通販レコードのご案内 クレンペラーのレコードを聴く時は「音楽を楽しもう」というのではなく「偉大な精神との交流」のつもりにならないといけない。そうでないと、とても付き合いきれない。
《英国初出、アミコロ盤》GB COLUMBIA SAX2398 オットー・クレンペラー メンデルスゾーン・交響曲4番「イタリア」/シューマン・4番❖LP リリース時から一貫して評価の高いクレンペラーのメンデルスゾーンとシューマン。大きなスケールの中に、たくましく美しく描かれる独特のロマンティシズムは見事なもので、『イタリア』の解釈は慌てずはしゃがず。メンデルスゾーンらしい品位を保ちながら、各パートのやりとりを際立たせて作品の情報量の多さと面白さを満喫させます。シューマンの4番では、欠点の散見されるオーケストレーションに配慮して効果的な改変を試みており、第1楽章後半など無類の高揚感でまとめあげています。
何ものにも揺るがない安定感と、確かに古いスタイルながら純粋にスコアを再現した音が、本盤には一杯詰まっている。オーケストラの配置が第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが指揮者の左右に配置される古いスタイルで、包み込まれるような感覚はステレオ録音で聴く場合には、やはり和音の動きなどこの配置の方が好ましい。本盤を聴くとクレンペラーが作り出す「偉大な精神の創造 ― スローテンポの音作り ―」によって隠れていた音符が一音一音浮かび上がってきます。
この時代はモノーラル・テイクとステレオ・テイクが同時進行していました。モノーラルはダグラス・ラター、ステレオはクリストファー・パーカーと、それぞれ違うプロデューサーが担当していました。❖
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May 29, 2019 at 03:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1008232.html
via Amadeusclassics
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