通販レコードのご案内 『サラサーテの演奏スタイルはセンセーショナルなほど新しくモダンであり、ロマン時代のはじめのヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾの、もっと修飾的かつ熱狂的で奔放な演奏スタイルとは全く違っていた』
《デジタル録音 独ブルーライン盤》DE DGG 2532 011 パールマン&バレンボイム ラロ・スペイン交響曲 イツァーク・パールマンは彼が22歳の時に録音した最初のコンチェルト・グループ ー チャイコフスキー、シベリウス、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番 ー の入れなおしを完了した時、これらの初録音を未熟だと思っていると言っていた。パールマンほどの名手になると、若き日の録音はそれなりに価値があり、一人の偉大なアーティストの成長の軌跡をたどることの出来る貴重なドキュメントというべきだろう。ラロの『スペイン交響曲』の最初の録音は1969年9月新譜としてイギリスで発売された。本盤は12年ぶりの入れ直しとなったデジタル録音。これでのパールマンの演奏には、サラサーテの再来を思わせるところがある。
パールマンは13歳の時、エド・サリヴァン・TVショーのゲストに招かれて、渡米して研鑽を深めるきっかけを掴んだが、このレコードの発売当時、彼は自己を語っている。『ぼくは、ぼくが13歳で信じがたいほどの驚異的天才であったとは信じていない。OK、ぼくは才能に恵まれてはいたが、アブノーマルな天才じゃなかったな ― 天才とは、良かれ悪しかれ、アブノーマルなもんでしょう。ぼくの場合には、それは健全な才能だったし、ぼくの生活からかけ離れたものじゃなかった(グラモフォン誌 '81年9月号)』
クライスラーとハイフェッツのレパートリーを現代に更新し充足しうるヴァイオリニストと言ったら、パールマンを措いて他にないだろう、と期待が大きかった時代を邂逅できるレコード。
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September 29, 2019 at 03:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1067113.html
via Amadeusclassics
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