通販レコードのご案内短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫る熱演
《英ホワイト・アンド・ブラック・ドッグ・スタンプ盤》GB EMI ASD2498 デュプレ・バレンボイム・ニューフィルハモニア管 シューマン・サンサーンス vc協(白黒切手弐版) デュ・プレを心底楽しむには持って来いの貴重な逸品。夭折の天才が残した情緒漂う不滅の名演です。天才は夭折する。多発性硬化症のために筋力が無くなり、身体を動かす自由が奪われていく病気。42歳で生涯を閉じると誰が想像しただろうか。短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫る激情系のチェリストとして認知されているが、小品を弾かせても、抜群の味付けが出来たということがわかります。
シューマンのチェロ協奏曲は彼が精神的に変調を来し始めた頃の作品で、豊かなメロディと不気味なデーモンが同居した不可思議な魅力を湛えた作品でもある。そうした複雑な作者の内面を表現するには、演奏者の強い集中力、豊かな表現力が必要とされるのは当然のこと。デュプレは、そんな幸せの中に潜む不安のおびえを豊かな旋律の歌わせ方によって見事に表現しています。
力強さと繊細さ、男性的なスケールと女性的なしなやかさ、そうした音楽の必要条件をすべて兼ね備えた彼女の世界がここに表出されています。サン=サーンスも同様に、定評ある名演。
レコード会社の肝いりでコンサートツアーとなると協奏曲の演奏を求められるわけで、一転、大曲になると、作曲家に襲い掛からんばかりの気迫で曲を征服してしまう彼女。だが、本当の彼女のチェロは弾く事を心から楽しむ自然な演奏にあったのではないだろうかとふと感じました。
1968年4月、5月、9月ロンドン、アビイ・ロード・スタジオでの優秀録音、名演
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November 28, 2019 at 01:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1093848.html
via Amadeusclassics
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