通販レコードのご案内 クレンペラーのレコードを聴く時は「音楽を楽しもう」というのではなく「偉大な精神との交流」のつもりにならないといけない。そうでないと、とても付き合いきれない。
シューマンの4番では、欠点の散見されるオーケストレーションに配慮して効果的な改変を試みており、第1楽章後半など無類の高揚感でまとめあげています。
何ものにも揺るがない安定感と、確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が、本盤には一杯詰まっている。オーケストラの配置が第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者の左右に配置される古いスタイルで、包み込まれるような感覚はステレオ録音で聴く場合には、やはり和音の動きなどこの配置の方が好ましい。本盤を聴くとクレンペラーが作り出す「偉大な精神の創造 ― スローテンポの音作り ―」によって隠れていた音符が一音一音浮かび上がってきます。
この時代はモノーラル・テイクとステレオ・テイクが同時進行していました。モノーラルはダグラス・ラター、ステレオはクリストファー・パーカーと、それぞれ違うプロデューサーが担当していました。❖
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May 29, 2019 at 03:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1008232.html
via Amadeusclassics
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