開発のキーワードは「有効性、安全性」そして「次なる脅威への備え」 ― KMバイオロジクス
5月22日、新型コロナウイルスのワクチン開発に乗り出したと発表した熊本のKMバイオロジクス。永里敏秋社長は25日、新型コロナウイルスの予防ワクチン開発に関して記者会見し、ヒトに投与して安全性や有効性を確認する臨床試験を2021年度中に始める考えを示した。熊本市北区に本社を置くKMバイオロジクスは、化血研時代から培った技術や、国民の半数にあたる5,700万人分の新型インフルエンザワクチンが製造可能な国内最大級の施設を活かし、今後、起こりうる新たな感染症にも対応したいと意気込みました。
有効性、安全性の王道と言われる不活化ワクチンの開発製造に挑戦したい ― 永里敏秋社長
同社は、感染力や毒性をなくした新型コロナウイルスからつくる不活化ワクチンの開発を目指す。
今回のワクチン開発は国から約11億円の支援を受け、国立感染症研究所や東京大学医科学研究所、医薬基盤・健康・栄養研究所などと共同で行うものです。動物を用いた非臨床試験を2020年度中にも終わらせ、その結果をふまえて来年度の早い時期にヒトへの臨床に移りたいとしています。
永里社長は「化学及血清療法研究所(化血研)時代から培ったウイルス関連の技術者や設備は他の会社にはないものだ」と述べ、自社の研究開発力に自信を示した。一方、ワクチン開発には通常7~10年かかるとし、「今の時点では市場に投入できる時期がいつになるか約束できない」と述べた。
また新型コロナウイルスは病原体のレベルが上から2番目の『レベル3』に当たりますが、永里社長は同社には化血研時代からの熟練した研究者がいることや、新型インフルエンザワクチンで5,700万人分の生産能力があり、「(新型コロナワクチンの)研究開発がうまくいけばすぐにも量産できる」と強調。他社が開発で先行した場合、「設備を有効に活用したい」と製造受託の可能性にも言及した。
また新型コロナウイルスは病原体のレベルが上から2番目の『レベル3』に当たりますが、永里社長は同社には化血研時代からの熟練した研究者がいることや、新型インフルエンザワクチンで5,700万人分の生産能力があり、「(新型コロナワクチンの)研究開発がうまくいけばすぐにも量産できる」と強調。他社が開発で先行した場合、「設備を有効に活用したい」と製造受託の可能性にも言及した。
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via Amadeusclassics
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