通販レコードのご案内 フラグスタートでなければ成り立たない世界。
フラグスタート&フルトヴェングラー
ワーグナー・神々の黄昏
- 夜明けとジークフリートのラインの旅
- ジークフリートの葬送行進曲
- ブリュンヒルデの自己犠牲
フルトヴェングラーの演奏を聴いていると神話がまだ神秘と聖なる力、そして何より空想ともリアルともはっきりと判別できない“物語性”を有していた時代の、その精神が蘇ってくるようだ。フラグスタートとの共演は、実に素晴しい。最後の第3幕、有名な「ブリュンヒルデの自己犠牲」である。ジークフリートの火葬が始まるところから、ブリュンヒルデは、我が身をも犠牲にして呪いを終わらしめようと長い隔世の歌をうたう。この楽劇の全曲の主要な動機の殆どすべて含んでいる。ジークフリートに対するブリュンヒルデの愛情と献身が、この悲劇の結末を飾るのである。地上の火が天上に届き、ワルハラ城に火が回る。速いテンポだが豪壮な城の、あちらこちらで起こる爆発を表現するアクセントはことごとく鋭く決まる。音楽はいったん静けさを取り戻すが、ティンパニの猛烈さは狂気の沙汰に達する。ブリュンヒルデの処女時代から見守ってきた火の神ローゲは、その絶命を見届けると、一気に天上に駆け上がり炎上する神々の黄昏にとどめを刺す。物語を完結へと導くフルトヴェングラーの手腕の見事さをどう表現したらいいのだろうか。フラグスタートの歌唱は、その芯の強さとしなやかさ、情感の深さと細やかさ、さらに声質やテクニカルな面において傑出している。彼女以上に歌える人が出てくるだろうか、フラグスタートでなければ成り立たない世界がある。偉大なブリュンヒルデ歌手フラグスタートの歌唱の素晴らしさもさることながらフルトヴェングラーの伴奏が素晴らしい。フルトヴェングラーが音楽の細かいところまで神経が行き届いており、「神々の黄昏」終幕のすべてが浄化された雰囲気が叙情的に描かれます。イギリスのオーケストラの響きが透明で明るいこともここではよい方に作用しています。フルトヴェングラーの最も有名な「神々の黄昏」として知られるこの盤は、1952年のフィルハーモニア管と1954年ウィーン・フィルとの音源をまとめたものです。フラグスタートとの共演は、実に素晴しい。
1952年6月23日ロンドン・キングスウェイ・ホールにて録音。イギリス・プレス、初期ラージ・ドッグ・セミサークル, モノラル160グラム盤。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- レコード番号
- ALP1016
- 作曲家
- リヒャルト・ワーグナー
- 演奏者
- キルステン・フラグスタート
- オーケストラ
- ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 フィルハーモニア管弦楽団
- 指揮者
- ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
- 録音種別
- MONO
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- M-
- 製盤国
- GB(イギリス)盤
通販レコード
- オーダー番号34-22293
- 販売価格5,500円(税込)
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May 30, 2023 at 01:20PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1173654.html
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