ビゼーの早すぎた死を悼むフルートの美しい調べ
あらゆるオペラの人気投票を世界中でしたとすると、第1位になるのは、フランスの天才作曲家ジョルジュ・ビゼーの《カルメン》になるのでは、と予測されている。ビゼーは少年時代こそ、モーツァルトに匹敵する天才と期待されたが、ほとんど鳴かず飛ばずで、最期の年に書かれた《カルメン》にしても、初演は「極めて不謹慎!」と大酷評。それを気に病んだわけではないが、3ヵ月後に早世。すぐに真価が認められるのだが、それを喜べたのは墓の中でだった。悲運なビゼーを悼む音楽は、《カルメン》の次に有名な劇音楽《アルルの女》の音楽による2つの組曲からの1曲にしよう。ハープの伴奏でフルートが美しく歌う第2組曲の「メヌエット」だ。もっとも第2組曲を編んだのは友人のギローで、しかもこの曲はビゼーの《美しいパースの娘》というオペラから転用したもの。ビゼーの名声は死後に高まったのだ。
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via Amadeusclassics
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