県内ではクラスターは発生していない ― 県外ルートでウイルスが持ち込まれた可能性が高い
熊本県内で新型コロナウイルス感染が初めて確認されたのは2月21日、5月31日で100日を迎えた。3月25日から4月26日までほぼ連日、確認が相次いだが、ここ3週間は感染者ゼロの小康状態が続いている。ただ、熊本県内では、東京や福岡などで頻発したクラスター(5人以上の感染者集団)は発生していない。一つの施設や病院での感染は最大4人。自治体の要請に応じた県民の外出自粛や、事業者の営業縮小が功を奏した格好だ。
熊本県内での感染確認は男性24人、女性23人の計47人。50歳代が10人で最も多く、20歳代と70歳代も8人と、年代に大きな偏りはみられない。
地域別では、熊本市が39人と8割超を占めた。他は阿蘇郡市5人、玉名郡市・荒尾市2人、上益城郡1人。14人の感染経路が不明だが、うち3人は国立感染症研究所のウイルス解析で、福岡や関西など県外ルートで持ち込まれた可能性が高いと判明した。
落ち着いている今こそ危機感を持ち、検査体制の充実や病床の確保を急ぎたい ― 大西一史熊本市長
1日当たりの感染確認も4月3、14、19日の各3人が最多で、じわじわと感染者が増えていった。4月16日には政府も緊急事態宣言を県内に拡大。
熊本市は翌17日、商業施設などに営業や事業の時間短縮を呼び掛けた。県も遊興施設や飲食店などに4月22日~5月6日の休業・時短営業を要請した。
県や市の要請の効果も出始め、4月27日以降、感染は沈静化。入院患者は4月下旬にピークの35人に達した後、減少。5月8日に熊本市で1人を確認しただけにとどまっている。PCR検査も100件を超えたのは4月28日が最後。5月下旬は5~8件の1桁の日が目立つ。
5月30日現在、感染者47人のうち、42人が退院し、2人が入院中(無症状1人、中等症1人)。熊本市の60~70歳代の男性3人が死亡した。
感染の沈静化を受け、蒲島郁夫知事は県民や事業者の協力に感謝した上で、「三つの密を避けるなど新しい生活様式を実践してほしい」と促す。
大西一史市長も、北九州市で発生した「第2波」を憂慮。「どこで起きてもおかしくない。落ち着いている今こそ危機感を持ち、検査体制の充実や病床の確保を急ぎたい」と強調する。
大西一史市長も、北九州市で発生した「第2波」を憂慮。「どこで起きてもおかしくない。落ち着いている今こそ危機感を持ち、検査体制の充実や病床の確保を急ぎたい」と強調する。
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