通販レコードのご案内 彼女はクラシックの世界に生きた人だが、その記憶のされかたは、ポップ・スターに近いところがある。クラシック通以外にも名前を知られ、広く聴かれた点では、ポピュラーな歌手だったのだ。
《カラー・ドッグ・セミサークル盤》FR EMI C053-1010131 トゥリオ・セラフィン オペラアリア集 波瀾万丈な歴史的歌姫マリア・カラス。肥満児だった少女時代、母親に励まされ、ラジオのアマチュア・コンテストで幾つも賞を取り、音楽界での栄光を夢みながらその賞金をオペラの台本や歌のレッスンにまわしていた。オードリー・ヘプバーンのようなポートレイトで、スタイルの良い美貌のディーヴァとしてマリア・カラスを記憶している方には驚きでしょう。デビュー当時は一般的なオペラ歌手のイメージと同じく、巨体のまま卓越したテクニックを生かし華々しくデビューしたマリア・カラスでしたが、そこから猛烈なダイエットを開始。スリムなスタイルを手に入れましたが、それと引き換えにしたものは大きい。
過度なダイエットや、数々のスキャンダルにより疲労困憊、歌手活動のほうに支障がでてしまい、華々しいキャリアはわずか10年足らずで終わってしまった。艶のある美声を失った彼女は、激情的な歌唱に転進。マリア・カラスを聴く時は、そのどちらもの時代を楽しめるのですが短いキャリアは音質的に恵まれず、鮮烈的な歌唱はモノラル録音で聴くしか無い。
1954年9月17,18,20,21日、ロンドン録音。
■モノラル録音。http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-17141.jpg
January 30, 2020 at 11:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1011413.html
via Amadeusclassics
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