の中からほとばしる情熱を垣間見せる。 「彼は古今東西最も音が明瞭・透明なヴァイオリニストだ」とイツァーク・パールマン(Itzhak Perlman)は評していたようです。そのミルシテインは練習の虫で「もっと明瞭なフレージングができる指使いを発見したぞ」と友人に話し聴かせる事も多々あったようですが、演奏スタイルは「超絶技巧」を前面に出さず音色もフレージングも非常に明瞭で独特の気品があり、艶やかで匂い立つ様な色気に満ちた素晴らしいものです。録音は大きくCAPITOLモノラル期録音と、英COLUMBIAに分けられる。どちらも良いが、CAPITOLは入手しやすい、これもレアではないが、何時聴いても惚れ惚れするソロ。時代の波に決して風化する事のない揺るぎの無いヴァイオリンだ。  当時勢いを伸ばしていた新興レーベルの米キャピトルと組んだ数多くのレコーディングでも抜きんでた名盤、メジャーレーベル慌てふためいたと言われています。この演奏を聞くとまず、これがスタジオ録音であるが、あたかもライヴのように生々しく、びりびり伝わってくるものがあります。そんな目の前で弾かれているかのような実在感と緊張感があるのは、ミルシテンの感情が深いところから完全に音にのって現れてくるからでしょう。汗が散る様子すら容易に目に浮かぶ物凄い熱演を聴かされてしまうと、再生装置にこだわって楽しみたいと思うようになる。 録音:1955年1月19日ピッツバーグ、the Syria Mosque、セッション・モノーラル。ミル