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9月, 2019の投稿を表示しています

オーディオの拘り甲斐を感じる*ミルシテイン スタインバーグ指揮ピッツバーグ響 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内  ヴァイオリンの貴公子と呼ばれたミルシテインの、この気品はオーディオにこだわって再生して楽しみたいものだ 《英ダーク・グリーン金文字盤》GB CAPITOL P8313 ナタン・ミルシテイン ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲  英初期盤を聴いてしまうと、その香気があるような美しい品性のある音質に魅了されてしまう。演奏家としては同門のハイフェッツと同じく傑出した超絶技巧の持ち主ではあったが、それを前面に押し出す演奏には消極的だった。むしろイザイを通じて身につけた、歌心と美音を尊重するベルギー楽派の優美な演奏スタイルが際立っている。そのためしばしばミルシテンはヴァイオリンの貴公子と称される。同門のハイフェッツやエルマン比してアクは少ない。しかしその音楽は決して退屈なものではなく、時にはフランス流エスプリ色の強い堅固に構築された音楽の中からほとばしる情熱を垣間見せる。 「彼は古今東西最も音が明瞭・透明なヴァイオリニストだ」とイツァーク・パールマン( Itzhak Perlman )は評していたようです。そのミルシテインは練習の虫で「もっと明瞭なフレージングができる指使いを発見したぞ」と友人に話し聴かせる事も多々あったようですが、演奏スタイルは「超絶技巧」を前面に出さず音色もフレージングも非常に明瞭で独特の気品があり、艶やかで匂い立つ様な色気に満ちた素晴らしいものです。  この演奏を聞くとまず、これがスタジオ録音であるが、あたかもライヴのように生々しく、びりびり伝わってくるものがあります。そんな目の前で弾かれているかのような実在感と緊張感があるのは、ミルシテンの感情が深いところから完全に音にのって現れてくるからでしょう。汗が散る様子すら容易に目に浮かぶ物凄い熱演です。このような英国初期LPレコードを入手すると、再生装置にこだわって名演奏を楽しみたいと思うようになる。 録音:1955年1月19日ピッツバーグ、the Syria Mosque、セッション・モノーラル http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19563.jpg September 30, 2019 at 09:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 htt

廉価レーベルの中古盤としては高額ですが◉ オークレール、ヴェス指揮オーストリア響 チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲

優美さと"粋"の極意 ― 耳をくすぐるような魅惑的な演奏  ジャック・ティボーの寵愛も受けたミシェル・オークレールは1951年のアメリカ・ツアー、1958年にはソ連のツアーなどで成功を収めたのを頂点に世界中から引っ張りだこになりましたが、早々に寿引退してしまいます。なんとも潔いことだろう。その頃の録音は随分と力のこもった ― 楚々としたしなやかさの中に、得も言われぬ風情と香気を感じさせる、フランスの精髄を体現すると評された師ティボーの芸風にも通じるところから ― 『女ティボー』と言われた通りの凄演だった。  入手しやすいのはフィリップス傘下のフォンタナ・レーベルに録音した一連のヴァイオリン協奏曲集で『 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番と第5番 』はよく聴かれているが、ここでのアピールに『女ティボー』と言われた云々はそぐわない。彼女の音楽の変化を聴いていないような評価は、しいてはティボーの音楽の誤解を誘引しやすい事態を招いている。彼女の経歴を一見するだけで、それは覗える。 『女ティボー』を引き合いに出せるのは、レミントン盤だ。  ミシェル・オークレール (Michèle Auclair, 1924-2005) は、パリ音楽院でジュール・ブシューリの薫陶を受けたフランスのヴァイオリニスト。1924年の生まれ、1943年のロン=ティボー国際音楽コンクールのヴァイオリン部門の覇者である。ジャック・ティボーの寵愛も受け、ティボーの推薦でロシア人ヴァイオリン教師のボリス・カメンスキーにロシア流のテクニックを教わります。また1949年にはアメリカに留学してドイツ出身の名教師だったテオドール&アリス・バシュカス夫妻のレッスンも受けていました。  フランス、ロシア、アメリカの流儀を身に着けていったオークレールはコンクール歴も業績として上手く活用できたヴァイオリニストでした。1943年にロン=ティボー音楽コンクールで第1位を獲得した時には、記念レコードとしてティボーの指揮でヨーゼフ・ハイドンのヴァイオリン協奏曲ハ長調を録音。その後1945年のジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位を獲り、まずはフランスを代表する新進気鋭のヴァイオリニストとしての名声を確実なものにしています。このジュネーヴ国際音楽コンクールは審査員の裁定如何では第一位を平気で空席にして

レコード通販サイトからの【重要なお知らせ】現行消費税率8%で、2019年9月30日(月)19時まではご注文出来ます。

通販レコードのご案内  消費税率変更に伴うお知らせ  改正消費税法により2019年10月1日より消費税率が8%から10%へと変更されることとなりました。 2019年9月30日(月)19時までのご注文 であれば、出荷が10月となった場合でも現行消費税率8%でのご請求となります。  商品価格は"税抜"で表示され、ご注文の最終確認画面にて消費税率10%が加算されます。商品をカートに入れたままご注文を確定せず2019年9月30日(月)19時を過ぎた場合も、新消費税率適用となります。ご注文確定済の場合でも、新消費税率適用後に追加・変更等された商品につきましては消費税率10%となります。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23296.jpg September 30, 2019 at 02:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106887.html via Amadeusclassics

GB EMI SLS926-2 ジェラルド・ムーアへのオマージュ

《通販レコードのご案内》 EMI社からの誕生プレゼントで、当日のオリジナル豪華プログラム付きには驚いた。 品番 34-14864 商品名 GB EMI SLS926-2 ジェラルド・ムーア 「ムーアへのオマージュ」 モーツァルト:三重唱K.436,549,562/シューベルト/ロッシーニ/ブラームス/シューマン/ヴォルフ/他 レコード番号 SLS926-2 作曲家 演奏者 ジェラルド・ムーア ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ エリーザベト・シュヴァルツコップ 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(声楽) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 イエロー・スタンプ 》1960年代の初め、英EMIはオペラや、声楽といった部門に特化したSANシリーズを新たに作った。EMIがエンジェルマークを復活させたラベルでニッパーとエンジェルが両方描かれているのはレコード会社の興隆を誇っているようです。デザインは金色の地にニッパーとエンジェルが上下に描かれています。天使が白から黒に変わったのでブラック・エンジェルとか、黄色地にスタンプなのでイエロー・スタンプと呼ばれる。SAN290辺りからががこのデザイン。セットもの箱入りとして販売されることも多くありました。ラベル面のSANとは別に箱自体にSLSのセット番号が振られていますので、カタログ番号は時に混乱してしまいます。 Record Label YELLOW STAMP DOG Recording & Weight STEREO 2枚組(150g/160g) Release & Stamper 1967 4G/3 4/3 通販レコード オーダー番号 34-14864 販売価格 5,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2mMO5v5 http://img01.otemo-yan.n

絢爛絵巻・音楽で描く帝国の存亡★バルビローリ指揮フィルハーモニア管 エルガー・エニグマ変奏曲、コケイン序曲

通販レコードのご案内  力押しのない、無理のないテンポ、極めて丁寧な音楽展開で、暖かみのある歌でもって作品を描く。 《モノクロ切手、オランダ盤》NL EMI ASD548 ジョン・バルビローリ エルガー・創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36,序曲「コケイン」Op.40  19世紀末、そろそろ落日を迎える大英帝国の「威厳」と「過去の栄光」が交錯する30分の音楽パノラマみたいな色彩が強い。この曲特有なノスタルジックな美しさを全面に出していて、その意味ではしみじみとした味わいがあって、ほどよいホールトーンを含んだ端正で透明感のある響き。まさに英国音楽を堪能させてくれるという感じです。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19383.jpg September 30, 2019 at 11:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e986200.html via Amadeusclassics

モノラル盤とステレオ盤の録音エンジニアが異なる★レア盤 クーベリック指揮ウィーン・フィル ブラームス・交響曲第1番

通販レコードのご案内  音楽評論家・福島章恭氏が最愛の全集とブログで表現している、ステレオ初期のウィーン・フィルとの貴重な最初のセッション録音。 《ワイドバンド、ED1盤》GB DECCA SXL2013 ラファエル・クーベリック ブラームス・交響曲1番  以前、国内盤CDの発売時に収録時間の関係からか提示部の繰り返しと楽章間のタイミングの縮小などといった一部が割愛された状態で発売されていただけで、2014年になってようやく完全な形でCD化されて話題になっていました。  全集としては2種しかないクーベリックのブラームスの交響曲全集のうち、ステレオ初期のウィーン・フィルとの貴重な最初のセッション録音。ステレオ録音を始めたばかりの DECCA が、まだ40代になったばかりの若いクーベリックを使って全集録音を遂行しようとしたことは、当時いかに彼に期待を寄せていたかを物語っているとも言えます。  演奏は強靭な精神力を基に、クーベリック独自の圧倒的なブラームス感が濃厚に描かれています。これはひとえに、ウィーン・フィルと DECCA との組み合わせだからこその成果と言えましょう。  とはいえ、実のところ。初出時はモノラル盤( LXT 5417 )で発売されました。聴き比べてみると面白いことに気がつくのですが、モノラル盤とステレオ盤の録音エンジニアが異なるようです。最初期ブルーボーダージャケットなので、モノラル盤とデザインが共通。その為、録音エンジニアの名前はクレジットされていません。エリック・スミスのプロデュース、ジェームズ・ブラウンの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19746.jpg September 30, 2019 at 07:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1051993.html via Amadeusclassics

天下一品*庶民には及びもつかないロマン漂う ビーチャム指揮ロイヤル・フィル グリーグ「ペール・ギュント」

通販レコードのご案内  渋い中にもビーチャムのセンスが光っている。 《独ラージ・ドッグ・セミサークル盤》DE EMI 29 1166 1 トーマス・ビーチャム グリーグ・「ペール・ギュント」  ロンギヌスの槍が重要なキーワードのオペラの話をしていたら、日本人に西洋の宗教音楽がわかるはずがない、そう男に言われた。日本人が全員仏教徒ではないし、あなたは違う宗教観なのだろうか。  アメリカ人が月面歩き回った時の各宗教の反応ってのがちょっと調べてみたいという声も有る。その宗教に対する姿勢が、敬虔な演奏家には大きなフィルターとなるのかな、と感じたのがこのレコードの演奏だった。  満足できる音楽を自由にやりたいように演奏、録音をした指揮者がイギリスの指揮者、サー・トーマス・ビーチャムです。ストコフスキーを初めとして1950年代にレコードをたくさん録音した指揮者は、楽譜にはない演奏を良くしていますけれども、ビーチャムのレコードもそういった演奏がとても多くあって新鮮に楽しむことが出来ます。レコード録音のレパートリーのスタンダードも構築したような業績もあるので、親しんでいる曲からでもビーチャムの録音盤と聴き比べるのは面白く勉強に成る事でしょう。 『朝』、『オーセの死』、『アニトラの踊り』、『ソルヴェーグの歌、子守歌』など、小学校の音楽の授業でもお馴染みの『ペール・ギュント』は最初の試みに良いと思ってます。多くの愛好家が居ることも、誰もが楽しんでいるからではないかしら。わたしの通った小学校、中学校では『朝』は掃除時間の音楽として毎日聴いていました。『ソルヴェーグの歌』は松本零士のアニメ『銀河鉄道999』でも良く使用されているのでお馴染みですね。ペール・ギュントはノルウェーの劇作家、イプセンの戯曲。わたしの考え方として有名な『人形の家』には影響も受けているところがあります。  あの強大な存在である怪物が至って真面目な音楽を聴かせてくれる。ただし、そこは独墺系の演奏家ほど重厚ではありませんが、渋い中にもビーチャムのセンスが光っています。録音されたのは1957年。当時欧米ではプレスが絶えかけていたのにSP盤でも発売されています。そうした面でも随分とビーチャムが手広く働きかけたのが感じられます。英 EMI のカタログから消えることなく、50年間以上も多くのクラシック愛好家が代々忘れ

テスト盤☆もう一つのトリプル オイストラフ・トリオ&サージェント指揮フィルハーモニア管 ベートーヴェン・三重協奏曲

3人の独奏者の颯爽とした真摯な息吹を感じさせる見事な秀演です。  熊本地震は突然に起こった。まさか翌日も起こるとは誰も予想だにしなかった。その記憶は有るようだが、しかし、もう両日の体験を混同している人が多い。それまで地震は、たとえ大きくても数分後に1つ2つの揺り返しがあって静まると思っていたから、いつまでも大きな揺れが続く体験は恐怖だった。  最初の地震の揺れは長く感じた。最初はとっさに飛び跳ねたパソコンを抑えたけれども、揺れに立っていられなくなって倒れくるままにしていた。暫くじっとしていて停電が戻るのを待ったけれども、すぐに復旧しないので家の表に出てみた。隣近所はどうかなと思ったからだった。土の家からもゆるゆると人が出てきたので、同じ考えだったのだろう。ひとまず、避難場所へ行きましょうと声をかけて小学校グランドに行った。今思い返しても、その行動は間違っていなかったと自負が有る。  映画「日輪の遺産」は昭和20年8月。「大元帥陛下におかれてはポツダム宣言の受諾を承認された」ところから始まる。その時までに軍上層部は敗戦を認知した上で、金塊を「新型砲弾」と偽って少女たちに木箱を運ばせ隠す。戦争に負けて、秘密を手伝わされていることは伝えられず8月15日に玉音放送を聞く。前後一週間もない間の出来事を描いている。  終戦後、突然立てられたベルリンの壁は市民に予告されることなかった。ダヴィード・オイストラフは東西冷戦酣なりし時代、スターリン独裁政権下、旧ソヴィエト社会主義共和国連邦が共産主義社会の文化の象徴として西側に打ち込んだ第一弾であった。1955年の訪米に先立ち、その録音を耳にしたトスカニーニは「オイストラフが、この国を訪れたら他のヴァイオリニストは全て太陽の前の星の如く輝きを失うであろう」と音楽ジャーナリズムにメッセージを送り、報道は瞬時に世界を駆け巡った。トスカニーニがほめたヴァイオリニストというので日本でもレコードがまだ発売されるより先に、一番のヴァイオリニストと評価を得る。そして、オイストラフや、カラヤンが録音したことで突然に評判を引き上げられたのがトリプル・コンチェルトだ。  オイストラフは協奏曲の録音が多いことが目に留まる。ドイツ・オーストリア系が目立ち、モーツァルトの協奏曲3番、ベートーヴェンの三重協奏曲とヴァイオリン協奏曲、ブラームスのヴァイ

10月の鑑賞会は五福公民館で、バッカスの饗宴!台風に負けるな大収穫を祈願して麦踏み均せ◉第70回蓄音機を楽しむ会のご案内

(ご案内) 期日 令和元年10月27日(第4日曜) P.M. 1:30〜 場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F 関東・千葉方面、台風の直撃で大変な被害を受けお見舞い申し上げます。しかし、10月上旬位まで九州も油断できません。海水温の上昇で影響が大ですね。まだヽ残暑が厳しいですね。お体をくれぐれもご留意くださいませ。(9/14 小出) 第1部 ベートーヴェン作曲 交響曲第7番 イ長調 作品92  今月の例会ではベートーヴェンの交響曲第7番を聴きます。前回の交響曲第6番の閑寂から一転、その強力なエネルギーの爆発から「バッカスの饗宴」と評される情熱的な大曲です。何分演奏時間の長い曲ですので、時間の関係上演奏の一部を割愛しますが、ワーグナーが「舞踏の聖化」と評したこの曲の特徴とも言うべき、第1と第4楽章はじっくり聴きたいと思います。 1954年録音のフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル演奏による、この曲の決定版で楽しみましょう。 第2部 平成版・名曲新百選より  今回は運営委員で選んだ曲をとりあえずお掛けし、次回から皆様からリクエスト頂いたものをお掛けしたいと思います。 東京行進曲(佐藤千夜子)、丘を越えて(藤山一郎)、東京ラプソディ(藤山一郎)、一杯のコーヒーから(霧島昇)、小さな喫茶店(中野忠晴)他、計10曲ほどお掛けしたいと思います。どうかお楽しみに! http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/sp-concert-gofuku.jpg September 29, 2019 at 08:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106476.html via Amadeusclassics

ロマン的雄大さが発揮されている  カール・リヒター指揮イギリス室内管 ヘンデル・王宮の花火の音楽&二重協奏曲

通販レコードのご案内  18世紀初頭の優雅で魅力的なドイツ音楽やイギリス音楽を求め愛好する探求家向き 《独メタリック・シルヴァー盤》DE ARCHIV 2533 151 カール・リヒター ヘンデル・王宮の花火の音楽/二重協奏曲  リヒター全盛期の録音だ。リヒターの演奏は、オリジナル楽器派よりもフルトヴェングラーのほうに近い。もちろんフルトヴェングラーのグラマラスなテンポ設定をシェイプアップしてはいるが、その弦楽合奏の神々しさなど実にそっくりである。1973年録音の本盤、オーケストラはイギリス室内管弦楽団。ミュンヘン・バッハ管弦楽団でないこともあって、厳格さよりもロマン的雄大さが発揮されている演奏だ。 「2つの合奏体のための協奏曲第2番、第3番」は、2つの同編成の管弦楽のグループが両翼に配置され、オラトリオなどで聴き親しんだ華麗なメロディを、エコーのように奏で交わす優美で典雅な楽曲です。ヘンデルの管弦楽曲ではホルンが活躍するものが多く、イギリスの伝統のなかでデニス・ブレインやバリー・タックウェルといった名手を輩出しているイギリス室内管弦楽団の起用は申し分なし。 1973年録音、見開きジャケット http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21287.jpg September 29, 2019 at 04:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1072474.html via Amadeusclassics

唯一録音曲もある*ED1オリジナル ボスコフスキー指揮ウィーン・フィル ヨハン・シュトラウス・コンサート

通販レコードのご案内  ウィーンへの憧れを掻き立てる、魅惑のウィーン・フィル。 《英ワイドバンド ED1 盤》GB DECCA SXL2082 ボスコフスキー ヨハン・シュトラウス・コンサート  ヴァイオリンを弾きながらウィンナ・ワルツを指揮して一世を風靡したウィリー・ボスコフスキーの指揮は、ブルーノ・ワルター、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エーリッヒ・クライバーといった大指揮者たちの演奏にくらべると、ずっと現代的な表現で、律線をきれいに浮き立たせながら、きりりと引き締まった表現をする。伝統をしっかりと身につけているせいか、どの演奏にもウィーンの香気があふれている。観客を魅了する軽快な演奏、典型的なウィーン人の愛想のよさで、1979年まで、18枚のアルバムを英デッカで製作。これは最初のアルバム。1957年ウィーン、ゾフィエンザールでの録音。唯一録音曲もある。  ヨハン・シュトラウス楽団は毎年ヨーロッパ中を演奏旅行して、旅先の郷土楽器をワルツに取り入れていった。それが他の楽器で代用できるくらいのものではなかったところが、ヨハン・シュトラウスの作曲技量を図れる。ブラームスが交響曲の世界で大成することを目指していたから、ヨハン・シュトラウスは交響曲を書かなかった。歌劇を一度は書いたが、喜歌劇に進んだのも親友への義理立てだろう。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23144.jpg September 29, 2019 at 01:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1104107.html via Amadeusclassics

DE COLUMBIA SMC91439 ニコライ・ゲッダ リートの世界

《通販レコードのご案内》 ジーリやスキーパからもリリカルな優雅さとデリカシーを継承、自身の声質の適性を見極めて不適当と判断した役柄には手をつけず、一方で、オペレッタや、ミュージカル作品に魅力を発揮。カラス、ロス・アンヘレス、シュヴァルツコップといったトップ・ソプラノとの共演でも指名されている。 品番 34-7116 商品名 DE COLUMBIA SMC91439 ニコライ・ゲッダ リートの世界 レコード番号 SMC91439 演奏者 ニコライ・ゲッダ ジェラルド・ムーア 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX- レコード状態 M- 製盤国 DE(ドイツ)盤 グレード(声楽) レギュラー 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド コロムビア(Columbia)社のレコードで、最もオーディオファイルに人気があるのは、オットー・クレンペラーやアンドレ・クリュイタンス、ダヴィッド・オイストラフそしてレオニード・コーガンなどの名録音で非常に有名な、SAX(サックス)シリーズでしょう。ドイツ・プレス初期盤。 《 COLUMBIA 音符マーク 》の最も初期のレーベルは、白地に円形のラベルで音符マークをあしらい、金色で縁取りがされているデザインです。 このデザインは、EMI(HMV)の「ホワイト&ゴールドニッパー」とレイアウトが似ているが、ニッパー犬の代わりに、音符が印刷されています。レーベルのどこかに「Columbia」の文字が入っているため、簡単に見分けが付きます。 Record Label WHITE & GOLD Recording & Weight STEREO 1枚組 (170g) Release & Stamper 1/1 通販レコード オーダー番号 34-7116 販売価格 2,500円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2o8ZW6K http://img01.otemo-yan.net/usr/r/e/c/recordsoun

フレンチ ヴァイオリン名曲集◉チョン・キョンファ、デュトワ、ロイヤル・フィル KYUNG-WHA CHUNG

通販レコードのご案内 チョン・キョアンファは素晴らしいヴァイオリニストであり、素敵な音楽家、そして忠実な友です。 ― アンドレ・プレヴィン GB DECCA SXL6851 (演奏)チョン・キョンファ (指揮)シャルル・デュトワ (管弦楽)ロイヤル・フィル ハーモニー管弦楽団 (曲目) ショーソン:詩曲、サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ、ハバネラ、ラヴェル:ツィガーヌ(管弦楽伴奏版) 今では、あまり聴けなくなってしまった濃い演奏で包まれた時間を過ごせる。特に、夢見心地の世界に誘ってくれるショーソンの「詩曲」は、お薦め。 オーケストラ音楽はカラヤンのベルリン・フィルを、ピアノと言えば、アルゲリッチの演奏を第1に聴いていた頃、ヴァイオリンと言えば、チョン・キョンファの全盛時代だった。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、フランスものならデュトワだ、とされていた、そのオーケストラをバックにしてて、伸びやかに熱く、輝く。上り下りするだけの音階も正確で、綺麗な音であるだけでも、弦の力強さに打ちのめされる。また、ショーソンの「詩曲」は、サン=サーンスとはうってかわって、神秘的で、浮遊感に遊ばされる。息の長いフレージングが、素直な透るソノリティで演奏されているだけなのに、心豊かな思いをさせてくれるのは、オーケストラが、とっても柔らかく、暖かい空気感を醸し出しているサポートあってだろう。一挺のヴァイオリンから発されているような印象が残るくらいに、間合いがとても美しい。わずか15分程度の小品ではあるが、上等な仄暗さがあり、世紀末の爛熟した退廃的世界観と、儚い夢が綴られている。それにエンジニアは巨匠ケネス・ウィルキンソンと聴けば最高のオーディオ・ファイル盤だとお分かり頂けることだろう。20枚近くあるチョン・キョンファのアナログ盤はどれも人気が高いが、中でも英盤は入手難。ED4英国初出で、レアなコレクターズ・アイテムだ。 Recorded in Kingsway Hall April 1977. Engineer – Kenneth Wilkinson, イギリス・プレス、ステレオ、ED4初期盤。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23247.jp

同業のピアニストさえも唸らせた至極の境地 アニー・フィッシャー、フリッチャイ ベートーヴェン ピアノ協奏曲3番

溌溂とした表現力と細部にわたる集中力で圧倒される至極のベートーヴェン。 《独TULIP ALLE HERSTELLER盤》DE DGG LPM18 607 アニー・フィッシャー&フリッチャイ&バイエルン国立歌劇場管 ベートーヴェン&モーツァルト・ピアノ協奏曲3番&コンサート・ロンド 録音秀逸オーディオファイル盤なのは言うまでもない。素晴らしいベートーヴェン演奏の記録。気迫がこもっていて、1つ1つの曲の核心をつく名演奏の記録。圧倒されるばかりではなく、肩の力が抜けた音楽も聴ける。ハンガリー生まれの名女流ピアニスト、アニー・フィッシャーは戦後はブダペスト中心に活動したため、ほぼヨーロッパのみでしか演奏に触れられなかったにもかかわらず世界的に評価が高いピアニストのひとりです。 この同郷のフリッチャイとの共演盤は、1957年にもかかわらずステレオで残されていることがまず貴重。演奏も後にソナタ全集で評価されたときと同様に、楽譜の読みの深さと集中力は同業のピアニストさえも唸らせた至極の境地に達した演奏と言えるでしょう。録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみを十二分に与えてくれる名盤です。 ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37」での堂々たる減速を伴った登場には歌舞伎俳優の見得まで切って見せるような決然とした意思表示を確認できると同時に、穏やかな、そしてすっきりとした歌も堪能できる。また、細かい動きをする音階はもちろんのこと、グールド的な低音の急速なパッセージもなかなかスリリング、そして驚くべきことに場所によっては、そのパッセージをそのまま歌いきってしまう豪快さ。 一筋縄ではいかない曲者ぶりは、そのピアノの音が固めなところからも感じさせる。それが、モーツァルトの「ピアノと管弦楽のためのコンサート・ロンド ニ長調 K.382」では音の作りが多少変わる。肩の力はさらに抜け、音は丸みを多少帯びる。ただし、急速なパッセージのスリリングな処理は同じ。演奏の引き出しが多い優れたピアニストだ。 1957年12月3日、1959年6月26〜28日ミュンヘン、ヘルクレスザールでの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-138

相性抜群★神秘的な程の純粋さ パールマン、バレンボイム指揮パリ管 ラロ・スペイン交響曲、ベルリオーズ・夢とカプリッチョ

通販レコードのご案内  『サラサーテの演奏スタイルはセンセーショナルなほど新しくモダンであり、ロマン時代のはじめのヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾの、もっと修飾的かつ熱狂的で奔放な演奏スタイルとは全く違っていた』 《デジタル録音 独ブルーライン盤》DE DGG 2532 011 パールマン&バレンボイム ラロ・スペイン交響曲  イツァーク・パールマンは彼が22歳の時に録音した最初のコンチェルト・グループ ー チャイコフスキー、シベリウス、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番 ー の入れなおしを完了した時、これらの初録音を未熟だと思っていると言っていた。パールマンほどの名手になると、若き日の録音はそれなりに価値があり、一人の偉大なアーティストの成長の軌跡をたどることの出来る貴重なドキュメントというべきだろう。  ラロの『スペイン交響曲』の最初の録音は1969年9月新譜としてイギリスで発売された。本盤は12年ぶりの入れ直しとなったデジタル録音。これでのパールマンの演奏には、サラサーテの再来を思わせるところがある。  パールマンは13歳の時、エド・サリヴァン・TVショーのゲストに招かれて、渡米して研鑽を深めるきっかけを掴んだが、このレコードの発売当時、彼は自己を語っている。『ぼくは、ぼくが13歳で信じがたいほどの驚異的天才であったとは信じていない。OK、ぼくは才能に恵まれてはいたが、アブノーマルな天才じゃなかったな ― 天才とは、良かれ悪しかれ、アブノーマルなもんでしょう。ぼくの場合には、それは健全な才能だったし、ぼくの生活からかけ離れたものじゃなかった(グラモフォン誌 '81年9月号)』  クライスラーとハイフェッツのレパートリーを現代に更新し充足しうるヴァイオリニストと言ったら、パールマンを措いて他にないだろう、と期待が大きかった時代を邂逅できるレコード。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21083.jpg September 29, 2019 at 03:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1067113.html via A

本日の午後のレコードコンサートは、鶴屋百貨店で「昭和の歌謡曲の源泉から、東京オリンピックまで」を紹介します。

(催しのご案内)昭和の流行歌の魅力を通して世代を超えた価値観や温かさを共有する。 期日 令和元年9月29日(第5日曜) P.M. 1:15〜 場所 熊本市中央区手取本町 熊本鶴屋百貨店 東館3階鶴屋クラシックサロン 歌謡曲は、時代の合わせ鏡である。その時代の経済、政治、社会的動向、文化などの影響により、歌謡曲がつくられ、それらと最もマッチした歌謡曲がヒットする。 歌謡曲は、時代から生まれる。逆に歌謡曲が時代とその時代をつくる人に影響を与えることもある。歌謡曲は、その歌を聴き、口ずさむ人の人生とふれあい、重なり合うことで、その人を慰め、元気づけ、行動づけ、新たなる時代をつくりだす。歌謡曲は、時代と人生をつくる。「歌は世につれ、世は歌につれ」という。 流行歌を聴くと、その曲を聞いた時代を思い出す。それが好きだった曲だったりすると、その頃の光景を思い出すどころか、匂いさえ覚えていることがある。認知症を予防する音楽療法では、昨今は昔の流行歌を聞かせるようになった。音楽が錆びついた記憶のタンスの扉を開ける働きに作用しているようだ。 第1部 流行歌の源泉〜国民歌謡まで  大正3年3月20日、上野で「大正博覧会」が開催され、ニッポノホンが音譜(当時の円盤レコードの呼び名)・蓄音器の大デモンストレーションを行った。4月、宝塚少女歌劇団第一回公演。帝劇で評判を得た、芸術座の「復活」がひろく地方に巡演が行われ、それは1年半に渡り、九州・北海道にまで及んだ。この主役カチューシャに扮した松井須磨子の歌う劇中歌が、セリフの吹き込み共々、発売され全国的に大流行した。 第2部 映画とともに大衆文化に〜東京オリンピックまで  昭和歌謡を語る時、中山晋平メロディーで幕を開け、古賀政男の出現によって日本中を席巻し、ラジオ小説「君の名は」の大ブームで銭湯が空になったりと、黄金期を迎えたことを忘れてはなりません。60年余りの昭和の時代には、数万曲の歌が生まれ、数千のヒット曲が誕生し、現在まで燦然と輝き続け、その歴史を刻んできました。昭和の歌謡曲は、ジャズをはじめとする西洋音楽の影響や、民謡、浪曲などの多様な音楽の要素が凝縮されています。  戦後の力強い復興から、東京オリンピックで日本人の精神力が示され、万国博覧会で全世界に日本の歌謡曲が発信されると、時代と国境を

20世紀の遺産*オペラ入門の第一歩に フィッシャー=ディースカウ、カラヤン指揮ベルリン・フィル ワーグナー・ラインの黄金

通販レコードのご案内  牧歌的な部分から迫力ある部分まで表現の幅が広く、リズムも引き締まっています。 《英 MADE IN GERMANY チューリップ盤》GB DGG 104 966-8 カラヤン ワーグナー・ラインの黄金(全曲)  弦楽器のクリアネスと胸のすくような金管の咆哮はカラヤンとベルリン・フィルが成し得た最高の20世紀の遺産として、真っ先に挙げねばならない録音であろう。カラヤンによって妥協なく選ばれた粒よりのキャストも豪華かつ強力。ステュアート、ヴィッカース、デルネシュ、シュトルツェなど名だたるワーグナー歌手たちの名唱はもちろん、ラインの黄金におけるディースカウのヴォータン役はカラヤンならではの慧眼にうならされる見事な人選と云えるでしょう。ショルティ盤と比較しての唯一の弱みはキャストに統一性がないことであるが、ラインの黄金を単独で鑑賞するなら第一に推す。  オペラの中でシンフォニックなリングの録音で最もオーケストラが雄弁なのがこの演奏。カラヤンの音響設計の巧みさはみごとなもので、単にライトモティーフを浮き彫りにすることに終始することなく、常に耽美的なまでの美感を呈することに成功、壮大な迫力から繊細をきわめた弱音まで、その表現能力の幅広さはさすがカラヤン&ベルリン・フィル。流麗でありながら男性的でもあり、この曲の示す情景を一分の隙もなく再現する。純音楽的にとらえ完成させていながら、映画音楽のようなスペクタクルにも欠けていない。室内楽のようなリングだと言われる理由がそこに有る。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-8472.jpg September 28, 2019 at 09:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1045600.html via Amadeusclassics

求心力の強いキビキビとした力強いバッハ演奏◉カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管 バッハ・管弦楽組曲2番/3番

バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名な管弦楽組曲。フルートのオーレル・ニコレが絶品。 《日本盤》JP ARCHIV SLAM23 リヒター・ミュンヘンバッハ室内 バッハ 管弦楽組曲2&3番 旧東ドイツの牧師の息子に生まれたリヒターは、1950年代から70年代に峻厳な気迫を湛えた入魂の演奏で、現代人の心に強くアピールする清新なバッハ像を打ち立てた。  バッハの《管弦楽組曲》は〈ブランデンブルク協奏曲〉と並ぶその代表的管弦楽作品の一つです。この「管弦楽組曲」の名で親しまれているのはいまではバッハ作品だけですが、「序曲」と名のつく音楽と同じもので、“Ouvertüre”と綴られる。モーツァルトの時代に「交響曲」スタイルの原型となり、マーラーが《組曲第2番》と《組曲第3番》をモダン・オーケストラ用に編曲して、交響曲第1番を作曲するスタートとなった。中でも《組曲第3番》第2曲は通称「G線上のアリア」として有名となり、交響曲第5番は、バッハの《組曲第3番》をなぞっている。バッハ自筆譜は、他の作品同様に残っていないが、バッハはこの作品群を「組曲」(Suite)とは呼ばなかった。バッハにとって組曲とは、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲から成る組曲のことであったので、より自由な「序曲に始まる作品」というような意味で「序曲」 (Ouvertüre) と呼ばれていたようだ。それにより、新しいバッハ全集では「4つの序曲(管弦楽組曲)」としている。  作曲された時期は特定できず、ヴァイマル時代、ケーテン時代に原型があって、ライプツィヒ時代にコレギウム・ムジクムで演奏するために大幅に加筆されたと考えられる。〈組曲第4番〉の序曲は、ヴィヴァーチェ部分に合唱を加えて、カンタータ110番の冒頭合唱曲に転用されている。LPレコードの頃には、〈組曲第5組曲 BWV1070〉としての録音があるが、今日では長男フリーデマンの作とされる。  ピリオド楽器による演奏が今や主流の世の中であるが、それらの演奏を聴き、このリヒター盤に戻ると、ハッとさせられる箇所もあり、このリヒター盤の価値は未だ高いと認識させられるのである。 確固とした解釈のもとに鳴る音楽は、時として荘厳に、また、時として冷徹に響くが、決して嫌味でない。バッハの世俗音楽はもっと気軽に

求心力の強いキビキビとした力強いバッハ演奏◉カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管 バッハ・管弦楽組曲1番/4番

バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名な管弦楽組曲。 《独ステレオ・カーヴ with silver "Alle Hersteller“ ED1 赤ステレオ・ロゴ初期盤》DE ARCHIV 198 273 カール・リヒター バッハ・管弦楽組曲1番/4番 旧東ドイツの牧師の息子に生まれたリヒターは、1950年代から70年代に峻厳な気迫を湛えた入魂の演奏で、現代人の心に強くアピールする清新なバッハ像を打ち立てた。  バッハの《管弦楽組曲》は〈ブランデンブルク協奏曲〉と並ぶその代表的管弦楽作品の一つです。この「管弦楽組曲」の名で親しまれているのはいまではバッハ作品だけですが、「序曲」と名のつく音楽と同じもので、“Ouvertüre”と綴られる。モーツァルトの時代に「交響曲」スタイルの原型となり、マーラーが〈組曲第2番〉と〈組曲第3番〉をモダン・オーケストラ用に編曲して、交響曲第1番を作曲するスタートとなった。中でも〈組曲第3番〉第2曲は通称「G線上のアリア」として有名となり、交響曲第5番は、バッハの〈組曲第3番〉をなぞっている。バッハ自筆譜は、他の作品同様に残っていないが、バッハはこの作品群を「組曲」(Suite)とは呼ばなかった。バッハにとって組曲とは、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲から成る組曲のことであったので、より自由な「序曲に始まる作品」というような意味で「序曲」 (Ouvertüre) と呼ばれていたようだ。それにより、新しいバッハ全集では「4つの序曲(管弦楽組曲)」としている。  作曲された時期は特定できず、ヴァイマル時代、ケーテン時代に原型があって、ライプツィヒ時代にコレギウム・ムジクムで演奏するために大幅に加筆されたと考えられる。《組曲第4番》の序曲は、ヴィヴァーチェ部分に合唱を加えて、カンタータ110番の冒頭合唱曲に転用されている。LPレコードの頃には、〈組曲第5組曲 BWV1070〉としての録音があるが、今日では長男フリーデマンの作とされる。  ピリオド楽器による演奏が今や主流の世の中であるが、それらの演奏を聴き、このリヒター盤に戻ると、ハッとさせられる箇所もあり、このリヒター盤の価値は未だ高いと認識させられるのである。 確固とした解釈のもとに鳴る音楽は、時として荘厳に、また、時として

GB EMI CFP40031 コーガン&シルベストリ メンデルスゾーン、モーツァルト ヴァイオリン協奏曲

《通販レコードのご案内》 序奏から「一閃」、まさに研ぎ澄まされた鋭利な刃物が閃くようにソロが入ってくると鳥肌が立つ。 品番 34-13467 商品名 GB EMI CFP40031 コーガン&シルベストリ メンデルスゾーン&モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲 レコード番号 CFP40031 作曲家 フェリックス・メンデルスゾーン ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 演奏者 レオニード・コーガン 指揮者 コンスタンティン・シルヴェストリ オーケストラ パリ音楽院管弦楽団 録音種別 STEREO ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(協奏曲) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 Classics for Pleasure 》イギリス本国では「セラファム」は発売されていませんが、廉価レーベルとしてはClassics for Pleasure ( CFP, クラシック・フォー・プレジャー)とMusic for Pleasure ( CFP, ミュージック・フォー・プレジャー)がありました。 クラシック・フォー・プレジャーはクラシック音楽のローカルな新譜も含まれる魅力的なレーベルでした。 1965年にEMIからのライセンスを得た、ミュージック・フォー・プレジャーのカタログは、ケニーロジャース、ビーチボーイズ、ブロンディ、ピンクフロイド、ジミ・ヘンドリックス、アニマルズ、ザ・ビートルズなどの〝著名〟アーティストによるレコードを含んでいました。 Record Label WHITE&BLACK WITH BLACK LETTERING Recording & Weight STEREO 1枚組 (150g) Release & Stamper 1961 通販レコード オーダー番号 34-13467 販売価格 4,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/

激レア◆精神美の世界 レオニード・コーガン&カール・リヒター バッハ・ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集

通販レコードのご案内 コーガンとリヒターが織りなす、バッハ精神美の世界。ドイツ・レコード大賞をはじめ数々の賞を受賞、歴史的出会いが生んだ唯一の共演盤。 《独レッド・シール盤 VERY VERY RARE KOGAN SET》DE RCA SER 5679/80 レオニード・コーガン&カール・リヒター バッハ・ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集  リヒターは驚くべき音楽性の持ち主である。彼はバッハから直系の正統的な伝統を正しく受け継いでいるが、彼の音楽には常にゆたかな創造精神が感じられ、伝統的なスタイルをなんの創意もなくアカデミックに墨守しているのではない。したがって彼のバッハは、最も正統的であると同時に、現代的な息吹を感じさせるゆたかな生命力にあふれている。彼の演奏は北ドイツ風の重厚で剛直なところがなく、南ドイツ風の柔軟なニュアンスとあたたかい光に満ちている。  巨匠コーガンとバッハの権威リヒターという意外な顔合わせによる録音は1972年ミュンヘンにおいてオイロディスクによって行われました。バッハの演奏解釈に高い見識をもつ二人は議論や様々な試みを積み重ね、結果はお互いの持ち味を失うことなくしかも相手の良さを取り込むというすばらしい内容に結実します。互いを高く尊重し友好的・親密な雰囲気の中、この歴史的名盤が誕生したと伝えられます。  ダヴィッド・オイストラフと同郷のレオニード・コーガンと言えば、その容貌からもあって澄んだ音色で攻撃的に冷たい演奏を行うヴァイオリニストという印象面が立ち、日本の佐藤陽子や天満敦子らの師匠であったもあったことに、人間的にも大きい人だったろうと思い描いている。そのコーガンがこれまた意表をつく様に当時バッハ演奏の中核でもあったリヒターのチェンバロで1972年録音したバッハのヴァイオリン・ソナタ集の企画の意図がどうであれ、大いに感謝する。しかもコーガン48歳、リヒター46歳の時で。コーガンもリヒターも最盛期だから演奏はもちろん良い。まずは1番をかけると、「神の調べを賜らん」と言わんばかりのリヒターのご託宣が下る。ほぼ同年輩の二人による、この演奏は予測できる通りの硬質の厳しい仕上がりになっており、ピリオド楽器に慣れた耳には重苦しく聞こえるかもしれないが、やっぱりこういう演奏も手元に置いておきたい。  コーガンの引き

赤ステ・ALLEではじまる初期フラット重量盤 アニー・フィッシャー、フリッチャイ ベートーヴェン ピアノ協奏曲3番

溌溂とした表現力と細部にわたる集中力で圧倒される至極のベートーヴェン。 《独 ALLE ではじまる初出 フラット重量盤》DE DGG SLPM138 087 アニー・フィッシャー&フリッチャイ&バイエルン国立歌劇場管 ベートーヴェン&モーツァルト・ピアノ協奏曲3番&コンサート・ロンド 録音秀逸オーディオファイル盤なのは言うまでもない。素晴らしいベートーヴェン演奏の記録。気迫がこもっていて、1つ1つの曲の核心をつく名演奏の記録。圧倒されるばかりではなく、肩の力が抜けた音楽も聴ける。ハンガリー生まれの名女流ピアニスト、アニー・フィッシャーは戦後はブダペスト中心に活動したため、ほぼヨーロッパのみでしか演奏に触れられなかったにもかかわらず世界的に評価が高いピアニストのひとりです。 この同郷のフリッチャイとの共演盤は、1957年にもかかわらずステレオで残されていることがまず貴重。演奏も後にソナタ全集で評価されたときと同様に、楽譜の読みの深さと集中力は同業のピアニストさえも唸らせた至極の境地に達した演奏と言えるでしょう。録音された時代と同じ空気を感じられるのが初期盤収集の楽しみを十二分に与えてくれる名盤です。 ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37」での堂々たる減速を伴った登場には歌舞伎俳優の見得まで切って見せるような決然とした意思表示を確認できると同時に、穏やかな、そしてすっきりとした歌も堪能できる。また、細かい動きをする音階はもちろんのこと、グールド的な低音の急速なパッセージもなかなかスリリング、そして驚くべきことに場所によっては、そのパッセージをそのまま歌いきってしまう豪快さ。 一筋縄ではいかない曲者ぶりは、そのピアノの音が固めなところからも感じさせる。それが、モーツァルトの「ピアノと管弦楽のためのコンサート・ロンド ニ長調 K.382」では音の作りが多少変わる。肩の力はさらに抜け、音は丸みを多少帯びる。ただし、急速なパッセージのスリリングな処理は同じ。演奏の引き出しが多い優れたピアニストだ。 1957年12月3日、1959年6月26〜28日ミュンヘン、ヘルクレスザールでの録音。ゴルフ発祥の地スコットランド北部に位置する英国名門セントアンドリュース大学音楽部署秘蔵盤(よく有る何度も試聴されたLibrary

天草市で震度3の地震(午前2時33分) ― 昨日の最高気温は34.8℃を記録したことの方が驚きだった。

令和元年9月28日02時33分頃地震がありました。  震源地は、天草灘(北緯32.3度、東経129.8度)で、震源の深さは約10㌖、地震の規模(マグニチュード)は4.1と推定されます。 この地震により観測された最大震度は3です。(熊本県)  各地の震度は次の通りです。 地域 震度 市町村 熊本県 震度3 天草市牛深町 天草市天草町 熊本県 震度2 天草市河浦町 天草市五和町 熊本県 震度1 八代市平山新町 八代市坂本町 上天草市大矢野町 上天草市龍ヶ岳町 上天草市松島町 上天草市姫戸町 宇城市松橋町 宇城市三角町 天草市本町 天草市新和町 天草市本渡町本渡 天草市倉岳町 熊本美里町永富 苓北町志岐 長崎県 震度2 南島原市加津佐町 長崎県 震度1 長崎市元町 長崎市野母町 諫早市多良見町 雲仙市小浜町雲仙 雲仙市雲仙出張所 南島原市西有家町 南島原市深江町 時津町浦 鹿児島県 震度2 薩摩川内市上甑町 長島町指江 長島町伊唐島 鹿児島県 震度1 鹿児島市東郡元 鹿児島市喜入町 阿久根市鶴見町 薩摩川内市中郷 薩摩川内市神田町 薩摩川内市祁答院町 薩摩川内市入来町 薩摩川内市東郷町 いちき串木野市緑町 南さつま市金峰町尾下 伊佐市大口鳥巣 さつま町宮之城保健センタ さつま町神子 長島町鷹巣 長島町獅子島 この地震による津波の心配はありません。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/201909-28023318zoom.png September 28, 2019 at 03:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1105616.html via Amadeusclassics

鶴屋百貨店での熊本地震復興を応援する蓄音機と高級オーディオで昭和の名演奏を鑑賞する会のご案内

(催しのご案内)  次回は、9月29日の開催で準備中です。高級オーディオでリアルサウンドを楽しみませんか。おもいっきり満喫したいレコードを持って参加してください。ロック、ジャズ、歌謡曲、何でも垣根はありません。ホールのプレゼンスの違いが聞き取れる装置ですから、一発合わせでスタジオ録りした感じや、ライヴ感があるのが向いてそうです。 お友達でそれぞれ持ってお越しください。午後1時半から開始して、4時にいったん終了して、その後時間のある皆さんとは5時までは雑談出来るように会場確保は出来てます。 使用蓄音機は昭和2年から3年間だけ製造された英国HMV 157型 蓄音機  1924年に開発された電気式録音に本格的に対応するため、米ビクター社につづいて、’27年に No.5A サウンドボックス付きの一連のエクスポーネンシャル・リエントラントホーンのシリーズが作られた。その中で最も小型の機種。 ニッケルメッキのトーンアーム、No.5A サウンドボックス、12インチターンテーブル、2本ゼンマイの32型モーター。この一連のシリーズには、全てにオートリリースとオートストッパーが付いている。亜鉛板のホーンは、水平に2分割して折れ曲がり、下方から開口部に至るリエントラント型。開口部は 390×500mm で面積は 1,950c㎡。キャビネットはマホガニー材。英国製。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/HMV157tsuruya.png September 28, 2019 at 01:45AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106586.html via Amadeusclassics

録音は極上*優美な旋律と柔和な表現が忘れがたい ポリーニ、ベーム指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第3番

通販レコードのご案内  硬質、精密が常に優るポリーニだが詩情豊かに、ベ―ム、ウィーン・フィルに合わせるように奏し、とても暖かくロマンティックな演奏に仕上がっている。 《仏ブルーライン盤》DE DGG 2531 057 ポリーニ&ベーム ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3番  当時ベームの最もお気に入りだったピアニスト、ポリーニとの共演です。全集が計画されていたようですが、1981年にベームが他界、第1、2番を替わりにオイゲン・ヨッフムが振って変則的なカタチで完成しました。  ポリーニのピアノ演奏は、今聴いても全く文句のない完璧な演奏ではないでしょうか。ポリーニ35歳の時でポリーニらしい磨き抜かれた音と、クリアな解像度を実現する高く計算されたバランス、およびウィーン・フィルの温かくリッチな響きが相俟って、未だにこれらの作品の模範的演奏として存在しています。そして、カール・ベームの音楽とはどうだったか、興味を持って、これから聴く者に分かりやすくて魅了する録音でしょう。  録音はギュンター・ヘルマンス。ポリーニの精巧なタッチが怜悧に録られています。ステレオ録音。 1977年11月録音。優秀録音盤。ギュンター・ヘルマンスの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-12064.jpg September 27, 2019 at 10:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1065686.html via Amadeusclassics

女を使い熟した◉オークレール、ヴァーグナー指揮インスブルック響 メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲

優美さと"粋"の極意 ― 耳をくすぐるような魅惑的な演奏  ジャック・ティボーの寵愛も受けたミシェル・オークレールは1951年のアメリカ・ツアー、1958年にはソ連のツアーなどで成功を収めたのを頂点に世界中から引っ張りだこになりましたが、早々に寿引退してしまいます。なんとも潔いことだろう。その頃の録音は随分と力のこもった ― 楚々としたしなやかさの中に、得も言われぬ風情と香気を感じさせる、フランスの精髄を体現すると評された師ティボーの芸風にも通じるところから ― 『女ティボー』と言われた通りの凄演だった。  入手しやすいのはフィリップス傘下のフォンタナ・レーベルに録音した一連のヴァイオリン協奏曲集で『 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番と第5番 』はよく聴かれているが、ここでのアピールに『女ティボー』と言われた云々はそぐわない。彼女の音楽の変化を聴いていないような評価は、しいてはティボーの音楽の誤解を誘引しやすい事態を招いている。彼女の経歴を一見するだけで、それは覗える。 通販レコードのご案内 《仏ブラック盤》FR FONTANA 6554 032 ミシェル・オークレール メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲  1945年ロン・ティボーコンクール、ぶっちぎりの優勝かつ大賞を、弱冠20歳そこそこで獲得したことから、ジャック・ティボーの後継者と呼ばれている天才少女ミシェル・オークレール。30歳前後で引退したと云うから、残された録音は少ないと推察。本盤もその残された貴重な記録の一枚。流れもスムーズでウィットに富んでおり、フランスの粋を味わえる演奏となっていた。往時のフランスの名手というべき華麗な節回しは伝わります。しかしフランス風のセンスだけでなく、ティボー譲りの魂の叫びが直接聞こえてくる。ヴァイオリンは時に悲鳴を上げるほど激しく泣き叫ぶ。熱い表現が驚異的。これだけでも持つ価値はある。 ■ステレオ録音 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23257.jpg September 27, 2019 at 07:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-ya

基準盤の一枚◉ブラームスだからというのではなく クレンペラー指揮フィルハーモニア管 ブラームス・ドイツ・レクイエム

通販レコードのご案内  クレンペラーの磨き抜かれた目が、ひたすらブラームスを凝視しているのではと思えてならない。 《英盤 マジックノーツ・セミサークル、COLUMBIA STAMP 2種混合》GB COLUMBIA SAX2430-1 クレンペラー ブラームス「ドイツ・レクイエム」  ドイツ・レクイエムと誰が名付けたか知りませんが、クレンペラーの磨き抜かれた目が、ひたすらブラームスを凝視しているのではと思えてならなくて、レクイエムとクレンペラーのイメージが重なり合って仕方ありません。  欧米の音楽家が演奏を解釈する時に宗教の有り様は大きいと思われる。ユダヤ人であることでブルーノ・ワルターは命からがら渡米している。オットー・クレンペラーはユダヤ教から改宗している。そのことを問われて「いやいや、私たちには子供が二人います。アメリカで俳優をしているブルーノと、ここにいるロッテです」と言葉を濁しているので、カトリック教を選んだ本位はわからない。しかし、祖国イスラエルへの想いは強かったことも伝わっている。  この「ドイツ・レクイエム」のタイトルには第二次世界大戦中には意味合いが変わったのだろうが、ブラームスが母親の死を悼んで作曲したラテン語の鎮魂歌の歌詞を借りた私的な思慕の想いで生まれた名曲。葬儀のための音楽ではなく、死、喪失感といったことよりも再生を予兆させる、どこか慰めに満ちた音楽です。 「死は勝利にのまれた。死よ、おまえの勝利はどこにあるのか。死よ、おまえのとげはどこにあるのか。」と戦争や紛争の虚しさを説いている。 1961年1月2日、3月21、23、25日、4月26日、ロンドン、キングズウェイ・ホール録音、名演、名盤。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23262.jpg September 27, 2019 at 03:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106680.html via Amadeusclassics

GB EMI ALP1888 カール・フォルスター フィッシャー=ディースカウ バッハ・珈琲カンタータ、農民カンタータ

《通販レコードのご案内》 質実剛健なサウンドによるバッハ・カンタータ演奏の面白さがダイレクトに迫る。バッハの創造した本当に深い創作の中をそぞろ歩いているような錯覚を起こさせる稀有な名演だ。 品番 34-15102 商品名 GB EMI ALP1888 カール・フォルスター バッハ・珈琲カンタータ レコード番号 ALP1888 作曲家 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ 演奏者 リーザ・オットー ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ヨーゼフ・トラクセル ベルリン聖ヘドウィッヒ教会合唱団 指揮者 カール・フォルスター オーケストラ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音種別 MONO ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(声楽) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 セミサークル 》は基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOIX DE SON MAITRE(VSM)となる。 HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。 Record Label EARLY LARGE DOG WITH GOLD LETTERING Recording & Weight MONO 1枚組 (160g) Release & Stamper - 通販レコード オーダー番号 34-15102 販売価格 3,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://

進撃する巨人*拍手なし シュヴァルツコップ、フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管 ベートーヴェン・交響曲9番「合唱」

“バイロイトの第9”は、演奏の記録ではなく、記録のための演奏でもなかった。  世界一有名なバイロイトの第九です。宇宙のずっと遠くへ放たれた観測衛星ヴォイジャーに載せられたディスクに人類の音楽芸術の最高の演奏として選ばれた録音。1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」この録音に関しては賛否ありますが、個人的には大好きな演奏です。フルトヴェングラーが振ったから…、大戦後初のバイロイト音楽祭だから…、いろいろを考えさせられる演奏ですが、どうであれ芸術ってこういう事を言うんではないでしょうか?  まるで、夏空の花火の様 ― 大輪の花を咲かせて一瞬にして消えてしまう ― この時代の、この演奏者の、この会場がそういう素晴らしい演奏を花開かせ一瞬にして消える。これが、この第九の素晴らしだと考え至りつつあります。夏空の花火が大輪の花を咲かせて、一瞬にして消えてしまう。聴き手も息を詰めて、そのタイミングを見つめている。バイロイトの第九はそういうものに思う。リハーサルを含めて3回の録音が残っているというから、それでも崩壊寸前のクライマックスを選んだのは、ライヴの緊迫を際立たせる演出だったのではないだろうか。  録音こそ誰もが知っている1951年のバイロイト音楽祭の前夜祭でのライヴですが、発売されるまで何年も後です。本来はカラヤン指揮のワルキューレのライヴ録音プロジェクトでマイクセッティングのテストにテープを回していたものでした。それが結果、地球の宝になったのは、発売予定だったカラヤン指揮のワルキューレが第3幕だけの発売で終わったことで実現したものです。レコードは最初、演奏後の拍手もそのままに発売。擬似ステレオ盤が発売された時には最後の拍手はなかった。その後、日本での発売では《足音付き》のコピーが踊った。フルトヴェングラーが指揮台に立つ時の音だと言われた。が、演奏前の挨拶の後の音であるらしい。録音セッションは正式に行われたものでなかったし、実際本番の録音でなく、観客を入れてのリハーサルの演奏も使われている。その音は彫りが深く、各楽器の詳細な音の動きも聞き取れ、独唱は輪郭のしっかりした明瞭さで合唱も歪み感を感じません。レコード発売を目的に録音されるために演奏されたものだったらば、その時点で整音がされていたでしょう。スタジオで録音された演奏で有

録音も演奏も一級品◉プライス、シュミット、アライサ、アダム、シュライアー指揮ドレスデン国立管◯モーツァルト・レクイエム

通販レコードのご案内  20世紀デジタル録音最高のモーツァルトのレクイエム。 《デジタル、レッド・ラベル盤》NL PHILIPS 6514 320 ペーター・シュライアー モーツァルト・レクイエム  ペーター・シュライアーの指揮した作品、もっと聴いてみたい。歌手としてのシュライアーはオペラ好きになる切っ掛けとなったテノール。持って回った歌いまわしのない受け入れやすい歌唱でした。宗教曲や歌曲も多いからだと知ってから録音を追いかけ、このレコードもシュライアーが歌っていると思い込んで針を下ろしたのでした。最初に、このレコードを聴いた時の印象。これが、Philips の音かと感動して以来、虜になりました。それからはシュライアーの指揮の録音も楽しみにしたものです。  合唱、ソリスト、オーケストラ三位一体となってハーモニーを作り上げていく様は圧巻です。シュライヤーの指示が行き届いているのでしょう。時折見られるタメがなんとも求心力があります。  バランスの良い演奏。シュターツカペレ・ドレスデンの響きがとても充実している。それというのも録音技師がシュトリューベンということもあって、大変録音が良く、合唱団もソリストもどのパートがどこにいるかしっかり分かります。加えて演奏も一級品。アーティキュレーションが強めに付いていて表情豊かです。しかし古楽にありがちな押し付けがましさがありません。どこにも文句のあろうはずがない、20世紀デジタル録音《最高のモーツァルトのレクイエム》です。版はジュースマイヤーによる完成版。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-15611.jpg September 27, 2019 at 08:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e951674.html via Amadeusclassics

10月の鑑賞会は五福公民館で、バッカスの饗宴!台風に負けるな大収穫を祈願して麦踏み均せ◉第70回蓄音機を楽しむ会のご案内

(ご案内) 期日 令和元年10月27日(第4日曜) P.M. 1:30〜 場所 熊本市中央区細工町 五福公民館 2F 関東・千葉方面、台風の直撃で大変な被害を受けお見舞い申し上げます。しかし、10月上旬位まで九州も油断できません。海水温の上昇で影響が大ですね。まだヽ残暑が厳しいですね。お体をくれぐれもご留意くださいませ。(9/14 小出) 第1部 ベートーヴェン作曲 交響曲第7番 イ長調 作品92  今月の例会ではベートーヴェンの交響曲第7番を聴きます。前回の交響曲第6番の閑寂から一転、その強力なエネルギーの爆発から「バッカスの饗宴」と評される情熱的な大曲です。何分演奏時間の長い曲ですので、時間の関係上演奏の一部を割愛しますが、ワーグナーが「舞踏の聖化」と評したこの曲の特徴とも言うべき、第1と第4楽章はじっくり聴きたいと思います。 1954年録音のフルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル演奏による、この曲の決定版で楽しみましょう。 第2部 平成版・名曲新百選より  今回は運営委員で選んだ曲をとりあえずお掛けし、次回から皆様からリクエスト頂いたものをお掛けしたいと思います。 東京行進曲(佐藤千夜子)、丘を越えて(藤山一郎)、東京ラプソディ(藤山一郎)、一杯のコーヒーから(霧島昇)、小さな喫茶店(中野忠晴)他、計10曲ほどお掛けしたいと思います。どうかお楽しみに! http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/sp-concert-gofuku.jpg September 27, 2019 at 05:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106478.html via Amadeusclassics

磨き上げた楽しく美しいカラヤン美学を最高に発揮した小品集*カラヤン指揮フィルハーモニア管 プロムナード・コンサート

通販レコードのご案内 小品を振らせると右に出る指揮者はいない、カラヤンのポピュラー名曲集。 《東芝音楽工業株式会社盤》JP 東芝(赤盤)SCA1110 karajan promenade concert(輸入メタル使用盤)  小品を振らせるとこの人の右に出る人はいないと思われるカラヤンのポピュラー名曲集。「スケーターズ・ワルツ」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」、「ラデッキー行進曲」、「エスパーニャ」、「楽しい行進曲」、「雷鳴と電光」、「軽騎兵」序曲、「笛吹きシュワンダ」からポルカ、「天国と地獄」序曲。誰でも知っててとても楽しい音楽ばかり。名旋律のつまみ食いではなくて、意図が隠れていそうな選曲。1956年にモノラル盤で全く同じプログラムで録音もしていることから、作曲としては自作曲の録音は1曲しか無いカラヤンが、作曲する時間があったらと構想していた管弦楽作品が、この流れなのかもしれないなぁと勝手に妄想しています。  もうこの手の曲はカラヤンの独壇場。カラヤンは若いころアーヘンやウルムと云った地方の名もない歌劇場で苦労したことが、その後の止揚するステップの糧となっていたと語っているが、感受性に富んだ若い時にこうした職人気質を身につけたことが、本来持つ才能と伴に有機的に結びつき細部まで緻密に磨き抜かれたカラヤン芸術を支えたと云ってもよいのではないか。このカラヤン美学はベルリン・フィルやウィーン・フィルで大きく開花するが、この一連のフィルハーモニア管との颯爽たる演奏でも既にカラヤン美学が開花していることを確信できる。  英 EMI の偉大なレコード・プロデューサー、 ウォルター・レッグ は戦後ナチ党員であったとして演奏を禁じられていたカラヤンの為に、レッグ自ら1945年に創立したフィルハーモニアを提供し、レコード録音で大きな成功を収めた。1954年にドイツ音楽界に君臨していたフルトヴェングラーの急逝にともない、翌55年にカラヤンは、ついにヨーロッパ楽壇の頂点ともいえるベルリン・フィルの首席指揮者の地位に登りつめた。ここでレッグとカラヤンの関係は終止符を打つが、この約10年間に残したレッグ&カラヤン&フィルハーモニアのレコードの数々は、 正に基準となる ようなレコード であったと断言出来ると思います。演奏はオーケストラに合奏の完璧な正確さを要求し音を徹底的に磨き上げるこ

フォルムのがっしりした極めて構築的な名演◆クレンペラー指揮フィルハーモニア管・ブラームス:交響曲第4番

通販レコードのご案内 ぶっきらぼうな即物性の中に威厳と風格と古武士のような気概が交錯する。 《英国初出、アミコロ盤》GB COLUMBIA SAX2350 クレンペラー ブラームス・交響曲4番  情緒に流されず音楽の各要素だけをスマートにまとめ上げているだけに外見は無愛想極まりないが、そこにシニカルなブラームスの憧憬と挫折感が胸に浸み込みます。第1楽章冒頭からクレンペラーとしては不思議なほど豊かな情感の示される演奏を聴かせており、改めてこの作品の巧みな書法に思いが至ります。演奏もそうした書法を強調するかのように個性的で、リズミカルな第2楽章や、スケルツォでの大パウゼなど聴きどころ多数。もちろん、終楽章での千変万化する素材と様式感の融合も見事なものです。クレンペラーの演奏は筋肉質で、色彩感覚が乏しいがバランスを崩さないどころか、絶妙のさじ加減でセピアなロマンティックに陥りがちな『第4番』を・・・だからこそか、一層魅力的に聴かせてくれる。クレンペラーのブラームスの4曲の交響曲の中で一番素敵だ。  超スローテンポの中に漂う絶妙な香り。何ものにも揺るがない安定感と、確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が、本盤には一杯詰まっている。各パートはクレンペラーらしい厳格さに満ちているが、全体の印象は厳めしいだけでなくロマンの香りも感じられる名演奏です。オーケストラの配置が第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者の左右に配置される古いスタイルで、包み込まれるような感覚はステレオ録音で聴く場合には、やはり和音の動きなどこの配置の方が好ましい。ゆったりとしたテンポをとったのは、透徹した目でスコアを読み、一点一画をおろそかにしないようにしていることで隠れていた音符が一音一音浮かび上がってきます。この気迫の籠った快演は聴き手に感動を与えずにはおきません。  クレンペラーとフィルハーモニアの生み出したステレオ初期の名盤。初期盤としては稀なミント盤で、コレクターズ・アイテムにふさわしい逸品です。 ターコイズ・ラベルが初出。1956年11月、1957年3月、ステレオ録音。収録会場はロンドンのキングズウェイ・ホール。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23263.jpg Septemb

鶴屋百貨店での熊本地震復興を応援する蓄音機と高級オーディオで昭和の名演奏を鑑賞する会のご案内

(催しのご案内)  次回は、9月29日の開催で準備中です。高級オーディオでリアルサウンドを楽しみませんか。おもいっきり満喫したいレコードを持って参加してください。ロック、ジャズ、歌謡曲、何でも垣根はありません。ホールのプレゼンスの違いが聞き取れる装置ですから、一発合わせでスタジオ録りした感じや、ライヴ感があるのが向いてそうです。 お友達でそれぞれ持ってお越しください。午後1時半から開始して、4時にいったん終了して、その後時間のある皆さんとは5時までは雑談出来るように会場確保は出来てます。 使用蓄音機は昭和2年から3年間だけ製造された英国HMV 157型 蓄音機  1924年に開発された電気式録音に本格的に対応するため、米ビクター社につづいて、’27年に No.5A サウンドボックス付きの一連のエクスポーネンシャル・リエントラントホーンのシリーズが作られた。その中で最も小型の機種。 ニッケルメッキのトーンアーム、No.5A サウンドボックス、12インチターンテーブル、2本ゼンマイの32型モーター。この一連のシリーズには、全てにオートリリースとオートストッパーが付いている。亜鉛板のホーンは、水平に2分割して折れ曲がり、下方から開口部に至るリエントラント型。開口部は 390×500mm で面積は 1,950c㎡。キャビネットはマホガニー材。英国製。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/HMV157tsuruya.png September 26, 2019 at 07:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106475.html via Amadeusclassics

プレス枚数が少ないED1深溝ラージは貴重◉アンセルメ指揮スイス・ロマンド管◯シャブリエ・エスパーニャ

通販レコードのご案内  精彩で色彩に富むアンセルメ得意のフランス音楽から、最もエスプリの効いたまるごとシャブリエの名演盤。 《ED1 深溝ラージ、オリジナル盤》GB DECCA SXL6168 アンセルメ シャブリエ・エスパーニャ  カタログ番号から類推して ED3 や ED4 スモール・ラベルが大半である時期の発売である本盤、ED1 深溝ラージ・ラベルでの発売盤は貴重です。本当に少数しか存在しないレアアイテムと確信致します。  LP時代からステレオの初期にかけて、自ら設立したスイス・ロマンド管弦楽団を率いて数々の名演奏・名録音を遺したスイスの名指揮者アンセルメ。彼の中心的なレパートリーのひとつであったフランス音楽のなかから、シャブリエの親しみやすい管弦楽曲を集めたアルバムです。  アンセルメは独自のスコアを使うことがあったようで、この曲の場合もそれに当て嵌まりそう。聴き馴染んだポピュラー管弦楽曲の端々に違いを発見できて楽しい。全然土臭くない都会的な表現。しかし、アンセルメのニュアンスに富んだ表現はまさに絶妙である。スコアを十全に見据えた解析力を感じます。現代感覚に溢れた彼の演奏を堪能してください。 GB Decca SXL6168 – Ernest Ansermet Conducts Chabrier, L'Orchestre De La Suisse Romande ‎– España, Rhapsody / Suite Pastorale / Joyeuse Marche / Danse Slave / Fête Polonaise 品番 34-14080 レコード番号 SXL6168 作曲家 エマニュエル・シャブリエ オーケストラ スイス・ロマンド管弦楽団 指揮者 エルネスト・アンセルメ 録音種別 STEREO http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-14080.jpg September 26, 2019 at 04:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e958109.html via Amadeusclas

GB EMI ASD2256 メロス・アンサンブル モーツァルト&ベートーヴェン・ピアノと管楽器のための五重奏曲

《通販レコードのご案内》 モーツァルトは強く推薦したい充実のパフォーマンス。 品番 34-17203 商品名 GB EMI ASD2256 メロス・アンサンブル モーツァルト&ベートーヴェン・P&Orch5重奏曲 レコード番号 ASD2256 作曲家 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 演奏者 ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ 演奏者(楽団) メロス・アンサンブル 録音種別 STEREO ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 グレード(室内楽) ミディアム 販売レコードのカバー、レーベル写真 レーベル・ワンポイントガイド 《 セミサークル 》は基本的には、赤の地に上半分の半円の中に蓄音機とニッパーの絵が入り、半円の上部は「HIS MASTER’S VOICE」のロゴが印刷されたデザインになります。これを、「ラージ・ドッグ・イン・セミサークル(半円、ハーフムーン)」と呼びます。フランス盤は、LA VOIX DE SON MAITRE(VSM)となる。 HMVの名演・名録音がカタログを埋め尽くしている。番号では、ASDの576あたりから2470までは、ステレオ録音のオリジナルであると考えられています。中でも、シューリヒトのブルックナー、ケンペ・バルビローリの一連の録音、そして、デュ・プレの名盤は、オーディオファイル・音楽ファンの憧れの的です。 Record Label "LARGE DOG IN SEMI-CIRCLE" WITH BLACK LETTERING Recording & Weight STEREO 1枚組 (150g) Release & Stamper 1966 1/1 通販レコード オーダー番号 34-17203 販売価格 5,000円 (税別) 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 詳細掲載ページ https://ift.tt/2mPOxYO http://img01.otemo-yan.

着物に再び「命」を与えたい◉レトロモダン 着物リメイク ふぁっしょん抄のご案内

(ご案内) 期日 令和元年11月23日(土曜日) P.M. 2:00〜 P.M. 2:30〜 ふぁっしょん抄 P.M. 3:15〜 サクラマチ ふぁっしょんウォーク 場所 熊本市国際交流会館 2階ラウンジ(熊本市中央区花畑町4-18) あなたの着物は「タンスの肥やし」になっていませんか? 着物たちの声を聴いてみると… きっと貴女に着てもらいたいはず! それぞれ着物の色や柄を生かして、日常でも気軽に着られる衣装にリメイクすることで、その着物は再び「命」を宿し 甦ることができます。 「ふぁっしょん抄」には、着物リメイクの第一人者である服飾デザイナー・きものサンバ千恵子さんが来熊、懐かしのSPレコードを蓄音機で楽しみつつ千恵子先生がデザインした日常着から舞台衣装の数々をご覧頂きます。 晩秋のひととき、オシャレなトキメキ時間をどうぞ~(観覧無料) きものサンバ千恵子(着物リメイクの第一人者)  服飾デザイナー。20年を越える海外生活を通して再認識、新たな意匠を提案し続けている。発表の場として「ふぁっしょん抄」を国内外で300回以上開催。「サンバ」という言葉は南米の踊りと助産師の旧称をかけており、着物に再び「命」を与えたいという思いが込められている。熊本にも縁があり長年在住し「着物リメイク」の魅力を広める。現在は出身地の茨城県ひたちなか市在住。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/sp-concert-gofuku.jpg September 26, 2019 at 12:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106642.html via Amadeusclassics

作曲家自演盤(SP盤) ストラヴィンスキー、アンセルメ指揮、ワルター・ストララム管弦楽団・カプリッチョ

通販SPレコードのご案内 【SP盤】GB COLUMBIA LX116-8 IGOR STRAVINSKY&ANSERMET CAPRICCIO FOR PIANO AND ORCHESTRA  ストラヴィンスキーがピアノ独奏をしている自作自演盤です。曲は「ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ」。  ピアニストとして生計を立てることを目論んだストラヴィンスキーにより、ヴィルトゥオーゾ向けの楽曲として構想された。1929年 12 月6日に、エルネスト・アンセルメの指揮と作曲者自身のピアノ独奏によって初演が行なわれた。  オーケストラは作曲家のワルター・ストララム ― 本名の Marrast のアナグラム ― がパリのオーケストラの奏者たちを集めて臨時に編成した。人門の知名度のあったオーケストラらしくストララムの死後も継続されトスカニーニが客演している。  ロシア革命後に西欧に亡命したストラヴィンスキーは、《カプリッチョ》が同時期の《ピアノと管楽器のための協奏曲》とともに主要な収入源となることを当て込んでいたらしい。ストラヴィンスキーの数少ないピアノ協奏曲の一つであり、新古典主義時代にストラヴィンスキーが手懸けた数々のピアノ曲を代表する作品でもある。  中断なしに演奏される、プレスト、アンダンテ、アレグロ・カプリッチョ・マ・テンポ・ジュストの3つの楽章から成る。全3枚そろっています。  ストラヴィンスキーは現代の最も重要な作曲家のひとり。はじめ法律を学んだが、作曲をリムスキー=コルサコフから学んで作曲家になった。稀代の興行師ディアギレフに見出され、そのバレエ・リュッスの公演のために28歳で作曲した「火の鳥」が世間の注目を集め、つづく「ペトルーシュカ」、「春の祭典」によりわずか30歳で彼の名前は世界的になった。これらの作品は、従来の手法を否定し去ったもので、かつてない強烈で複雑なリズムと、色彩的でざん新な管弦楽法とはその後の現代作曲家たちに強い影響を与えた。革命後、作風は新古典主義をへて大きく変化した。上記以後の代表作には「兵士の物語」、「詩篇交響曲」、バレエ「オルフォイス」、「3楽章の交響曲」などがある。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-11462.jpg