通販レコードのご案内格調の高さ・気品
《独シルバー黒文字盤》DE ARCHIV 198 186 ピエール・フルニエ バッハ・無伴奏チェロ組曲3-4番 その流麗且つ気品溢れる演奏スタイルから「チェロの貴公子」と呼ばれ、20世紀の名チェリストとして名を馳せたピエール・フルニエ(1906〜1986)。彼の数々の録音のなかでも特に名盤の誉れ高い、J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲。フルニエが音楽の特質を大事にし、それを損ねないようにしながら自らの芸風を存分に発揮していることは一聴すれば直ちに気づくことが出来ると思います。そこがフルニエを聴く要素の強い演奏ですが、聴き逃すことのできない演奏であることは確かだと思います。フルニエは実に上手い。
しかも彼の特質、迫力あるロングトーンや豪快なボーイングによって聴き手を圧倒するのではなくて、密やかな静けさや、チェロ独自のなんかまろやかな美音を味わうものとなっている。すなわち格調の高さ・気品は一貫して保たれており、それが本盤の独自の存在価値になっているように思います。
ハノーファーのベートーヴェンザールでのセッション録音。エンジニアはカール=ハインツ・シュナイダー。半世紀以上前の録音ですが昨日録音したような新鮮さ、この再発盤でも十分に伝わってきます。
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May 29, 2020 at 08:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1121213.html
via Amadeusclassics
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