サクソフォンの神様ミュール生まれる ― 1901年6月24日
“サクソフォンの神様”と謳われるフランスのマルセル・ミュール(1901〜2001)の誕生日。サクソフォンは19世紀半ばにベルギーの吹奏楽団の団長だったサックスが発明した新興楽器のため、オーケストラの楽器としては今もマイナーだが、吹奏楽とジャズではスター的存在。音域が違う7種類があるので、アンサンブルとしても多彩な音楽を奏でることが出来る。ミュールは、日本を代表する名手・須川展也も、「クラシカル・サクソフォンは、音楽も奏法も、すべてが彼から始まったのです」と敬愛する大名人だった。100歳と長寿だったミュールの演奏がレコードで残されている。そのなかから、サクソフォンの美しいソロが聴けるのが、ビゼーの劇音楽《アルルの女》第2組曲の「間奏曲」。後に「アニュス・デイ(神の子羊)」という詩が付けられ、うたわれたほど優しく美しい旋律である。ほかに魅力なソロが聴ける曲に、ラヴェル編の《展覧会の絵》の「古城」がある。
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June 24, 2020 at 01:30PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1121684.html
via Amadeusclassics
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