アクが強いキャストを、ばらばらになる寸前で、手のひらで躍らせる!まさに巨匠の芸。
通販レコードのご案内IT MELODRAM MEL547 カイルベルト ワーグナー:ワルキューレ(全曲)
- 基本となる『指環』の演奏が欲しい。たとえば、良い歌手、良い指揮者。そして、自然で奇をてらわない。そして、本当に親しみのもてる演奏でいて、魅力に富み、あきが来ない演奏を求めている人にぴったりです。本盤で親しみを覚えれば、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュがやろうとしている。より神秘的な『指環』の世界へも、自然に踏み入っていけるでしょう。
マックス・ローレンツ(ジークムント)、マルタ・メードル(ジーグリンデ)、ハンス・ホッター(ヴォータン)、ヨゼフ・グラインドル(フンディング)、アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)、ビルギット・ニルソン(オルトリンデ)他 ― バイロイト史上、最高の歌手たちが集った黄金時代。戦後ワーグナー演奏史を飾る超重要メンバーの多くが、登場します。1960年代後半、レコードではまだ通用するとネームバリューに引っ張り出された名歌手たち。その歌手たちは、ここでは若さでいっぱい。彼らは、誠実、平明でありながら、非常に情熱的、人間的暖かさをもつカイルベルトの指揮に支えられて、ワーグナーの魅力をあますことなく示している。
君は知るや、この清楚な歌声。
通販レコードのご案内GB VANGUARD PVL7078 テレサ・シュティヒ=ランダル バッハ:カンタータ51番/209番
- アメリカ出身ながら、ウィーン国立歌劇場を中心に活躍したテレサ・シュティヒ=ランダルの真骨頂、バッハのカンタータ集。リリック・ソプラノ特有のチャーミングな歌声とは一風違った、どこか陰のある、リート歌手的な清楚な歌声が魅力で、それでいながら十分な声量を有しているだけに著名なオペラハウスの数々の舞台に立ってきました。なめらかなフレージングと持ち前の正確な音程が奏功した歌声を聴かせています。白レーベル、テスト・プレス盤です。
【テレサ・シュティッヒ=ランダル(1927.12.24~)】
アメリカのソプラノ歌手。後にドイツに帰化。生地の音楽学校とコロンビア大学で学び、在学中から舞台に立ったが、本確定なデビューは1949年、トスカニーニ指揮による「アイーダ」の放送録音だった。1951年に渡欧し、フィレンツェ五月祭に出演して成功、ウィーン国立歌劇場を拠点として活躍、アメリカ人として初めてオーストリアの宮廷歌手となる。モーツァルトのリリックな役からイタリア・オペラまで広いレパートリーを持つ。1959年に来日。
アメリカのソプラノ歌手。後にドイツに帰化。生地の音楽学校とコロンビア大学で学び、在学中から舞台に立ったが、本確定なデビューは1949年、トスカニーニ指揮による「アイーダ」の放送録音だった。1951年に渡欧し、フィレンツェ五月祭に出演して成功、ウィーン国立歌劇場を拠点として活躍、アメリカ人として初めてオーストリアの宮廷歌手となる。モーツァルトのリリックな役からイタリア・オペラまで広いレパートリーを持つ。1959年に来日。
極限下の指揮者
通販レコードのご案内FR PRESIDENT UPR10007 アルトゥール・ローター ヘンデル:聖セシリアの日のための頌歌
- ローターは往年のドイツ・オペラ職人指揮者。クーレンカンプの伴奏指揮者で、ギーゼキングとの《皇帝》は、戦火を生き延びた唯一のクラシック音楽全曲録音といわれている。本盤は、音楽の守護聖人であり、オルガンの発明者ともされる聖セシリアの日を祝うための作品であり、音楽のもたらす力について歌われる。元気の出るヘンデル。
陽気の人、ふさぎの人へ、音楽のもたらす力を高らかに。変化に富むテノールのレチタティーヴォと合唱で、季節をめぐらせ人の生死をも司る天上の音楽について歌いはじめられる。ソプラノは一挺のチェロのオブリガートをまとって音楽があらゆる感情をもたらすことができることを歌い、テノールが戦いについて歌うとトランペットとティンパニが伴奏に現れる。ついでフルートとリュートの伴奏を伴ってソプラノが悲恋を歌い、ヴァイオリンの伴奏でテノールは苦しみや怒りについて歌う。これらのアリアでは歌詞そのものに多数の楽器名が読みこまれており、それが音楽に直接反映している。
オルガンに導かれた次のソプラノのアリアは人間の声が聖なるオルガンにかなわないこと、オルフェウスの竪琴よりもセシリアのオルガンの方が優れていることを歌う。最後はソプラノのコールに呼応する、合唱のレスポンスが繰りかえす形式で、天上の歌の力について歌われ、にぎやかに対位法的な合唱で曲を終える。
このジョン・ドライデン(1631-1700)の詩による音楽讃歌《聖セシリアの祝日のためのオード》を、ヘンデルは1743年にオラトリオ《陽気の人、ふさぎの人、中庸の人》HWV 55より第1部、第2部を選び、第3部の《中庸の人》と置き換えて上演したものです。《陽気の人、ふさぎの人》はイギリスの大詩人ジョン・ミルトン(1608-1674)の詩に基づきます。「陽気」と「ふさぎ」を擬人化、イギリスの美しい田園生活や、都会の文化的生活を引き合いに出しながら論争する様子を、ヘンデルは「田園でさえずる小鳥」、「狩り」、「教会の鐘」、「シェイクスピアを演じる劇場」など、様々な風景を、独唱と合唱をバランス良く組み合わせ、時にユーモアを交えながら、生き生きと描いていきます。この珍しい内容を構成したヘンデルの思いとは。ヘンデルの「知られざる傑作」を聴きながら、新型コロナウイルスに右往左往している2021年の人々に、300年前からのメッセージが届いたように感じられました。
オルガンに導かれた次のソプラノのアリアは人間の声が聖なるオルガンにかなわないこと、オルフェウスの竪琴よりもセシリアのオルガンの方が優れていることを歌う。最後はソプラノのコールに呼応する、合唱のレスポンスが繰りかえす形式で、天上の歌の力について歌われ、にぎやかに対位法的な合唱で曲を終える。
このジョン・ドライデン(1631-1700)の詩による音楽讃歌《聖セシリアの祝日のためのオード》を、ヘンデルは1743年にオラトリオ《陽気の人、ふさぎの人、中庸の人》HWV 55より第1部、第2部を選び、第3部の《中庸の人》と置き換えて上演したものです。《陽気の人、ふさぎの人》はイギリスの大詩人ジョン・ミルトン(1608-1674)の詩に基づきます。「陽気」と「ふさぎ」を擬人化、イギリスの美しい田園生活や、都会の文化的生活を引き合いに出しながら論争する様子を、ヘンデルは「田園でさえずる小鳥」、「狩り」、「教会の鐘」、「シェイクスピアを演じる劇場」など、様々な風景を、独唱と合唱をバランス良く組み合わせ、時にユーモアを交えながら、生き生きと描いていきます。この珍しい内容を構成したヘンデルの思いとは。ヘンデルの「知られざる傑作」を聴きながら、新型コロナウイルスに右往左往している2021年の人々に、300年前からのメッセージが届いたように感じられました。
アルトゥール・ローター(1885-1972)は、ギーゼキングと録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲5番「皇帝」が、1945年1月23日にもかかわらず、世界初のステレオ録音(ナチスの開発したマグネトフォン)であると言われるようになり、知れることになるまでその名は、ほんの一部のクラシックファンがコロムビアレコードのアーティストであることを、認知しているくらいの指揮者である。もちろん音盤も数少く、マイナーでしかもB級扱いを受けている指揮者だ。
1985年生まれだからクレンペラーと同じ年の生まれ、フルトヴェングラーより1つ上、モントゥー、アンセルメ、ワルター、トスカニーニは先輩に当たる。1906年にヴィースバーデンで指揮者としてのキャリアを開始し、その後はバイロイト音楽祭で名だたる巨匠たちの下でアシスタントを務めた。また1935年から長きにわたりベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督を務め、1946年からはセルジュ・チェリビダッケの後任としてベルリン放送交響楽団(東ベルリン)の主席指揮者となっている。ベルリン・フィルにも度々客演、当時のベルリンの楽壇では非常に重要な存在であった。
オペラは何でもこなし、全曲録音だけでも、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」、オッフェンバックの「ホフマン物語」、ビゼーの「真珠採り」、レオンカヴァッロの「道化師」、グノーの「ファウスト」、そして映像もあるベートーヴェンの「フィデリオ」など、作品の国も時代も問わずに残してます。
また大戦中は、通常は格下の指揮者が振るバレエの公演まで振るという獅子奮迅ぶりでした。よく知られているのは、無名の若者であったチェリビダッケをフルトヴェングラー不在のベルリン・フィルの指揮者のオーディションで見出だしたことです。
1930年代から1950年代にかけて、つまりフルトヴェングラーからカラヤン時代への間を埋めるベルリン・フィルの指揮者でした。
ローターは決して知名度が高い指揮者とは言えないが、ベルリン交響楽団との「エロイカ」は根強いファンから高い評価を得ている隠れた名盤である。
1985年生まれだからクレンペラーと同じ年の生まれ、フルトヴェングラーより1つ上、モントゥー、アンセルメ、ワルター、トスカニーニは先輩に当たる。1906年にヴィースバーデンで指揮者としてのキャリアを開始し、その後はバイロイト音楽祭で名だたる巨匠たちの下でアシスタントを務めた。また1935年から長きにわたりベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督を務め、1946年からはセルジュ・チェリビダッケの後任としてベルリン放送交響楽団(東ベルリン)の主席指揮者となっている。ベルリン・フィルにも度々客演、当時のベルリンの楽壇では非常に重要な存在であった。
オペラは何でもこなし、全曲録音だけでも、グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」、オッフェンバックの「ホフマン物語」、ビゼーの「真珠採り」、レオンカヴァッロの「道化師」、グノーの「ファウスト」、そして映像もあるベートーヴェンの「フィデリオ」など、作品の国も時代も問わずに残してます。
また大戦中は、通常は格下の指揮者が振るバレエの公演まで振るという獅子奮迅ぶりでした。よく知られているのは、無名の若者であったチェリビダッケをフルトヴェングラー不在のベルリン・フィルの指揮者のオーディションで見出だしたことです。
1930年代から1950年代にかけて、つまりフルトヴェングラーからカラヤン時代への間を埋めるベルリン・フィルの指揮者でした。
ローターは決して知名度が高い指揮者とは言えないが、ベルリン交響楽団との「エロイカ」は根強いファンから高い評価を得ている隠れた名盤である。
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June 30, 2021 at 09:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1145091.html
via Amadeusclassics
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