通販レコードのご案内 ミュンシュもパリ管もデビュー戦。持ち前の大きく、粗っぽい程に、気合い、情熱が入りまくった演奏です。
《仏ラージ・ドッグ・セミサークル盤》FR VSM C069-10595 シャルル・ミュンシュ ベルリオーズ・幻想交響曲❖ミュンシュは音楽が持っているのストーリー性を、物語の様な視点で語りかけてくる。それが度を越すケースが多いのだけど、熱を持って表現する。ベルリオーズの幻想交響曲とブラームスの第1交響曲でのミュンシュがドライヴするパリ・コンセバトワールの燃焼ぶりは永遠に色褪せることがない。ミュンシュのキャリアはヴァイオリニストからスタートしていますが、若かりし頃、ゲバントハウスのコンマスに就任、その時の指揮者がフルトヴェングラーだった。毎日その巨匠の目の前に座って多くのことを習得したことから、しらずと例の拍子をぼかす内容重視の指揮法はフルトヴェングラーの指揮姿から身につけたものと推察出来ます。ミュンシュは当時ドイツ領だったストラスブルク出身であることから、れっきとしたドイツ人であるがゆえにブラームスなどのドイツモノまで得意としていたのは当然、彼の演奏で聞いても見たかったがバッハも熱愛していた。そのアイデンティティあってこそのベルリオーズなどのフランスモノでの情熱的な指揮ぶり、爆発的な熱気あふれる音楽表現で感動的。❖❖ミュンシュのザ・ベストとなれば、まずこれがあげられよう。思うがままに棒の振れた充足感に溢れている。解釈は当然ながら徹底していて、ベルリオーズの標題性とドラマ性を思い切りよく描き出した。一度聴いたら忘れられない名演。指揮者と作曲家、指揮者と作品とが特別なきずなで結ばれている、そんな感銘に浸らせる名盤である。ドラマティックな解釈も素晴らしいし、演奏にかける情熱、覚悟にもただならぬ気配が充満しているが、その背景にはこの名作だけが持つ真実性を、全身全霊をかけて明らかにしようとしたミュンシュの使命感があり、それが強烈な説得力となって演奏全体に輝きとスリルを与えている。ミュンシュの美学を背負って立つオーケストラも傑出、聴き手を演奏芸術の神髄に立ち会わせてくれる。座右の宝である。❖
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October 27, 2019 at 04:00PM from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1008219.html
via Amadeusclassics
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