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本日の午後のレコードコンサートは、鶴屋百貨店で「昭和の歌謡曲の源泉から、東京オリンピックまで」を紹介します。

五福SPレコードコンサート

(催しのご案内)昭和の流行歌の魅力を通して世代を超えた価値観や温かさを共有する。

期日
令和元年9月29日(第5日曜) P.M. 1:15〜
場所
熊本市中央区手取本町 熊本鶴屋百貨店 東館3階鶴屋クラシックサロン
歌謡曲は、時代の合わせ鏡である。その時代の経済、政治、社会的動向、文化などの影響により、歌謡曲がつくられ、それらと最もマッチした歌謡曲がヒットする。
歌謡曲は、時代から生まれる。逆に歌謡曲が時代とその時代をつくる人に影響を与えることもある。歌謡曲は、その歌を聴き、口ずさむ人の人生とふれあい、重なり合うことで、その人を慰め、元気づけ、行動づけ、新たなる時代をつくりだす。歌謡曲は、時代と人生をつくる。「歌は世につれ、世は歌につれ」という。
流行歌を聴くと、その曲を聞いた時代を思い出す。それが好きだった曲だったりすると、その頃の光景を思い出すどころか、匂いさえ覚えていることがある。認知症を予防する音楽療法では、昨今は昔の流行歌を聞かせるようになった。音楽が錆びついた記憶のタンスの扉を開ける働きに作用しているようだ。

第1部 流行歌の源泉〜国民歌謡まで
 大正3年3月20日、上野で「大正博覧会」が開催され、ニッポノホンが音譜(当時の円盤レコードの呼び名)・蓄音器の大デモンストレーションを行った。4月、宝塚少女歌劇団第一回公演。帝劇で評判を得た、芸術座の「復活」がひろく地方に巡演が行われ、それは1年半に渡り、九州・北海道にまで及んだ。この主役カチューシャに扮した松井須磨子の歌う劇中歌が、セリフの吹き込み共々、発売され全国的に大流行した。

第2部 映画とともに大衆文化に〜東京オリンピックまで
 昭和歌謡を語る時、中山晋平メロディーで幕を開け、古賀政男の出現によって日本中を席巻し、ラジオ小説「君の名は」の大ブームで銭湯が空になったりと、黄金期を迎えたことを忘れてはなりません。60年余りの昭和の時代には、数万曲の歌が生まれ、数千のヒット曲が誕生し、現在まで燦然と輝き続け、その歴史を刻んできました。昭和の歌謡曲は、ジャズをはじめとする西洋音楽の影響や、民謡、浪曲などの多様な音楽の要素が凝縮されています。
 戦後の力強い復興から、東京オリンピックで日本人の精神力が示され、万国博覧会で全世界に日本の歌謡曲が発信されると、時代と国境を超えて作品の素晴らしさが評価され、グローバル化の現在では、世界中の人々にも愛され歌われるようになりました。

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September 29, 2019 at 12:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1106581.html
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