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消毒薬の使用が日常化していることを忘れないで ― 暖房器具など火の取り扱いで特に注意を 11月28日

熊本県内、死亡火災相次ぐ ― 10月以降8人死亡、半数が夜間発生

熊本県内で令和2年10月以降、民家が全焼し、逃げ遅れた住人らが死亡する火災が相次いでいる。今月27日までに、8件の建物火災が発生し、8人が亡くなった。寒さが本格化し、暖房器具など火の取り扱いが増えるこれからの時季、特に注意が必要だ。
熊本県消防保安課によると、今年、県内で死者が出た火災(自殺・放火疑い除く)は11月21日現在9件で、9人が死亡した。
熊本県警によると、その後も22日未明に熊本市西区で、24日夕には人吉市で、27日明け方にも熊本市西区で、それぞれ民家が全焼し、3人が亡くなった。計12人の死者のうち、8人が10~11月に集中している。10月以降に起きた8件の火災原因は、半数の4件は午後10時から翌午前5時までの「夜間帯」に発生している。
ニューノーマル
熊本市消防局予防課は「就寝中の夜間帯の火災は死者が出やすい」と警鐘を鳴らす。
同局管内では、昨年1年間に建物火災で死亡した4人のうち、3人が夜間帯の火災だった。同局管内で2018年から2020年11月25日までに発生した死者が出た建物火災は14件。うち原因が判明した8件の内訳は、たばことストーブ、電気配線が各2件、放火の疑いとマッチ・ライターが各1件。
同課は「就寝前にストーブなどを確実に消火して、古い住宅は住宅用火災警報器を設置してほしい」と呼び掛けている。

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