通販レコードのご案内 当時のウィーンフィルの管楽器群の層厚さを垣間見る思い。
《英 Ace of Diamonds スモール・ラベル盤》GB DECCA SDD256 ウィーン八重奏団 ベートーヴェン・ピアノと管楽のための五重奏曲 淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルの管楽器群の層厚さを垣間見る思いです。録音にリアル感のあるしっかりとした陰影があり、ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる演奏は、きわめて余裕のある進行で一分の隙も無い名演です。
ウィーン八重奏団は、長い伝統に育まれた独特の優美な響きと、自発性に富む豊かな表現で世界最高のオーケストラの一つとして、常に世界の聴衆から愛されてきたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心に結成されました。
当時のウィーン・フィルの ― アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)、ヴィリー・ボスコフスキー、フィリップ・マタイス(ヴァイオリン)、ギュンター・ブライテンバッハ(ヴィオラ)、ニコラウス・ヒューブナー(チェロ) ― 名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ヴィリーの弟アルフレッド・ボスコフスキー、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。
魂のピアニスト、ワルター・パンホーファー(Walter Panhofer, 1910-2003)の演奏には往年と現代の美を考えさせる。その柔らかな独特の響きと、味わい深い表情、喜悦に満ちながらもときに深い翳りをも感じさせる演奏は「ウィーンの室内楽」のイメージを作り上げてきたものと言えるでしょう。そして、難技巧の数々で知られるシュポア作品を理屈ではなく、あくまでもウィーン風の優雅な情緒で描いた名盤。第3楽章の「調子のよい鍛冶屋」変奏曲での柔らかな表情の移り変わりなど聴き物です。「シュポア・ファン」のみならず、すべての「音楽ファン」に絶対にお勧めします。
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April 27, 2020 at 02:45AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1060780.html
via Amadeusclassics
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