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新しいところでもかわいがられるレオちゃん、ココちゃんでいてください ― 熊本市動植物園の子ライオンが大分へ 6月28日

子ライオンのうち雄レオと雌ココ 大分へ ― 熊本市動植物園

熊本市動植物園(東区健軍)は6月28日、ライオンの子ども2頭の九州自然動物公園アフリカンサファリ(大分県宇佐市)へ移送された。
熊本市動植物園で2019年5月9日、父サン、母クリアの間に生まれたライオン3頭のは生後1か月の初公開時、約4㌔だった体重は1年過ぎた現在、約90㌔と20倍以上に成長した。
飼育スペースが狭くなったことから3頭のうち雄レオと雌ココについて、3月に譲渡を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休園が続き、延期されていた。
レオとココ

公開が始まると、愛くるしい姿を見ようと来園者が獣舎前に行列をつくった。
6月28日午後3時半ごろまで、市動植物園での最後の公開があり、多くの市民が成長した姿を目に焼きつけた。
「大きくてびっくりしました」「こんなに大きくなるんだなと」
「大分のみんなと仲良くしてねと」
獣舎の前に多くの家族連れが訪れ「毎週、動植物園に来ていたので、友達のような存在がいなくなるのは寂しい」などと話していました。
激しい雨になると予報されていた28日は梅雨の晴れ間に恵まれ、多くの親子連れが来園。係員が距離を取って見学するよう呼び掛ける中、3兄弟がじゃれ合う様子に、歓声が上がった。
東区のパート多田藤子さん(60)は、「熊本地震後に足が遠のいていた動植物園を訪ねるきっかけをつくってくれたので寂しい。2頭には新たな環境で幸せに過ごしてほしい」と、涙ぐみながら別れを惜しんだ。
午後3時半に子どもライオンの公開が終わると、見に来た人たちは名残惜しいようすでした。
飼育員の草野敬輔さんは「お母さん(クリア)は子供たちを鳴いて呼んでいた。(2頭には)元気で頑張ってと声をかけた」と少し寂しげな様子。レオとココは閉園後、大分に向けてトラックで移送されました。

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