個人的には、第九はこの演奏をオススメしたい! まぁ、何とも凄まじい演奏です。
フィルハーモニア管弦楽団の創設者であるプロディーサーのウォルター・レッグが、クレンペラーに大編成の声楽作品を録音させるため、バイロイトで活躍していた名合唱指揮者のウイルヘルム・ピッツを招いて組織したフィルハーモニア合唱団のロイヤル・フェスティバル・ホールでのお披露目公演(1957年11月15日)を挟んでのスタジオ・セッション。 クレンペラーの解釈は揺るぎのないゆっくりしたテンポでスケールが大きい。ゆったりとしたテンポをとったのは、透徹した目でスコアを読み、一点一画をおろそかにしないようにとも思いたくなる。この気迫の籠った快演は聴き手に感動を与えずにはおきません。また何度聴いても飽きません。
確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が一杯詰まっている。こういうレコードはヴィンテージのかおるオーディオの再生音が良く似合う。
英 EMI の偉大なレコード・プロデューサー ウォルター・レッグは、1954年に目をかけていたカラヤンがベルリンに去ると、すぐさま当時実力に見合ったポストに恵まれなかったクレンペラーに白羽の矢を立て、この巨匠による最良の演奏記録を残すことを開始した。
レッグが EMI を去る1963年まで夥しい数の正に基準となるようなレコードがレッグ&クレンペラー・フィルハーモニアによって生み出された。本盤も 基準盤の一枚 で、レッグの意図する処がハッキリ聴き取れる快演。
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《英ラージドッグ・セミサークル、ブルー・アンド・シルヴァー 2種混合盤》GB COLUMBIA SAX2276-7 オットー・クレンペラー ベートーヴェン・交響曲9番「合唱付き」 クレンペラーの確信に満ちたベートーヴェン。クレンペラーでしか聴けない堅牢な演奏。個人的には、第九はこの演奏をオススメしたい。1957年のスタジオ録音(ロンドン、キングズウェイ・ホール)だが、異様とも思える熱気が漲った演奏です。合唱団は新設のフィルハーモニア合唱団。この合唱団の指導に当たったのはウォルター・レッグがバイロイトから呼び寄せたウイルヘルム・ピッツである。まぁ、何とも凄まじい演奏です。ステレオ録音。1957年10月30,31日、11月21,23日ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音
■プロデュース、ウォルター・レッグ。名演、名盤、優秀録音。http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19963.jpg
November 28, 2019 at 07:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1072034.html
via Amadeusclassics
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