通販レコードのご案内一度聴けば、録音の古さを忘れた頃には再び、聴きたく成る。たくさんの音楽を聴いたらリセットするために在る音盤、音盤人生を終える時まで手放さない音盤。
《英ダーク・グレイ黒文字盤》GB EMI COLH12 カザルス、ティボー、コルトー シューベルト・ピアノ三重奏
カザルスが1926、28年に録音したティボーとコルトーと入れた歴史的名盤。EMI社のSPからの復刻が成功していてカザルスだけでなく、共演したティボー、コルトーも正確に捉えられている。
弾けるようなイキのよさ、三者のそれぞれの個性がぶつかり合うスリリングさは時代を超えてリスナーを刺激する。華麗なパッセージがきらめきながら空間を埋め尽くしていく。
弦楽器奏者2人のうち、より独特なスタイルを持っているのはティボーの方だ。ポルタメントをきかせた粋な節回し。早め早めに次のフレーズに飛び込んでいく気っぷのよさ。おしゃれで、洗練されていて、勘が鋭い。
一方のカザルスは大地にしっかりと根を下ろし、地の底から湧き上がってくる生命感をすくいとって音にしているかのように率直で雄々しい。
そして、このトリオに繊細さと優しさを与えているのがコルトーか。最初はピアノは遠慮気味かと思ったが、聴けば聴くほど存在感が増してくる。軽やかでキビキビした演奏が心地よいと思わせる好例の演奏。このトリオらしさが良く出ている。
弾けるようなイキのよさ、三者のそれぞれの個性がぶつかり合うスリリングさは時代を超えてリスナーを刺激する。華麗なパッセージがきらめきながら空間を埋め尽くしていく。
弦楽器奏者2人のうち、より独特なスタイルを持っているのはティボーの方だ。ポルタメントをきかせた粋な節回し。早め早めに次のフレーズに飛び込んでいく気っぷのよさ。おしゃれで、洗練されていて、勘が鋭い。
一方のカザルスは大地にしっかりと根を下ろし、地の底から湧き上がってくる生命感をすくいとって音にしているかのように率直で雄々しい。
そして、このトリオに繊細さと優しさを与えているのがコルトーか。最初はピアノは遠慮気味かと思ったが、聴けば聴くほど存在感が増してくる。軽やかでキビキビした演奏が心地よいと思わせる好例の演奏。このトリオらしさが良く出ている。
http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-23787.jpg
April 30, 2020 at 05:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1117589.html
via Amadeusclassics
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