天才ダンサー、ニジンスキー生まれる ― 1890年2月28日
天才ダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキー(1890〜1950)の誕生日である(3月12日説もある)。イタリアのタルティーニは、「悪魔に魂を売ったヴァイオリニスト」と言われるが、ニジンスキーは「神と結婚したバレエ・ダンサー」と言われたりするように、十代の終わりから“恐るべき”と評された天稟は、稀代の興行師ディアギレフがパリで旗揚げした「ロシア・バレエ団」のスター時代に全開された。ロシア・バレエ団がセンセーションを巻き起こしたのは、同じロシア出身の気鋭の作曲家ストラストラヴィンスキーの「3大バレエ」公演。なかでもニジンスキーが振りつけた《春の祭典》は、革新的かつ挑戦的な音楽もあって、その初演は演奏史上最大のスキャンダルになった。まさに神から与えられたような超人的な舞を見せたニジンスキーだが、全盛時代は10年足らずで、20歳代の終わりから亡くなるまでの30年以上は、精神を病んで廃人同様の生活を送ったという。
https://recordsound.jp/images/item/w270/20000/19992_1.jpg
February 28, 2020 at 08:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1025949.html
via Amadeusclassics
コメント
コメントを投稿