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聴けば金縛りにあってしまうとんでもない録音◉ブッシュ四重奏団 シューベルト・弦楽四重奏曲8、12番「死と乙女」

通販レコードのご案内第2楽章のあまりにも美しいメロディに幻惑されてはいけません。

FR EMI C051-03856 ブッシュSQ シューベルト・弦楽四重奏曲
FR EMI C051-03856
(演奏者)ブッシュSQ
(曲目)シューベルト・弦楽四重奏曲第8番、第14番「死と乙女」

古いから良いと言うつもりは無いが、初めて聴いたときは鳥肌が立った。全体に緊迫感と構成感が漲っている。特に第2楽章での、しっかりとした造形力を保ちながらの神秘的なまでに崇高な表情と風格ある演奏は、本当にすばらしい。


20世紀前半のドイツを代表する名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ。ドイツのジーゲンに生まれ、ケルン音楽院でヘス、エルデリングに師事。1912年、ソリストとしてデビューした後、1917年にベルリン高等音楽院の主任教授に就任。1919年にはブッシュ弦楽四重奏団を結成しました。1922年にルドルフ・ゼルキンと知り合うが、1935年ナチスに追放されたルドルフ・ゼルキンを追ってスイスに亡命。1939年家族とブッシュ弦楽四重奏団のメンバーとともにアメリカに渡りました。バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの作品に対して、内証的解釈を行い、数多くの演奏史に残る名演を残しました。今日では、カルテットに冠された名で彼を記憶する人の方が多いかも知れません。ソリストとしてもバッハ、ベートーヴェンのソナタをはじめ、歴史的名演を多く残した巨匠です。が、このヴァイオリニストに限っては、ソロと団体活動の、その両分野で成功している稀有な人では無いかと思います。


シューベルトの作品中においても、これほど緊張感漲る作品は無いのでは無いだろうか。 構成力は完璧で、シューベルトの魅力でもある、メロディも備わっている。曲自体が素晴らしく力強い作品ではあるが、だが、ここで演奏されている音楽は長年の間、耳から離れないほどの強烈なインパクトを残している。シューベルトの弦楽四重奏曲第14番ニ短調『死と乙女』(1936年10月・ロンドン、アビーロード・スタジオにて収録)は、暗い雰囲気の中にロマン的情感が横溢した作品で、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を思わせるような緊密で劇的な構成が特徴となっています。それはシューベルトが「交響曲への道」を目指すものでした。シューベルトは数多くの弦楽四重奏曲を残しましたが、歌心にあふれたシューベルト的な美質と、ベートーヴェン的な構築がこれほどまでに見事に結合した作品は他には見あたりません。ブッシュ四重奏団の演奏で聴くと、厳粛さ、悲劇性がさらに強まります。第2楽章のあまりにも美しいメロディに幻惑されてはいけません。録音は古いが、演奏に関しては凄絶極まりない演奏だ。4人が一つの目的のために、私情を捨てて楽曲に取り組む姿勢は、崇高で純潔というほかは無く、涙を誘わずに措かない力を持っています。間違いなくこの曲においてのベスト盤だと断言できる。


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June 23, 2020 at 09:00AM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1110166.html
via Amadeusclassics

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