オルフ没 ― 1982年3月29日
この日病没したドイツのカール・オルフはさっきょくのし寺子屋』を題材にした最初のオペラ《犠牲》を書いたという。30歳前から身体と音楽の結びつきを探求することを目指し、子供のための音楽教育界では超有名人だった。それでも普通は「オルフって?」。《カルミナ・ブラーナ》というオルフの代表作は、不思議な魅力のある作品で、聞けば誰でも知っている“無名の名曲”だろう。「世俗カンタータ」と名づけられてはいるが、歌詞に使用された、13〜14世紀に流浪僧やぎんゆうしじんがつづったうたやしは、自然sんびのほかに、反権力・反道徳的でもあった。その猥雑でエネルギッシュな内容に衝撃を受けたオルフが、1936年に完成させたのが《カルミナ・ブラーナ》。特に合唱と打楽器が炸裂する第一曲1「おお、運命の女神よ」は、映画やテレビの音楽、コマーシャルにも使われて大評判になった。
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March 29, 2019 at 12:15PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1029177.html
via Amadeusclassics
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