どれほど完璧すぎて現実離れしていると言われても、ミロのヴィーナスやボッティチェリのヴィーナスの誕生の姿は美しい。
通販レコードのご案内《蘭レッド・レーベル白文字盤》NL PHILIPS 6500 175 シェリング パガニーニ・ヴァイオリン協奏曲
みずみずしく、のびのびしていて極めて美しいヘンリク・シェリングの音色。20世紀を代表する名手でありながら、真摯な芸風で知られる名ヴァイオリニスト、シェリングによるパガニーニ演奏は表面的な技巧もさることながら、作品そのものの情緒を聴かせる完璧かつ流麗な気高い演奏です。
美音の持ち主は、往々にして自らの音の美しさに浸りがちですが、シェリングの演奏は純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はありません。その禁欲的エロス、音場に旺盛な生命力がみなぎる録音。彼の音色が艶っぽく再生されて、たまらないのです。この録音から聞き取ることができるのは、そのシェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。
美音の持ち主は、往々にして自らの音の美しさに浸りがちですが、シェリングの演奏は純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はありません。その禁欲的エロス、音場に旺盛な生命力がみなぎる録音。彼の音色が艶っぽく再生されて、たまらないのです。この録音から聞き取ることができるのは、そのシェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。
- シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思います。それは彼が、和音の処理を見事に弾き分けることで立ち上がってくる構成美であることが実感できる1枚。徹底したシェリングのヴァイオリン美学に貫かれた名演と言って良いでしょう。
シェリングはたくさんの録音を残しており、バッハの無伴奏ヴァイオリンのための作品は、ミルシテインの演奏と並んで評価が高い。1970年代になるとシェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲」(DG 149270/2 SLPM)を聴けば、そのこと全て納得頂けると思います。シェリングを語るときの常套句、「高潔」とか「厳しい精神性」といった言葉が、そのまま現れているフィリップスの録音。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第3番は1826年頃に作曲され、その後紛失したと考えられていたが、1971年に復活蘇演させたのが他ならぬシェリング。本盤は、その公開演奏に先立ち録音されました。
通販レコード詳細・コンディション、価格
Henryk Szeryng, London Symphony Orchestra : Alexander Gibson – Paganini - Concerto Per Violino N. 3, Philips – 6500 175
プロダクト
- レコード番号
- 6500 175
- 作曲家
- ニコロ・パガニーニ
- 演奏者
- ヘンリク・シェリング
- オーケストラ
- ロンドン交響楽団
- 指揮者
- アレクサンダー・ギブソン
- 録音種別
- STEREO
RED WITH SILVER LETTERING, STEREO 1枚組(140g), Release 1971。
コンディション
- ジャケット状態
- EX
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- NL(オランダ)盤
レッド・ラベル銀文字赤色の地に「PHILIPS」の社名ロゴが大きく印刷された、このラベルは1960年代の半ばから1980年代までの長きにわたって使用されてきました。ご存知のように、この頃の同レーベルには名演・名録音盤にあふれています。「HIFI-STEREO」と印刷されたマルーン・ラベルの再生音と比べて、ホールトーンを積極的に捕らえた録音は、ホールの平土間の少々後方の席で聞いたサウンドイメージですが、実際にホールで聞くよりも各楽器のディテールが手に取るようにわかり、しかも決して混濁することがありません。それは演奏の録音後に、ホールトーンを録音してブレンドして創りだされた独自製法が施されていて、ここに、アナログ録音の完成されたひとつの姿として雰囲気豊かな再生音になっている理由を見出すことができそうです。なお、初期のものはロゴが銀色で、後期のものは白で印刷されています。
通販レコード
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オーダーは | 品番 / 34-13672 |
特別価格 | 2,200円(税込) |
通常価格 | 2,750円(税込) |
http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/34-13672.jpg
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via Amadeusclassics
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