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胸のすく音の洪水◉クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル ワーグナー・ワルキューレ第一幕・神々の黄昏

通販レコードのご案内いつもながら滔々とテンポが遅くドイツの幽遠たる森に足を踏み入れるような深き響き。而してパワフルで録音も素晴らしく、ウィーン・フィルの魅力を最高に引き出しているのは当盤であろう。

GB LON X5405-6 フラグスタート・クナッパーツブッシュ・ウィーンフィル ワーグナー・ワルキューレ第一幕.神々の黄昏からラインの旅立ち.葬送行進曲《英ロンドン盤》GB LONDON X5405-6 フラグスタート&クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル ワーグナー・ワルキューレ第一幕、神々の黄昏からラインの旅立ち、葬送行進曲 1874年11月、61歳のワーグナーは《神々の黄昏》第3幕のスコアを脱稿。ここに彼の芸術の総決算ともいうべき4部作《ニーベルングの指環》全曲がついに完成した。台本制作に着手以来、実に26年後のことである。北欧神話に基づくこの壮大無比の音楽劇は、世界支配の象徴である指環をめぐって繰り広げられる。天界の神々と地下の小人族ニーベルンゲンとの長い抗争を中心に物語が展開するが、ついにはこの2つの世界が共に没落して醜い争いに終止符が打たれ、真に平和な新しい世界 ― 即ち人間の世界の誕生を予告するという、雄大でしかも意味深い結末で締めくくられる。
 楽劇《ワルキューレ》は、その《ニーベルングの指環》全4部作中2番目に位置する作品で、タイトルの「ワルキューレ」とは、神々の頭ウォータンと女神エルダとの間に生まれ、空を駆ける馬に乗って、戦死した英雄たちの魂をワルハラ城へ運ぶ役目を与えられた9人の娘達のことである。楽劇は、ウォータン最愛のワルキューレであるブリュンヒルデ、それにウォータンが人間界に儲けたジークムント、ジークリンデの双子兄妹らの誕生から物語が始まる。離れ離れに成っていた兄妹は再会するが、やがて不倫の恋に陥って死を宣告される。一方、兄妹処刑の命を受けたブリュンヒルデは、二人の愛の強さに心を打たれて父の意志に背いてしまう。そして、その罰として、彼女が炎に包まれた岩山の上で眠りに封じ込まれ、神格を奪われる場面までを、この《ワルキューレ》は描いている。《指環》の物語は、この楽劇でいよいよ佳境に入る訳だが、音楽的にみても、これは4部作中最も充実度の高い傑作と言って良い。
 幕開きに先立って演奏される第1幕への前奏曲は、冒頭まず低弦に出る「嵐の動機」を中止とした激しい音楽で、音による自然描写の最も優れた一例に数えられる。クライマックスの後、音楽が次第に静まってゆくところで楽劇の幕が開く。


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通販レコードのご案内  華々しいこの曲の随所に聴かれるフレーズは粒立ったピアノのタッチに思わずため息が出てしまう。 《独ブルーライン盤》DE DGG 2530 791 ポリーニ&ベーム ベートーヴェン・ピアノ協奏曲4番  当時ベームの最もお気に入りだったピアニスト、ポリーニとの共演です。全集が計画されていたようですが、1981年にベームが他界、第1、2番を替わりにオイゲン・ヨッフムが振って変則的なカタチで完成しました。  録音はギュンター・ヘルマンス。ポリーニの精巧なタッチが怜悧れいりに録られています。録音としては極上ですが、しかし、演奏としては、この4番は物足りない。ベームはバックハウスとの火花を散らした録音があるし、ポリーニは15年後にアバドとの全集があるので全集が完成しなかったことは残念とは思えませんね。  ベートーヴェンが36歳時に完成したビアノ協奏曲第4番をポリーニが録音したのは34歳の時。第1楽章後半のベートーヴェン自身によるカデンツァを始め、華々しいこの曲の随所に聴かれるフレーズは粒立ったピアノのタッチに思わずため息が出てしまう程のポリーニの若さの発露が優っている。ステレオ録音。 1976年6月録音。優秀録音盤。ギュンター・ヘルマンスの録音。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-19239.jpg June 27, 2019 at 09:15AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1065647.html via Amadeusclassics

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