通販レコードのご案内カラヤンのさっそうとした指揮ぶりが注目されるところで、おびただしいカラヤンのディスコグラフィのなかでもベストに挙げられる。
《仏マジックノーツ・ロイヤルブルー銀文字盤》FR COLUMBIA FCX750-753 ヘルベルト・フォン・カラヤン R.シュトラウス・ばらの騎士(全曲) 英EMIの偉大なレコード・プロデューサー ウォルター・レッグは、未来の演奏会やアーティストを評価するときに基準となるようなレコードを作ること、彼の時代の最上の演奏を数多く後世に残すことであったという。レッグは戦後ナチ党員であったとして演奏を禁じられていたカラヤンの為に、レッグ自ら1945年に創立したフィルハーモニアを提供し、レコード録音で大きな成功を収めたが、このフィルハーモニアに先立つこと1947年1月ウィーンでレッグとカラヤンが偶然出会い意気投合。早速9月よりウィーン・フィルとレコーディングを開始。レッグ&カラヤン連合軍の快進撃の第一幕が開いた。
英米の本当の連合軍も、レッグのロビー活動により、カラヤンに公的な指揮活動が許されたのと前後している。この快進撃の第一幕が、フィガロの結婚でした。このウィーン・フィルとのレコーディングは、1946年から1949年まで集中的に行われている。しかし、この時期のカラヤンとウィーン・フィルの演奏が評価の高いシロモノであったことが、その後カラヤンにとっての天敵フルトヴェングラーが亡くなった後にベルリン・フィルとウィーン・フィルがカラヤンを迎え、帝王として君臨することになる礎となったことは事実である。まさに、カラヤン芸術の原点として評価すべき時代の録音と云えるだろう。
レッグ夫妻(後の)&カラヤン連合が其の時に創作したフィガロの結婚は最高のフィガロであることには、誰も異論はないと思います。天敵フルトヴェングラーによりウィーン・フィルを締め出されたカラヤンは、ウィーン交響楽団に活動の場を移し、またレコーディングは、フィルハーモニア管弦楽団と行うようになる。そのフィルハーモニアでも合奏の完璧な正確さを要求し、音を徹底的に磨き上げることによって聴衆に陶酔感をもたらせ、さらにはダイナミズムと洗練さを同時に追求するスタイルで第二幕を告げるのが、この「薔薇騎士」や「ファルスタッフ」、シュワルツコップを伯爵夫人に据え選りすぐりの名歌手が繰り広げる個性豊かな歌唱とカラヤンの精緻で揺ぎない指揮が絶妙の均整を保った奇跡的な録音。この演奏抜きに「薔薇騎士」を語ることは出来ない。
1956年12月キングズウェイ・ホールでのセッション、勿論レッグ監修、エンジニアは、ラター&パーカーの二頭立て、気合が入っていた証左か。
http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-15932.jpg
December 31, 2020 at 09:30PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1085103.html
via Amadeusclassics
コメント
コメントを投稿