ステレオのデッカを代表する、弦楽四重奏の優秀録音・名盤。
通販レコードのご案内GB DECCA SXL6331 ヴェラー弦楽四重奏団 モーツァルトのカルテット・パーティ
英デッカの名プロデューサー、エリック・スミス(1931~2004)の傑作!彼は大指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットの息子で、モーツァルトの音楽を愛し、デッカと後に移籍したフィリップスに数多くのモーツァルトの名盤を制作しました。1964~66年に録音したボスコフスキー指揮による「モーツァルト/舞曲と行進曲全集」LP10枚組はLP史上に残る名企画として有名です。そして英デッカに置き土産のように録音したこの1枚も、モーツァルト愛好家ならではの夢のある企画盤でした。
モーツァルトの友人にマイケル・ケリー(1762~1826)というアイルランド出身のテノール歌手がいました。本盤は、1826年に彼が書いた「回想録」にある4人の作曲家による四重奏を再現した逸品。4人の作曲家が合奏を楽しむさまを描いたジャケットのアートワーク、演奏に起用されたのは世界的な弦楽四重奏団として人気、実力とも絶頂期のヴェラー弦楽四重奏団によって、1967年3月20-21日、4月21-24日 ウィーン、ゾフィエンザールにおいて録音されました。
- 1784年にイギリスの作曲家スティーヴン・ストーラスがカルテット・パーティを開催し、その際にハイドン(第1ヴァイオリン)、ディッタースドルフ(第2ヴァイオリン)、モーツァルト(ヴィオラ)、ヴァンハル(チェロ)といった作曲家が奏者として集まったとされています。その催しを録音で再現したのがこの「モーツァルトのカルテット・パーティ」。
ウィーンのカルテットとして最高の実力を誇ったワルター・ウェラー率いるウェラー四重奏団のとっておきの一枚。LPレコードならではの粋な企画として、この録音はとくに日本で愛され、初出を含めLPで3度も発売されました。ところが、CD時代になると、4曲が作曲家別にばらばらにCD化されてしまい、エリック・スミスの企画意図が全く分からない状態となっていました。本盤、ED2がオリジナル盤となります。
【収録曲】
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156
ハイドン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調
ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調
ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
【収録曲】
モーツァルト: 弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156
ハイドン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調
ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調
ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
希少なED1オリジナルです。
通販レコードのご案内GB DECCA SXL6093 ヤナーチェク四重奏団 ハイドン:弦楽四重奏曲集「冗談」「セレナード」「五度」
弦楽大国のチェコにおいてスメタナ四重奏団と並び立つ、名門ヤナーチェク弦楽四重奏団の高名なデッカ録音盤。チェロの胴鳴りの美しい響きに乗ってゆったりとヴァイオリンがメロディーを乗せていきます。演奏は一級品ですが、なによりその響きが素晴らしい。
- タイトでダイレクトな響き。主旋律ではないパートの音色の多彩さまでしっかりと伝わるので響きが実に豊かに聴こえます。結果は演奏の印象にも現れ、曲の構成はより緊密となり、骨格ががっしりとした演奏により迫力も素晴らしいものに引き立てています。演奏はどちらかといえばオーソドックスなものですが、音楽は豊か。
4人が織り上げる響きの美しさがLP独特のダイレクトな響きによって際立ちます。ビニールの円盤に溝を刻んだだけのLPから、このように迫力あふれる響きが聴かれる。心に刺さる響きが聴かれる。物理特性などではデジタル録音は、LP時代とは段違いのものが実現されていますが、演奏者とエンジニアがコミュニケーションを取ってより良くしようと試行錯誤を尽くしたことで、音楽の完成度はLP時代の方が高かったのではないかと思わざるを得ません。
http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/34-26905.jpg
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via Amadeusclassics
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