ハイドン:ピアノ・トリオ第39番ト長調HobXV:25 Op.73-2
ハイドンのピアノ三重奏曲といえば、カザルス・トリオなどで有名な第25番をはじめとする数曲のみが有名ですが、実際には弦楽四重奏曲とほぼ平行して書き続けられており、全41曲を遺す大きな一分野となった作品群を形成しています。弦楽四重奏曲と大きく異なるのは、ほとんどの作品が2~3楽章からなり、比較的自由に構成されているという点でしょうか。ハイドンが書いた他のジャンルに較べ、短調作品の比率が高いのも興味深いところです。ディヴェルティメント風のものや、ピアノをメインにヴァイオリンとチェロのオブリガートが付いたピアノ・ソナタ風のもの、ヴァイオリンとチェロがソリスティックに活躍し後世に影響を与えたタイプのものに至るまで、ヴァリエーションに富んだ作風を俯瞰できるのも魅力です。
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April 26, 2019 at 03:30AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1032434.html
via Amadeusclassics
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