通販レコードのご案内衰えた技巧家が行き着いた精神性 ― 永遠に受け継がれるレジェンダリーパフォーマンス。
《伊ブルーライン盤》IT DGG 2721 0087 ミルシテイン バッハ・無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ全曲 ナタン・ミルシテインが69歳の時に録音した自身2度目となるバッハ無伴奏全曲です。20世紀に活躍したロシア出身の名ヴァイオリニストの中でも指折りのテクニシャンとして知られたミルシテインですが、ドイツ・グラモフォンに録音したステレオ録音の本盤は、端正な表現からにじみ出る清新な詩情、あくまで落ち着いた身振りの中にも感じられる厳しく気高い姿勢など、この作品が求める美と精神性をもっともバランス良く実現、最初のフレーズが鳴った瞬間から聞き手に緊張を強いる凛と張り詰めた艶やかで怜悧な音色。この音色で、この難曲をかっ飛ばして行く、その水際だった技巧の冴えは剣豪の太刀さばきのように凄まじい。もう言葉が出ない。1954年~56年のモノラル録音と並び、不朽の名盤としてゆるぎない評価を得ています。1973年2月10〜14日、4月24、25日、9月ロンドン、コンウェイ・ホールでの録音、名演奏、名盤。
血の滲むような研鑽を天才に強いる曲ながら、極めて清潔でありながら渋み溢れる演奏で、むろん綺羅星のごとく名盤は存在する曲だが、50年聴き続けても聴く度に凄い、と思うこの曲の第1位にあげる評論家もいるほどの名盤。録音も優秀。1973年の録音ながら過度に Hi-Fi 調にならないのも DEUTSCHE GRAMMOPHON のこの曲への見識で落ち着いた感じの決して金属的にならないヴァイオリンの音を聴かせてくれます。
米国カーネギーホール後援セット:カートンと解説書はイタリア製、カーネギー財団特別レポートは米国製、レコードはドイツ製三か国共同制作盤ですが発注はカーネギー財団か、Julius Bloom総裁サイン入り24ページ特別解説書付き。
http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23668.jpg
December 30, 2020 at 05:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1114796.html
via Amadeusclassics
コメント
コメントを投稿