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5月, 2023の投稿を表示しています

忌野清志郎に絶賛され、いまもなおソウルミュージック・ファンに支持されている「THE SOUL 49ERS」ライヴ

Southern and Deep Side of Soul Sound - The Soul 49ERS 心にジンとくるDEEP SOUL 思わずはじけるROCK'N'ROLL 身体が笑うSwamp POP 故忌野清志郎氏に絶賛され、いまもなおソウルミュージック・ファンに支持されているレジェンド・ソウルバンド THE SOUL 49ERSのライブのお知らせ お待たせしました、THE SOUL 49ERSのライブのお知らせです。 2023年6月9日 銀座 Lounge ZEROにて 行います。 ようやくコロナも下火となり、思い切り弾けましょう。バンドは絶好調。 絶対楽しいですよ。是非おいでください。 Lounge ZEROさんも素敵なお店です。バンドもこれからしっかり準備して楽しいライブにする所存でございます。ぜひご予定空けておいてくださいませー。 Legend Soul Band The SOUL 49ERS タイトで安定したリズムと艷やかなホーンセクションがSOULの世界に誘います。 川副秀樹 Vo 井手真理 Vo, Cho 立見壮一郎 Ba, Cho 北村晃 Gt 原洋一 Key 窪耕一郎 Drs 竹村しげる Ts 青山美貴子 As 小笹貞治 Bs 富田直登 Tp 長谷川素子 Tp 枡家小雪 Tb http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/borcaro-40ers-20230609.jpg May 31, 2023 at 05:00PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1153582.html via Amadeusclassics

ウィーンのエレガンス★エリカ・モリーニ、ロジンスキー指揮ロイヤル・フィル◯ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内  ウィーンの気品。典雅で上品なヴァイオリンの音色。 《優秀録音、名演、名盤、深緑銀文字盤》US WEST XWN18600 エリカ・モリーニ ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  名器ガダニーニを巧みに操るアメリカの女流バイオリニスト、エリカ・モリーニ。オーストリア併合によるナチスによる迫害から逃れてアメリカに渡ったモリーニはアメリカに渡っても、古典の作品を中心としたレパートリーを磨き上げキャリアを積んでゆく。  男性顔負けの雄大さとおっとりした感じの弾き方で、この個性は慣れるとすぐにエリカ・モリーニだとわかるくらいの個性がある。ウィーンのエレガンス、上品な音色がするというのは、そのことで、女性特有のと、表現すると彼女の演奏を古式蒼然たるイメージに陥れてしまうおそれがある。録音こそ古臭いので、現代では萬人に薦めるのは気兼ねするところがありますが、時代背景を分かっている方には問題ない。Decca で録音してくれていれば、もっと良かったと望むところはきりがない。  また、カデンツァには、今日あまり弾かれることがないヘールマンのものが使用されている。このカデンツァの部分だけでも、今日のヴァイオリニストとは違う印象だ。ちなみに、良く使われるのはヨアヒムのものでクライスラーのものがたまにあるくらい。ミルシテインなどは自作のものを用いていた。それだけでも興味を持って、ブラームス・ファン、若いヴァイオリニストに聴いていて欲しいと切望するレコードのひとつです。  本盤はロジンスキー・ロンドン交響楽団と共演して1957年に録音。スケールの大きいロジンスキーの指揮に対して細やかな表情と完璧なテクニックで望んだもので、そのバランスは素晴らしいもの。LPレコード時代に貢献した彼の存在は大きい。  録音も優れていて1950年代の録音とは信じ難い。ロンドンのオーケストラ・コンサートのホールは、あまりに低音が少なく、オーケストラの響きが全体に痩せてパサパサした感じで録音には不向きだ。そこで、このレコードはロンドンの北東部、ウォルサムストウ・タウンホールに併設されているアッセンブリー・ホールで録音されている。ここは幹線道路や鉄道から少し離れているため交通騒音に邪魔されない。ホールは小さな舞台のある木の床張りで、1階席の椅子は可動式で、椅子を取り払う事ができる。小さな舞

今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

通販レコードのご案内 名手シェリングがステレオ初期に RCA に録音した若き日の名演。スペイン情緒はそんなにないにしても艶やかな音で楽しませてくれる。 《RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤》IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲  シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。美音の持ち主は往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。  シェリングを退屈なヴァイオリニストという意見が一部にありますが、いえいえそういうことはありません。ここで聴かせるシェリングは充分に情熱的で情緒にも何の不足もありません。そのヴァイオリンの音は艶やかに歌い上げますが一切不足にならないところが流石です。  シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである。随所に出てくる和音を、まるでオルガンで演奏しているかのように演奏することは生易しいことではないはずだ。また、シェリング特有の上から下に弾く和音によってリズムが躍動するのも好きだ。次に、音のニュアンスが幅広い点も気に入っている。シェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの無伴奏全曲聴けば、全て納得頂けると思います。本盤は、そのバッハをラロに移し変えたような快演。  録音、演奏共に極めて優秀と断言できます。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番 34-7154 商品名 IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲 レコード番号 KV119 作曲家 エドゥアール・ラロ 演奏者 ヘンリク・シェリング オーケストラ シカゴ交響楽団 指揮者 ワルター・ヘンデル 録音種別 MONO コンディション ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 IT(イタリア)盤 優秀録音、名盤。 清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようと

現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

通販レコードのご案内 モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。 《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)  バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。  モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。  録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト レコード番号 SAPM138 438/39 作曲家 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ オーケストラ ミュンヘン・バッハ管弦楽団 指揮者 カール・リヒター 録音種別 STEREO SILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディション ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 DE(ドイツ)盤 通販レコード 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。   オーダーは 品番 / 34-26067 販売価格 6,600円(税込) http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-26067.jpg May 31, 2023 at 06:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1169363.html via Amadeusclassics

歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合 ムーティ ブルスカンティーニ フレーニ ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」

ドン・パスクアーレの茶番に鋭いウィットと穏やかな感情をもたらした名演。  新型コロナウイルス感染拡大防止でウィーン・フィルも演奏会の実行に頭を悩ましていました。バイロイト音楽祭は、2020年の開催を中止すると決定。2021年のウィーンから新年を祝う、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、史上初めて、無観客でのコンサートとなりました。指揮台に立ったのはリッカルド・ムーティ。  ウィーンでは、1973年に「アイーダ」を指揮して以来、国立歌劇場の演奏を担当しているウィーン・フィルと良好な関係を維持しています。国立歌劇場総支配人マイヤーも、2008年の「コシ・ファン・トゥッテ」後、疎遠になっているムーティに対して、諸手を挙げて歓迎すると語っています。  長年ウィーン・フィルがホスト役を担っている夏のザルツブルク音楽祭に、カラヤンの招きに応じて、1971年に「ドン・パスクワーレ」でデビューして以来、親密な関係を築いています。  2014年9月にローマ歌劇場の終身名誉指揮者を辞任した後、一説にはイタリア大統領に?などというスケールの大きな噂も流れ、何かと話題を提供しているムーティですが、イタリアでは、自らが創始したルイジ・ケルビーニ・ジョバニーレ管弦楽団での後進の育成に専念し、イタリア歌劇場のいかなるポストにも就かないと断言しました。すでにフィレンツェで12年間、ミラノで19年間、歌劇場で重要なポストに就いていたことを考えると、〝帝王〟とファンが呼び崇めるのも納得がいきます。 自家薬籠中の名作 ムーティがEMIに録音した、一連のイタリア・オペラ名作シリーズ。ミレッラ・フレーニ、セスト・ブルスカンティーニ、レオ・ヌッチと当時最高のイタリア歌手をロンドンに招聘してセッション録音されました。デジタル録音の恩恵で、キングズウェイ・ホールの美しい響きが空気感までも正確に再現されます。  声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、ベルカント・オペラだ。ベルカント・オペラというのは、音楽がワーグナーなどのようには凝っていないので、キャストが良くないとなんにも面白くないが、その中でも抱腹絶倒のギャグ・オペラが「ドン・パスクワーレ」。 通販レコードのご案内 《仏ニュー・ニッパー盤》FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」

世相を映したジャケットのデザインも愉しみ◉ボスコフスキー指揮ウィーン・フィル◯ヨハン・シュトラウス・千夜一夜物語

通販レコードのご案内 とても紳士の集まりのウィーンフィルとは思えない演奏。素晴らしい録音、数あるボスコフスキー&VPOコンビ盤でも秀逸。 《深溝、オリジナル盤》GB DECCA SXL2288 ボスコフスキー THOUSAND AND ONE NIGHTS(千夜一夜物語)  ボスコフスキーこそが、楽団と共に成長した叩き上げのコンサートマスター ― 30年も勤めました! ― といえる存在で、ウィーン・フィルの面々は、いってみれば家族のようなもの。そんなこともあってクレメンス・クラウス亡き後のニューイヤー・コンサートを引き継いだのち、25年もの長きにわたってこの名物コンサートを指揮することになったのでしょう。ともかく優れたヴァイオリニストでもあり、弦楽器のアンサンブルも主宰していていたボスコフスキーだけに、ヴァイオリンを弾きながら指揮する姿は20世紀のヨハン・シュトラウス2世の生まれ変わりとしてウィーン楽団に齎した彼の功績は大きい。  名手揃いのウィーン・フィルの面々が、いつになくリラックスした様子でシュトラウス作品の演奏に取り組むさまが、本盤を聴く度に目に浮かびます。とても紳士の集まりのウィーン・フィルとは思えないくらいに。  ボスコフスキーのシュトラウス・アルバムは、発売当時の世相や中身の意図する狙いが表現されているジャケットのデザインも楽しみのうちです。 通販レコード詳細・コンディション、価格 GB Decca SXL2288 – Willi Boskovsky – Vienna Philharmonic Orchestra – Strauss ‎– Thousand and One Nights プロダクト 品番 34-19036 レコード番号 SXL2288 作曲家 ヨハン・シュトラウス オーケストラ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮者 ヴィリー・ボスコフスキー 録音種別 STEREO コンディション ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 1961年初発。 販売レコードのカバー、レーベル写真 ED1 (左上に ORIGINAL RECORDING BY ) SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL

あせらず新年度からでも再開できたらと⦿思い出があり、令和に受け継ぎたい昭和歌謡の投票を受付中

 年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。  SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。   令和4年元日 SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート 令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。 第4撰 (曲目) 藤山一郎 影を慕いて 東海林太郎 むらさき小唄 新橋喜代三 明治一代女の唄 上原敏 流轉 浅草〆香 流れ三味線 上原敏、浅草染千代 倅でかした 浅草染千代 しぐれ旅 上原敏、青葉笙子 鴛鴦道中 上原敏 上海だより 高峰三枝子 湖畔の宿 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%96%B0%E7%99%BE%E9%81%B8.jpg May 30, 2023 at 04:30PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1165499.html via Amadeusclassics

不意に見せる処女の表情、傑出している表現力★フラグスタート&フルトヴェングラー ワーグナー・神々の黄昏

通販レコードのご案内 フラグスタートでなければ成り立たない世界。 GB EMI ALP1016 フラグスタート&フルトヴェングラー ワーグナー・神々の黄昏 夜明けとジークフリートのラインの旅 ジークフリートの葬送行進曲 ブリュンヒルデの自己犠牲 フルトヴェングラーの演奏を聴いていると神話がまだ神秘と聖なる力、そして何より空想ともリアルともはっきりと判別できない“物語性”を有していた時代の、その精神が蘇ってくるようだ。フラグスタートとの共演は、実に素晴しい。最後の第3幕、有名な「ブリュンヒルデの自己犠牲」である。ジークフリートの火葬が始まるところから、ブリュンヒルデは、我が身をも犠牲にして呪いを終わらしめようと長い隔世の歌をうたう。この楽劇の全曲の主要な動機の殆どすべて含んでいる。ジークフリートに対するブリュンヒルデの愛情と献身が、この悲劇の結末を飾るのである。地上の火が天上に届き、ワルハラ城に火が回る。速いテンポだが豪壮な城の、あちらこちらで起こる爆発を表現するアクセントはことごとく鋭く決まる。音楽はいったん静けさを取り戻すが、ティンパニの猛烈さは狂気の沙汰に達する。ブリュンヒルデの処女時代から見守ってきた火の神ローゲは、その絶命を見届けると、一気に天上に駆け上がり炎上する神々の黄昏にとどめを刺す。物語を完結へと導くフルトヴェングラーの手腕の見事さをどう表現したらいいのだろうか。フラグスタートの歌唱は、その芯の強さとしなやかさ、情感の深さと細やかさ、さらに声質やテクニカルな面において傑出している。彼女以上に歌える人が出てくるだろうか、フラグスタートでなければ成り立たない世界がある。偉大なブリュンヒルデ歌手フラグスタートの歌唱の素晴らしさもさることながらフルトヴェングラーの伴奏が素晴らしい。フルトヴェングラーが音楽の細かいところまで神経が行き届いており、「神々の黄昏」終幕のすべてが浄化された雰囲気が叙情的に描かれます。イギリスのオーケストラの響きが透明で明るいこともここではよい方に作用しています。フルトヴェングラーの最も有名な「神々の黄昏」として知られるこの盤は、1952年のフィルハーモニア管と1954年ウィーン・フィルとの音源をまとめたものです。フラグスタートとの共演は、実に素晴しい。 1952年6月23日ロンドン・キ

戦後のベルエポックを体感できた特筆すべきセット物*マルケヴィッチ指揮モンテカルロ国立歌劇場管 バレエ音楽曲集

通販レコードのご案内 LPの世界でも有名な名企画。ロシア音楽を得意とするマルケヴィッチがあえてフランスのバレエ作品だけをセレクトした通好みの2枚組です。 《仏レッド銀文字盤》FR Guilde Internationale Du Disque SMS-5227-8 イーゴリ・マルケヴィチ モンテカルロのセルゲイ・ディアギレフ〜バレエ音楽曲集  セルゲイ・ディアギレフはロシアの芸術プロデューサーで、ニジンスキーを擁した伝説のバレエ団「バレエ・リュス」の創設者として歴史に名を残しています。ストラヴィンスキー「火の鳥」や「春の祭典」、ラヴェル「ダフニスとクロエ」など数多くの委嘱作品を世に送り出し、バレエを総合芸術に高めた偉人です。  そのディアギレフの晩年に若きマルケヴィッチは薫陶を受けており、バレエ・リュスとゆかりの深いモンテカルロ管を率いて収録した本作に対する思い入れは特別なものがあったでしょう。恩師ディアギレフの没後25年に録音した「ディアギレフへのオマージュ」(EMI)から15年経過して録音した「モンテ・カルロのディアギレフ」と題された2枚組。 「ディアギレフは真に偉大な人物だった。彼は私にとって座長以上の存在だった。私は彼の教養、すべての物事に対する完璧な趣味、他人の才能をいつも認め、また物事に敢然と立ち向かう態度を尊敬していた。」  新進気鋭の天才作曲家として大活躍した若き日のマルケヴィッチ。17歳でディアギレフから依頼されてピアノ協奏曲を作曲、コヴェントガーデンでの初演ではピアニストを務め、また、20歳のときには、モントゥーの教えを受けてコンセルトヘボウ管弦楽団を指揮して自作を演奏するなど、その活躍には華々しいものがありました。  戦前に自作を録音しているが、マルケヴィチが最も積極的に録音したのは1950年代から60年代にかけてである。グラモフォンにベルリン・フィルやラムルー管とベルリオーズや近代フランス音楽。またEMIとPHILIPSにもストラヴィンスキーやロシア音楽、ベートーヴェンの交響曲などを録音した。  マルケヴィッチは本当に多彩で、ロシアものや自国のフランスものを得意としていた。鮮明な色彩と鋭いリズムで曲想をえぐった力強い激しさがあるが、その中に何か優しさを感じる繊細さを感じられる。 1972年10月録音 オーダーはリンク先の

DECCA黄金期を代表する名盤◉アルフレッド・ボスコフスキー、ウィーン八重奏団員◯ブラームス・クラリネット五重奏曲

通販レコードのご案内 優秀録音として知られる素晴らしい名演です。 JP LONDON SLC1206 (演奏者)ウィーン八重奏団員 アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット) (曲目) ブラームス クラリネット五重奏 ロ短調 作品115/ベールマン(伝ワーグナー) クラリネットと弦楽五重奏のためのアダージョ 当時のウィーン・フィルの ―― Anton Fietz, violin; Philipp Mattheis, violin; Gunther Breitenbach, viola; Nikolaus Hubner, cello; Johann Krump, double-bass ―― 名手揃い。勿論、クラリネット独奏は高名ウィリーの弟アルフレッド、ウラッハの正式継承者としてウィーン・フィルを支え続けた名手。 詳細掲載ページ 淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。 1961年4月録音 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト レコード番号 SLC1206 作曲家 ヨハネス・ブラームス リヒャルト・ワーグナー オーケストラ ウィーン八重奏団員 録音種別 STEREO 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディション ジャケット状態 M- レコード状態 EX+ 製盤国 JP(日本)盤 LONDON最初期FFSS, STEREO 1枚組 (190g) 重量盤, Release 1964, 輸入メタル使用盤 1D/1D 最初期スタンパー, 裏面最初期ブルーバック。 通販レコード 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 オーダー番号 34-24344 販売価格 2,200円 (税込) http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-24344.jpg May 30, 2023 at 10:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください ht

調和に驚嘆*ブライマー指揮ロンドン管楽合奏団 モーツァルト・管楽セレナード/ディベルティメント全集

ブライマーの筋の通った確かな技術を支える、豊かな音楽性に触れることが出来る。 クラリネットのジャック・ブライマーは1915年に生まれたイギリスを代表するクラリネット奏者。ロイヤル・フィル、BBC響、ロンドン響の首席奏者を歴任するかたわら、王立音楽院で後進の指導にあたり、ソロや室内楽活動も活発に行なった。モーツァルトの「協奏曲」は得意曲で、59年にビーチャム/ロイヤル・フィルと、64年にコリン・デイヴィス/ロンドン響と、71年にマリナー/アカデミー室内と録音している。 通販レコードのご案内  イギリス風のメロウなサウンドに明るくのびやかな音色。 《英ナローバンド ACE OF DIAMONDS ED4盤》GB DECCA SDDL405-9 ブライマーソロイスツ モーツァルト・管楽音楽全集  「ロンドン管楽合奏団」は、クラリネットのジャック・ブライマーが主宰していたアンサンブルで、その当時のイギリスの木管の名手を集め、かなり高い水準キープしています。クラリネット、オーボエ、ホルン、ファゴット。この一風変わった編成の室内楽は後年の後輩達も大きく刺激されこのジャンルに挑んだくらいにモーツァルトが残した意欲作で、またそれらの調和がことのほか美しいことに驚嘆させられます。  モーツァルトの管楽器に対する扱いの卓越ぶりはいまさら言うに及びませんが、それにしても、特に比較的新しい楽器であるクラリネットを、この時代にここまで自由に表現できる作品を書いた人はいなかったのではないでしょうか。  ブライマーのクラリネットがまたこよなくいい音を出しており、モーツァルトの、それこそ天から降りてきたとでも形容しようのない旋律を響かせています。FFSS 録音の長所を十二分に享受したと云いたくなるような素晴らしい録音です。英 Decca の優秀録音も手伝って各楽器が手に取るように認識でき、またそれらの調和がことのほか美しいことに驚嘆させられます。 プロデューサー&エンジニア・Erik Smith & Richard C.Jones/Gordon Parry, Michael Savage 通販レコード詳細・コンディション、価格 Wolfgang Amadeus Mozart, Jack Brymer, London Wind Soloists ‎– Complete W

親しみ易さと気取りのなさには達者なヴィオラがいないとつまらない《アメリカ》カルテット〜クラシック名曲ガイド、これを聞け

弦楽四重奏曲 第6番 ヘ長調 作品96《アメリカ》  ドヴォルザークは、1892年(51歳)に渡米し、約2年間、ニューヨーク国民音楽院の初代校長としての責務を果たした。そしてその間に、「交響曲 第9番《新世界より》」、「チェロ協奏曲」、「弦楽四重奏曲第6番」《アメリカ》といった名作を相次いで生んだのだった。  ドヴォルザークの作曲した弦楽四重奏曲は、作品番号のないものまで含めると全部で13曲もあるが、その中では、この「第6番」《アメリカ》が抜きん出て優れている。わずか15日という短期間に作曲されたこの曲は、黒人霊歌を思わせるような旋律が使われているので、昔は《ニガー》(二グロの蔑称)と呼ばれていたが、人種問題のやかましい今日では、この名称は使われない。  ドヴォルザークの弦楽四重奏曲はいい曲があるのですが、不思議なことにあまり演奏されません。全部で13曲のうち、せいぜい2番から8番くらいまでの曲しか演奏されず、その中でも6番目に当たる《アメリカ》は、圧倒的に数多く演奏されています。アメリカに滞在中に書いた最も有名な三曲中の一曲です。1893年の夏、ドヴォルザークの故郷であるボヘミアからの移民の集まっていた秋穂阿州のスピルヴィルという村で、夏の間に作曲された。昔はこのヘ長調のクヮルテットをよく《ニガー》というニックネームをつけて呼んでいました。これは黒人霊歌に似た旋律がたくさん現れることからつけられたものと思われますが、今ではもっぱら《アメリカ》の愛称が用いられるようになりました。そもそも NIGGER という言葉は、戦争中にアメリカ兵たちに使われた JAP と同類で軽蔑の気持ちが込められており、私たち日本人やヨーロッパの人たちは感じなくても、黒人たちにとっては耐えられない嫌な言葉らしい。最近では黒人暴動が相次いで起き、人種問題にはとりわけ敏感なアメリカでは、NEGRO という言葉すら蔑意が含まれているとして気を使うくらいですから、人種問題とは何の関わりもないドヴォルザークのクヮルテットに、黒人霊歌に似ているというだけの理由で《ニガー》などという危険な別名をつける必要はさらさらないわけです。 達者なヴィオラがいないとつまらない。  それにしてもこのクヮルテットは、いうにいわれぬ独特な魅力を秘めています。 鑑賞のポイント  第1楽章アレグロ・マ・

20世紀ブラームス演奏のスペシャリストで誰にでも勧められる*ジュリアス・カッチェン ブラームス:ピアノソナタ3番

通販レコードのご案内 「当代一のブラームス弾き」といわれたジュリアス・カッチェンのモノラル時代のレアな録音。 《フラット190g盤》GB DECCA LK4012 ジュリアス・カッチェン ブラームス:ピアノソナタ3番  わずか42歳で帰らぬ人となったカッチェンは、その短い生涯の間に、ブラームスのピアノ独奏曲とピアノ協奏曲のすべてを録音した。これはブラームスを愛好するものには大切な記念です。 カッチェンによるブラームスの演奏は高度な技巧と確かな様式感を軸とした充実した名演。 洗練されたカッチェンの美しきピアニズムは本盤でも遺憾なく発揮され、淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。 驚異的な技巧と深い教養に裏打ちされた音楽的な表現が印象深いカッチェンの演奏は、抒情的な感情に溺れることなく理知的で、現代人の感覚にもストレートに訴えかけてきます。 レパートリーは古典から現代曲まで、またスラヴものからドイツ、フランス、アメリカものまで幅広く、DECCA には40数枚のLP録音を残しました。数々の英 DECCA のオーディオファイル・レコードで、カッチェンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。 1949年10月ロンドン録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番 34-25480 レコード番号 LK4012 作曲家 ヨハネス・ブラームス 演奏者 ジュリアス・カッチェン 録音種別 MONO 販売レコードのカバー、レーベル写真 RED WITH GOLD LETTERING, MONO FLAT 1枚組(190g), Stamper 1A/3A。 コンディション ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 通販レコード 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 品番 34-25480 販売価格 2,500 円(税別) http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/34-25480.jpg May 30, 2023 at 01:00AM from アナログ

§母との思い出を増やすコロナ禍 ― アナログレコードの文化を守る OYAG SOUND 店主のノート

車椅子 ― 南野勝  私と同居する母は今年89歳になる、父は10年以上前に亡くなった。  その母も数年前に脳梗塞を患い後遺症で杖が必要になった。それからは認知症も進んだ気がする。  今は介護施設のディサービスに通い穏やかに過ごしているが、ディサービスに行くことを学校に行くと言う。  時々今日は遠足だと嬉しそうに話し、天気の悪い日は遠足があるのにと残念がる。 はて、そんなに遠足が続くのか? ケアマネジャー訪問日にその話題をすると、以前は天気の良い日に施設の職員が近所の公園に連れて行くということがあったようだが、このコロナ禍でもう一年以上そういうことは行っていないそうである。 きっと退屈でディサービスの日を遠足と思い込んでいるのだろう。 何か可哀想な気がしてどこかに連れて行ってあげようと思うのだが、母を歩かせるとやはり足が頼りなく、転倒すると骨折の心配がある。 ケアマネジャーに相談したところ車椅子のレンタルができるそうだ、なるほどそういういきさつでみんな車椅子を借りることになるのか、と腑に落ちる。 さっそくお願いして車椅子を玄関口に置いてみる。 母は誰の車椅子だ、と人ごとのように言う。 「お母さんのだよ」、と説明してもピンとこないようで、私はそんなものは必要ないと言う。 自分は何でもできると思っている節があるがそれが危ない。 嫌がる母を説得して乗ってもらい近所を一回りしてみた。 おそらく母はここ2年ほどこの風景を見ていないはずで、感想を聞いてみると「さあ・・・」というが、その表情は明るい。 翌日。玄関の車椅子を見つけて、やはり誰のだと聞いてきた。また昨日と同じやり取りがあった。 もう桜の季節である。 おそらく母は桜を見ても翌日まで覚えていないだろう、それも良いかと思う。 そうやって母との思い出を増やすコロナ禍である。 令和3年3月 オヤッグ店主 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/SwingsandsSway.jpg May 29, 2023 at 02:00PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1165396.html

♥ニューアルバム「Empty Box」配信中 ― 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです

2020/11/25配信リリース ― Empty Box 嗚呼 (*´∀`*)ワクワク アレンジが超超超超超超超かっこいいし、絵は超絶可愛くてラブリー❤︎ こんな素敵な作品を皆さんに聴いていただけるなんて、本当に幸せです。 たくさんの方のお耳にとまりたい‼️ 絶対聴いてほしい。 とてつもなく素敵な音楽たちになっています。 ― リリース・ノート 『Like a Child』は口紅おんにも収録されていましたが、リアレンジして、歌もガラリと変わっています。 昨年の夏に行われた「わたぼうしコンサートinながさき2019」にて披露した『君に気づいてほしい』。障がいがありながらも懸命に生きる力強い生の歌詞に、曲をつけた楽曲も、収録致しました。 カエルの王子さまの作詞家スーザンが手掛けた『恋恋花火』は、切なく初々しい恋心を描いています。 今回サウンドプロデュースをしてくれた佐藤信二氏は、わたしの音楽を、びっくりするほどかっこよく変化させてくれました。 めちゃくちゃカッコいい曲になっています。 それは、アレンジが、本当に本当にすごいんです。 自分がすごいミュージシャンなんじゃないかと勘違いしそうです(笑) このアルバムは、ノリノリではありませんが、きっと皆さまに寄り添う音楽たちになっていると思います。 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/EmptysBoxsnowsonssale.jpg May 29, 2023 at 10:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1186884.html via Amadeusclassics

忌野清志郎に絶賛され、いまもなおソウルミュージック・ファンに支持されている「THE SOUL 49ERS」ライヴ

Southern and Deep Side of Soul Sound - The Soul 49ERS 心にジンとくるDEEP SOUL 思わずはじけるROCK'N'ROLL 身体が笑うSwamp POP 故忌野清志郎氏に絶賛され、いまもなおソウルミュージック・ファンに支持されているレジェンド・ソウルバンド THE SOUL 49ERSのライブのお知らせ お待たせしました、THE SOUL 49ERSのライブのお知らせです。 2023年6月9日 銀座 Lounge ZEROにて 行います。 ようやくコロナも下火となり、思い切り弾けましょう。バンドは絶好調。 絶対楽しいですよ。是非おいでください。 Lounge ZEROさんも素敵なお店です。バンドもこれからしっかり準備して楽しいライブにする所存でございます。ぜひご予定空けておいてくださいませー。 Legend Soul Band The SOUL 49ERS タイトで安定したリズムと艷やかなホーンセクションがSOULの世界に誘います。 川副秀樹 Vo 井手真理 Vo, Cho 立見壮一郎 Ba, Cho 北村晃 Gt 原洋一 Key 窪耕一郎 Drs 竹村しげる Ts 青山美貴子 As 小笹貞治 Bs 富田直登 Tp 長谷川素子 Tp 枡家小雪 Tb http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/borcaro-40ers-20230609.jpg May 29, 2023 at 06:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1186880.html via Amadeusclassics

五福公民館で行ってるSPレコードを蓄音機で楽しむ鑑賞会はあせらずに再開を目指します◉第73回蓄音機を楽しむ会のご案内

SPレコードを蓄音機で楽しむ会・無料コンサート <2020年2月から休止中>(2022/1/1)  年始に当たり、貴兄の健康とご多幸を祈念いたします。  SP会もながく休んでいますが、この際あせらずに新年度からでも始めたらと思っています。   令和4年元日 (ご案内) 再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 イベント名 第73回蓄音機を楽しむ会 期日 4月23日(未定) 場所 五福公民館 住所 860-0041 熊本県 熊本市 中央区細工町2丁目25 ※新型コロナウイルスの感染拡大の予防を最優先としているため、実行を見合わせています。実施方法の会議を運営委員で行い、再開・内容が決定したらフェースブック・ページで告知します。 ※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期または中止になることがあります。あらかじめご了承ください。 平成版・名曲新百選選定中  五福公民館に場所を移して6年を数えます。熊本市立博物館で例会を行っていた時に活用してきた、大矢野百選。その77枚のレコードを毎月の例会「第2部」で順次、全てのレコードの両面からエントリーした、151曲に投票して下さい。令和の時代に人気の高い100曲を、零和に伝える昭和の名曲新百選とするプロジェクトです。  フェースブックへのメッセージ、コメントも歓迎です。ご要望曲を次回お聴きいただきます。 熊本ふるまち・五福蓄音器を楽しむ会 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%96%B0%E7%99%BE%E9%81%B8.jpg May 29, 2023 at 03:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1186871.html via Amadeusclassics

世相を映したジャケットのデザインも愉しみ◉ボスコフスキー指揮ウィーン・フィル◯ヨハン・シュトラウス・千夜一夜物語

通販レコードのご案内 とても紳士の集まりのウィーンフィルとは思えない演奏。素晴らしい録音、数あるボスコフスキー&VPOコンビ盤でも秀逸。 《深溝、オリジナル盤》GB DECCA SXL2288 ボスコフスキー THOUSAND AND ONE NIGHTS(千夜一夜物語)  ボスコフスキーこそが、楽団と共に成長した叩き上げのコンサートマスター ― 30年も勤めました! ― といえる存在で、ウィーン・フィルの面々は、いってみれば家族のようなもの。そんなこともあってクレメンス・クラウス亡き後のニューイヤー・コンサートを引き継いだのち、25年もの長きにわたってこの名物コンサートを指揮することになったのでしょう。ともかく優れたヴァイオリニストでもあり、弦楽器のアンサンブルも主宰していていたボスコフスキーだけに、ヴァイオリンを弾きながら指揮する姿は20世紀のヨハン・シュトラウス2世の生まれ変わりとしてウィーン楽団に齎した彼の功績は大きい。  名手揃いのウィーン・フィルの面々が、いつになくリラックスした様子でシュトラウス作品の演奏に取り組むさまが、本盤を聴く度に目に浮かびます。とても紳士の集まりのウィーン・フィルとは思えないくらいに。  ボスコフスキーのシュトラウス・アルバムは、発売当時の世相や中身の意図する狙いが表現されているジャケットのデザインも楽しみのうちです。 通販レコード詳細・コンディション、価格 GB Decca SXL2288 – Willi Boskovsky – Vienna Philharmonic Orchestra – Strauss ‎– Thousand and One Nights プロダクト 品番 34-19036 レコード番号 SXL2288 作曲家 ヨハン・シュトラウス オーケストラ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮者 ヴィリー・ボスコフスキー 録音種別 STEREO コンディション ジャケット状態 M- レコード状態 M- 製盤国 GB(イギリス)盤 1961年初発。 販売レコードのカバー、レーベル写真 ED1 (左上に ORIGINAL RECORDING BY ) SXL シリーズは SXL 2001 から始まる 2,000 番台、SXL

語り継がれていく名盤 聴き手の心を震わせる、ヨハンナ・マルツィの誉れ高き名盤 随所に女流らしい味わいがある。

語り継がれていく名盤 ― 聴き手の心を震わせる、誉れ高き名盤。 通販レコードのご案内 《英プレス盤 SEMI-CIRCLE ANGEL》 GB ANGEL ANG35137 ヨハンナ・マルツィ パウル・クレツキ フィルハーモニア管弦楽団 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲  マルツィの代表的な名盤で、英COLUMBIA盤はコレクターズ・アイテムとして有名な高額盤。このANGEL盤は英国プレスでジャケットのみ米国で作られています。値段はCOLUMBIA盤よりかなりリーズナブルです。イギリス・プレス盤、モノラル録音。 1954年2月にロンドン、キングズウェイ・ホールでのセッション録音。 詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。 https://ift.tt/g8Vrm9U  ヨハンナ・マルツィは1924年ハンガリー生まれ。生前のフバイに教えを受け、その才能を約束された。大戦を逃れ、夫婦はスイスへ移住。当初、オランダで活動を行う。1950年、スイスで出会った富豪からイタリアの銘器、カルロ・ベルゴンツィ「タシリオ」を貸与され、全ての録音に使用した。1953年ロンドン・デビューを果たし、そして、ウォルター・レッグの目に留まり、このブラームスが英Columbiaで最初の録音となった。  その容姿ゆえ、英国で人気の高かったマルツィのブラームスはこのように録音され、60年を経た今なお多くのファンから高い支持を得ている。今から思えば女流ヴァイオリニスト・ブームというのは、このLPから始まったように思う。このレコード録音ほど、それまで意識したことのなかった女流奏者という存在を印象付けたLPは無い。確かにこの曲には名だたる名演がひしめく。ブラームスという曲と女流というのがとても合っているようだ。女性ならではの切ない情念が包み、しかもそれが高い気品を持った名品。  いかに優れた音楽家であったにせよ、ハンガリーの片田舎出身のヴァイオリニストが、その死後40年以上経た今日も名声と伝説とオーラを保ち解き放っているという事実は驚嘆に値する。勿論この名声と伝説はこれからも語り継がれていくと思います。  異常なまでの集中力とそれを支える精神力は、マルツィの演奏に感じさせる類いまれな緊張感のエネルギーみたいなもので、演奏する作品と何とも云えない一体感を感じさ