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7月, 2025の投稿を表示しています

熊本の輸入盤専門店、長谷裕二さんに委託している通販レコードは11月2、3、4日に案内します。

 長谷裕二さんに販売を委託しているレコードを通販サイトで紹介しています。レコード盤のコンディションを判断していただいて値付けをお願いし、書いてもらった紹介文を、月5枚〜10枚の新規の追加、月30枚を上限にブログで案内しています。  10月のご案内は5、6、7日に更新します。 委託販売中のレコードの紹介です。 その期間は、「他の投稿を挟まないでくれ」との長谷裕二さんとの約束のもと、わたしの方からの新しいレコードの紹介や、ブログ発信は、こちらで更新しています。 CLASSICAL NOTES - 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 analog.blog.jp - 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード spconcert.otemo-yan.net - 蓄音器でレコードを楽しむコンサート ※なお、2021年12月29日案内予定の「 演奏はとにかく名演。一聴の価値有りです 」(2020/01/01 10:17:49投稿)は当案内と差し替えとして2022年1月4日以降の紹介に延期しました。また、長谷裕二さんのショップサイト商品紹介は、その原稿通りに2023年10月18日案内予定の「 エネルギー感充分★バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル アイヴス:交響曲 No.2 」まで投稿が完了(この投稿を更新した2021年10月3日現在)しています。2021年10月は、10月1日から10月11日までは、サイトの管理を休業します。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/nagatanimusicblog.jpg July 01, 2025 at 12:00PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1173845.html via Amadeusclassics

雰囲気満点★名盤 チョン・キョンファ、ケンペ指揮ロイヤル・フィル ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲1番、スコットランド幻想曲

この名曲はこの演奏で聴け! ときとしては耽溺に過ぎるのではないかと思われる主観的な音楽を聞かせてくれます。 《英ナローバンド、ED4盤オリジナル》GB DECCA SXL6573 キョンファ&ケンペ ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲1番/スコットランド幻想曲 ブラームスとほぼ同時代に生きたドイツの作曲家ブルッフは、オペラ、交響曲、室内楽など様々なジャンルに作品を残していますが、戦後メンデルスゾーンとチャイコフスキーの協奏曲が3大ヴァイオリン協奏曲に数えられるようになって、現在ではもっぱらこのディスクに収められた2曲の協奏曲でのみその名を知られています。甘美な旋律とロマンティックなサウンドが魅力的な作品です。 チョン・キョンファ初期の瑞々しく透明感あふれる音色と情熱的な演奏が見事な一枚。持ち前の情熱的なアプローチで感動的な名演を繰り広げています。新星のソロが埋もれないよう、ケンペ&ロイヤル・フィルの豊かで深みのあるオーケストラがキングズウェイ・ホールに響き渡る様も圧巻です。 1972年5月ロンドン、キングズウェイ・ホールでのレイ・ミュンシャル&ジェームス・ロックによる優秀録音、名演、名盤。 彼女の録音歴の中でもプレヴィンと録音したチャイコフスキーとシベリウスの協奏曲の次くらいの最初期の録音ですが、録音そのものに雰囲気があって、たっぷりとしたヴァイオリンを聞かせる。  チョンはヴァイオリンを朗々と響かせながら、ときとしては耽溺に過ぎるのではないかと思われる主観的な音楽を聞かせてくれます。 のちにバルトークやプロコフィエフ、それにブラームスのソナタで聞かせてくれた厳しい表情の音楽とは違って、懐かしのチャイコフスキーやシベリウスと同じ雰囲気です。  ケンペ/RPOの伴奏は、決してヴァイオリンを打ち消すようなことはなく、チョンに合わせて、たっぷりとした深みのある響きでサポートします。一方でオーケストラを鳴らすべきところでは堂々たる音楽を聞かせてくれるので、ヴァイオリンだけでなくオーケストラを聞く楽しみが堪能できます。 レコード詳細・クレジットとノート プロダクト レコード番号 SXL6573 作曲家 マックス・ブルッフ 演奏者 チョン・キョンファ オーケストラ ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ...

これこそ肉声の歌声を聴いているような カンポーリ、プリッチャード指揮ロイヤル・フィル ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

通販レコードのご案内 ストラディヴァリウスの名器 "ドラゴネッティ" の音色とカンポーリの歌心が堪能できる。忘れられつつある名演奏家の記録として後世に伝えたいレコード。 《英 REGAL 盤》GB REGAL SREG1014 アルフレード・カンポーリ ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲 ベートーヴェンはコントラバスを際立って活用した。彼の交響曲第5番の第3楽章で、トリオにチェロ、コントラバスが先導するフーガを書いた。コントラバスの名手ドメニコ・ドラゴネッティの演奏にベートーヴェンが刺激を受けてのことは伝説として知られる。 生まれ故郷のヴェネツィアで活動したあと、そのコントラバスの驚異的な技巧が知れ渡り、ロンドンに招聘され、終生そこで活躍しました。ロンドンでハイドンと出会い、それがきっかけとなってドラゴネッティはウィーンを訪れました。そのときベートーヴェンと出会いました。ベートーヴェンのピアノで彼のチェロソナタをコントラバスで演奏。コントラバスの可能性を思い知らされたベートーヴェンはチェロからパートを独立させ、その後のコントラバス奏者が苦労をする種へと発展します。シューベルトのピアノ五重奏曲や弦楽五重奏曲でチェロをダブルにしないでコントラバスを使いますが、ピアノやチェロに旋律楽器として活躍させるためで低音の支えにとどまっています。 閑話休題。その "ドラゴネッティ" の銘のあるストラディヴァリウスの名器の音色とカンポーリの歌心が堪能できるヴァイオリン協奏曲の皇帝。忘れられつつある名演奏家の記録として後世に伝えたいレコード録音。表情豊かに歌い上げるアルフレード・カンポーリによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲集。甘さと優雅さに浸れるカンポーリ節を堪能できる1枚です。 類まれな技巧を駆使して豊かな情感が表現されるが、その情感にはあくまで上品で繊細な響きの持ち主、アルフレツド・カンポーリ。名前からして純粋なイタリア人と思えるが、活躍の場は女王陛下の国英国。バッハもモーツァルトもベートーヴェンもイタリアのやり方を見習い、その手法で自分の音楽を書きましたが、カンポーリは祖国イタリアを、異国の地、英国で DECCA の力を借り、国際スタンダードにした立役者と云ったところか。 カンポーリのバイオリンは官能的なまでに...

英国DECCA録音の面目躍如☆鬼才指揮者の若き日の名演 マゼール指揮ウィーン・フィル チャイコフスキー・交響曲第4番

超能力の域。楽譜を熟知した指揮の緻密さは驚嘆すべきものがあった。  30代のまだ若かったマゼールが、ウィーン・フィルを指揮してデッカにおこなったセッション録音。録音会場は、かつてデッカがウィーン・フィルとのセッション録音に多用したゾフィエンザールで、このホールでの収録時に顕著な生々しいサウンドが演奏の個性をいっそう引き立てています。  早熟の天才として幼いころからヴァイオリン奏者として名を成し、ニューイヤーコンサートではボスコフスキー再来とばかりに弾き振り感動与えてくれました。彼の指揮のもとで演奏した、ウィーン・フィルの楽団員は記憶力の抜群な指揮者だったと当時を語っていた。譜面をめくること無く、頭のなかでめくりながら指揮をしているようだったという。  ドラマティックな展開に富むこの曲を覇気あふれるタクトで、ぐいぐい引っ張るマゼールの力量が魅力。この曲のカラヤンの演奏はすごい。しかし、そのカラヤンに畏怖を感じさせていたであろうマゼールの音楽もまたすごい。  そんな超才能は、早熟の天才所以もある。8歳で大学オケを指揮してデビュー、9歳でストコフスキーの招きでロサンゼルス・フィルを指揮、さらにトスカニーニに認められNBC交響楽団を指揮、ニューヨーク・フィルにもデビューした。その少年に対して練習中はわざと音を外して嫌がらせをする立派な大人たちに、マゼール少年はプロの指揮者としてその間違いを指摘し健全な人間関係を築いていったという。  このウィーン・フィルとの録音の前に、ドイツ・グラモフォンでベルリン・フィルとの録音もある。30歳の史上最年少でバイロイト音楽祭デビューを飾った時の録音で、わずか数年前までフルトヴェングラーが指揮し、今は帝王カラヤンが君臨する天下のベルリン・フィルを相手にしている。その5年後、名匠カルーショーが(5番のプロデュースを最後に)身を引いた後のことだ。当時のレコード会社の協定では掟破り覚悟のギリギリといえる同一曲の録音をウィーン・フィルで敢行。英国 DECCA 社としてはカラヤンとの契約が継続できるか不安定要素だったのだろう。たとえ保険としてのマゼールの器用だったとして、チャイコフスキーの交響曲、協奏曲をまとまった形で今、私たちは楽しむことができているのは嬉しいことです。 「ffss」のロゴ・マークでも知られたその鮮明な響きは細部にこ...