通販レコードのご案内リマスタリングは最後とされた、そのオリジナル盤。
《独ブルーライン盤》DE DGG 2721 055カラヤン ベートーヴェン・交響曲全集 カラヤンのベートーヴェンの交響曲全曲は4つあると言われているが、1970年代の最後の全集については、いつも1980年代のものと比較されており、1970年代のものがもっともカラヤンらしいとか言われるが、どの全集もカラヤンであることには違いなく、演奏の基本的スタイルに変化はないが理想の響きを目指して余分な響きがとれて、音色はまた少し渋くなってきている。緩徐楽章などには非常に透明な美しさや感情のうねりなどが見られるので、比較するのも一興。カラヤンのベートーヴェンは時代を経て再録音されたものの、出来不出来のばらつきが他の作品に比較してもかなり少ないのではと感じるのですが、何故故カラヤンがベルリン・フィルと4回も録音したか聴き比べることで、見えてくる気がします。本全集盤は、1960年代の前半の録音で、ベルリンのイエスキリスト教会が録音ロケーションになっていました。なかなか臨場感があり、カラヤンも颯爽としたときのもので、前任者フルトヴェングラーの時代の余韻の残るオーケストラと、推進力あふれるカラヤンの指揮が見事にマッチした演奏です。
近年カラヤン生誕100年を記念し、ユニバーサルIMSでは数あるカラヤンの第九の中から名盤として長く親しまれてきた1962年ベルリン、イエス・キリスト教会で録音されたものを取り上げ、これをユニバーサルとしては初となるガラスCD作品としてリリース。何と価格は20万円とか ― 購入者から是非聴かせて貰いたいが、このシリーズを上回る訳が無いと自信が有りますが ― しかしユニバーサルが20万円のガラスCDにこの60年代の演奏を選んだか、この本盤聴けば納得するはずです。
その第9と前後する1961年から1962年のかけて行われた集中セッションです。何組もあるカラヤンのベートーベンの原点は、1962年のベルリン・イエスキリスト教会にあると確信しています。
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February 28, 2020 at 02:30PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1082129.html
via Amadeusclassics
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