通販レコードのご案内 野外リサイタルの上空を飛び交ったジェット機の轟音にも負けなかった伝説の声。
《蘭シルヴァー・レーベル Grandi Voci盤》NL DECCA 417 228-1 クレスパン ラヴェル・シェヘラザード/ベルリオーズ・夏の夜 フランスの往年の名ソプラノ、レジーヌ・クレスパンは数年前80歳で逝去。当時不人気真っ只中のサルコジ大統領も「フランスの偉大な歌声が失われた」と死を悼む声明を出したというから、やはりフランスを代表する名花であったのは実証される。フランス歌曲の名演です。かつてハリウッドボウルの野外リサイタルでは上空を飛び交ったジェット機の轟音にも負けなかったという伝説的エピソードでも知られています。
彼女は、その迫力ある声でワーグナーを得意としていたドラマティック・ソプラノでしたが、LPレコード時代のワーグナー・ソプラノといえば、フラグスタートの位牌を継いだビルギット・ニルソンの存在が大きく立ちはだかっていた。逝去するのも相前後した時期なので気の毒に思う。
ニルソンと比べるのが酷なのだろうが、高音域の線の細さで見劣りするが、その艶やかで美しい声は聴くものを魅了しただけではなく、細やかなディクテーションで人物の感情や思いを伝える表現力の幅広さはかなりのもので、オペラや得意のフランス歌曲ではエレガントで繊細な歌も披露してくれていました。昨今の歌手にない、テクニックに走りすぎない、この優しさと気品にあふれた歌声がクレスパンの最大の魅力でしょう。
伴奏指揮者アンセルメも冴え渡っています。
「The Great Voice Of Régine Crespin Vol. 2」として1986年にプレス、リリースされたレコードです。
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May 29, 2020 at 02:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1117345.html
via Amadeusclassics
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