通販レコードのご案内端正で引き締まった演奏、のびやかな歌の中に爽やかさも感じられる名演。
《英ブルー・アンド・シルヴァー、オリジナル盤》GB COLUMBIA SAX2405 ジュリーニ ドヴォルザーク・新世界 ジュリーニの「新世界」はセッション録音が3つあり、いずれも高い評価を得ていますが、レコード・コレクターに圧倒的に支持されているのは、やはりフィルハーモニアとのコロンビア盤でしょう。引き締まったリズム感とちょうど心地よい歌心の名演奏、キングズウェイ・ホールの響きの美しさ、EMIの優秀録音と、すべてがハイレベルな名盤。本盤が第1回目のオリジナル盤で、カバーは表も裏も、「新世界交響曲」と強調されていますが、レーベル面のプリントは「交響曲第5番ホ短調」になっています。ジュリーニは全集をつくるなど、企画のための企画を嫌う ― というよりは、本当に愛している曲しか振らない人だった。
例えばチャイコフスキーの交響曲第5番は録音のその日にジュリーニが『この曲は私には分からない。』といってドタキャンしたという話を読んだことがあります。壮年期の演奏なので晩年のようにテンポも極端に遅くならずに音楽に張りがあり、「新世界交響曲」というタイトルに即して歌い上げることのできる曲だが、ジュリーニは決してそんな安易な手はとらない。あくまでも音楽の純粋美を追及し、正統性を保ちつつ、その中から真の感動を作り上げてゆく好感のもてる演奏。ロス・フィルとの DGG 盤にない魅力が本盤には有ります。
カルロ・マリア・ジュリーニ(1914〜2005)はイタリアのヴァレッタ生まれ、聖チェチーリア音楽院でヴァイオリン・ヴィオラ・作曲を学ぶ。1934年、同音楽院管弦楽団のヴィオラ奏者となり、フルトヴェングラー、ワルター、デ・サバタらの指揮のもとで演奏する。歌に溢れながら気品があり、官能に溺れすぎずいやらしくならないところはジュリーニの真骨頂でしょう。
英EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグは1954年に目をかけていたカラヤンがベルリンに去ると、すぐさま当時実力に見合ったポストに恵まれなかったクレンペラーに白羽の矢を立て、この巨匠による最良の演奏記録を残すことを開始した。レッグが EMI を去る1963年まで夥しい数の正に基準となるようなレコードがレッグ&クレンペラー・フィルハーモニアによって生み出された ― と同時に39歳で名門ミラノ・スカラ座の音楽監督に就任していたカルロ・マリア・ジュリーニにも密かに目を付けていた。
レッグとジュリーニの出会いは、まさに基準となるようなオペラ作りからスタートしたと言っても過言でない。その証左として、クレンペラー盤に先んじる形で、モーツァルトの「フィガロの結婚」&「ドン・ジョバンニ」等々の英コロンビアを代表する名盤が、世に送り出された。本盤はその勢いと余力でレッグ&ジュリーニ・フィルハーモニア管が作り出した名盤と云えると思います。ジュリーニのこの後の活躍が本盤からハッキリ窺えます。イギリス・オリジナル盤、ステレオ録音。ウォルター・レッグの製作。
1961年1月18日〜27日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。
通販レコード詳細・コンディション、価格
プロダクト
- レコード番号
- SAX2405
- 作曲家
- アントニン・ドヴォルザーク
- オーケストラ
- フィルハーモニア管弦楽団
- 指揮者
- カルロ・マリア・ジュリーニ
- 録音種別
- STEREO
BLUE&SILVER ORIGINAL, STEREO 1枚組(160g), Stamper 9/5。
ターコイズ・ラベル
ブルー・シルヴァーと呼ばれもするステレオ録音レコードのオリジナル・ラベル。
薄い水色(ターコイズブルー)に銀の網掛けがベースとなり、黒色でレコード詳細が記述されている。中央上部に音符のマーク、その下に COLUMBIA の文字、中央に「 stereo phonic 」と描かれている。華やかで重厚なレーベルデザインは中古レコードコレクターの人気を集めており、 ほとんどのブルー・シルバー・レーベルは高価で取引されている。SAX 2307 (コーガン ブラームス・ヴァイオリン協奏曲)、SAX 2263 (シュタルケル ドボルザーク・チェロ協奏曲)は1万円を超える。
SAX 2252 から 2539 まで(除 2526、2532)の初版ラベルとして利用された。
ブルー・シルヴァーと呼ばれもするステレオ録音レコードのオリジナル・ラベル。
薄い水色(ターコイズブルー)に銀の網掛けがベースとなり、黒色でレコード詳細が記述されている。中央上部に音符のマーク、その下に COLUMBIA の文字、中央に「 stereo phonic 」と描かれている。華やかで重厚なレーベルデザインは中古レコードコレクターの人気を集めており、 ほとんどのブルー・シルバー・レーベルは高価で取引されている。SAX 2307 (コーガン ブラームス・ヴァイオリン協奏曲)、SAX 2263 (シュタルケル ドボルザーク・チェロ協奏曲)は1万円を超える。
SAX 2252 から 2539 まで(除 2526、2532)の初版ラベルとして利用された。
コンディション
- ジャケット状態
- M-
- レコード状態
- EX++
- 製盤国
- GB(イギリス)盤
通販レコード
詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。オーダーは | 品番 / 34-25579 |
販売価格 | 22,000円(税込) |
http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-25579.jpg
July 30, 2021 at 11:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1140466.html
via Amadeusclassics
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