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7月, 2025の投稿を表示しています

パンデミックを吹き払え☆レコード芸術の極致をきわめた名匠の芸術☆アンセルメのストラヴィンスキー・4大バレエ音楽集

通販レコードのご案内 一連の音響の眼に見えるような立体感 《英Ace of Diamonds Grooved EW2盤》GB DECCA GOS540-2 アンセルメ ストラヴィンスキー・バレエ音楽集 「春の祭典」、「妖精の接吻」、「火の鳥」、「ペトルーシュカ」を3枚に収めたボックスセットです。再発盤では音質に定評のあるAce of Diamondsシリーズ。いずれの曲もSXLシリーズで単独発売されたオリジナル盤はDECCAのステレオ初期を代表する名演・名録音です。  20世紀初頭、音楽史上名高いスキャンダルを巻き起こした『春の祭典』も今ではベートーヴェンの『運命』と並ぶクラシックの定番。バーバリズムが魅力の『春の祭典』に対し『ペトルーシュカ』は人間の魂を持った人形の悲しい物語。いずれもロシア・バレエ団の主催者ディアギレフの委嘱作です。  作曲家直伝の名盤。一地方の田舎者アンセルメが、第一次世界大戦中、スイスに亡命中のストラビンスキーと出逢い、これが縁となってロシア音楽をライフワークとして取り組むようになった事からかアンセルメ&スイス・ロマンドはロシア音楽では定評がある。ハッキリ言って上手い。作曲家の意図するニュアンスの表現は抜群である。繰り返し聴いても、聴き返す度に何かを発見させてくれます。ストラビンスキーが違う国に亡命していたら、この名演は幻と消えていたことでしょう。  作曲者ストラヴィンスキーやディアギレフと親しい間柄だったアンセルメによる歴史的名演奏です。時代を超えて何度も再発売されてきた名盤中の名盤。その立体的な音響世界と鮮烈な音の飛び散る様は、デッカのアンセルメでしか体験できません。アンセルメの「ペトルーシュカ」は、ホール・ステージの全体像を立体として再現することにこれ以上なく成功している。一連の音響の眼に見えるような立体感と胸に突き刺さるような美しさにおいて、デッカのアンセルメほどライブ・パフォーマンスに迫った録音はひとつも存在しない。 CDはアマゾンで購入できます。 Petrouschka Suisse Romande Orchestra Decca Import 2004-04-13 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト レコード番号 GOS540-2 作曲家 イーゴリ・ストラヴ...

♬現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲(全曲) (2SHM-CD) カール・リヒター Universal Music 2021-07-07 通販レコードのご案内 モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。 《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)  バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。  モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。  録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。 ソリスト:カール=ハインツ・シュネーベルガー(vn)、クルト=クリスティアーン・シュティアー(va)、オスヴァルト・ウール(gamba)、ヨハネス・フィンク(gamba)、フリッツ・キスカルト(vc)、ヘルベルト・ドゥフト(db)、マンフレート・クレメント(ob)、ヘルマン・バウマン(hrn)、ヴェルナー・マイヤードルフ(hrn)、カール・コルビンガー(fg)、ハンス・マルティン・リンデ(rec)、ギュンター・ヘラー(rec)、ピエール・ティボー(tp)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(cem) 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト レコード番号 SAPM138 438/39 作曲家 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ オーケストラ ミュンヘン・バッハ管弦楽団 指揮者 カール・リヒター 録音種別 STEREO SILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)。 販売レコードのカバー、レーベル写真 コンディション ジャケット状態 EX レコード状態 ...

通販レコードのご案内♭「時の過ぎ行くままに」「夏の日の恋」「 バラ色の人生」「枯葉」比類なきマントヴァーニの世界

〝ムード音楽〟の巨匠が紡ぐ、魅惑のストリングス 『魅惑の宵』『シャルメーヌ』『ムーラン・ルージュの歌』…。1950年代から60年代にかけ数多くのヒット曲を世に送り出し、〝ムード音楽〟というイージーリスニングを草分けるムーヴメントを起こし、新たなジャンルを確立、常にその第一線で活躍し続けた巨匠・マントヴァーニ。 彼が紡ぎ出してきた数々の音色は今もなおその輝きを失わず、以後登場する同種のムード音楽オーケストラに多大な影響を与えました。まさに彼なくしてムード音楽は語れないほどの偉大な存在です。 ここにご紹介する英デッカのオリジナル盤で、まるで滝が流れ落ちるかのように美しいストリングスの響きが奏でられる、マントヴァーニの代名詞〝カスケーディング・ストリングス〟も存分にお楽しみいただけます。 黄金の60、70年代ポップス、往年の銀幕の名曲、ミュージカルの傑作、英デッカのバックアップを受けたフルオーケストラのゴージャズな作品やストリングスが魅力的なクラシックや世界の民謡などの名曲も心が洗われる思いで聴き入ってしまいました。 アヌンツィオ・パオロ・マントヴァーニ は1905年、イタリア・ベニスに生まれ、1980年に逝去。はや40年の歳月が過ぎましたが、帝王カラヤンも彼のレコードから学んだものがあるんじゃないかと思うくらいの「カスケーディング・ストリングス」と呼ばれる、滝が流れ落ちるようなその美しいヴァイオリンの響きは、マントヴァーニの代名詞でもあり、今なお人々を魅了している。彼の父親はミラノ・スカラ座のヴァイオリン奏者で、アルトゥーロ・トスカニーニのもとで演奏していた。幼い頃英国に移住。マントヴァーニ自身はヴァイオリニストからライト・ミュージックに転向し、楽団指揮者、作・編曲者として記録的な成功を収めます。時はレコード産業に追い風が吹いていた時代で、英デッカの専属となったことで、ステレオ・レコーディングの恩恵を彼ら楽団は受けた。こうして英国人の音楽家として、ビートルズに次ぐレコード・セールスを記録するとともに、米国でのコンサートツアーは常に満員であった。彼の楽団の指揮者としては、1963年に一度だけ来日している。 通販レコードのご案内 GB DECCA SKL4640 マントヴァーニ楽団 時の過ぎ行くまま 映画「カサブランカ」の主題曲だった「時の過ぎ行くままに...

超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

歯切れの良さが圧巻で、 スリリングな楽興の時を紡ぎ出します。 胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、 なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがない。 個々のパートまではっきり分離するステレオ わずか2本のマイクロフォンで収録された 2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の 定位感が鮮明に捉えられた、録音史に残る名録音! CDはアマゾンで購入できます。 【SACDはアマゾンから購入できます】不滅のリビング・ステレオSACDハイブリッド・シリーズ、ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ、シカゴ交響楽団、フリッツ・ライナー指揮との共演による1955、57年録音盤。  録音:1955年2月21,22日、シカゴ・オーケストラ・ホール【2トラック録音】 通販レコードのご案内 オイストラフと双璧を成す名盤であり、歯切れのよさやアグレッシヴなテンションの高さは、オイストラフもかくやと言える出来だ。 《米シェード・ドッグ盤》US RCA LM1903 ハイフェッツ&ライナー ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。  ハイフェッツとライナー=シカゴ響の火花散る協奏曲。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。ブ...

鮮やかに浮き上がる音楽*最も名盤の多い指揮者 モントゥー指揮ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」全曲

ヴィンテージレコードの紹介 曖昧な部分がなく、それでいてスケールは極めて大きい。 《英オレンジ銀文字盤》GB DECCA LXT5536 モントゥー/ロンドン響 ラヴェル 舞踊音楽「ダフニスとクロエ」-全曲  バレエ「ダフニスとクロエ」は、1912年にバレエ・リュスによりパリ・シャトレ座で初演されました。指揮は30歳代ながらすでに国際的な活躍をしていたピエール・モントゥー。これは半世紀近くを経て行われた記念碑的な録音で、アンセルメと共に永く基準とされた名盤です。  パリに生まれ、数々の20世紀名作バレエの初演を振った指揮者、ピエール・モントゥーによるラヴェル作品。最晩年、彼が1961年~1964年に首席指揮者を務めていた名門ロンドン交響楽団との演奏は生気漲る奥の深い演奏で、多くの支持を受ける名盤。  ピエール・モントゥーは1911年から1914年まで伝説的なバレエ団「バレエ・リュス」の指揮者を務めており、『ペトルーシュカ』『ダフニスとクロエ』『春の祭典』などの初演の棒を執りました。初演者モントゥーの棒で『ペトルーシュカ」と『春の祭典』のステレオ録音を済ませていた英デッカのプロデューサー、ジョン・カルショーはモントゥー指揮の『ダフニスとクロエ』ステレオ録音を実現するべく社内を説得。1959年に録音されたのが『ダフニスとクロエ』全曲盤です。1912年6月8日の初演から約半世紀後に録音された、初演者モントゥーによる全曲ステレオ録音は、そのことだけで歴史的意義が計り知れませんが、演奏、録音そのものが21世紀の現代においても極めて優秀であることでさらに価値の高いものとなっています。  モントゥーの指揮は音楽の瑞々しい推進力と華麗な色彩、ダイナミックな迫力にみち同時に豊かなニュアンスに彩られています。初演時にバクストの色彩的な衣装をまとい、フォーキンの力強い振付で舞ったニジンスキーとカルサヴィナの姿は残されませんでしたが、モントゥーによる演奏が鮮明な録音で残ったことで、私たちはその時代の息吹を直接感じとることができます。 1959年4月ロンドン、キングズウェイ・ホール録音。 微妙なニュアンスの豊かさ、スポーツ的にとどまらない陶酔感、推進力を裏付ける音楽性・・・。  レパートリーの広さ、鮮やかに浮き上がる音楽、傑作の真の姿を伝える、、、ら見出しに踊る、89年...

熟成された濃密な男盛りを味わう*オイストラフ フルニエ ブラームス・ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲

ヴィンテージレコードのご案内 何十年もクラシック音楽を聴いてこられたオールドファンにとってダヴィッド・オイストラフはやはり特別な思い入れがあるヴァイオリニスト。 《仏カラー切手ドッグ盤》FR VSM 2C181-52289/90 オイストラフ、フルニエ クレンペラー、ガリエラ フランス国立放送管、フィルハーモニア管 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲&二重協奏曲  20世紀を代表する巨匠ヴァイオリニスト、ダヴィッド・オイストラフ。1908年ウクライナ、オデッサに生まれオイストラフはソ連を代表するヴァイオリニストとして君臨しました。第2次大戦終了後西側での活動が本格的に始まると20世紀を代表する巨匠としての評価を確立しました。英EMIにはメジャー・レーベルとして最も多くの録音を残し、得意のレパートリーは、いずれも名演のほまれ高い演奏です。1950年代後半から60年代前半のオイストラフ絶頂期の録音。名演奏が数多くあるブラームスのヴァイオリン協奏曲ですが、中でも名盤中の名盤。  パリ、サルワグラムで録音されたクリュイタンス&フランス国立放送管とのベートーヴェンと並ぶクレンペラー&フランス国立放送管とのブラームスは、協奏曲集の決定版。 豊潤さ、深淵さが加わり演奏家としての絶頂期  誰もが一度はダヴィッド・オイストラフの演奏に魅了される。緩急強弱の表現すべてが万全で、安定感があり、艶やかで美しい音色でも、鬼気迫る切れ味鋭い音色でも、翳りのあるメランコリーな音色でも、人をひきつける。どんなに一流と呼ばれる人でも、作品やその中にあるフレーズとの相性の良し悪しが出ることがしばしばあるが、オイストラフにかかると、そういうことはほとんど起こらない。ヴァイオリニストの王と讃える人が多いのも当然である。  オイストラフは録音を多く遺しているが戦争や冷戦があったために、凄まじい技術を誇っていた若い頃、思うように活動できなかったことが惜しまれる。オイストラフは1908年9月30日にオデッサに生まれ、ナタン・ミルシテインの先生でもあったピョートル・ストリヤルスキーに師事。音楽学校ではヴィオラとヴァイオリンの両方を学んだ。1924年に最初のリサイタルを開催。1935年に出場したヴィエニャフスキ・コンクールでは2位 ― この時の1位は、7月の鑑賞会で聴いていただいた、ジネット...

人間の魂を歌う巨匠*これを聴くだけでモーツァルトに開眼できる ワルター指揮コロムビア響 モーツァルト・後期交響曲集

モーツァルトの後期の交響曲。 ワルターはモーツァルトを得意としており、楽屋でモーツァルトの霊と交信していたという噂さえ伝説として残っているほどだ。生涯最後の録音も、モーツァルトのオペラ序曲集であった。晩年のコロンビア交響楽団とのステレオ録音では交響曲第36番、第40番、またニューヨーク・フィルとのモノラル録音では第35番、第38番、第39番、第40番、第41番などが名演奏として知られている。また、戦前のウィーン・フィルとの録音(『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』など)や、1952年のウィーン・フィルとの交響曲第40番のライヴ録音、ザルツブルク音楽祭での交響曲第25番、『レクイエム』のライヴ録音などは今でも名演奏と称えられている。オペラでは、メトロポリタン歌劇場での『ドン・ジョヴァンニ』、『魔笛』等が知られている。 20世紀後半にモーツァルトの権威とされたカール・ベームも、「バイエルン歌劇場音楽監督であったワルターが私を第4指揮者として招聘し、彼がモーツァルトのすばらしさを教えてくれたからこそ、モーツァルトに開眼できた」と告白している。 芸術の品位は、多分、音楽において、とりわけ高貴にあらわれている。それは、音楽には余計な素材が何もないからなのだ。音楽は、ただ、形式と内容とだけで、その表現する一切のものを高め気高くすることが出来る。 このゲーテの言葉は、まず、誰をおいてもミューズの子ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756〜1791)を思い出させる。古典主義芸術の花が、芳しく咲き誇った18世紀の中頃、ドイツとイタリアのほぼ中間、オーストリアのザルツブルグの街に生まれたこの天才の残した足跡は、たしかに、今日の私たちが18世紀から求め得る、最も豊かな美しい財産なのだ。 交響曲が、それ独自の特性と、いわばモニュメンタルな意味をも持つためにはベートーヴェンを待たなければならないが、その兆しは既に、この6曲とハイドンの12曲からなる〈ザロモン・セット〉に見て取れる。とりわけ、元来がセレナードとして作曲されながら、そこにそれまで聴くことの出来なかった張り詰めた緊張を盛るのに成功した《ハフナー交響曲》は、新興の芸術形態として決して恵まれた環境にはなかった交響曲のあり方を示しているとともに、新しい時...

TAS推薦盤◉メータ指揮ロサンジェルス・フィル ホルスト・惑星

ジ・アブゾリュート・サウンド誌が優秀録音の中でも、そのBest7に選んだ超優秀録音盤。 オーディオ・ファイル必聴の名盤。 音質は極めて鮮明、厚味と迫力に溢れ、鮮烈且つ繊細な音を聴かせます。大音量で聴けば生理的快感且つ、官能を感じさせる音です。1971年録音。 CDはアマゾンで購入できます。 ホルスト:惑星、ウィリアムズ:スター・ウォーズ ロサンゼルス・マスター・コラール女声合唱 ユニバーサル ミュージック クラシック 2008-10-08 ヴィンテージレコード のプロダクト レーベル DECCA レコード番号 7.137B SXL6529 作曲家 グスターヴ・ホルスト 指揮者 ズービン・メータ オーケストラ ロサンジェルス・フィルハーモニック 録音種別 STEREO 製盤国 FR(フランス)盤 カルテ(管弦楽) ORANGE WITH SILVER LETTERING、STEREO (120g)、Release&Stamper 1971 L2/L2  レコードのステレオ録音は、英国 DECCA が先頭を走っていた。1958年より始まったステレオ・レコードのカッティングは、世界初のハーフ・スピードカッティング。 この技術は1968年ノイマン SX-68 を導入するまで続けられました。CDフォーマットでは切り捨てられる 20kHz 以上の高調波成分が、自然界の音楽信号成分と音楽エネルギーが等価になるので、冒頭オルガンの威圧的重低音、皮の強振も生々しく躍動感有るティンパニの打撃、そして眼前に迫り、全てを呑み込むロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の輝かしき強奏時の滑らかさと空気感伴う広さ。さらに独奏ヴァイオリンの色艶。“柔らかいながらも高域に伸びがあり、奥行き感のある”アナログを堪能でき感無量です。 http://img01.yoka-yoka.jp/usr/o/n/g/ongaku/34-18164.jpg July 29, 2025 at 07:30PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1172...

時代背景も伝わってくる稀有な存在のレコード◆ゼルキン、小澤征爾指揮ボストン響 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」

通販レコードのご案内 デジタル録音専門のレーベル「テラーク」の中では例外、レコード芸術で称賛された皇帝。日本では評価芳しくないゼルキンが意地を聴かせたとでも言える名演。 《独ダーク・レッド・ラベル盤》DE TELARC DG 10065 ゼルキン&小澤 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」  晩年のルドルフ・ゼルキンが、若き小澤征爾との信頼関係に結ばれた名盤。小澤のバックアップは絶妙で、ドイツ的な、とても優しくて温かい演奏に仕上がっています。テラーク盤となると、オーケストラに重厚感もっとあっても、いいと欲求も感じますが、これがこの頃の小澤。ゼルキンも、晩年、流石に、タッチに心もとない処もありますが、いつものように、全霊、慈愛、気合いに満ちた良心と迫力の名演奏。デジタル録音への興味のほどはわからないが、記録されたピアノの音には心に響くものがあったのではないかと、デジタル録音の数々に聴こえるようです。  ゼルキンの伝え聞く生き様からの印象からは、もっと剛直な演奏をイメージしますが、そんなことはなく温和、柔弱な感じ。 ちからが入って欲しいところでもふわっと弾かれてしまうので、ゼルキン晩年の靜かな境地か。よくも悪くも指揮者の音楽づくりに合わせて会話し、その中で表現をする人なのでゼルキンの閃きのようなものを捕らえようとしても、小澤のベートーヴェン合わせて、ゼルキンが微笑みながら弾いている姿が見えるようです。  ゼルキン79歳、小澤47歳。あの巨匠ゼルキンが自ら小澤を指名したという噂も聞こえてきたこともあり、録音が発売されるとレコード芸術誌でも、日頃小澤に対して厳しい評をくだす宇野功芳氏も、「小澤の伴奏指揮も素晴らしく、音楽性の高さが評価される」と応援を露わにした。 1981年1月ボストン、シンフォニー・ホール録音。 ■デジタル・ステレオ録音、優秀録音、名演。  フランスのオーケストラでカラヤンの秘蔵っ子、ムターとカラヤンがレパートリーにしていないスペイン音楽を録音したり、ベルリン・フィルでカラヤン薬籠中のチャイコフスキーの録音は今でも耳に鮮やかに蘇ってくる。1980年代に入ると、小澤征爾は次代を担う指揮者と評されて活動の国際化も進み、レコーディングもさらに増えることに。テラーク・レーベルからのお誘いもカラヤンのバックアップとして注目を...

モダン楽器のよさを満喫◉ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管 バッハ・ブランデンブルク協奏曲 第3、5番

ドイツの伝統を踏まえたバロック音楽の演奏としては無視できない内容だ。 GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番 ブランデンブルク協奏曲第5番は第1楽章のフルートに柔らかく暖かい弦がらみながらのゆったりとした流れに、この曲の良さを実感します。  第2楽章での、フルートの寂寥感に暖かいヴァイオリンのコントラスト、支えるチェンバロのトリオが味わい深く、そして、第3楽章の非常に明快なフーガが展開されていく様子は聴いていて実に心地よいです。  ミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は、しっかりとした音の輪郭、そして弦楽器のつやのある音色。それに手ごたえのある音のアンサンブルが、何よりも心地よく響いてくる。 このミュンヒンガーの演奏はバロック音楽が大人気になるきっかっけを作ったとして有名、非常にリズムがしっかりしており、骨太でな音楽です。たっぷりの安定感で、ひたすらしっかりとしています。まるで、ずっしりとした大木がぐいっとパワフルに生えているような、ゆるぎのない素晴らしい演奏となっています。 また、弦楽パートを中心とした楽器の音色は、かなり明るめで、加えて、この演奏にはそれほどの深刻さがありません。つまり、音楽を聴いて何かを深く考えてしまうということとは無縁の演奏のタイプです。 言い換えればミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は非常にかっちりとしたスキの無い、安定感に満ちた演奏。そして、それほど心に響くようなものではなく、それでいて各楽器は極めて美しく鳴り響いていて素晴らしい。  素晴らしく美しく響いている。これが物足りないようなときもありますが、それでもいつの間にかバッハの世界に浸りこむことには抵抗の出来ない魅力の力でしょう。 (1) record date:1958年10月 (2) record session:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール (3) p&e:ジェームズ・ウォーカー (4) addition:優秀録音、名盤 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番 22206 商品名 GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番 レコード番号 SWL8001 作曲家 ヨハン・セバスティアン・...

♬現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲

J.S.バッハ: ブランデンブルク協奏曲(全曲) (2SHM-CD) カール・リヒター Universal Music 2021-07-07 ヴィンテージレコードのご案内 モダン楽器を選んだリヒターの峻厳なバッハ。バッハの世俗音楽はもっと気軽に聴きたいという気持ちもないわけではありませんが衝撃を受ける「ブランデンブルク」を代表する名盤の一つです。 《独シルヴァー・ラベル》DE ARCHIV SAPM138 438/39 カール・リヒター ミュンヘン・バッハ管弦 バッハ・ブランデンブルク協奏曲(全曲)  バッハ演奏に生涯をささげた巨匠、カール・リヒターによる有名なブランデンブルク協奏曲。  モダン楽器小編成オーケストラによる求心力の強いキビキビしたリズムと力強い推進力が特長のバッハ演奏。アンダンテで深い抒情を聴かせる、ニコレやクレメント、バウマン、リンデ、ヘッツェル等、ソリストが非常に豪華なのも特筆されるところ。リヒターのしつらえた完璧なフォルムの中にあって、随所で味わい豊かなソロを聴かせてくれています。  録音は歪みなく明せきな音質で各楽器がクリアーに聞きとれます。1967年、ステレオ録音。 ミュンヘン・バッハ管弦楽団 ソリスト:カール=ハインツ・シュネーベルガー(vn)、クルト=クリスティアーン・シュティアー(va)、オスヴァルト・ウール(gamba)、ヨハネス・フィンク(gamba)、フリッツ・キスカルト(vc)、ヘルベルト・ドゥフト(db)、マンフレート・クレメント(ob)、ヘルマン・バウマン(hrn)、ヴェルナー・マイヤードルフ(hrn)、カール・コルビンガー(fg)、ハンス・マルティン・リンデ(rec)、ギュンター・ヘラー(rec)、ピエール・ティボー(tp)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(cem) レコードのカバー、レーベル写真 プロダクト オーケストラ ミュンヘン・バッハ管弦楽団 指揮者 カール・リヒター 作曲家 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ レーベル ARCHIV レコード番号 SAPM138 438/39 録音種別 STEREO 製盤国 DE(ドイツ)盤 レコードカルテ SILVER WITH BLACK LETTERING, STEREO 2枚組(150g)...

親しみ易さと気取りのなさには達者なヴィオラがいないとつまらない《アメリカ》カルテット〜クラシック名曲ガイド、これを聞け

稀代のメロディー・メーカー ドヴォルザーク〜100人の大作曲家たち[46] Antonín Leopold Dvořák あいつが屑籠に捨てたメロディーだけで交響曲を一曲書ける ― ブラームス (1841.9.8 〜 1904.5.1、チェコ) 肉屋と宿屋を兼ねた家に長男として生まれた。首都プラハの音楽学校を卒業後、歌劇場でヴィオラを弾いていたが先輩の作曲家スメタナに見出され作曲を始めるようになった。やがてその作品がブラームスに認められて名声が上がり、1891年プラハ音楽院の作曲家教授に就任。翌年、ニューヨークの国民音楽院に校長として招聘された。3年間のアメリカ滞在中、ニグロの民族音楽とボヘミアの郷土音楽との融合をはかって傑作、交響曲《新世界より》を書いた。 彼はスメタナの遺産を受け継ぎ、この国の国民音楽を世界的にしたがドイツ音楽、ことにブラームスの影響を受け大規模な絶対音楽を多く書いた。器楽の面で名作が多く「交響曲第8番」,「チェロ協奏曲」,「スラブ舞曲」、弦楽四重奏曲「アメリカ」,それに「ユーモレスク」などが有名である。 弦楽四重奏曲 第6番 ヘ長調 作品96《アメリカ》 ドヴォルザークは、1892年(51歳)に渡米し、約2年間、ニューヨーク国民音楽院の初代校長としての責務を果たした。そしてその間に、「交響曲 第9番《新世界より》」、「チェロ協奏曲」、「弦楽四重奏曲第6番」《アメリカ》といった名作を相次いで生んだのだった。 ドヴォルザークの作曲した弦楽四重奏曲は、作品番号のないものまで含めると全部で13曲もあるが、その中では、この「第6番」《アメリカ》が抜きん出て優れている。わずか15日という短期間に作曲されたこの曲は、黒人霊歌を思わせるような旋律が使われているので、昔は《ニガー》(二グロの蔑称)と呼ばれていたが、人種問題のやかましい今日では、この名称は使われない。 ドヴォルザークの弦楽四重奏曲はいい曲があるのですが、不思議なことにあまり演奏されません。全部で13曲のうち、せいぜい2番から8番くらいまでの曲しか演奏されず、その中でも6番目に当たる《アメリカ》は、圧倒的に数多く演奏されています。アメリカに滞在中に書いた最も有名な三曲中の一曲です。1893年の夏、ドヴォルザークの故郷であるボヘミアからの移民の集まっていた...

アナログレコードの文化を守る OYAG SOUND ― 商品価格改定のお知らせ

商品価格改定のお知らせ  平素よりオヤッグサウンド製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 昨今の原材料費、包装資材費などの継続的な高騰を受け、企業努力によるコスト吸収に努めてまいりましたが、現状の価格維持が困難な状況となっております。 つきましては、誠に心苦しい限りではございますが、 2025年4月21日より 、全商品の価格を改定させていただくこととなりました。 皆さまにはご負担をおかけいたしますが、今後もより良い製品をお届けできるよう努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 今後ともオヤッグサウンドをよろしくお願いいたします。 2025年3月1日 オヤッグサウンド 代表 南野 勝 OYAG SOUND 価格改定表 LP用 価格は 税込み価格 品名 現行価格 新価格 OYAG33-200cc 990 1,210 OYAG33-500cc 2,090 2,310 OYAG33-1000cc 3,190 3,410 OYAG33-2000cc 5,060 5,280 OYAG33-4000cc 8,030 8,250 OYAG SOUND 価格改定表 SP用 価格は 税込み価格 品名 現行価格 新価格 OYAG78-200cc 990 1,210 OYAG78-500cc 2,090 2,310 OYAG78-1000cc 3,190 3,410 OYAG78-2000cc 5,060 5,280 OYAG78-4000cc 8,030 8,250 OYAG SOUND 価格改定表 LP,SP用 価格は 税込み価格 品名 現行価格 新価格 OYAGクロス 770 880 4月21日より新価格でお願いします。 http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/Oyagsound-listening-room_pQN.jpg July 28, 2025 at 09:03AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名...

超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

【 SACDはアマゾンから購入できます 】 不滅のリビング・ステレオSACDハイブリッド・シリーズ、ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ、シカゴ交響楽団、フリッツ・ライナー指揮との共演による1955、57年録音盤。 通販レコードのご案内 オイストラフと双璧を成す名盤であり、歯切れのよさやアグレッシヴなテンションの高さは、オイストラフもかくやと言える出来だ。 《米シェード・ドッグ盤》US RCA LM1903 ハイフェッツ&ライナー ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。  ハイフェッツとライナー=シカゴ響の火花散る協奏曲。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。ブラームスはハイフェッツにとって2度目の録音にあたる。そして、このブラームスはコントラバスを右側に置く変則的なオーケストラ配置によっているのも特色です。  ステレオ最初期にハイフェッツが残したブラームス。1955年に録音され、ステレオ盤(LSC1903)も存在する高名な一枚。ハイフェッツらしく快速・明快なヴィルトゥオーゾぶりを見せつける名演奏。ライナー&シカゴ響もハイフェッツに合わせてか、重くなりすぎない爽やかな伴奏で見事なアンサンブル。「泣き」のあまり入らない、ブラームスとしては...