通販レコードのご案内 モーツァルトのテーマには、しばしば死や暗闇が取り上げられている。彼は単なる快活な天才ではなく、それ以上のものなのだ。
《SAX規格の初版、マジック・ノーツ、セミ・サークル盤》GB COLUMBIA SAX2486 オットー・クレンペラー モーツァルト・交響曲40&41番 モーツァルトは貧困のうちに死んだのだ。そう断言する、クレンペラーのモーツァルトは生半可な姿勢で聴くわけにはいかない。彼はコンスタンツェ・ヴェーバーを愛し妻としたが、彼女は一緒に暮らす夫の真の価値を理解していなかった。彼は36歳という若さで死んだ。その短い生涯において、安らぐ時間はほとんどなかったと言えよう。と熱い眼差しを向けていることをクレンペラーの言葉から感じる。
偏愛と、これを言ってはいけないだろうか。クレンペラーのベートーヴェンに対する揺るぎない敬意は、モーツァルトを同軸線上に鑑賞するわけにはいかない。しかし、数多の指揮者が録音したモーツァルトの交響曲と比べても、フィルハーモニア管弦楽団の合奏力、ナチュラルなサウンドステージを目指した EMI 録音、そして何よりも骨太で微動だにしない解釈・指揮という点において、クレンペラーのモーツァルトは無類の演奏で、評価が綺麗に二分され中間派の無い極めて個性的で、収録から半世紀近くが経った今でも、“問題作”として伯仲する珍しい存在です。
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January 28, 2020 at 08:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1004822.html
via Amadeusclassics
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