カラヤンの録音で一番充実しているのは1980年代のデジタル録音。再録音の多いチャイコフスキー、ドヴォルザーク、ベートーヴェンと1970年代の演奏は緊張感が違うと思う。円熟してカラヤン節の極みとでも言える。レコード録音の壺を先天的に把握していたカラヤンのオーケストラの鳴らしっぷりは、ダイナミック・レンジが非常に大きい。ノイズに埋もれないレコード録音の理想を手に入れて、弱音部では繊細きわまりない音楽を作り出し、強奏部分では怒濤の迫力で押してくる。その較差、落差と云ってもいいのかな、他の指揮者ではなかなか見られないカラヤン流の演出。
ベルリン・フィルの迫力も頂点に達している。個々の楽器が当然のように巧いし、全体がよく揃っている。ムターもカラヤンの意図を良く理解している。カラヤンの教えに忠実に弾いているのか、二人共に同じ目標を目指していたからか、現在のムターのスタイルも延長線上にあるのでカラヤンの美点を吸収したのかもしれない。
ベルリン・フィルの迫力も頂点に達している。個々の楽器が当然のように巧いし、全体がよく揃っている。ムターもカラヤンの意図を良く理解している。カラヤンの教えに忠実に弾いているのか、二人共に同じ目標を目指していたからか、現在のムターのスタイルも延長線上にあるのでカラヤンの美点を吸収したのかもしれない。
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《独ブルーライン盤》DE DGG 2531 049 カラヤン&ムター モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲3・5番 現役最高峰ヴァイオリニストの一人アンネ=ゾフィー・ムター、15歳にしてカラヤン&ベルリン・フィルと録音した鮮烈なモーツァルト。カラヤンの秘蔵っ子ムター Anne-Sophie Mutter は十代 前半から、カラヤンと共演を重ね、数々の名協奏曲を録音してきました。 カラヤンマニアの私もつられて彼女の LP/CD を何枚か購入しました。近年少し太めの体系となり、ストラディ締め上げています。http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-7019.jpg
May 29, 2019 at 02:45PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1041386.html
via Amadeusclassics
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