巨匠ポリーニ東京デビュー ― 1973年4月25日
ハイドンは生涯に108曲の交響曲を作り《驚愕》は94番目。自筆楽譜は、西ドイツのチュービンゲン大学とワシントンの国会図書館に分けられ、なお脱落している部分は未発見。
嘗てネットの掲示板では、洋楽、J-POPから様々なアーティストの様々なヒット曲が並んだ。それから分かることは、緩やかなテンポの情感を感じさせる曲であるところが共通なぐらいで、一般に、愛をテーマとするセンチメンタルな歌を広くバラードと称するようだった。
もともとバラードの語義は、14〜15世紀フランスの宮廷風の恋愛を主要な主題とした歌曲スタイルに由来する。また、中世以来のイギリスの歴史物語や伝説、社会風刺を題材にした歌曲にバラッドがある。
しかしショパンの《バラード》は、どれとも異なる。ポーランドの詩人ミツキェヴィチが書いたバラードからインスピレーションを受けたとも伝えられるが、対象になった詩があるわけではない。むしろ標題音楽では無く、ソナタに近い。ショパンの独創から生まれた、絶対音楽だ。いずれもドラマティックで感情表現の振幅が大きい。
この曲、終盤のコーダが実に派手なのだ。「急速に、熱烈に」の指示通り、熱に浮かされたかのような凄烈な音楽で、技術的にも腕の見せ所で最後の両手のオクターヴは、ピアニストによって弾き方は様々、一端テンポを溜めるのも開放的効果を得るが、ホロヴィッツは、さらに加速しながらクレッシェンドさせ弾き終えることで、恰も中絶したような悪魔の哄笑を残している。
シューマンは、この曲に感銘して「ショパンの最も美しい作品」と称賛している。しかし、その称賛を受けてバラード第2番をシューマンに、ショパンは献呈したが彼は、そちらはお気に召さなかったようだ。シューマンの嗜好からすれば、わかる気もする。
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via Amadeusclassics
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