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畢生の名演奏*全てがいつもの“コロンビア交響楽団”と違う ブルーノ・ワルター コロンビア響 ブルックナー・交響曲9番

通販レコードのご案内 ワルター最晩年のステレオ録音、畢生の名演奏。これほど華麗なブルックナー9番は他にないでしょう!

US COL MS6171 ワルター ブルックナー・交響曲9番《米6eyesグレイ オリジナル盤》US COLUMBIA MS6171 ワルター ブルックナー・交響曲9番 一時は引退を表明して80歳を越えた晩年のワルターは米国は西海岸で隠遁生活送っていたが、米コロンビア社の若き俊英プロデューサー・ジョン・マックルーアに説得されドイツ物中心にステレオ録音開始。ブルーノ・ワルターがコロンビア交響楽団を指揮したステレオ録音によるブルックナーは1959年11月の9番、1960年2月の4番、1961年3月の7番の全3曲。
 一年一年大事に一曲ずつブルックナーを録音していったのですが、この《9番》は、短期間で録音を仕上げています。ワルターはこの曲を1959年の11/16と11/18に録音しています。コロンビア交響楽団との時代には、録音の録り直しは何度も行い、完全に満足する出来映えになるまで妥協しなかった、とも言われています。その彼がかくも2日間で終えたのは、このセッションの数日前の11/12と11/13の両日、同曲をロサンゼルス・フィルと演奏していたようです。
 ご存知の通り、コロンビア交響楽団は元来ハリウッドやロサンゼルス近辺における演奏者を中心としたワルターの録音セッションのみの臨時編成のオーケストラ。その中にはロサンゼルス・フィルのメンバーも含まれていたとか。とすると、このセッションのオーケストラは実質、ロサンゼルス・フィルの公算が大きい。ブルックナーを1年ごとに1曲のペースだったのはロサンゼルス・フィルとスケジュールが合う時だったのかしら。
 この《9番》とマーラーの《9番》はワルターお気に入りの録音で、自宅を訪れた訪問者にステレオ録音のレコードを再生して聞かせ、「どちらも非常に満足している録音だ。」と、 しごくご満悦な様子だったといいます。迫力、緊張感、音響の厚み、全てがいつもの“コロンビア交響楽団”と違う。ワルターのブルックナー解釈は正攻法。ワルターの音楽活動のベースにワーグナー、ブルックナーがあることを強く意識させられる。
1959年11月カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホールでの録音。リ・イシュー・プロデューサー:John McClure、リマスター:John McClure, Larry Keyes、ステレオ・セッション。優秀録音、名演、名盤。


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