通販レコードのご案内内なる声を大切にした、率直で飾らぬ真摯な表現の中に、深い精神性を湛えた、深い音楽を引き出している。
《英モノクロ切手ドッグ盤》GB EMI ASD2587 トルトゥリエ&チッコリーニ ショパン・チェロソナタ他
チェロ好きの人は必携盤。骨太で鮮やかな演奏、音楽的な深みも段違い。トルトゥリエのおいしいところが満喫できます。
ラフマニノフのチェロ・ソナタは名曲である割りには録音が少なく、本盤が録音も優秀でLP時代の決定盤でしょう。良い録音が少ない中で、この録音は終楽章での音楽的感興も爆発してくれるので、紛れも無くカタルシスが得られます。ショパンのチェロ・ソナタは、楽章ごとの性格を非常にはっきり提示している演奏で、構成がわかりやすい。チェロもピアノも、いかにも楷書体のフレーズで、無骨なくらいに、きっぱりと歌っ切っている。
これが1960年代の世情を反映しているというものか。格調が高くて、堅実。チッコリーニは弱音が大変美しくフレージングも絶妙で、長く尾を引く音が自然に減衰していく。表情は淡々として、しみじみと、音楽が自然に湧き上がってくるようです。ショパンやラフマニノフを官能美で雰囲気づくるのでなく、卓越した技巧、芯の太い音色の上に、真摯で深い精神性を湛えた表現で魅了する。ラフマニノフの創作力が最も充実していた頃の作品をトルトゥリエ&チッコリーニが残していてくれたこと、心底感謝したい名録音。
ラフマニノフのチェロ・ソナタは名曲である割りには録音が少なく、本盤が録音も優秀でLP時代の決定盤でしょう。良い録音が少ない中で、この録音は終楽章での音楽的感興も爆発してくれるので、紛れも無くカタルシスが得られます。ショパンのチェロ・ソナタは、楽章ごとの性格を非常にはっきり提示している演奏で、構成がわかりやすい。チェロもピアノも、いかにも楷書体のフレーズで、無骨なくらいに、きっぱりと歌っ切っている。
これが1960年代の世情を反映しているというものか。格調が高くて、堅実。チッコリーニは弱音が大変美しくフレージングも絶妙で、長く尾を引く音が自然に減衰していく。表情は淡々として、しみじみと、音楽が自然に湧き上がってくるようです。ショパンやラフマニノフを官能美で雰囲気づくるのでなく、卓越した技巧、芯の太い音色の上に、真摯で深い精神性を湛えた表現で魅了する。ラフマニノフの創作力が最も充実していた頃の作品をトルトゥリエ&チッコリーニが残していてくれたこと、心底感謝したい名録音。
1967年11月27-29日、1968年1月5日、パリ録音
http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-7057.jpg
November 30, 2019 at 12:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1096582.html
via Amadeusclassics
コメント
コメントを投稿