通販レコードのご案内 ヴィヴァルディの作品はどれをとっても明るく華麗で躍動的、「期待」を裏切らない均質さがある。
《HI-FI STEREO、レッド・ラベル盤》FR PHILIPS 835 289/91AY フェリックス・アーヨ ヴィヴァルディ・ラ・チェトラ バロック音楽ブームの原動力は“イ・ムジチの四季”の大ヒットの影響が大きい。奏者それぞれの個人プレーを重視した。ポピュラーなアプローチが大衆ウケした。クロスオーバーの魁である。『和声と創意』の後に位置するこの曲集も人口に膾炙する程の名旋律、名フレーズはないが円熟期の作品ならではの聴応えがある。まして黄金期イ・ムジチの演奏だ。録音は大ヒットした“イ・ムジチの四季”の4年後。アーヨのヴァイオリンは、さっぱりと、過不足ない。余計な思い入れは足さない、ヴィヴァルディの書いた魅力を何も引かない、これしかないという純音楽の心意気。
クラシカルなスタイルから離れ、ソリストをクローズアップしてアンサンブルよりメンバーの見せ場が誂えられていた。
そのヴァイオリン、バック共に全く角のとれた、そしてひたすら歌い抜いたヴィヴァルディ。その録音もヴァイオリン、バック共に絹の手触りを思わせる柔らかい音で、どこにも刺激的なところは無く、それはそれは美しい音楽があるだけです。
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October 30, 2019 at 05:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e935574.html
via Amadeusclassics
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