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4月, 2025の投稿を表示しています

親しみ易さと気取りのなさには達者なヴィオラがいないとつまらない《アメリカ》カルテット〜クラシック名曲ガイド、これを聞け

稀代のメロディー・メーカー ドヴォルザーク〜100人の大作曲家たち[46] Antonín Leopold Dvořák あいつが屑籠に捨てたメロディーだけで交響曲を一曲書ける ― ブラームス (1841.9.8 〜 1904.5.1、チェコ)  肉屋と宿屋を兼ねた家に長男として生まれた。首都プラハの音楽学校を卒業後、歌劇場でヴィオラを弾いていたが先輩の作曲家スメタナに見出され作曲を始めるようになった。やがてその作品がブラームスに認められて名声が上がり、1891年プラハ音楽院の作曲家教授に就任。翌年、ニューヨークの国民音楽院に校長として招聘された。3年間のアメリカ滞在中、ニグロの民族音楽とボヘミアの郷土音楽との融合をはかって傑作、交響曲《新世界より》を書いた。 彼はスメタナの遺産を受け継ぎ、この国の国民音楽を世界的にしたがドイツ音楽、ことにブラームスの影響を受け大規模な絶対音楽を多く書いた。器楽の面で名作が多く「交響曲第8番」,「チェロ協奏曲」,「スラブ舞曲」、弦楽四重奏曲「アメリカ」,それに「ユーモレスク」などが有名である。 弦楽四重奏曲 第6番 ヘ長調 作品96《アメリカ》  ドヴォルザークは、1892年(51歳)に渡米し、約2年間、ニューヨーク国民音楽院の初代校長としての責務を果たした。そしてその間に、「交響曲 第9番《新世界より》」、「チェロ協奏曲」、「弦楽四重奏曲第6番」《アメリカ》といった名作を相次いで生んだのだった。  ドヴォルザークの作曲した弦楽四重奏曲は、作品番号のないものまで含めると全部で13曲もあるが、その中では、この「第6番」《アメリカ》が抜きん出て優れている。わずか15日という短期間に作曲されたこの曲は、黒人霊歌を思わせるような旋律が使われているので、昔は《ニガー》(二グロの蔑称)と呼ばれていたが、人種問題のやかましい今日では、この名称は使われない。  ドヴォルザークの弦楽四重奏曲はいい曲があるのですが、不思議なことにあまり演奏されません。全部で13曲のうち、せいぜい2番から8番くらいまでの曲しか演奏されず、その中でも6番目に当たる《アメリカ》は、圧倒的に数多く演奏されています。アメリカに滞在中に書いた最も有名な三曲中の一曲です。1893年の夏、ドヴォルザークの故郷であるボヘミアからの移民の集まっていた秋穂阿州のスピル...

超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲

歯切れの良さが圧巻で、 スリリングな楽興の時を紡ぎ出します。 胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、 なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがない。 個々のパートまではっきり分離するステレオ わずか2本のマイクロフォンで収録された 2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の 定位感が鮮明に捉えられた、録音史に残る名録音! CDはアマゾンで購入できます。 【SACDはアマゾンから購入できます】不滅のリビング・ステレオSACDハイブリッド・シリーズ、ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ、シカゴ交響楽団、フリッツ・ライナー指揮との共演による1955、57年録音盤。  録音:1955年2月21,22日、シカゴ・オーケストラ・ホール【2トラック録音】 通販レコードのご案内 オイストラフと双璧を成す名盤であり、歯切れのよさやアグレッシヴなテンションの高さは、オイストラフもかくやと言える出来だ。 《米シェード・ドッグ盤》US RCA LM1903 ハイフェッツ&ライナー ブラームス・ヴァイオリン協奏曲  ハイフェッツの演奏の特異性については、完璧・精巧無比・人間の限界を極めた、など様々取り沙汰されているが情熱と厳格さが混淆していることを説明する最もよい例が、このライナー/シカゴ響をバックにしたハイフェッツが奏でるブラームスのヴァイオリン協奏曲。ピッチを正確に鳴らしているだけで、ぶっきら棒に聴こえてしまうのも致し方無い。しかし、一見速いだけの演奏から、細やかなニュアンスの妙が聴ける。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがなく、ハイフェッツが単なる技巧一辺倒では決してないことが分かるだろう。  ハイフェッツとライナー=シカゴ響の火花散る協奏曲。ハイフェッツとライナーはお互いに深い尊敬の念を抱いていたが、協奏曲の録音はブラームスとチャイコフスキーの2曲しか残されていません。ドイツ的な重厚さとは無縁のブラームス、アウアー門下としての本領が十二分に発揮されたチャイコフスキーと、いずれもハイフェッツにしか成し得ない個性的なヴィルトゥオジティを満喫でき、ライナー率いるシカゴ響の見事なアンサンブルが切れ味鋭いハイフェッツのソロを一層際立たせています。ブラ...

【歴史的音盤】反復を敢行した最初の録音◉メンゲルベルク指揮ニューヨーク・フィル◯ベートーヴェン・交響曲3番《英雄》

通販レコードのご案内 盤を裏返したらまた同じ音楽が流れてきた! プレスのミスか? いやいや、『英雄』の第1楽章提示部の反復を敢行した最初の録音。 【SP盤】GB HMV D.B.1599 WILLEM MENGELBERG Beethoven SYMPHONY No.3 IN E FLAT MAJOR, Op.55 ("EROICA")  収録曲は、ベートーヴェン作曲の交響曲第3番《英雄》。1930年録音。D.B.1599, D.B.1600, D.B.1601, D.B.1602, D.B.1603,D.B.1604, D.B.1605 7枚が揃っています。   メンゲルベルクを聴くなら後年のアムステルダム・コンセルトヘボウとのもの、一般的にはそう思われている。しかしながら、このニューヨーク時代も十分に個性的であり、完成度の高いものだということがわかる。音質に関しても、強いハム音が混入したりして、ばらつきのあるテレフンケン盤に比べれば、この英 H.M.V.の録音の方がずっと安定している。  ウィレム・メンゲルベルクは19世紀末から20世紀半ばにかけて活躍したオランダの大指揮者であり、トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラーを含むいわゆる「四大巨匠」の一人である。彼は必要とあらば楽譜上の指示を自己流に変更し、お馴染みの作品から瞠目すべきニュアンスを引き出して音楽的効果を上げる達人だった。そのロマン主義的なスタイルと、細部の表現に徹底してこだわる奏者泣かせの名人芸は、多くの音楽ファンを魅了し、一時代を築いた。  ウィレム・メンゲルベルクは1871年3月28日にオランダのユトレヒトに生まれ、オランダとドイツで音楽教育を受け、1891年にルツェルン市立管弦楽団の指揮者に就任。1895年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の指揮者に就任してからは、50年間の長きにわたってこのオーケストラを一流の演奏集団に育て上げた。1920年代にはニューヨーク・フィルの指揮台にも立ち、絶大な影響力を及ぼしたが、最終的にはアルトゥーロ・トスカニーニとの権力闘争に敗れ、ポストを明け渡している。戦後は不遇で、戦時中ナチスの招待を受けてドイツやフランスで指揮したため糾弾され、指揮活動を禁じられた。その後スイスに移住し、1951年3月22日に亡くなった。 ...

歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合 ムーティ ブルスカンティーニ フレーニ ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」

抱腹絶倒のギャグ・オペラが歴史を超えて現代に顕現! CDはアマゾンで購入できます。 声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、 ベルカント・オペラだ。 その中でも 抱腹絶倒のギャグ・オペラ が「ドン・パスクワーレ」。 オペラで腹を抱えて笑いたい人は、 ぜひとも楽しんでほしい! デジタル録音の恩恵 で、 キングズウェイ・ホールの美しい響きが、 空気感までも正確に再現されます。 ドン・パスクアーレの茶番に鋭いウィットと穏やかな感情をもたらした名演。 《仏ニュー・ニッパー盤》FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」  新型コロナウイルス感染拡大防止でウィーン・フィルも演奏会の実行に頭を悩ましていました。バイロイト音楽祭は、2020年の開催を中止すると決定。2021年のウィーンから新年を祝う、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、史上初めて、無観客でのコンサートとなりました。指揮台に立ったのはリッカルド・ムーティ。  ウィーンでは、1973年に「アイーダ」を指揮して以来、国立歌劇場の演奏を担当しているウィーン・フィルと良好な関係を維持しています。国立歌劇場総支配人マイヤーも、2008年の「コシ・ファン・トゥッテ」後、疎遠になっているムーティに対して、諸手を挙げて歓迎すると語っています。  長年ウィーン・フィルがホスト役を担っている夏のザルツブルク音楽祭に、カラヤンの招きに応じて、1971年に「ドン・パスクワーレ」でデビューして以来、親密な関係を築いています。  2014年9月にローマ歌劇場の終身名誉指揮者を辞任した後、一説にはイタリア大統領に?などというスケールの大きな噂も流れ、何かと話題を提供しているムーティですが、イタリアでは、自らが創始したルイジ・ケルビーニ・ジョバニーレ管弦楽団での後進の育成に専念し、イタリア歌劇場のいかなるポストにも就かないと断言しました。すでにフィレンツェで12年間、ミラノで19年間、歌劇場で重要なポストに就いていたことを考えると、〝帝王〟とファンが呼び崇めるのも納得がいきます。 オペラで腹を抱えて笑いたい人は、ぜひとも楽しんでほしい。  声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、ベルカント・オペラだ。ベルカント・オペラとい...

熊本の輸入盤専門店、長谷裕二さんに委託している通販レコードは11月2、3、4日に案内します。

 長谷裕二さんに販売を委託しているレコードを通販サイトで紹介しています。レコード盤のコンディションを判断していただいて値付けをお願いし、書いてもらった紹介文を、月5枚〜10枚の新規の追加、月30枚を上限にブログで案内しています。  10月のご案内は5、6、7日に更新します。 委託販売中のレコードの紹介です。 その期間は、「他の投稿を挟まないでくれ」との長谷裕二さんとの約束のもと、わたしの方からの新しいレコードの紹介や、ブログ発信は、こちらで更新しています。 CLASSICAL NOTES - 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 analog.blog.jp - 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード spconcert.otemo-yan.net - 蓄音器でレコードを楽しむコンサート ※なお、2022年6月13日案内予定の「 ★チャイコフスキー;白鳥の湖;カラヤン 」(2022/01/21 11:53:31投稿)は当案内と差し替えとして2024年2月14日以降の紹介に延期しました。また、長谷裕二さんのショップサイト商品紹介は、その原稿通りに2023年10月18日案内予定の「 エネルギー感充分★バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル アイヴス:交響曲 No.2 」まで投稿が完了(この投稿を更新した2021年10月3日現在)しています。2021年10月は、10月1日から10月11日までは、サイトの管理を休業します。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/nagatanimusicblog.jpg April 03, 2025 at 07:00AM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1188341.html via Amadeusclassics

熊本の輸入盤専門店、長谷裕二さんに委託している通販レコードは11月2、3、4日に案内します。

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器楽合奏の楽しみ*協奏曲仕立てでフルートを際立たせた ミュンヒンガー シュトゥットガルト室内管 バッハ・管弦楽組曲

J.S. Bach, Karl Münchinger, Stuttgart Chamber Orchestra ‎– Suite No.2 In B Minor ‎– FR DECCA LX3043 ヴィンテージレコードの楽しみ ミュンヒンガーのバッハも現代においては『色あせて』聞こえる  バロック時代の「組曲」とは、ヨーロッパ各地に起源を持つ舞曲を組み合わせた器楽合奏曲の1ジャンル。その中でも現在最も親しまれているのが大バッハの管弦楽組曲。ミュンヒンガーの指揮で、独奏フルートが華やかに活躍する第2番。ゆったり目のテンポで、身をゆだねていると落ち着いた気持ちにさせる演奏です。  ミュンヒンガーは第1ヴァイオリンとフルートを重ねて書いてある部分を、協奏曲仕立てでフルートを際立たせたり合奏で盛り上げたりと工夫しているようで、器楽合奏の楽しみ、躍動美、そんな雰囲気をミュンヒンガーの演奏からは感じます。  何度目かのバロック音楽ブームも古楽器への関心が日常化してきて古楽器を使ってのバッハ演奏も、自由闊達で屈託なく解釈抜きで楽しめるようになった。モダン楽器を使ってのピリオド奏法も珍しくなくなってきて、古楽器の扱いでも演奏家も録音エンジニアもノウハウが随分と整ってきたようだ。  前回の東京オリンピックが開催された昭和30年代半ば、ステレオのレコード再生の追い風になったムーブメントがヴィヴァルディとバッハのバロック音楽のレコードでした。バッハの音楽では、フルートが華やかに活躍する第2番と《G線上のアリア》として有名な〈エアー〉を含む第3番の2曲は随分と好まれました。まだ当時は古楽の演奏が一般的でなく、リヒターやレーデル、パイヤールなどがよく聴かれていた頃。バロック音楽というと王侯貴族の生活空間を音楽が飾った時代の演奏スタイルだと説明されて、華麗で上品な音楽を思わせました。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 《仏オレンジ・レーベル金文字 10inch盤》FR DECCA LX3043 ミュンヒンガー バッハ・管弦楽組曲 オーケストラ シュトゥットガルト室内管弦楽団 指揮者 カール・ミュンヒンガー 作曲家 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ レーベル DECCA レコード番号 LX3043 録音種別 MONO 製...

千変万化*バックハウス、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」

ヴィンテージレコードのご案内 ベートーヴェンを弾く上でピアニストにとって意識せざるを得ない録音。ベートーヴェンを聴く者にとっても最初に選ぶべきレコード。 《最初期FFSS 180㌘重量フラット盤》JP LONDON SLC1232 バックハウス イッセルシュテット ウィーン・フィル ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番・皇帝 BEETHOVEN EMPEROR  鍵盤の獅子王と異名をとる日本でとりわけ人気の高いピアニスト。バックハウスのピアノですが、言い尽くされている通り特徴が無いのが特徴といえるでしょうか。要は、テクニックをひけらかすわけでもなく、その澄んだ音色ともあいまって、ひどくシンプルなのです。  でも、繰り返し聞いていると、何か、そのピアノが、まるで、 融通無碍 ( ゆうずうむげ ) の境地で、自由にブラームスの音符と戯れているように、静かな所は静かに激しいところは激しく聴こえて来るところが、彼の魅力と言えるでしょうか。  このバックハウスを土台からしっかり支えているのが、壮年期で充実しかけたシュミット=イッセルシュテット。テンポも速く、劇的な演出はどこにもないが、曲が進むに連れて熱気を帯びてくる。シュミット=イッセルシュテットの解釈であろうが、ウィーンフィルの奏者達のバックハウスへの献身こそが活気を呼び起こしているのかも。  オーケストラは、アコースティックな響きを伴って迫ってくる。音圧が高く、音に密度と力がある。高域の空間と伸びは適度。低域は空間が広く、密度のある音。チェロをはじめとする弦楽器も温かい音色で、高低の分離も良い。お互いに晩年に差し掛かり 枯れた境地 が伝わって参ります。  バックハウス晩年のステレオ録音による比類なく美しい名演です。この巨匠にとって最後のベートーヴェン協奏曲全集になるであろうことを指揮者もオーケストラも噛みしめて、最高のサポートをしています。高名な老巨匠であるから、数えきれない回数演奏を重ねてきたはずですが5曲の協奏曲の個性が活き活きとしている。もちろん「皇帝」が、その名の通りの出来で、山ほどあるレコードの中でも最高峰のうちの一つ。  1959年ステレオ録音。バックハウスならではの悠然たるピアノ、彼が愛して止まなかったウィーン・フィルの典雅な響き、シュミット=イッセルシュテットの堅固な造形、これらが三位一体と...

モダン楽器のよさを満喫◉ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管 バッハ・ブランデンブルク協奏曲 第3、5番

ドイツの伝統を踏まえたバロック音楽の演奏としては無視できない内容だ。 GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番 ブランデンブルク協奏曲第5番は第1楽章のフルートに柔らかく暖かい弦がらみながらのゆったりとした流れに、この曲の良さを実感します。  第2楽章での、フルートの寂寥感に暖かいヴァイオリンのコントラスト、支えるチェンバロのトリオが味わい深く、そして、第3楽章の非常に明快なフーガが展開されていく様子は聴いていて実に心地よいです。  ミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は、しっかりとした音の輪郭、そして弦楽器のつやのある音色。それに手ごたえのある音のアンサンブルが、何よりも心地よく響いてくる。 このミュンヒンガーの演奏はバロック音楽が大人気になるきっかっけを作ったとして有名、非常にリズムがしっかりしており、骨太でな音楽です。たっぷりの安定感で、ひたすらしっかりとしています。まるで、ずっしりとした大木がぐいっとパワフルに生えているような、ゆるぎのない素晴らしい演奏となっています。 また、弦楽パートを中心とした楽器の音色は、かなり明るめで、加えて、この演奏にはそれほどの深刻さがありません。つまり、音楽を聴いて何かを深く考えてしまうということとは無縁の演奏のタイプです。 言い換えればミュンヒンガーの《ブランデンブルク協奏曲》は非常にかっちりとしたスキの無い、安定感に満ちた演奏。そして、それほど心に響くようなものではなく、それでいて各楽器は極めて美しく鳴り響いていて素晴らしい。  素晴らしく美しく響いている。これが物足りないようなときもありますが、それでもいつの間にかバッハの世界に浸りこむことには抵抗の出来ない魅力の力でしょう。 (1) record date:1958年10月 (2) record session:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール (3) p&e:ジェームズ・ウォーカー (4) addition:優秀録音、名盤 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番 22206 商品名 GB DECCA SWL8001 ミュンヒンガー バッハ・ブランデンブルク協奏曲3,5番 レコード番号 SWL8001 作曲家 ヨハン・セバスティアン・...

熊本の輸入盤専門店、長谷裕二さんに委託している通販レコードは10月5、6、7日に案内します。

 長谷裕二さんに販売を委託しているレコードを通販サイトで紹介しています。レコード盤のコンディションを判断していただいて値付けをお願いし、書いてもらった紹介文を、月5枚〜10枚の新規の追加、月30枚を上限にブログで案内しています。  10月のご案内は5、6、7日に更新します。 委託販売中のレコードの紹介です。 その期間は、「他の投稿を挟まないでくれ」との長谷裕二さんとの約束のもと、わたしの方からの新しいレコードの紹介や、ブログ発信は、こちらで更新しています。 CLASSICAL NOTES - 世界の名曲とレコードを最高峰の音で観賞 analog.blog.jp - 100年後でも聴いて楽しいアナログ名盤レコード spconcert.otemo-yan.net - 蓄音器でレコードを楽しむコンサート ※なお、2021年11月17日案内予定の「 ★フルトヴェングラー・コンダクツ・ワーグナー 」(2020/01/01 01:49:48投稿)は当案内と差し替えとして2023年10月20日以降の紹介に、2022年5月10日案内予定の「 SOLDOUT★クレンペラー、メンデルスゾーン、シューマン 」(2021/02/23 23:46:54投稿)は当案内と差し替えとして2024年5月22日以降の紹介に延期しました。また、長谷裕二さんのショップサイト商品紹介は、その原稿通りに2023年10月18日案内予定の「 エネルギー感充分★バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル アイヴス:交響曲 No.2 」まで投稿が完了(この投稿を更新した2021年10月3日現在)しています。2021年10月は、10月1日から10月11日までは、サイトの管理を休業します。 http://img01.otemo-yan.net/usr/a/m/a/amadeusclassics/nagatanimusicblog.jpg April 01, 2025 at 11:00PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1188317.html via Amadeusclassics

♪のびやかな〝うた〟が魅力的 フルニエ&セル&ベルリン・フィル ドヴォルザーク・チェロ協奏曲

ピエール・フルニエが米 CBS に録音する見返りにジョージ・セルがベルリン・フィルを振ることで成立した唯一のセッション。 その演奏スタイルとノーブルな容姿から〝貴公子〟と謳われたフランスのチェリスト、フルニエ2度目となるドヴォルザークの代表的な録音。フランスの名チェリストであったフルニエがセルの指揮するベルリン・フィルハーモニーをバックに、1960年代初頭に録音した名盤の誉れ高いドヴォルザークのチェロ協奏曲。この協奏曲に内在する郷愁や憧憬を雄大なスケールで、しかも詩情豊かに表現した名演です。 ヴィンテージレコードの紹介 《RESONANCE》 DE DGG 2535 106 フルニエ&セル ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ヴィンテージLPの人気盤となるとカザルス、ジャクリーヌ・デュ・プレ、ロストロポーヴィチを指折れるドヴォルザークのチェロ協奏曲。独奏のチェロとオーケストラとががっぷり四つに組んでぶつかり合う感じではなく、オーケストラとチェロとが室内楽みたいに掛け合いながら、のびのびと旋律を奏で、歌い上げていく雰囲気がフルニエ盤の魅力。フルニエのチェロのカンタービレな歌いぶりもいいし、ベルリン・フィルの管楽器群、殊にフルートやクラリネット、オーボエといった木管楽器の演奏が聴きどころ。歌わせるところではゆったりとメロディーを歌わせ、締めるべきところではぴしっと締めてアンサンブルを整えるマエストロ・セルの熟練の棒さばきの見事さ。これは、セルの下、フルニエとベルリン・フィルがドヴォルザークの歌をのびやかに歌い上げてゆく、そこに一番の趣と味わいがある演奏です。 1962年6月ベルリン録音。録音は、ベルリン郊外のダーレム地区にあるイエス・キリスト教会で行なわれました。1950年代初頭から1972年までベルリン・フィルの録音がほぼ独占的に行なわれていたこの教会は、深みのある豊かな響きが特徴ですが、アナログ時代のドイツグラモフォンの名エンジニア、ギュンター・ヘルマンスは、その中でチェロ独奏を美しく明晰に際立たせつつ、その背後に大きく広がるオーケストラのソノリティを余すところなく録音に収めています。 レコードのカバー、レーベル写真 これは1975年に再販プレスされたもの。 土臭さ満載のこの協奏曲から、これほどまでに温かくノーブルで、...

今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲

通販レコードのご案内 名手シェリングがステレオ初期に RCA に録音した若き日の名演。スペイン情緒はそんなにないにしても艶やかな音で楽しませてくれる。 《RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤》IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲  シェリングの音色は、とてもみずみずしく、のびのびしていて極めて美しい。美音の持ち主は往々にして自らの音の美しさに浸りきった演奏をしがちであるが、シェリングの演奏は調和が取れていて純粋・明瞭かつ客観的であり、耽美的な要素はない。この録音から聞き取ることができるのは、シェリングの技巧の完璧さと音のニュアンスの幅広さ、そして音楽の美しさである。  シェリングを退屈なヴァイオリニストという意見が一部にありますが、いえいえそういうことはありません。ここで聴かせるシェリングは充分に情熱的で情緒にも何の不足もありません。そのヴァイオリンの音は艶やかに歌い上げますが一切不足にならないところが流石です。  シェリングの演奏が厳しいとか精神性が高いと評されることがあるのは、音の美しさに浸りきった演奏をしないことに由来するのだと思う。和音の処理が見事なことである。随所に出てくる和音を、まるでオルガンで演奏しているかのように演奏することは生易しいことではないはずだ。また、シェリング特有の上から下に弾く和音によってリズムが躍動するのも好きだ。次に、音のニュアンスが幅広い点も気に入っている。シェリングの演奏上歴史に名を残す独 DGG に入れたバッハの無伴奏全曲聴けば、全て納得頂けると思います。本盤は、そのバッハをラロに移し変えたような快演。  録音、演奏共に極めて優秀と断言できます。 通販レコード詳細・コンディション、価格 プロダクト 品番 7154 商品名 IT RCA KV119 シェリング ラロ・スペイン交響曲 レコード番号 KV119 作曲家 エドゥアール・ラロ 演奏者 ヘンリク・シェリング オーケストラ シカゴ交響楽団 指揮者 ワルター・ヘンデル 録音種別 MONO コンディション ジャケット状態 EX レコード状態 M- 製盤国 IT(イタリア)盤 優秀録音、名盤。 清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようと...

歴史的解釈と現代的解釈を見事に融合 ムーティ ブルスカンティーニ フレーニ ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」

抱腹絶倒のギャグ・オペラが歴史を超えて現代に顕現! CDはアマゾンで購入できます。 声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、 ベルカント・オペラだ。 その中でも 抱腹絶倒のギャグ・オペラ が「ドン・パスクワーレ」。 オペラで腹を抱えて笑いたい人は、 ぜひとも楽しんでほしい! デジタル録音の恩恵 で、 キングズウェイ・ホールの美しい響きが、 空気感までも正確に再現されます。 通販レコードのご案内 ドン・パスクアーレの茶番に鋭いウィットと穏やかな感情をもたらした名演。 《仏ニュー・ニッパー盤》FR VSM 1434363 ムーティ ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」  新型コロナウイルス感染拡大防止でウィーン・フィルも演奏会の実行に頭を悩ましていました。バイロイト音楽祭は、2020年の開催を中止すると決定。2021年のウィーンから新年を祝う、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートは、史上初めて、無観客でのコンサートとなりました。指揮台に立ったのはリッカルド・ムーティ。  ウィーンでは、1973年に「アイーダ」を指揮して以来、国立歌劇場の演奏を担当しているウィーン・フィルと良好な関係を維持しています。国立歌劇場総支配人マイヤーも、2008年の「コシ・ファン・トゥッテ」後、疎遠になっているムーティに対して、諸手を挙げて歓迎すると語っています。  長年ウィーン・フィルがホスト役を担っている夏のザルツブルク音楽祭に、カラヤンの招きに応じて、1971年に「ドン・パスクワーレ」でデビューして以来、親密な関係を築いています。  2014年9月にローマ歌劇場の終身名誉指揮者を辞任した後、一説にはイタリア大統領に?などというスケールの大きな噂も流れ、何かと話題を提供しているムーティですが、イタリアでは、自らが創始したルイジ・ケルビーニ・ジョバニーレ管弦楽団での後進の育成に専念し、イタリア歌劇場のいかなるポストにも就かないと断言しました。すでにフィレンツェで12年間、ミラノで19年間、歌劇場で重要なポストに就いていたことを考えると、〝帝王〟とファンが呼び崇めるのも納得がいきます。 オペラで腹を抱えて笑いたい人は、ぜひとも楽しんでほしい。  声楽というもののテクニックの世界のひとつの頂点が、ベルカント・オペラだ。ベル...

20代〜40代女性のためのウィンターソング ミレニアムの歌姫たちプレイリスト

Winter Songs for 20 ages to 40 ages from Millenium Divas http://img01.ti-da.net/usr/a/m/a/amadeusrecord/WintersSongssfors20sagesstos40sagessfromsMilleniumsDivas.jpg March 31, 2025 at 11:33PM from アナログレコードの魅力✪昭和の名盤レコードコンサートでご体験ください http://amadeusclassics.otemo-yan.net/e1195274.html via Amadeusclassics