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昇華された涙の表現を誘う不滅のアレグレット★フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・交響曲7番

通販レコードのご案内 不滅のアレグレット ― 第2楽章は、ことによるとクレンペラーを凌ぐかもしれない。心の通いきったヴィオラ、チェロは、これこそ本当の精神の音で曲が盛上るにつれて感動の波が高まり、クライマックスに於ける昇華された涙の表現はフルトヴェングラーの独壇場である。 《赤盤》 JP 東芝音楽工業 HA5059 フルトヴェングラー ウィーン・フィル ベートーヴェン 交響曲第7番 「第7はある意味では最もフルトヴェングラー向きの作品ではないだろうか。たとえばフィナーレだが、この踏み外し寸前の情熱、そのアッチェレランド効果の凄まじさ、オーケストラの生々しい鳴らし方はドラマチックな解釈の最高峰で、かのクレンペラーと両極を成し、立派さにおいてはクレンペラーを、音のドラマにおいてはフルトヴェングラーを採るべきであろう。 第2楽章はことによるとクレンペラーを凌ぐかもしれない。心の通いきったヴィオラ、チェロはこれこそ本当の精神の音で、曲が盛上るにつれて感動の波が高まり、クライマックスにおける昇華された涙の表現はフルトヴェングラーの独壇場である。 その他、第1楽章のものものしい序奏部、スケルツォの前進してやまない運動性も抜群で、緩急自在であり、とくに速い部分のスピード感は圧倒的だ。これに対し、中間部では思い切ってテンポを落とし、ウィンナ・ホルンのフォルテピアノやその後の酔いしれたリタルダンドも強い印象を与える。」と音楽評論家の宇野功芳氏は解説する。 オリジナルレコーディング 78rpm 1950年1月25日、30日、31日(7番)、1947年11月25日(コリオラン序曲)、ムジークフェラインザール(7番)、ブラームスザール(コリオラン序曲)での録音。プロデュース:ウォルター・レッグ 販売レコードのカバー、レーベル写真 通販レコード詳細・コンディション、価格 Wilhelm Furtwängler, Wiener Philharmoniker - BEETHOVEN - Symphony No.7 レコード番号 HA5059 作曲家 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン オーケストラ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮者 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 録音種別 MONO 東芝EMI前身東芝音楽工業謹製, MO...

弾き崩した演奏でクライスラー本人の自作自演に匹敵するように魅力的◆カンポーリ クライスラーへのオマージュ

イタリアの青い空、地中海の碧い色。陽気さ、明るい、そういう音色、そして一抹の陰り ... 哀愁。懐かしさと郷愁も感じる、そんなヴァイオリンの音色に惚れた。  フリッツ・クライスラーの小品を弾くカンポーリは、クライスラー本人の自作自演に匹敵するような魅力的な演奏を展開しています。イタリア生まれでイギリスで活躍したヴァイオリニスト、カンポーリの演奏は丁寧で歌い回しが自然で美しいことに加えて、テンポがとても良いので、聴いていて非常に心地良く感じられます。「クライスラーへのオマージュ」と題された、同タイプのレコードの中で最も有名で素晴らしいクライスラー名曲集はウィーンの名ヴァイオリニストであったフリッツ・クライスラーが作曲した曲10曲、パデレフスキ、ヴィニアフスキ、タルティーニの作品のクライスラーによる編曲が4曲、グラナドス作曲ベッカー編曲の曲が1曲収められ、「愛の悲しみ」「愛の喜び」「美しきロスマリン」「ウィーン奇想曲」「ベートーヴェンの主題によるロンディーノ」などの有名どころもほぼ網羅されています。センスの良い編曲とセンスの良い演奏で、クライスラーに負けない弾き崩しで魅力的な歌いまわしで小気味良く、大いに楽しめる演奏だ。  類まれな技巧を駆使して豊かな情感が表現されるが、その情感にはあくまで上品で繊細な響きがある。「愛の悲しみ」の弾き始めもクライスラー流の、ゆったりとした速度で歌われるが、その甘さもくどすぎることはない。また、「カルティエによる狩り」のようなリズミカルで技巧的な曲でも、その優雅なテンポの崩し方にはイタリア人らしいベルカント風と言える、カンポーリらしい個性がある。 通販レコードのご案内  ヴァイオリンを肉声に近いくらい上手く操る名手で、まさに歌っている感じの演奏。1960年には来日、そのイタリア人らしいベルカント風な演奏が大変うけました。 《英ブラック金文字フラット10インチ盤》GB DECCA LW5218 カンポーリ HOMAGE TO KREISLER No.2  その凄さが、これみよがしになっていないのが心憎い。歌うようなヴァイオリンの音色という形容は、これこそ肉声の歌声を聴いているようなカンポーリの録音にこそ言える至福の一枚。そしてまた、楽譜に書かれた音符から読み取った共感に忠実に、楽器が放つ音に色彩や音量の変化を綿密に施していくカン...

100年前の緊急事態宣言◯スペイン風邪の大流行の最中、10人での初演は成功したストラヴィンスキーの舞台作品《兵士の物語》

ストラヴィンスキーの舞台作品《兵士の物語》の初演が行われた日(1918年9月28日)。7人の演奏者と3人の役者で上演できる。作者36歳の頃の作品で、すでに発表した3大バレエ《火の鳥》、《ペトルーシュカ》、《春の祭典》の後にあたる。初演は成功したが、奇しくも当時、ヨーロッパを襲ったスペイン風邪の大流行により、巡業公演が取りやめられたと言われている。 〝耳で見る〟「兵士の物語」の豪華な面子。コクトーが亡くなるちょうど1年前の二度と現れることのない歴史的録音。 通販レコードのご案内 CH EXLIBRIS 835 181 マルケヴィッチ ストラヴィンスキー・兵士の物語 変拍子を多用し、アメリカのラグタイム/ディキシーランド・ジャズを消化した奇妙でユニークな音楽。小説家のシャルル・フェルディナン・ラミューズがロシアの民話「脱走兵と悪魔」を元にしてフランス語で台本を書き、ストラヴィンスキーが7人の演奏者(ヴァイオリン、クラリネット、ファゴット、トランペット、トロンボーン、コントラバス、打楽器)からなる小編成のアンサンブルと語り手と俳優(悪魔、兵士、王女)のために作曲。  悪魔に名優ピーター・ユスティノフ、ジャン=マリー・フェルテの兵士、アンヌ・トニエッティの王女。朗読と演劇、バレエを総合した舞台作品ですが、ストラビンスキーと交友のあった20世紀の大詩人ジャン・コクトーが語り手を勤め、コクトーと交友のあったマルケヴィッチが指揮して、名手モーリス・アンドレが参加というだけで、最上の名盤と言えます。〝耳で見る〟「兵士の物語」の歴史的演奏。  1918年に発表された〝朗読と演劇、バレエ〟を総合した舞台作品で、ストラヴィンスキーの新古典主義への移行を示す重要作で、「読まれ、演じられ、踊られる」と付記されている、一種の音楽劇。更に特徴的なのは、通常語り手が受け持つ説明の一部をそれぞれの役に割り振ったり、通常パントマイムのプリンセスにセリフを割り当てたりして等々、前例がないレコードで聞く物語だけに、工夫が凝らされストラヴィンスキー創作のレコード録音としての頂点とも云えるのではないでしょうか。 マルケヴィッチは本当に多彩で、ロシアものや自国のフランスものを得意としていた。なので、力強い激しさがあるが、その中に何か優しさを感じる繊細さも感じられる。この録音は 1962 年...

可憐で魅力的な毒婦*トーマス・ビーチャム ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス ニコライ・ゲッダ ビゼー・カルメン

通販レコードのご案内 キャリア絶頂期のビクトリア・デ・ロス・アンヘレスは官能的ながら可憐さも併せ持つ魅力的なカルメン。 《英モノクロ切手ドッグ盤》GB EMI SLS5021 トーマス・ビーチャム ビゼー・カルメン  当時キャリアの絶頂期にあったビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの官能的で繊細なカルメン役がなんとも魅力的で、これならば生真面目なドン・ホセ ― ハマリ役のニコライ・ゲッダが手玉に取られるのも十分に納得できるという味の濃さ。ビーチャムの指揮も起伏に富み、山あり谷ありのドラマの面白さを堪能させてくれます。  エルネスト・ギローによるオーケストラ伴奏レツィタティーヴォが印象的な、往年の『カルメン』が楽しめる演奏。マリア・カラスの毒婦っぷりとはまた違った表現で、こちらの上品なカルメンが好きな人も多いと思います。名演奏・名盤です。 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ:カルメン) ニコライ・ゲッダ(テノール:ドン・ホセ) エルネスト・ブランク(バリトン:エスカミーリョ) ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ:ミカエラ) ドニーズ・モンテイル(ソプラノ:フラスキータ) ジャン=クリストフ・ブノワ(バリトン:ダンカイロ) ミシェル・アメル(テノール:レメンダート) 1958~1959年パリ、サル・ワグラム録音。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト Georges Bizet ‎– Victoria De Los Angeles, Nicolai Gedda, Janine Micheau, Ernest Blanc . Sir Thomas Beecham ‎– Carmen, EMI ‎– SLS5021 レコード番号 SLS5021 作曲家 ジョルジュ・ビゼー 演奏者 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス ニコライ・ゲッダ エルネスト・ブランク ジャニーヌ・ミショー ドニーズ・モンテイル ジャン=クリストフ・ブノワ ミシェル・アメル オーケストラ フランス国立放送管弦楽団 指揮者 トーマス・ビーチャム 録音種別 STEREO "W&B STAMP DOG" WITH BLACK LETTERING, STEREO 3枚組(110g/120g/110g),Rele...

人気盤★定番 ジャクリーヌ・デュ・プレ、ジャネット・ベイカー バルビローリ指揮ロンドン響 エルガー・チェロ協奏曲、海の絵

Elgar, Jacqueline Du Pré, London Symphony Orchestra, Sir John Barbirolli, Janet Baker – Cello Concerto / Sea Pictures – His Master's Voice – ASD 655 現在でもこの曲の最高の録音の1つとしてレコード・ファンの間でも極めて人気のある一枚。 同曲屈指の名演であり、オーディオファイル盤としても名高い名盤、セミサークル初版です。 通販レコードのご案内 GB EMI ASD655 デュ・プレ、ベイカー&バルビローリ エルガー:チェロ協奏曲、歌曲集「海の絵」 余りにも早くこの世を駆け抜けていってしまったデュ・プレ。短い人生を惜しむかのように激しい気迫と卓越した技巧で圧倒的に迫ります。1971年に発症。その診断結果は心因性のノイローゼだと言われ、不治の病とは誰も思わなかった。5ヶ月間の休息を得て録音したショパンとフランク(ASD2851)が最後になった。 バックはバルビローリ&ロンドン交響楽団、エルガーをサポートする上では万全な布陣で、耳を 澄 ( す ) ますとバルビローリの居合いの唸り声が微かに聴こえるのは気合の証拠でしょう。第2面は歌曲集《海の絵》。ここで歌っているジャネット・ベイカーも、まるでマーラーの《亡き子を偲ぶ歌》を思わせ、デュ・プレを偲んでいるようなコントラルトで共感を覚えます。ステレオ録音。 チェロは人の声に近いとされる。― 声楽曲と組み合わされたことを考える。 デュ・プレのレコードは人気があり、高価ですが、この盤はその中では比較的安価で手に入りやすい部類だから彼女の愛好家には嬉しい限りだ。本盤は、ジャネット・ベイカーが歌う歌曲集《海の絵》とのカップリングになった初出。ASD2764 でジャクリーヌ・デュ・プレのディーリアス・チェロ協奏曲との組み合わせのレコードも出ていたことからも、人気が高かったことがわかる。それで、プレス枚数も多かったのでしょうか。 エルガーは冒頭からチェロの見せ場で、デュ・プレの気迫溢れる激しい音が軸となりオーケストラが終始伴奏する感じなのだが、その伴奏もバルビローリの統一された指揮の下、オーケストラも伸び伸びと歌い上げる。彼女のために作曲されたと十分...

平成版名曲新百選◉思い出がある流行歌、令和に受け継ぐ歌謡曲。あなたが薦める昭和の名曲を投票して下さい。

令和に受け継ぐ昭和の歌謡曲を選定中。あなたも参加して下さい。 第4撰 (曲目) 藤山一郎 影を慕いて 東海林太郎 むらさき小唄 新橋喜代三 明治一代女の唄 上原敏 流轉 浅草〆香 流れ三味線 上原敏、浅草染千代 倅でかした 浅草染千代 しぐれ旅 上原敏、青葉笙子 鴛鴦道中 上原敏 上海だより 高峰三枝子 湖畔の宿 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E6%96%B0%E7%99%BE%E9%81%B8.jpg September 28, 2022 from アナログサウンド! ― 初期LPで震災復興を応援する鑑賞会実行中 http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1136810.html via Amadeusclassics

クリスマスの定番◉オペラ通からオペラ初心者まで、誰もが楽しめる夢いっぱいのメルヘン・オペラ ヘンゼルとグレーテル

ドイツの作曲家、フンパーディンクが没した日(1921年9月27日)。今日では《ヘンゼルとグレーテル》が彼の代表作として演奏される機会が多い。当時、ワーグナーの下で研鑽を積んでいたことから、ワーグナーが多用した作曲技法をこの作品の中でも多く用いている。リヒャルト・シュトラウスによって初演され、以来世界中で人気の作品となった。 颯爽とした時代のカラヤン、頂点へと向かっていたシュヴァルツコップフの名唱など、伝説となっている名録音です。 通販レコードのご案内 GB COLUMBIA CX1096/7 カラヤン フンパーディンク・ヘンゼルとグレーテル おとぎの国へ迷い込んだヘンゼルとグレーテルの誰もが知っている童話を、フンパーディンクがオペラ化。ワーグナー以後に多く現れたメルヘン・オペラの代表的な作品といわれ、ワーグナー以後・リヒャルト・シュトラウス以前のドイツ・オペラを代表する作品ともされる。特にドイツ圏では今なお上演回数上位に位置する人気作であり、英米でも比較的人気が高い。 クリスマスの時期になると、各地のオペラ団体がとりあげるこの歌劇は、グリム童話を題材に得、ドイツ民謡がふんだんにとりこまれた素朴で親しみやすい「ヘンゼルとグレーテル」ですが、ワーグナーの長男・ジークフリートの音楽教師としてもフンパーティンクは、バイロイトでワーグナーの仕事を手伝っていたこともあり、ワーグナー的な劇的緊迫感の要素も含まれている。オペラ通からオペラ初心者まで、誰もが楽しめる夢いっぱいのメルヘン・オペラです。 クライマックでは魔女が登場して、おどろおどろしさが増すので、中盤までのメルヘン調とのバランスの受け止め方にかかるが、カラヤンはこのワーグナー的要素を濁すこと無く、なおさらにワーグナーかと錯覚してしまう程の詩情豊かに力感あふれる表現をしている。しかも決してグランド・オペラ風歌合戦に陥ることなく、全体に速めのテンポで、曲の夢幻的な雰囲気をすっきりと表し、メルヘンとしてのこの作品の領域と限界をカラヤンは見失っていない。 魔女の場でも過度に物々しくせず、きびきびと運び、フレーズの扱い方にもあたたかみがある。 グレーテルはおそらく主要なオペラでは最年少ヒロインで、基本的に若いソプラノが歌うことが多いが、やはりドイツオペラで若手の持ち役である「魔笛」の夜の女王と共にレパート...