通販レコードのご案内 やりたいことを突き詰めたかのような《海》、真昼間のエネルギーを感じさせる《夜想曲》。
《仏レッド黒文字盤》FR FESTIVAL CLASSIQUE FC408 シャルル・ミュンシュ ドビュッシー・海 ミュンシュの輝かしい盤歴の中で、数では上位に入る「海」は確認されただけでも10種以上存在しています。1968年11月に亡くなったミュンシュ最晩年の録音であり、複数ある録音のうちの最後を飾る珠玉の演奏です。ミュンシュが生涯に取り上げた数多くの曲の中でもとりわけ気に入っていたのがこの「海」であり、最晩年のこの演奏でも老いた感じは一切なく、むしろ溌剌とした表情や、内容を深く抉る彼らしい演奏を聴きとることができます。もちろん水面が穏やかな海では決してなく、水面下に想像を絶する蠕動を湛えたかのような動的な流れを伴った表現は圧巻の一言です。やはりこの真昼間のエネルギーを感じさせる「海」は別格で、やりたいことを突き詰めたかのような、ある意味完遂されたミュンシュの音楽は聴く者を魅了して止みません。フランス国立放送管弦楽団も意図をよく理解し、他のレーベルのスタジオ録音とは違った反応の良さもこの盤も聴きどころでしょう。
音質的には“コンサート・ホール”の録音自体の質は千差万別とはいえ、弦楽器や管楽器の生々しさや、繊細な響きを本盤では鮮度の高い音で堪能できました。特に当時の管楽器の音色は出色です。押し出しと音の厚みを味わうことができます。フランス・プレス盤、ステレオ録音。仏ADFディスク大賞特別賞受賞(1969年)。
1968年2月パリでのセッション、ステレオ録音。
■CONCERT HALL SOCIETY 原盤http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-16260.jpg
May 30, 2019 at 12:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1065016.html
via Amadeusclassics
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