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名曲名盤縁起 100年以上歌い継がれている日本人の心の歌 滝廉太郎〜《花》

日本作曲界の始祖、滝廉太郎夭折 ― 1903年6月29日

滝廉太郎 1993年に公開された日本の音楽映画に『わが愛の譜 滝廉太郎物語』があった。日本の作曲家第1号とも言うべき滝廉太郎の短い生涯を描いた作品で、随所に流れた彼の音楽が心にしみた。
 音楽家・瀧廉太郎の没後90年を記念した作品でもある『わが愛の譜 滝廉太郎物語』は、23才という若さでこの世を去った偉大なる音楽家・廉太郎が、東京音楽学校へ入学し、ピアニストへの夢、そして挫折、念願のドイツ留学から無念の帰国を経て、その短すぎる生涯を閉じるまでの劇的な数年を描破。さらに、世界を目指す傍ら、ライバル心から芽生えた女性ピアニスト・ユキとのかなわぬ恋や、廉太郎とともに明治を激しく生きた若者たちの姿をも描き出す感動の巨編であった。キャストは、廉太郎に風間トオル。ヒロインのユキには鷲尾いさ子が扮する他、豪華共演陣を配している。監督は、人物描写に定評のある澤井信一郎が担当した。

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