スキップしてメイン コンテンツに移動

羊と馬の黄金楽団*コレギウム・アウレウム合奏団 モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク&ディヴェルティメント

通販レコードのご案内密かな楽しみ、心休まる演奏

FR HARMONIA MUNDI HM22045 コレギウム・アウレウム合奏団 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ディヴェルティメント」《仏ブラック盤》FR HARMONIA MUNDI HM22045 コレギウム・アウレウム合奏団 モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ディヴェルティメント」 ドイツのケルンを本拠地に1962年に生まれた、ハルモニア・ムンディのレコードで世界的に名を知られるようになったコレギウム・アウレウム合奏団はドイツのハルモニア・ムンディの録音のために組織された古楽器オーケストラの草分け的存在です。グスタフ・レオンハルトやアンナー・ビルスマなどのトップ・アーティストとも共演している。
『黄金の楽団』という意味の名称は、ドイツのシュヴァーベン地方にあるフッガー城の糸杉の間を主な録音会場としており、そのホールの構造が黄金分割になっているところから付けられたと云う。メンバーはバッハ時代の古楽器もしくは忠実なコピー楽器を用いており、将来のピリオドシーンを担うようになる少なからぬ偉大な演奏家を名簿に見ることができます。
 古い時代の演奏習慣に忠実に指揮者は置かず、コンサートマスターのフランツヨーゼフ・マイヤが主導しています。ベートーヴェンのシンフォニーに新たな光をあて話題を提供するかと思えば、カール・シュターミッツなど知られざる作曲家の紹介にも力を注ぐといった、幅広いレパートリーと高い演奏水準で評価を得ていた。
 コレギウム・アウレウム合奏団は多くのレコーディングをしていますが、中でもモーツァルトの録音が多く、レクイエムやセレナーデに対するアプローチは、一時期モーツァルト演奏のスタンダードのひとつと目されたこともありました。
 セレナード13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525は、ブルーノ・ワルターのものをはじめとして、数多くの名演ひしめく超ポピュラーな名曲でありながら、頭一つでも他をリードする演奏はそう出てくるものではない。レコード盤に針をおろして、ターンテーブルの回転が安定に達して、その音が出る直前から最高だと感じるのだ。ガット弦を使ったオリジナル楽器のコピー、フッガー城の糸杉の間の音響がブレンドされて、得難い音響なのだ。
 当時としては、モーツァルトの時代のスタイルに出来る限り戻した学究的なものとして提示されたはずのこの演奏であるが、ギスギスした音や、過剰なアゴーギク、ディナーミクの変化はここには全くない。指揮者がいないのだから、解釈の入り込む余地が無いのだ。しかも、それを補ってあまりある見事な歌い回しで指揮者がコントロールしていれば、さらになだらかに音楽が推移するのだろうが、精密な設計ではないが、メンバー各々のイメージが親しいのか、このアンサンブルの演奏はそうしたフレーズの納め方がとても音楽的で美しい。モーツァルトの交響曲第40番もそうだったが、生き生きとした演奏なのだが優しく穏やかな表情が素晴らしく、モーツァルトの短調の曲ながら不思議と心休まる演奏となっている。

通販レコード詳細・コンディション、価格

プロダクト

Collegium Aureum, Franzjosef Maier ‎– W.A.Mozart, Petite Musique De Nuit / Divertimento En Ré Majeur KV 205 Sur Instruments D'Époque ‎– Harmonia Mundi ‎– HM22045
レコード番号
HM22045
作曲家
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演奏者
フランツヨゼフ・マイアー
オーケストラ
コレギウム・アウレウム合奏団
録音種別
STEREO
BLACK WITH SILVER LETTERING, STEREO 1枚組(120g)。

販売レコードのカバー、レーベル写真

FR HARMONIA HM22045 コレギウム・アウレウム合奏団…
FR HARMONIA HM22045 コレギウム・アウレウム合奏団…

コンディション

ジャケット状態
M-
レコード状態
M-
製盤国
FR(フランス)盤
見開きジャケット

通販レコード

詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。




 
オーダーは 品番 / 34-21327
販売価格 2,200円(税込)


http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-21327.jpg
February 26, 2022 at 09:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1144499.html
via Amadeusclassics

コメント

このブログの人気の投稿

優秀録音*優美な旋律と柔和な表現が忘れがたい ポリーニ、ベーム指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第4番

通販レコードのご案内  華々しいこの曲の随所に聴かれるフレーズは粒立ったピアノのタッチに思わずため息が出てしまう。 《独ブルーライン盤》DE DGG 2530 791 ポリーニ&ベーム ベートーヴェン・ピアノ協奏曲4番  当時ベームの最もお気に入りだったピアニスト、ポリーニとの共演です。全集が計画されていたようですが、1981年にベームが他界、第1、2番を替わりにオイゲン・ヨッフムが振って変則的なカタチで完成しました。  録音はギュンター・ヘルマンス。ポリーニの精巧なタッチが怜悧れいりに録られています。録音としては極上ですが、しかし、演奏としては、この4番は物足りない。ベームはバックハウスとの火花を散らした録音があるし、ポリーニは15年後にアバドとの全集があるので全集が完成しなかったことは残念とは思えませんね。  ベートーヴェンが36歳時に完成したビアノ協奏曲第4番をポリーニが録音したのは34歳の時。第1楽章後半のベートーヴェン自身によるカデンツァを始め、華々しいこの曲の随所に聴かれるフレーズは粒立ったピアノのタッチに思わずため息が出てしまう程のポリーニの若さの発露が優っている。ステレオ録音。 1976年6月録音。優秀録音盤。ギュンター・ヘルマンスの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19239.jpg June 27, 2019 at 09:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1065647.html via Amadeusclassics

歴史とジャズと竹あかり ― 映画上映、朗読劇とジャズ演奏で「四時軒の夕べ」を楽しみませんか

四時軒の夕べ 〜歴史とジャズと竹あかり 無料 開催日 2024年10月27日(日) 16:00〜17:10 映画上映 17:10〜17:30 「四賢婦人」朗読劇 17:30〜18:10 横井小楠記念館館長のお話 18:10〜18:30 ライトアップ点灯式 18:20〜20:00 ジャズ演奏(コントラバス、ピアノ、ドラム) 会場 四時軒 (熊本市東区沼山津1-25-91) 対象 どなたでも(申込不要・直接会場へ) 参加費 無料 主催 横井小楠顕正会 協力 熊本市都市デザイン課・秋津まちづくりセンター http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/Yokoi-Shohnan_gqR.jpg October 04, 2024 at 03:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1194695.html via Amadeusclassics

名曲名盤縁起 プラター公園に訪れた、花満開の春を喜ぶ歌 シュトルツ〜歌曲《プラターに再び花は咲いて》

ウィンナ・ワルツの名指揮者シュトルツ没 ― 1975年6月27日  ウィーンという町には1年365日、朝から夜中まで音楽が鳴り響いている。夜中であったにもかかわらず、シュテファン大聖堂の建物そのものから厳かな宗教音楽が聴こえてくるのを味わうことも出来るほど、教会でのレコード録音は深夜を徹して行われている。  ウィーン音楽の王様はシュトラウス・ファミリーだが、20世気に入ってからのウィーンの楽壇で、指揮者・作曲家として大活躍したロベルト・シュトルツの音楽も、ウィーン情緒を満喫させてくれる。オペレッタやワルツに大ヒットがあるが、今日の命日には、100曲を超すという民謡風の歌曲から、ウィーンっ子がみなうたった《プラターに再び花は咲いて》を聴こう。映画「第三の男」で有名になった大観覧車のあるプラター公園の春を讃えた歌で、「プラター公園は花ざかり」というタイトルでも呼ばれている。 通販レコードのご案内  DE DECCA SBA25 046-D/1-4 ロベルト・シュトルツ レハール・メリー・ウィドウ/ジュディッタ  シュトルツにとっては、ヨハン・シュトラウスの作品をオリジナルな形でレコードに入れて後世に遺すことこそ、指揮者としての活動の頂点であることを意味すると云っていたのを読んだ事が有ります。ウィーンは音楽の都で数々の彫像や記念碑や街の通りにシューベルト、ブラームス、モーツアルト、ヨハン・シュトラウスといった大作曲家の彫刻が有ります。いずれも、生まれながらの(あるいはあとから住みついた)ウィーン市民でした。  作曲家であり指揮者であり、無冠のワルツ王の最後の人であるロベルト・シュトルツも、ウィーン音楽の生き字引としてこうしたカテゴリーに入るのではないか。1887年に天才少年ピアニストとして初めてヨーロッパを旅行してから今日に至るまで、ロベルト・シュトルツはその人生を音楽にささげてきたのである。その間には2,000曲の歌、50のオペレッタ、100にのぼる映画音楽を作曲し、数百回のレコーディングを行っているという。本盤もそうした中のセット。皆様をウィーンに誘う魅力タップリです。 ウィンナ・ワルツの伝統を保持する最後の指揮者  ウィーン・オペレッタ最末期の作曲家の一人として『春のパレード』などの作品を発表し人気を得たロベルト・シュトルツは、指揮者でオペレッ